101 / 137
第四章
調査開始
しおりを挟む
夜は男連中を三グループに分けて警戒にあたることにした。俺はアベルと共に、明け方の時間帯を警戒することになっている。
特に魔物が現れることもなく時間は過ぎていった。明け方頃には、暇だったので朝食の準備をしながら警戒をしていた。かまどにはグツグツと朝食用の野菜スープが出来上がりつつあった。
「魔物は一匹も現れなかったね」
「そうだな。他の時間帯も現れていないようだ。随分と魔物よけの効果があるみたいだな」
「この魔物よけの魔道具がどこでも売られるようになれば、冒険者たちはもっと楽に旅をすることができるようになるかもね」
確かにアベルの言う通りかも知れない。この魔物よけの魔道具を売り出すのも良いかも知れないが……機密事項が多かったりするんだよな。突然こんなオーパーツのような代物が出回れば、それこそ悪いやつらに目をつけられるかも知れない。
そのせいでみんなが危険な目に遭うのはごめんだからな。これについては慎重に考えなければならない。
冒険者だけでなく、町や村の安全性を高めることもできるだろう。だが、申し訳ないが、今は家族を守る方が大事だ。
そんなことを考えていると、リリアとマリアが起きてきた。どうやら朝食用の野菜スープの匂いにつられたようだ。
「おふぁよ~。お腹すいた~」
眠そうな顔を隠そうともせずに、マリアがアベルに垂れかかった。おうおう、朝から見せつけてくれるじゃねぇかよ。
アベルはアワアワしていたが、それが何だか可愛らしい感じだった。
「何だ、マリアは良く眠れなかったのか?」
チラリとリリアの様子をうかがいながら言った。リリアが俺にも垂れかかって……はこないか。俺の隣に座ると、いつものように髪や髭をモフりだした。そうだよね。そうなるよね。
「しっかり寝ていたわよ。どちらかと言うと、寝過ぎなんじゃないのかしら?」
そうかも知れないな。冒険者はいつ眠れるか分からない職業だ。寝ることができるときにしっかりと寝ることができることも、冒険者を続ける上で必須の能力だからな。
「リリアは良く眠れたか?」
「そうねぇ、ダナイが隣にいなかったから、微妙かしら?」
「何だそれは……」
リリアは俺を抱き枕にする傾向にある。それならば、リリアの安眠のためにも専用の抱き枕でも作ってやるとするか。
そうこうしている間に、他のメンバーたちも起き出してきた。朝食用のパンを用意すると、すぐに朝食を食べ始めた。
「目的地まであと二、三日はかかる。なるべく疲労を溜めないようにして先を急ごう。それにしても、昨晩は運が良かったな。魔物が一回も現れないなど、前回のときはなかったからな」
捜索部隊の隊長が首をひねりながら言った。隣に座っていた他の捜索部隊のメンバーも、それもそうだな、と考え込んでいた。
うーん、これは考えるまでもなく、俺の作った魔物よけが効果を発揮しているのだろう。それはそれで楽できるのでいいが、大騒ぎになるのは困るな。何とかバレずに済むと良いんだけどな。
結局、一度も魔物に遭遇することなく目的地周辺までたどり着くことができた。道中、しきりに首をひねっていた捜索部隊の顔にも、ここまで来ると緊張の様子がうかがえる。
「見えるか? あの大きな岩山の中にエンシェント・エルフのすみかがあるんだ」
確かに良く見ると、木々の間から山のように大きな岩山が見え隠れしている。それでもまだ、それなりの距離がありそうである。
「この辺りはまだ警戒されていないみたいだね」
ベンジャミンもそれなりに狩猟経験があるのだろう。この辺りの気配を察知することができるようである。
「どうだろうか? 警戒できるだけの人数がいないだけかも知れない」
エンシェント・エルフの数は分からないが、それほど多くはないだろうとの隊長の見方だった。
あの質素というよりも、粗末な暮らしでは、大人数を支えることはできないとの判断を示した。
「さてどうするか。外に出てきたエンシェント・エルフをうまく捕まえることができれば、色々と話を聞けそう何だけどな」
「言葉は通じるのか?」
「正直に言わせてもらえると、分からん」
俺の質問に、隊長が苦々しい表情で答えた。
いきなり攻撃してきたのだ。聞く耳を持たなかったのか、それとも言葉が通じなかったのか。それを確認する余裕もなかったのだろう。
「まずは周辺の情報収集だ。どこかこの辺りにキャンプ地を作らないといけないな」
