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44 ガチャを回そう~カプセルの中身は?②R15~
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※タグにあるグッズの初級編……かどうかの判断は、個人差があります。
「なんですの、これ?」
シンディの手の中には、唇が少し開いたシュリコーン製の顔型があった。
「あー……。人体模型の一種ですかね? ぼ、僕もガチャの中身は正直なところあまり知らなくて」
「まぁ、人体模型。どうりでとても精巧な顔に見えますもの。口の中も、あ、歯と舌までありますわ。でも、これがわたくしが欲しかったものですの?」
「ガチャを回してからカプセルを開けた時の想いにも反応しますから……」
人体模型と聞き、なぜか鼻から下しかないそれを興味深げに指でつんつんしたり、口の中を覗き込む。カプセルを開ける時に、彼とのキスを思い出していたからこの模型が出たのだろうかと考えて、首筋までかっと熱くなる。
そう思いいたった瞬間、シンディはその模型が彼の唇にも思えてしまい、そっと机の上に置いた。
「お気に召しませんでしたか?」
「あー……、と。その……。もう少し、可愛らしいものとかが良かったなあなんて……」
シンディが何を考えてこれが出たのかさっぱり分からずヨウルプッキが声をかけてみるが、シンディの歯切れが悪い。
勿論、そのグッズの使い方はヨウルプッキは知っている。よっぽどのマニア向けのものは知らないものもあるがガチャの中身は、商品説明を受けているため大体知っていた。ちなみに相手もいないため使った事はない。
──キスの練習用の模型か……。誰とのキスを思い浮かべてこれを出したのだろう?
首筋が桃色に染まって俯くシンディを見下ろしてのどが上下した。このまま抱きしめて、そんな模型なんかよりも、自分とキスの練習をしてくれないかなど考えてしまった。
ちなみに、その口の中の舌は魔法で程よく動いて、使用者の舌遣いが自然と上達するようになっている。熱も滑りもあり、とある夫人がそれで上達したキスで夫を虜にしたとかなんとか。
「可愛いものですか? たしか、ありますよ。よろしければサービスですからガチャを回されますか?」
ガチャの中身は、先日の評価☆5を頂いたように、かわいい動物のつけ耳なども入っている。普通のラブリングやペアの装飾品などもあり、決して色事専用グッズのガチャというわけではない。
「本当ですの?」
「上司から言われていますし、そうですね、次は可愛い物を思い浮かべてどうぞ回してください」
「まあ、ありがとうございます。ふふふ、可愛い物、どんなものが出るのかしら?」
真面目な人体模型を見て、いかがわしい想像をした事を払拭したくて、シンディは虹色ピュヨコを見ながら、こんなふわもこのグッズが出て欲しいと思い回した。
ガチャガチャガチャ
歯車が動いたあと、コロンと、今度はオレンジ色のカプセルが落ちて来る。シンディは、先ほどカプセルの扱い方を知ったので、さっと取り、カプセルを開けた。
煙がぽわんと出てくる。
「シンディ様、少し大きそうですから手で受けないようお願いします」
「わかったわ」
ガチャの楽しさに飲まれて、二人とも気分が高揚していく。いつの間にか、ヨウルプッキは彼女の名を呼ぶようになっていった。
煙がなくなった。テーブルの上にグッズが置かれてあり、シンディは手を合わせて喜ぶ。
「まあ……! かわいいっ!」
「………………」
それは、ピンク色の、縦長の猫を模ったシュリコーン性の棒だ。顔部分以外はもふもふはしていないが、猫の胴体部分をガシッと持ちながら、ピンっと立った猫の耳部分をつんつんした。長さは、猫の頭部分が5センチ、胴体部分が20センチほどで直径は5センチほど。猫と真逆の先端部分は、男の先端を模している。
