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⑱リア充への道!?
─雷─⑥
しおりを挟むふにゃ……と目線を動かした先で、エロオーラムンムンな迅と目が合う。
あぁ……俺の彼ピッピ、マジでイケメンだなぁ。
迅に犯されてんのか、プラグさんに犯されてんのか、もう俺にはワケが分かんなくなった。ホワイトチョコがドロドロに溶けちまった頭ン中が、ゴチャゴチャだ。
たかがオモチャでこんだけ気持ちよくなれるなんて、迅の迅様を挿れた日には俺……どうなっちまうんだろ。
これはたしかに、レッスンより何段階も上のステップだったわ。
ショッキングピンクプラグさん、ポイ捨てするとか言ってごめんな。俺の処女奪ってくれてマジでありがとう。
迅様を受け入れる心と体の準備、ちゃんと出来た気がするよ。
だって……穴に栓されただけで今こんなにも満たされてる。イくどころかチン○を一擦りもされてねぇのに、下半身のビクビク止まんねぇの。
なぁ迅……あと何回プラグさんとヤれば、俺は迅様を迎え入れられるかな……?
「お前……俺以外のヤツとヤってる気になってねぇ?」
「ん、……?」
あ、あれ……? 迅、なんかキレてる?
そういえば、よく見ると目つきが違う。
甘々なキスを何回も仕掛けて、「雷にゃん好きだよ」って言いまくってた時と……表情も違う。
「なんだ、俺じゃねぇ人の挿れてるみたい、って。迅様激おこなんだけど」
「ヘッ? な、なんで激おこッ? あンッ♡」
「バカ、腹に力入れんなって言っただろ」
「で、ですよね……! まったく、プラグさんったら♡」
「……は? なんでコレを擬人化してんの」
「いやぁ、迅がしつこくプラグさんを突っ込みたがってた理由が分かったんだよ。俺に挿入体験させときたかったんだろ? 迅のレッスンのおかげだろうな、俺めっちゃ気持ちいいって思えたぞっ♡」
「は? いや、……は? ウソだろ、マジかよ……。普通そういう風に脳内変換するか……?」
「えッ? あッ、ちょっ? あぁぁ……ッ!!」
眉間にくっきり縦ジワ乗せた迅は、ボヤいた直後いきなりプラグさんを引き抜いた。プラグさんの形に合わせて、ズルッ、ヌプッと俺の中が擦られてうごめく。
どちらかというと抜かれる時の感覚の方が俺には刺激的で、思わず背中がのけ反ってしまった。
くぽんっと引き抜いたソレを、迅はティッシュで何枚もくるんでベッドの下にポイする。
「ひ、ひどい……ッ! なんでポイしちまうんだ!」
「雷にゃんが平然と浮気すっからだろ」
「はぁ~ッ!? 浮気!? お前が俺の処女奪うヤツを連れて来たんだろ!?」
「アレに処女奪われた気になってたのか!?」
「もち!」
「「もち!」じゃねぇよ!」
「や、ッ♡ ンンーッ♡ んむぅッ♡」
元気よく頷いたらめちゃめちゃキレられた。そんでねちっこいベロチューをねっとり仕掛けられた。
キレ顔の迅もしゅてき……♡ なんて惚けて背中に腕を回すと、ベロを思いっ切り吸われて持ってかれるかと思った。
息が出来ねぇ。腹に迅が乗っかってるからもっと苦しい。
怒りに任せて俺のベロを食べようとしてんのは分かったけど、迅のキレポイントは不明なままだ。
「てめぇ……単細胞もいい加減にしろ!」
「ンッ……え、ちょッ……!? 待っ……! もしや迅様、挿れるのか……ッ!?」
「……チッ」
なんでここで舌打ちー!?
俺また何か迅の逆鱗に触れるようなことしたのかッ?
分かんねぇよ……迅がプラグさんを寄越したんだろ?
ウキウキだったじゃん。早くぶっ挿してみようぜってニヤついてたじゃん。
他でもない俺のために、本番のエッチに備えようとしてくれたんじゃねぇのッ?
