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巻雲
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ディの髪と同じ、まばゆい白を身にまとったエルが、国が誇る大聖堂に現れた。
そのエルの手は、父の肘にそっと添えられており、一歩一歩、前にゆっくり進む。
すでに、大聖堂の中には王族、貴族のほかに、友好国の要人たちが着席しており、美しい花嫁の姿に大きな拍手を贈った。
花嫁が向かう先は、大聖堂の前。この世界の女神像がある祭壇だ。そこには、エルをよく知っている大神官が、温かい瞳で彼女の足取りを見守っていた。
そして、祭壇の前にいるのは、彼女が愛してやまない青年が、真っ白の騎士服を着て、愛する女性を待っている。
にこやかに、だが、やや緊張した面持ちの彼は、歩みの遅い新婦を待っている事が焦れったいのか、時おり歩きだそうと手と足が小さく動く。
やがて、新婦の父から、厳かに娘を頼むと伝えられたディは、真剣な表情で頷いた。新婦は、白い頬を薄桃色に染め、父に預けていた手を、父から夫となる人へと変え、笑顔で彼と共に歩きだす。
父は、そんな娘と、新たに息子になる若い二人の背中を見て、目尻に浮かんだ光るものを指先でぬぐうと、妻の元に去っていった。
世界で唯一の聖女が愛し愛される人物と結ばれると、魔物をさらに押さえる聖なる光が世界を照らすと噂されていた。それは、昔話であり史実かどうかはわからない。
大神官の祝詞が終わり、ディとエルが、互いの指にお揃いの指輪を嵌めようとした。
いよいよ、噂に伝え聞く、世界を祝福する奇跡の光が現れるのかと、全員が固唾を飲んだその時──
どおん、という大きな地響きが彼らを襲った。
いったい、何事かとざわめく人々。だが、それ以降、大聖堂の中は静寂のままであった。徐々に落ち着きを見せ始めた数分後、世紀の結婚式であるにも関わらずバンと大聖堂の扉が放たれた。
「無礼者!」
狼藉者は、大聖堂を守護する神官たちに瞬く間に捕らえられた。扉を開けた騎士は、周囲の警護を担当していた師団長で、このような不躾なことをする人物ではない。
「まて! その者を離せっ!」
ただ事ではなさそうな様子を見て、ディは新郎という立場から一転、騎士団をまとめる存在に変化する。エルは、たった今夫となったディの真剣な眼差しを見て、心に産まれた不安を押し込めるかのように、彼の背を押した。
「エル……」
「ディ、早く行ってあげて」
「ありがとう。すぐ戻るよ」
ディはエルの鼻先にキスをすると、部下である男に近づく。
「団長……! 式の途中申し訳ございません」
「いい。緊急事態なのだろう? 何があった」
「そ、それが……。ここ数か月ほどおとなしかったはずの魔物が現れたのです」
「何? だが、そのくらい俺の指揮がなくとも処理できるだろう?」
「普段の魔物とは違うのです。こ、こんな事、有り得ない。大型の魔物が数体だけでも精一杯なのに……ド、ドラゴンまで出現しております……!」
「ま、まさか……」
息を切りながら、青ざめた男が言葉を続ける。彼は、果敢で知られる猛者であり、このように憶病な様子など微塵も見せなかった。その男の大きな体が、なんと震えているではないか。
ディだけでなく、その場にいた全員が、想像以上の悪い報せを持って来ただろう男を見つめる。
「団長、これは、恐らく……ス、スタンピードです。中型どころか大型の魔物や、我々の手に負えない超級の魔物たちの大群が、轟音とともに突如この王都周辺に現れました……! 何の前触れもありませんでした。突然、至る所に魔物が出現し、各隊が応戦中です。民たちも大勢この慶事のために雑多になっており、救助や非難が間に合いません……。被害が拡大する一方です」
「なんだとっ!」
その場にいた全員の息が止まる。その場にいた1/3は、普段から魔物と応戦している力ある騎士たちだ。その戦い慣れている男達ですら、状況を頭が理解する事を拒んでいる。
スタンピードは、現在生存しているこの国の人々は経験した事がない。伝え聞き、書物で読んだ事のある者がいるくらい大昔に発生したのが最期だ。
