迅雷上等♡─無欠版─

須藤慎弥

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⑱リア充への道!?

─雷─⑤※

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 迅の視線に犯された気分だった。

 自分の心臓の音が爆音で聞こえた。

 俺だって男だ。

 そんな真っ直ぐな目で〝繋がりてぇ〟と言われちゃ、いつまでもビビってるわけにいかねぇよな……!

 今ので心もお尻もキュンキュンしたぜ!


「やる……ッ! 俺やるよ、迅……! 早くエッチしてぇもんな! これ突っ込めば俺たちエッチ出来るようになるんだろッ?」
「慣らすって意味では、……かもな」
「や、やるよ……ッ! でもあんま、見るな……! 恥ずい、からさ……あッ♡」


 俺はめちゃめちゃ意気込んだ。盛大に照れながら、ジッと見つめてくる迅をもう一回抱きしめ返そうとした。

 ところが迅さんってば、掴んだ俺の手首をそのまま目的の場所へ導いてくれちまった。

 そうと決まればとっとと挿れろよ、くらいの性急さ。

 そんな強引なとこも嫌いじゃねぇけど、片手でご丁寧にコンドームを装着し、ローションをたぷたぷ垂らして「さ、どうぞ」じゃねぇよ。

 ぴとっと穴に触れたソレは、温かい迅の指とは温度感が全然違う。しかも当たり前だけど指より固い。

 丸っこい先端は優しげなくせに、太さは指とは比べもんになんねぇ。

 ……これをどうしろって?

 自分の指すら入れらんねぇチキンが、こんなアダルティーなもんをためらい無く入れられると思うか……?


「……ん、そのままゆっくり入れろ。俺が支えといてやるから」
「ふ、うッ……! ンン……ッッ♡」


 ぐぷんっ、と固いモノの侵入を感じた。指より明らかに太いソレなのに、レッスンの成果かまったく痛くねぇ。

 それよりも異物感っての……?

 初めて迅の指を入れた時みたいに、ついお尻が逃げちまう。


「痛いか?」
「ん、んにゃ……ッ、いたく、ねぇよ……ふぁ……ッ♡」


 そうか、と頷いた迅は、そのデッカい手のひらで俺の手ごとプラグを少しずつ中へ押し込んだ。

 ど、どう、しよ……ッ? これはもう、俺の手を使って迅が入れてるようなもんだ……!

 短えくせに太いせいで、コイツってば物凄い存在感……!


「迅……ッ、お、おれ、どうしようッ?」
「入ってくの分かる?」
「うん、……ッ、わか、る……! 入ってきて、る……! 迅、……! なぁ迅、どうしよ……ッ」


 さっきまで迅がトロットロにしてくれてた中を、今度は別のヤツがグイグイ押しひらいてくる。

 腰から背中にかけて、ぶわっと何かが突き抜けた。

 迅からベスポジを押された時みたいなビリビリじゃなく。

 射精を促されて迫ってくるような快感でもなく。

 ヌチヌチ……って、人生で一回も聞いたことない音と一緒に、新しい扉を開こうとしてるちょっとした期待感が俺を襲った。

 カエルみてぇに両足広げて、彼ピッピからアダルティーなオモチャ突っ込まれてヒンヒン小さく喘いでる俺って超エロい。

 オトナの階段、また一つのぼったって感じ。


「何、何が「どうしよう」なんだよ」


 うん、だよな。俺もよく分かんねぇ。

 ……なんだろ。

 ゆっくりゆっくり入ってくるピンクエロプラグさんは、思ってたよりも呆気ない。迅のレッスンは完璧で、マジで痛くも怖くも無かった。

 お漏らしした俺のチン○が元気に天井向いてるのが、カエルの格好してるから嫌でも目に入る。

 ……気持ちいい。

 指じゃ物足んねぇなんて思ったことなかったけど、迅の指見てお尻がムズッとするくらい調教された俺には、知っちゃいけなかったレベルの圧迫感だ。

 この太さがイイのか、ウネウネした形が中をぐんぐん進んで犯されてる感じがイイのか、……分かんねぇ。

 そんなのどうでもいーや……。


「ずいぶん気持ち良さそうじゃん」
「あッ、なんか細くなった……ッ? あぁッ♡ マジどうしよ……ッ、あ……っ♡」
「さっきから何なんだよ、どうしようって」


 ぐにゅん、ぐにゅん、と狭い中を広げながら侵入してくるソレはちっとも温かくは無えけど、迅と繋がるための練習にはピッタリかもって、ちょっとだけ思った。

 だからやたらとコイツを入れさせたかったんだなって、迅の考えも分かった気がする。

 これ……あれだ。

 処女奪われてるみたいなんだ。

 一回経験しとけばあとは怖くない……そういう事だろ?


「だ、だってコレ、迅じゃない人の、挿れてるみてぇだ……ッ! あぁッ♡」
「……は?」
「でも、ここには迅しか、いねぇよなッ? でも、迅は迅様、挿れてねぇし……ッ? あっ♡ ちょっ、なんなのマジで……ッ♡」
「…………は?」
「あッ♡ んッ♡ ……ヤバッ、コイツ……! ガチで、気持ちい、かも……ッ♡」


 入ってくるプラグさんに、俺は全神経を集中させて身を委ねていた。

 握ってくる迅の手のひらが熱くて、少し汗ばんでる気もして、それがまたエロいな、なんて考えてたらもっと興奮してきて、右手で口を押さえてねぇとマジで大声で喘いでた。

 迅があれだけ熱望してたんだ。

 コイツを入れれば迅とエッチ出来るんだろ、がんばるしかねぇじゃん。

 プラグさんよりはるかに長い迅様を受け入れるのはかなり怖いけど、入ってくる感覚を知って、それがめちゃめちゃ気持ちいいって判明したんなら迅の思惑通りってことだよな?

 俺をビビらせねぇように、処女はプラグさんに譲るとか……俺の彼ピッピはなんて男気溢れた優しいイケメンなんだ……!


「……おいっ」
「ん、ッ?」


 迅のキレボイスに、パチッと目を見開く。

 いけね……俺ちょっと飛びかけてた。

 みっちりハマったプラグさんが、俺の穴に栓をしてるみたい。腹に力を入れると、固いだけじゃなかったプラグさんをイイ感じに締め上げて、中がキュンッと疼いた。




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