「ちょっ、迅……! なんでキレんだよッ? 俺は嬉しかったのに!」
「〝プラグさん〟に犯されて、か?」
「違えよ!」
分かった。分かったぞ。
俺の処女を奪ったプラグさんに、迅はヤキモチ焼いちゃってんのな?
ノリノリだったくせに、いざ俺にぶっ挿したら拗ねるって意味分かんねぇよ。
これだから末っ子は……ッ!
「ったく……しょうがねぇな、拗ね迅めッ」
「誰が拗ね迅だ」
「うるせぇ、聞け! あのな、俺……迅様に挿れられたら、もっと気持ちいーだろうなってドキワク膨らんだよ。プラグさんは所詮オモチャ部門じゃん。迅の迅様は俺の大事な彼ピッピの迅様で、その迅様に挿れられるの……俺めちゃめちゃ期待しちまった。迅の迅様が激おこで雷放出の危険があんなら、いっそ今日挿れても……いいよ? 俺もう、怖くねぇよ?」
「…………」
言ってるそばからドキドキした。
〝早く繋がりてぇ〟と言ってた迅にこんな誘うような真似したら、「じゃ遠慮なく……」とか言って迅様が暴れちゃうかもしんねぇじゃん。
でも俺は、それでもいい。
プラグさんは単なるオモチャ。練習台。
まだちょっと直視出来ねぇくらい立派なイチモツの迅様と繋がるために、必要なことだって言うからがんばったんだぞ。
俺がマジで欲しいのは、迅の迅様だ。
そんな拗ねたツラして俺を見ても、カッコイイだけだし。見つめられて軽率にキュンキュンしちまう俺は、心もお尻も準備万端だし。
「はぁ……究極にバカなフォローだな。見事に意味不明」
「なッ……!?」
「でもそれでこそ雷にゃんだ。アイツは金輪際お役御免だけど、今日は迅様挿れねぇよ。雷放出の危険はありません」
「え……?」
い、挿れねぇよって……そんなぁ……!
頭ン中の雷にゃんカレンダーには、今日が俺たちの初エッチ記念日だってついさっき登録しといたのに!
……ショボン。
迅様が暴れたら手つけらんねぇかもな♡ ムフッ♡ ……って浮かれちまった俺、超恥ずい。
「そんなガッカリすんなよ。嬉しいけど」
「でも……挿れていいって、俺……」
「ここで迅様挿れたとして、お前は声抑えられんの? アイツであんだけ喘いでたんだ。迅様はもっとすげぇよ?」
「……えッ♡」
「あと、このベッドはモロいし狭すぎる。雷にゃん相手に加減出来る気しねぇから、下手したらベッドの足ぶっ壊すかもしんねぇ」
「…………ッッ!♡」
えぇぇ~~ッッ!?
そ、そそそそんなに激しいのぉぉッッ!?
迅ったらそんな暴れ馬になっちまうのかぁぁッッ!?
ベッドを破壊するくらいッ? てか狭すぎるってどんなアクロバットなエッチすんのッ?
怖えぇ……! でも想像しただけでめちゃめちゃ興奮するぅぅ……!
「……迅……」
うっとり名前を呼ぶと、分かりやすいほど機嫌が良くなった迅が優しくほっぺたを撫でてくれた。
ドキドキキュンキュンしてきた胸を抑えて、オスの顔した迅を見上げる。
たぶんこの時の俺は、完全にメス顔してた。
「今日は静かに大会開催して寝ような。心配しなくても、ケツ穴はたっぷりイジってやる。……俺の指で、な」
「……ッッ! ピィ……♡」
俺の太ももにずーっとあたってる迅様が、ほんとは挿れてぇんだって言ってるみたいにピクッと反応した。
ただしベッドを破壊しちゃマズいから、今日はおあずけ。
俺には挿入の快感を知らねぇから何とも言えねぇが、迅様はかなり我慢強いイチモツだと思う。
その持ち主、迅のイケボはトロ甘だった。
「挿れていいよ」って言葉が、どんだけ迅の理性を壊そうとしたか知りもしないで、俺は甘々彼ピッピの指テクにヒンヒン言わされて呆気なく寝落ちした。
やっぱ俺、迅のこと大しゅきだなぁ♡ ってシアワセに浸りながら、薄いピンク色の夢を見た。
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