「あら? ヨウルプッキ様、これにはしっぽがありませんのね? あと、顔から下の部分がスマートで、その先はキャノコのような……? これは一体何なのでしょうか?」
ヨウルプッキは知っていた。知っているが、それをこの無知で純粋で無垢な愛しい彼女に伝えてもいいものか悩む。
すると、開いたカプセルの底の部分に、小さな取扱説明書が挟まっているのを見つけた。
「あら? この紙は説明書かしら?」
「ぼ、ぼくが! ぼくが取って見てみますっ! はい、シンディ様はその猫をご堪能ください!」
堪能くださいって何を言っているんだと焦りながら、それの使用方法など見せられないとカプセルをひったくって紙をぐちゃっと潰す。思わず、彼女がそれを、頬を染めて喘ぎながら使用する想像をしてしまいそうになり頭をブンブンふった。
「おお、思い出しました。そ、それは、ですね。えーと。そう、猫じゃじゃらしです! ペット用に開発された魔獣である、猫と遊ぶときにそれを使って遊び、仲良くするためのペット用のおもちゃですね」
「まあ。だから猫ちゃんの形なのですね? 反対部分は……うーん、たしかにつるんとしてて。弾力がありつつ中が固くて。猫ちゃんが夢中になってガブガブ噛んだりするのかしら?」
ヨウルプッキは、シンディが無邪気に先端を指で押したり撫でたり、ぷにぷにつまんだりするのを見て股間が大きくなりそうになった。が、その直後に放った彼女の言葉で、先端が鋭い猫の牙でがぶりと噛まれる想像をしてしまい縮こまる。
「ひっ! そ、ソウデスネ……。ハイ、思いっきり噛んでストレス発散するという目的もあるかもしれません……」
もはや、何を言っているのか分からない。ヨウルプッキの説明に得心してシンディは先ほどの模型の横に猫じゃじゃらしを並べて置いた。
これ以上ガチャを回せば、ひょっとしたらとんでもない物が出てきて幻滅され嫌われてしまうのではないかと思った。ヨウルプッキは、すっかりガチャを回す事にわくわくと魅了された愛する女性を見る。
無邪気に次を回そうとした彼女の手を止めようと、その手に手を重ねたのであった。
ガチャガチャガチャ
ところが、すでに回し終わったため、次は薄い青色のカプセルが落ちてきたのであった。
※次回は昼間にはふさわしくないので21時に上げます。
「なんですの、これ?」
シンディの手の中には、唇が少し開いたシュリコーン製の顔型があった。
「あー……。人体模型の一種ですかね? ぼ、僕もガチャの中身は正直なところあまり知らなくて」
「まぁ、人体模型。どうりでとても精巧な顔に見えますもの。口の中も、あ、歯と舌までありますわ。でも、これがわたくしが欲しかったものですの?」
「ガチャを回してからカプセルを開けた時の想いにも反応しますから……」
人体模型と聞き、なぜか鼻から下しかないそれを興味深げに指でつんつんしたり、口の中を覗き込む。カプセルを開ける時に、彼とのキスを思い出していたからこの模型が出たのだろうかと考えて、首筋までかっと熱くなる。
そう思いいたった瞬間、シンディはその模型が彼の唇にも思えてしまい、そっと机の上に置いた。
「お気に召しませんでしたか?」
「あー……、と。その……。もう少し、可愛らしいものとかが良かったなあなんて……」
シンディが何を考えてこれが出たのかさっぱり分からずヨウルプッキが声をかけてみるが、シンディの歯切れが悪い。
勿論、そのグッズの使い方はヨウルプッキは知っている。よっぽどのマニア向けのものは知らないものもあるがガチャの中身は、商品説明を受けているため大体知っていた。ちなみに相手もいないため使った事はない。
──キスの練習用の模型か……。誰とのキスを思い浮かべてこれを出したのだろう?