予兆はなかった。確かにそうだろう。実は、ここ数か月の魔物の鎮静化が予兆だったと分かったのは、この時から数年のちである。高名な人物が分析して発表するまで、誰しもそれを今の今まで予見できなかった。
唐突にもたらされた厄災の報に、大聖堂の中は人々の悲鳴や怒号が響き渡った。
ディは、結婚したばかりだというのに、スタンピート鎮圧をしなければならない。すでに、彼の頭は、冷静さを欠いており魔物の殲滅の事でいっぱいになった。だが、何一つ良い案が思い浮かばない。全方位から魔物が押し寄せるなど、果たして自分たちの手でなんとかなるのかという思いだけが思考を占める。
右往左往して我先に逃げようとする人々。大神官の、落ち着けという言葉は、誰の耳にも入っていないようだ。
大人たちの逃げる体に押されて、子供や女性が転倒する。さらに、人々は混乱をきたし始めた。
「皆様、どうか落ち着いてください……! この国には、黒の騎士がいるのです。魔物の群れなど、おそるるたりません。陛下、どうぞ、わたくしの夫にご命令を……!」
隣にいる人物の声ですら上手く聞き取れないほどの状況下で、たったひとりの声が、人々の耳と心を打つ。その声に救われた人も多い。そして、何よりも──黒の騎士──この言葉とそれが示す存在こそ、彼らの希望そのものだったことを人々は思い出して足を止めた。
「皆のもの、聖女の言う通りだ。黒の騎士、ディよ。式をあげたばかりだが、本分を全うし、せまりくる魔物を一匹残らず殲滅せよ。我が騎士たちよ、何をしておる。我が国の民を疾く救助いたせっ!」
「はっ……!」
ディは、王の勅命を、その場で受けて立ちあがった。そして、顔をあげて祭壇を見る。
群衆のはるか向こう、祭壇の前で自分のほうを心配そうに見ている愛しい人と視線が交差する。雑多に密集した人々の間をぬって彼女の元に行くのは、今は不可能だった。
「……っ」
彼女の元に行きたい。愛する人を抱きしめて、彼女を安全な場所に連れて行きたい。スタンピードなど、ディにとっても初めての事だ。自分に出来るのか不安と恐怖が押し寄せる。
「ディ、聖なる加護が、あなたにあらんことを……愛しています」
恥ずかしがり屋の愛しい人は、人の前でディにこのような事は言った事はなかった。それが、これだけ大勢いる人々の前で、初めて愛の言葉を贈られた。
その言葉は、ディの怯みそうになる心を強くするのに十分だった。彼女の周囲には手練れの魔法を使う神官たちがいる。しかも、彼女自身が聖なる魔法の使い手であり、魔物は彼女のその聖なる気を嫌がり近づこうとしない。その事を思い出し、息を大きく吸って吐いた。
スタンピードであっても、きっと彼女は無事な姿を自分に見せるだろう。
俺は絶対に生き残って見せる、愛する人は絶対に大丈夫だ、と自分自身に何度も何度も言い聞かせる。
「勝利を、我らが王と民と聖女に……!」
腰にさしたフルーレを抜き、天に向かって突く。ステンドグラスから入る光が、フルーレの剣先と彼の白髪と白い姿を照らし、それはまるで、女神の祝福を受けたかのように見えた。
参列していた騎士たちも、彼に続く。彼らもまた、愛する人と言葉を交わす事などできはしなかった。ディのその掲げた剣と背中に、必ず生きて帰るという彼らの想いを乗せて、人々の希望は足を進めていく。
「……ディ、どうか、どうか無事で……」
エルは、今すぐ駆け寄って、愛する人の背に縋り、彼の歩みを止めたかった。止めて、ふたりで何処かに逃げたいと思った。けれど、どこに逃げるとうのか。
ふと周囲を見れば、自分と同じように彼らを見送る女性の姿が見える。泣きそうになる頼りなく震える細い肩を、彼女の母が抱いた。
「エル、大丈夫よ、きっと、大丈夫。あなたの夫は、あの黒の騎士でしょう? きっと、笑って帰って来るわ」
「お母様……。お義母様も……。お父様がたは……?」
「お父様たちも、陛下と一緒に彼らの戦いに向かったわ。ディさん。これから傷ついた民たちがここに来るでしょう。わたくしたちは、わたくしたちの戦いをしましょう」
「……はい!」