この周辺には岩山はなく、身を隠せるようなところはない。木を切り倒して場所を確保しても、相手からは丸見えだろう。それならば。
「それじゃ、地中に拠点を作りましょうか?」
「そんなことまでできるのかね?」
「多分、大丈夫だと思います」
エンシェント・エルフが住んでいる岩場と、おそらく彼らが利用していると思われる湖。そのどちらからも少し離れている場所に拠点を設置した。
「ダナイ忍法、土遁、地下拠点の術!」
もはや魔法名は適当である。正直なところ、イメージしやすければそれで良いと思っている。
アッサリと完成した地下室に、周りの地面と同じようにカモフラージュした木の扉を設置する。これで見つかる可能性は限りなく低くなるだろう。
驚きを隠せない様子で地下室に入るメンバー。そこにはダイニングルームとそれに続く五つの部屋、風呂とトイレがあった。
「ダナイの魔法、パワーアップしてるわね。魔力は大丈夫なの?」
「大丈夫だ、問題ない」
心配するマリアにそう答えながら、ポンポンと頭をなでてあげた。
うん、本当にマリアは小動物系の癒やし系だな。ほっこりしてきた。事実、ディメンション・ルームに比べたら、大したことはなかった。
やはり無から有を作り出すのは大変な労力がいるようである。
あっけにとられていた他のメンバーも、「ダナイならしょうがないか」といった様子でそれぞれの部屋に荷物を置きに行った。何かもう、そんな風にとらえられているようである。
片付けが終わると、全員がダイニングルームへと集まった。これからの行動を確認するためである。
「まずは付近の調査だ。魔力封じを無効化することができることが望ましいからな」
「そうだな。魔法封じを無力化すれば、向こうも魔法を使ってくるようになるだろう。しかし、こちらが使えないのは非常にまずい。何せあちらは、魔法以外の攻撃手段を持っていることだしな」
それぞれがうなずいた。エルフにとって魔法が使えないのは恐怖以外の何者でもないのだろう。心の支えは必要だ。
「それから、意思疎通が可能なのかも調べなければならない。接触するのが手っ取り早いのだが、それは最後の手段だろうな」
「そうね。水場に張り込んでおきましょう。そうすれば、話し声を聞けるかも知れないわ」
エリザの意見に捜索部隊のメンバーがうなずいた。それならば、エンシェント・エルフの動きを確認できるすべがあった方がいいな。
「エンシェント・エルフは金属製の装飾品を身につけていたりとかしないのか? それがあれば、金属探知機で居場所を特定することができるんだが」
「金属製の装飾品か。あの様子だと難しいだろうな。木彫りの装飾品なら身につけているかも知れないがね」
ダメか。かなり質素な暮らしをしているみたいだしな。金属は貴重なのかも知れない。
「ダナイ、その金属探知機で魔力を探知することはできないの? エンシェント・エルフはみんな魔力を持っているんだから、それを探知できれば居場所が分かるんじゃないの?」
マリアが聞いてきた。なるほど、それは良い考えかも知れない。昔に比べると、俺も魔力が何たるかは分かるようになっている。きっと作れるはずだ。
「そうだな。ちょっと改良してみるとしよう」
「そんなに簡単にできるものなのかい? それなら、ダナイの魔力探知機ができてから本格的に行動を開始しよう。それまでは、周辺の地形の把握と、エンシェント・エルフが展開しているであろう結界の解析だな」
ベンジャミンの言葉に、その場の全員がうなずいた。
特に魔物が現れることもなく時間は過ぎていった。明け方頃には、暇だったので朝食の準備をしながら警戒をしていた。かまどにはグツグツと朝食用の野菜スープが出来上がりつつあった。
「魔物は一匹も現れなかったね」
「そうだな。他の時間帯も現れていないようだ。随分と魔物よけの効果があるみたいだな」
「この魔物よけの魔道具がどこでも売られるようになれば、冒険者たちはもっと楽に旅をすることができるようになるかもね」
確かにアベルの言う通りかも知れない。この魔物よけの魔道具を売り出すのも良いかも知れないが……機密事項が多かったりするんだよな。突然こんなオーパーツのような代物が出回れば、それこそ悪いやつらに目をつけられるかも知れない。
そのせいでみんなが危険な目に遭うのはごめんだからな。これについては慎重に考えなければならない。
冒険者だけでなく、町や村の安全性を高めることもできるだろう。だが、申し訳ないが、今は家族を守る方が大事だ。
