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46 ガチャを回そう~本当に欲しい「もの」① R~
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擽られて、苦しいほどの感覚の末に、シンディはヨウルプッキの膝の上に乗せられくったりともたれ掛かった。
ソファに沈み混むように上半身が斜めになっており、彼女の体の重みと柔らかさがヨウルプッキに余すことなく伝わる。
まだ、完全に擽られた感覚が消えていないシンディの、柔らかくて深い谷間から、毛玉がゆっくり出てきた。
「ピ♪ ピゥ♪ ピーィッ♪」
毛玉はご主人様を擽り、楽しく満足してもらったとご機嫌だ。
細長い手足のような触手かと思われたものの先には柔らかい2センチほどの毛がある。しゅるしゅるとしまわれ、シンディのとろけた顔を見たあと、小さく踊るようにぴょんぴょん跳ねて消えた。
「…………」
「はぁ……ん。ヨウルプッキさま、あれは何なんですの?」
「あ、あれは。まだ幼体のようですね。えーと、確か、キスを贈られると、主人に悦んで貰おうと頑張るペットなんです。ただ、産まれたばかりで、方法が分からず擽ったんだと……」
嘘は言っていない。あれは成長すると、主人の快楽のために、手足のようなものを伸ばして柔らかな毛先があらゆる愛撫を施すのだ。
──う、産まれたばかりで擽るしか知らなかったか。た……、助かった……!
万が一、アレがシンディに性的快楽をもたらす動きをしたのなら、間違いなく軽蔑されただろう。
「はぁ……、そうだったのですね。では大きくなればダンスとか芸を覚えたりしてくれるのでしょうか……。ふふふ、びっくりしましたけれど、擽ってくるなんてかわいい」
シンディは、まさかアレが淫らな芸を覚えるなど考えない。ほほえましく、毛玉が可愛い動きをするのを想像した。
ヨウルプッキは、居たたまれなくなるが、まだ擽ったさに敏感になっている純真無垢な彼の(心の中の)恋人の頭を撫でる。
「その、お見苦しい姿をお見せいたしました……」
目を閉じて彼の暑い胸板に頬をつけて、大きな手のひらが頭を撫でるのをうっとりして味わう。
──やっぱり、安心する……。このまま彼の腕の中でこうしていたい。
「ヨウルプッキさま……」
「シンディ……」
──いつの間にか名前で呼んでくれていた。嬉しい……
「ヨウルプッキさま、わたくし、欲しいものがありますの」
「欲しいもの?」
「でも、望んじゃダメなんです」
「なぜ?」
そっと胸に手をつき、顔を上げて彼を見下ろす。
──なんて、綺麗……
シンディは、彼の左右の瞳をじっと見つめる。頬の赤らみ、少し乱れた髪もそのままに、そっと小さな唇を開いた。
「ヨウルプッキ、さま……」
──お慕いしております
そう告白すれば、優しくて紳士な貴方を困らせてしまうだろう。
然るべき青年を婿に迎え入れねばならない身の上が悲しい。
彼女の瞳が潤みだし、涙がぽたりとヨウルプッキの大きな唇に落ちた。
「シンディ、貴女が望むなら僕が叶えてあげる。だから、なんでも望んでいい」
言葉以上に想いを伝え合う瞳に、お互い吸い込まれるように唇が近づく。
──せめて、今だけ。唇だけでいい。彼が欲しい。
ヨウルプッキは、愛しい人の頭を撫でていた手をゆっくり自分に近づけていった。
「シンディ……」
歓喜で心と体が満ち溢れる。ヨウルプッキとて、これが最後の時だと理解しわきまえていた。
重なった唇が、短くリップ音を奏でて離れて行く。
「シンディ、愛している。あれから、ずっと。いや、もっと想いが強くなって忘れられなかった」
思いがけない彼からの言葉を聞いて、シンディの目から次々に涙が溢れ彼の頬を濡らす。
「……ヨウルプッキさま、わたくしも。わたくしも貴方の事を忘れられなかった。想いが強くなる一方で……。だから、執事たちがこの時をわたくしにくれたんです。お慕い、しております」