首筋が桃色に染まって俯くシンディを見下ろしてのどが上下した。このまま抱きしめて、そんな模型なんかよりも、自分とキスの練習をしてくれないかなど考えてしまった。
ちなみに、その口の中の舌は魔法で程よく動いて、使用者の舌遣いが自然と上達するようになっている。熱も滑りもあり、とある夫人がそれで上達したキスで夫を虜にしたとかなんとか。
「可愛いものですか? たしか、ありますよ。よろしければサービスですからガチャを回されますか?」
ガチャの中身は、先日の評価☆5を頂いたように、かわいい動物のつけ耳なども入っている。普通のラブリングやペアの装飾品などもあり、決して色事専用グッズのガチャというわけではない。
「本当ですの?」
「上司から言われていますし、そうですね、次は可愛い物を思い浮かべてどうぞ回してください」
「まあ、ありがとうございます。ふふふ、可愛い物、どんなものが出るのかしら?」
真面目な人体模型を見て、いかがわしい想像をした事を払拭したくて、シンディは虹色ピュヨコを見ながら、こんなふわもこのグッズが出て欲しいと思い回した。
ガチャガチャガチャ
歯車が動いたあと、コロンと、今度はオレンジ色のカプセルが落ちて来る。シンディは、先ほどカプセルの扱い方を知ったので、さっと取り、カプセルを開けた。
煙がぽわんと出てくる。
「シンディ様、少し大きそうですから手で受けないようお願いします」
「わかったわ」
ガチャの楽しさに飲まれて、二人とも気分が高揚していく。いつの間にか、ヨウルプッキは彼女の名を呼ぶようになっていった。
煙がなくなった。テーブルの上にグッズが置かれてあり、シンディは手を合わせて喜ぶ。
「まあ……! かわいいっ!」
「………………」
それは、ピンク色の、縦長の猫を模ったシュリコーン性の棒だ。顔部分以外はもふもふはしていないが、猫の胴体部分をガシッと持ちながら、ピンっと立った猫の耳部分をつんつんした。長さは、猫の頭部分が5センチ、胴体部分が20センチほどで直径は5センチほど。猫と真逆の先端部分は、男の先端を模している。
「あら? ヨウルプッキ様、これにはしっぽがありませんのね? あと、顔から下の部分がスマートで、その先はキャノコのような……? これは一体何なのでしょうか?」
ヨウルプッキは知っていた。知っているが、それをこの無知で純粋で無垢な愛しい彼女に伝えてもいいものか悩む。
すると、開いたカプセルの底の部分に、小さな取扱説明書が挟まっているのを見つけた。
「あら? この紙は説明書かしら?」
「ぼ、ぼくが! ぼくが取って見てみますっ! はい、シンディ様はその猫をご堪能ください!」
堪能くださいって何を言っているんだと焦りながら、それの使用方法など見せられないとカプセルをひったくって紙をぐちゃっと潰す。思わず、彼女がそれを、頬を染めて喘ぎながら使用する想像をしてしまいそうになり頭をブンブンふった。
「おお、思い出しました。そ、それは、ですね。えーと。そう、猫じゃじゃらしです! ペット用に開発された魔獣である、猫と遊ぶときにそれを使って遊び、仲良くするためのペット用のおもちゃですね」
「まあ。だから猫ちゃんの形なのですね? 反対部分は……うーん、たしかにつるんとしてて。弾力がありつつ中が固くて。猫ちゃんが夢中になってガブガブ噛んだりするのかしら?」
ヨウルプッキは、シンディが無邪気に先端を指で押したり撫でたり、ぷにぷにつまんだりするのを見て股間が大きくなりそうになった。が、その直後に放った彼女の言葉で、先端が鋭い猫の牙でがぶりと噛まれる想像をしてしまい縮こまる。
「ひっ! そ、ソウデスネ……。ハイ、思いっきり噛んでストレス発散するという目的もあるかもしれません……」
もはや、何を言っているのか分からない。ヨウルプッキの説明に得心してシンディは先ほどの模型の横に猫じゃじゃらしを並べて置いた。
これ以上ガチャを回せば、ひょっとしたらとんでもない物が出てきて幻滅され嫌われてしまうのではないかと思った。ヨウルプッキは、すっかりガチャを回す事にわくわくと魅了された愛する女性を見る。
無邪気に次を回そうとした彼女の手を止めようと、その手に手を重ねたのであった。
ガチャガチャガチャ
ところが、すでに回し終わったため、次は薄い青色のカプセルが落ちてきたのであった。
※次回は昼間にはふさわしくないので21時に上げます。
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