ディは、母たちに連れられこの神殿に運ばれてくる人々のために顔をあげる。騎士たちと共に大聖堂から離れ、あっという間に小さくなっていく愛しい夫の姿を、涙をこらえながら見送ったのだった。
そのエルの手は、父の肘にそっと添えられており、一歩一歩、前にゆっくり進む。
すでに、大聖堂の中には王族、貴族のほかに、友好国の要人たちが着席しており、美しい花嫁の姿に大きな拍手を贈った。
花嫁が向かう先は、大聖堂の前。この世界の女神像がある祭壇だ。そこには、エルをよく知っている大神官が、温かい瞳で彼女の足取りを見守っていた。
そして、祭壇の前にいるのは、彼女が愛してやまない青年が、真っ白の騎士服を着て、愛する女性を待っている。
にこやかに、だが、やや緊張した面持ちの彼は、歩みの遅い新婦を待っている事が焦れったいのか、時おり歩きだそうと手と足が小さく動く。
やがて、新婦の父から、厳かに娘を頼むと伝えられたディは、真剣な表情で頷いた。新婦は、白い頬を薄桃色に染め、父に預けていた手を、父から夫となる人へと変え、笑顔で彼と共に歩きだす。
父は、そんな娘と、新たに息子になる若い二人の背中を見て、目尻に浮かんだ光るものを指先でぬぐうと、妻の元に去っていった。
世界で唯一の聖女が愛し愛される人物と結ばれると、魔物をさらに押さえる聖なる光が世界を照らすと噂されていた。それは、昔話であり史実かどうかはわからない。
大神官の祝詞が終わり、ディとエルが、互いの指にお揃いの指輪を嵌めようとした。
いよいよ、噂に伝え聞く、世界を祝福する奇跡の光が現れるのかと、全員が固唾を飲んだその時──
どおん、という大きな地響きが彼らを襲った。
いったい、何事かとざわめく人々。だが、それ以降、大聖堂の中は静寂のままであった。徐々に落ち着きを見せ始めた数分後、世紀の結婚式であるにも関わらずバンと大聖堂の扉が放たれた。
「無礼者!」
狼藉者は、大聖堂を守護する神官たちに瞬く間に捕らえられた。扉を開けた騎士は、周囲の警護を担当していた師団長で、このような不躾なことをする人物ではない。
「まて! その者を離せっ!」
ただ事ではなさそうな様子を見て、ディは新郎という立場から一転、騎士団をまとめる存在に変化する。エルは、たった今夫となったディの真剣な眼差しを見て、心に産まれた不安を押し込めるかのように、彼の背を押した。
「エル……」
「ディ、早く行ってあげて」
「ありがとう。すぐ戻るよ」
ディはエルの鼻先にキスをすると、部下である男に近づく。
「団長……! 式の途中申し訳ございません」
「いい。緊急事態なのだろう? 何があった」
「そ、それが……。ここ数か月ほどおとなしかったはずの魔物が現れたのです」
「何? だが、そのくらい俺の指揮がなくとも処理できるだろう?」
「普段の魔物とは違うのです。こ、こんな事、有り得ない。大型の魔物が数体だけでも精一杯なのに……ド、ドラゴンまで出現しております……!」
「ま、まさか……」
息を切りながら、青ざめた男が言葉を続ける。彼は、果敢で知られる猛者であり、このように憶病な様子など微塵も見せなかった。その男の大きな体が、なんと震えているではないか。
ディだけでなく、その場にいた全員が、想像以上の悪い報せを持って来ただろう男を見つめる。
「団長、これは、恐らく……ス、スタンピードです。中型どころか大型の魔物や、我々の手に負えない超級の魔物たちの大群が、轟音とともに突如この王都周辺に現れました……! 何の前触れもありませんでした。突然、至る所に魔物が出現し、各隊が応戦中です。民たちも大勢この慶事のために雑多になっており、救助や非難が間に合いません……。被害が拡大する一方です」
「なんだとっ!」
その場にいた全員の息が止まる。その場にいた1/3は、普段から魔物と応戦している力ある騎士たちだ。その戦い慣れている男達ですら、状況を頭が理解する事を拒んでいる。
スタンピードは、現在生存しているこの国の人々は経験した事がない。伝え聞き、書物で読んだ事のある者がいるくらい大昔に発生したのが最期だ。
予兆はなかった。確かにそうだろう。実は、ここ数か月の魔物の鎮静化が予兆だったと分かったのは、この時から数年のちである。高名な人物が分析して発表するまで、誰しもそれを今の今まで予見できなかった。