そんなことを考えていると、リリアとマリアが起きてきた。どうやら朝食用の野菜スープの匂いにつられたようだ。
「おふぁよ~。お腹すいた~」
眠そうな顔を隠そうともせずに、マリアがアベルに垂れかかった。おうおう、朝から見せつけてくれるじゃねぇかよ。
アベルはアワアワしていたが、それが何だか可愛らしい感じだった。
「何だ、マリアは良く眠れなかったのか?」
チラリとリリアの様子をうかがいながら言った。リリアが俺にも垂れかかって……はこないか。俺の隣に座ると、いつものように髪や髭をモフりだした。そうだよね。そうなるよね。
「しっかり寝ていたわよ。どちらかと言うと、寝過ぎなんじゃないのかしら?」
そうかも知れないな。冒険者はいつ眠れるか分からない職業だ。寝ることができるときにしっかりと寝ることができることも、冒険者を続ける上で必須の能力だからな。
「リリアは良く眠れたか?」
「そうねぇ、ダナイが隣にいなかったから、微妙かしら?」
「何だそれは……」
リリアは俺を抱き枕にする傾向にある。それならば、リリアの安眠のためにも専用の抱き枕でも作ってやるとするか。
そうこうしている間に、他のメンバーたちも起き出してきた。朝食用のパンを用意すると、すぐに朝食を食べ始めた。
「目的地まであと二、三日はかかる。なるべく疲労を溜めないようにして先を急ごう。それにしても、昨晩は運が良かったな。魔物が一回も現れないなど、前回のときはなかったからな」
捜索部隊の隊長が首をひねりながら言った。隣に座っていた他の捜索部隊のメンバーも、それもそうだな、と考え込んでいた。
うーん、これは考えるまでもなく、俺の作った魔物よけが効果を発揮しているのだろう。それはそれで楽できるのでいいが、大騒ぎになるのは困るな。何とかバレずに済むと良いんだけどな。
結局、一度も魔物に遭遇することなく目的地周辺までたどり着くことができた。道中、しきりに首をひねっていた捜索部隊の顔にも、ここまで来ると緊張の様子がうかがえる。
「見えるか? あの大きな岩山の中にエンシェント・エルフのすみかがあるんだ」
確かに良く見ると、木々の間から山のように大きな岩山が見え隠れしている。それでもまだ、それなりの距離がありそうである。
「この辺りはまだ警戒されていないみたいだね」
ベンジャミンもそれなりに狩猟経験があるのだろう。この辺りの気配を察知することができるようである。
「どうだろうか? 警戒できるだけの人数がいないだけかも知れない」
エンシェント・エルフの数は分からないが、それほど多くはないだろうとの隊長の見方だった。
あの質素というよりも、粗末な暮らしでは、大人数を支えることはできないとの判断を示した。
「さてどうするか。外に出てきたエンシェント・エルフをうまく捕まえることができれば、色々と話を聞けそう何だけどな」
「言葉は通じるのか?」
「正直に言わせてもらえると、分からん」
俺の質問に、隊長が苦々しい表情で答えた。
いきなり攻撃してきたのだ。聞く耳を持たなかったのか、それとも言葉が通じなかったのか。それを確認する余裕もなかったのだろう。
「まずは周辺の情報収集だ。どこかこの辺りにキャンプ地を作らないといけないな」
この周辺には岩山はなく、身を隠せるようなところはない。木を切り倒して場所を確保しても、相手からは丸見えだろう。それならば。
「それじゃ、地中に拠点を作りましょうか?」
「そんなことまでできるのかね?」
「多分、大丈夫だと思います」
エンシェント・エルフが住んでいる岩場と、おそらく彼らが利用していると思われる湖。そのどちらからも少し離れている場所に拠点を設置した。
「ダナイ忍法、土遁、地下拠点の術!」
もはや魔法名は適当である。正直なところ、イメージしやすければそれで良いと思っている。
アッサリと完成した地下室に、周りの地面と同じようにカモフラージュした木の扉を設置する。これで見つかる可能性は限りなく低くなるだろう。
驚きを隠せない様子で地下室に入るメンバー。そこにはダイニングルームとそれに続く五つの部屋、風呂とトイレがあった。
「ダナイの魔法、パワーアップしてるわね。魔力は大丈夫なの?」
「大丈夫だ、問題ない」
心配するマリアにそう答えながら、ポンポンと頭をなでてあげた。
うん、本当にマリアは小動物系の癒やし系だな。ほっこりしてきた。事実、ディメンション・ルームに比べたら、大したことはなかった。