ヨウルプッキもまた、彼女の言葉に目を大きく開いた。
「「愛しています」」
ソファに沈み混むように上半身が斜めになっており、彼女の体の重みと柔らかさがヨウルプッキに余すことなく伝わる。
まだ、完全に擽られた感覚が消えていないシンディの、柔らかくて深い谷間から、毛玉がゆっくり出てきた。
「ピ♪ ピゥ♪ ピーィッ♪」
毛玉はご主人様を擽り、楽しく満足してもらったとご機嫌だ。
細長い手足のような触手かと思われたものの先には柔らかい2センチほどの毛がある。しゅるしゅるとしまわれ、シンディのとろけた顔を見たあと、小さく踊るようにぴょんぴょん跳ねて消えた。
「…………」
「はぁ……ん。ヨウルプッキさま、あれは何なんですの?」
「あ、あれは。まだ幼体のようですね。えーと、確か、キスを贈られると、主人に悦んで貰おうと頑張るペットなんです。ただ、産まれたばかりで、方法が分からず擽ったんだと……」
嘘は言っていない。あれは成長すると、主人の快楽のために、手足のようなものを伸ばして柔らかな毛先があらゆる愛撫を施すのだ。
──う、産まれたばかりで擽るしか知らなかったか。た……、助かった……!
万が一、アレがシンディに性的快楽をもたらす動きをしたのなら、間違いなく軽蔑されただろう。
「はぁ……、そうだったのですね。では大きくなればダンスとか芸を覚えたりしてくれるのでしょうか……。ふふふ、びっくりしましたけれど、擽ってくるなんてかわいい」
シンディは、まさかアレが淫らな芸を覚えるなど考えない。ほほえましく、毛玉が可愛い動きをするのを想像した。
ヨウルプッキは、居たたまれなくなるが、まだ擽ったさに敏感になっている純真無垢な彼の(心の中の)恋人の頭を撫でる。
「その、お見苦しい姿をお見せいたしました……」
目を閉じて彼の暑い胸板に頬をつけて、大きな手のひらが頭を撫でるのをうっとりして味わう。
──やっぱり、安心する……。このまま彼の腕の中でこうしていたい。
「ヨウルプッキさま……」
「シンディ……」
──いつの間にか名前で呼んでくれていた。嬉しい……
「ヨウルプッキさま、わたくし、欲しいものがありますの」
「欲しいもの?」
「でも、望んじゃダメなんです」
「なぜ?」
そっと胸に手をつき、顔を上げて彼を見下ろす。
──なんて、綺麗……
シンディは、彼の左右の瞳をじっと見つめる。頬の赤らみ、少し乱れた髪もそのままに、そっと小さな唇を開いた。
「ヨウルプッキ、さま……」
──お慕いしております
そう告白すれば、優しくて紳士な貴方を困らせてしまうだろう。
然るべき青年を婿に迎え入れねばならない身の上が悲しい。
彼女の瞳が潤みだし、涙がぽたりとヨウルプッキの大きな唇に落ちた。
「シンディ、貴女が望むなら僕が叶えてあげる。だから、なんでも望んでいい」
言葉以上に想いを伝え合う瞳に、お互い吸い込まれるように唇が近づく。
──せめて、今だけ。唇だけでいい。彼が欲しい。
ヨウルプッキは、愛しい人の頭を撫でていた手をゆっくり自分に近づけていった。
「シンディ……」
歓喜で心と体が満ち溢れる。ヨウルプッキとて、これが最後の時だと理解しわきまえていた。
重なった唇が、短くリップ音を奏でて離れて行く。
「シンディ、愛している。あれから、ずっと。いや、もっと想いが強くなって忘れられなかった」
思いがけない彼からの言葉を聞いて、シンディの目から次々に涙が溢れ彼の頬を濡らす。
「……ヨウルプッキさま、わたくしも。わたくしも貴方の事を忘れられなかった。想いが強くなる一方で……。だから、執事たちがこの時をわたくしにくれたんです。お慕い、しております」
ヨウルプッキもまた、彼女の言葉に目を大きく開いた。
「「愛しています」」
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