唐突にもたらされた厄災の報に、大聖堂の中は人々の悲鳴や怒号が響き渡った。
ディは、結婚したばかりだというのに、スタンピート鎮圧をしなければならない。すでに、彼の頭は、冷静さを欠いており魔物の殲滅の事でいっぱいになった。だが、何一つ良い案が思い浮かばない。全方位から魔物が押し寄せるなど、果たして自分たちの手でなんとかなるのかという思いだけが思考を占める。
右往左往して我先に逃げようとする人々。大神官の、落ち着けという言葉は、誰の耳にも入っていないようだ。
大人たちの逃げる体に押されて、子供や女性が転倒する。さらに、人々は混乱をきたし始めた。
「皆様、どうか落ち着いてください……! この国には、黒の騎士がいるのです。魔物の群れなど、おそるるたりません。陛下、どうぞ、わたくしの夫にご命令を……!」
隣にいる人物の声ですら上手く聞き取れないほどの状況下で、たったひとりの声が、人々の耳と心を打つ。その声に救われた人も多い。そして、何よりも──黒の騎士──この言葉とそれが示す存在こそ、彼らの希望そのものだったことを人々は思い出して足を止めた。
「皆のもの、聖女の言う通りだ。黒の騎士、ディよ。式をあげたばかりだが、本分を全うし、せまりくる魔物を一匹残らず殲滅せよ。我が騎士たちよ、何をしておる。我が国の民を疾く救助いたせっ!」
「はっ……!」
ディは、王の勅命を、その場で受けて立ちあがった。そして、顔をあげて祭壇を見る。
群衆のはるか向こう、祭壇の前で自分のほうを心配そうに見ている愛しい人と視線が交差する。雑多に密集した人々の間をぬって彼女の元に行くのは、今は不可能だった。
「……っ」
彼女の元に行きたい。愛する人を抱きしめて、彼女を安全な場所に連れて行きたい。スタンピードなど、ディにとっても初めての事だ。自分に出来るのか不安と恐怖が押し寄せる。
「ディ、聖なる加護が、あなたにあらんことを……愛しています」
恥ずかしがり屋の愛しい人は、人の前でディにこのような事は言った事はなかった。それが、これだけ大勢いる人々の前で、初めて愛の言葉を贈られた。
その言葉は、ディの怯みそうになる心を強くするのに十分だった。彼女の周囲には手練れの魔法を使う神官たちがいる。しかも、彼女自身が聖なる魔法の使い手であり、魔物は彼女のその聖なる気を嫌がり近づこうとしない。その事を思い出し、息を大きく吸って吐いた。
スタンピードであっても、きっと彼女は無事な姿を自分に見せるだろう。
俺は絶対に生き残って見せる、愛する人は絶対に大丈夫だ、と自分自身に何度も何度も言い聞かせる。
「勝利を、我らが王と民と聖女に……!」
腰にさしたフルーレを抜き、天に向かって突く。ステンドグラスから入る光が、フルーレの剣先と彼の白髪と白い姿を照らし、それはまるで、女神の祝福を受けたかのように見えた。
参列していた騎士たちも、彼に続く。彼らもまた、愛する人と言葉を交わす事などできはしなかった。ディのその掲げた剣と背中に、必ず生きて帰るという彼らの想いを乗せて、人々の希望は足を進めていく。
「……ディ、どうか、どうか無事で……」
エルは、今すぐ駆け寄って、愛する人の背に縋り、彼の歩みを止めたかった。止めて、ふたりで何処かに逃げたいと思った。けれど、どこに逃げるとうのか。
ふと周囲を見れば、自分と同じように彼らを見送る女性の姿が見える。泣きそうになる頼りなく震える細い肩を、彼女の母が抱いた。
「エル、大丈夫よ、きっと、大丈夫。あなたの夫は、あの黒の騎士でしょう? きっと、笑って帰って来るわ」
「お母様……。お義母様も……。お父様がたは……?」
「お父様たちも、陛下と一緒に彼らの戦いに向かったわ。ディさん。これから傷ついた民たちがここに来るでしょう。わたくしたちは、わたくしたちの戦いをしましょう」
「……はい!」
ディは、母たちに連れられこの神殿に運ばれてくる人々のために顔をあげる。騎士たちと共に大聖堂から離れ、あっという間に小さくなっていく愛しい夫の姿を、涙をこらえながら見送ったのだった。
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