やはり無から有を作り出すのは大変な労力がいるようである。
あっけにとられていた他のメンバーも、「ダナイならしょうがないか」といった様子でそれぞれの部屋に荷物を置きに行った。何かもう、そんな風にとらえられているようである。
片付けが終わると、全員がダイニングルームへと集まった。これからの行動を確認するためである。
「まずは付近の調査だ。魔力封じを無効化することができることが望ましいからな」
「そうだな。魔法封じを無力化すれば、向こうも魔法を使ってくるようになるだろう。しかし、こちらが使えないのは非常にまずい。何せあちらは、魔法以外の攻撃手段を持っていることだしな」
それぞれがうなずいた。エルフにとって魔法が使えないのは恐怖以外の何者でもないのだろう。心の支えは必要だ。
「それから、意思疎通が可能なのかも調べなければならない。接触するのが手っ取り早いのだが、それは最後の手段だろうな」
「そうね。水場に張り込んでおきましょう。そうすれば、話し声を聞けるかも知れないわ」
エリザの意見に捜索部隊のメンバーがうなずいた。それならば、エンシェント・エルフの動きを確認できるすべがあった方がいいな。
「エンシェント・エルフは金属製の装飾品を身につけていたりとかしないのか? それがあれば、金属探知機で居場所を特定することができるんだが」
「金属製の装飾品か。あの様子だと難しいだろうな。木彫りの装飾品なら身につけているかも知れないがね」
ダメか。かなり質素な暮らしをしているみたいだしな。金属は貴重なのかも知れない。
「ダナイ、その金属探知機で魔力を探知することはできないの? エンシェント・エルフはみんな魔力を持っているんだから、それを探知できれば居場所が分かるんじゃないの?」
マリアが聞いてきた。なるほど、それは良い考えかも知れない。昔に比べると、俺も魔力が何たるかは分かるようになっている。きっと作れるはずだ。
「そうだな。ちょっと改良してみるとしよう」
「そんなに簡単にできるものなのかい? それなら、ダナイの魔力探知機ができてから本格的に行動を開始しよう。それまでは、周辺の地形の把握と、エンシェント・エルフが展開しているであろう結界の解析だな」
ベンジャミンの言葉に、その場の全員がうなずいた。
0
あなたにおすすめの小説
『冒険者をやめて田舎で隠居します 〜気づいたら最強の村になってました〜』
チャチャ
ファンタジー
> 世界には4つの大陸がある。東に魔神族、西に人族、北に獣人とドワーフ、南にエルフと妖精族——種族ごとの国が、それぞれの文化と価値観で生きていた。
その世界で唯一のSSランク冒険者・ジーク。英雄と呼ばれ続けることに疲れた彼は、突如冒険者を引退し、田舎へと姿を消した。
「もう戦いたくない、静かに暮らしたいんだ」
そう願ったはずなのに、彼の周りにはドラゴンやフェンリル、魔神族にエルフ、ドワーフ……あらゆる種族が集まり、最強の村が出来上がっていく!?
のんびりしたいだけの元英雄の周囲が、どんどんカオスになっていく異世界ほのぼの(?)ファンタジー。
鑑定持ちの荷物番。英雄たちの「弱点」をこっそり塞いでいたら、彼女たちが俺から離れなくなった
仙道
ファンタジー
異世界の冒険者パーティで荷物番を務める俺は、名前もないようなMOBとして生きている。だが、俺には他者には扱えない「鑑定」スキルがあった。俺は自分の平穏な雇用を守るため、雇い主である女性冒険者たちの装備の致命的な欠陥や、本人すら気づかない体調の異変を「鑑定」で見抜き、誰にもバレずに密かに対処し続けていた。英雄になるつもりも、感謝されるつもりもない。あくまで業務の一環だ。しかし、致命的な危機を未然に回避され続けた彼女たちは、俺の完璧な管理なしでは生きていけないほどに依存し始めていた。剣聖、魔術師、聖女、ギルド職員。気付けば俺は、最強の美女たちに囲まれて逃げ場を失っていた。
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
RPGのストーリー開始前に殺されるモブに転生した俺、死亡フラグを回避してラスボス助けたら女主人公が現れてなぜか修羅場になった。
白波 鷹(しらなみ たか)【白波文庫】
ファンタジー
――死亡フラグのあるモブに転生した。なぜか男主人公の姿で。
王国に孤児院の子供達を殺された少女ミュライトがラスボスのRPG『プリテスタファンタジー』。
物語後半でミュライトと主人公は互いに孤児院出身であることが分かり、彼女を倒した主人公がその死を悲しむ絶望的なエンディングからいわゆる「鬱ゲー」と呼ばれているゲームでもある。
そして、そんなゲームの物語開始前にミュライトと同じ孤児院に住んでいた子供に転生したが…その見た目はなぜか男主人公シュウだった。
原作との違いに疑問を抱くものの、このままストーリー通りに進めば、ミュライトと主人公が戦って悲惨なエンディングを迎えてしまう。
彼女が闇落ちしてラスボスになるのを防ぐため、彼女が姉のように慕っていたエリシルの命を救ったり、王国の陰謀から孤児達を守ろうと鍛えていると、やがて男主人公を選んだ場合は登場しないはずの女主人公マフィが現れる。
マフィとミュライトが仲良くなれば戦わずに済む、そう考えて二人と交流していくが―
「―あれ? 君たち、なんか原作と違くない?」
なぜか鉢合わせた二人は彼を取り合って修羅場に。
こうして、モブキャラであるはずのシュウは主人公やラスボス達、果ては原作死亡キャラも助けながらまだ見ぬハッピーエンドを目指していく。
※他小説投稿サイトにも投稿中
おっさんが雑魚キャラに転生するも、いっぱしを目指す。
お茶飲み人の愛自好吾(あいじこうご)
ファンタジー
どこにでも居るような冴えないおっさん、山田 太郎(独身)は、かつてやり込んでいたファンタジーシミュレーションRPGの世界に転生する運びとなった。しかし、ゲーム序盤で倒される山賊の下っ端キャラだった。女神様から貰ったスキルと、かつてやり込んでいたゲーム知識を使って、生き延びようと決心するおっさん。はたして、モンスター蔓延る異世界で生き延びられるだろうか?ザコキャラ奮闘ファンタジーここに開幕。
悪役顔のモブに転生しました。特に影響が無いようなので好きに生きます
竹桜
ファンタジー
ある部屋の中で男が画面に向かいながら、ゲームをしていた。
そのゲームは主人公の勇者が魔王を倒し、ヒロインと結ばれるというものだ。
そして、ヒロインは4人いる。
ヒロイン達は聖女、剣士、武闘家、魔法使いだ。
エンドのルートしては六種類ある。
バットエンドを抜かすと、ハッピーエンドが五種類あり、ハッピーエンドの四種類、ヒロインの中の誰か1人と結ばれる。
残りのハッピーエンドはハーレムエンドである。
大好きなゲームの十回目のエンディングを迎えた主人公はお腹が空いたので、ご飯を食べようと思い、台所に行こうとして、足を滑らせ、頭を強く打ってしまった。
そして、主人公は不幸にも死んでしまった。
次に、主人公が目覚めると大好きなゲームの中に転生していた。
だが、主人公はゲームの中で名前しか出てこない悪役顔のモブに転生してしまった。
主人公は大好きなゲームの中に転生したことを心の底から喜んだ。
そして、折角転生したから、この世界を好きに生きようと考えた。
魔道具は歌う~パーティ追放後に最高ランクになった俺を幼馴染は信じない。後で気づいてももう遅い、今まで支えてくれた人達がいるから~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界転生者シナグルのスキルは傾聴。
音が良く聞こえるだけの取り柄のないものだった、
幼馴染と加入したパーティを追放され、魔道具に出会うまでは。
魔道具の秘密を解き明かしたシナグルは、魔道具職人と冒険者でSSSランクに登り詰めるのだった。
そして再び出会う幼馴染。
彼女は俺がSSSランクだとは信じなかった。
もういい。
密かにやってた支援も打ち切る。
俺以外にも魔道具職人はいるさ。
落ちぶれて行く追放したパーティ。
俺は客とほのぼのとした良い関係を築きながら、成長していくのだった。
魔力0の貴族次男に転生しましたが、気功スキルで補った魔力で強い魔法を使い無双します
burazu
ファンタジー
事故で命を落とした青年はジュン・ラオールという貴族の次男として生まれ変わるが魔力0という鑑定を受け次男であるにもかかわらず継承権最下位へと降格してしまう。事実上継承権を失ったジュンは騎士団長メイルより剣の指導を受け、剣に気を込める気功スキルを学ぶ。
その気功スキルの才能が開花し、自然界より魔力を吸収し強力な魔法のような力を次から次へと使用し父達を驚愕させる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる