転生したら母乳チートになりました

むふ

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 ※注意※
 ・胸糞表現、最初に出てくる恋人の男性がクズ
 ・妊娠、出産に対して本来取るべき対応ができていない表現があり
 ・赤ちゃんが亡くなる表現あり
 ・赤ちゃんが捨てられる表現あり
 ・残酷、可哀想な表現あり
 ・モロ語あり
 ・血は繋がって無いが、母と子の性行為描写あり

 1話目が特に胸糞となります。
 飛ばして見る方は3話からお読みください。

 ★1/14に3話目をアップ予定です。
飛ばしてみる方はしばしお待ちください。

 3話目からお読みいただいても問題ありません。ただ、話の特製上、他のページにも上記注意事項がはいる場合があります。


 また、転生先の世界観として現在の野生動物と似ている弱肉強食の部分のある世界となります。そのため、赤ちゃんが離れる(捨てられる)様な表現があります。

 妊娠、出産をされる方、適切な対応をお願いいたします。


―――――――――――――――――――― 


 


 暗く静かな夜。
 空を見上げれば雲で隠れて見えない星。
 目の前には雑居ビルと、星よりも煌びやかな明かりが煌々とついている。
 風が髪を揺らして、外にいるにはちょうど良い気候だった。


「あの子は、幸せだったかな……」




 私の名前は、平松綾香?ひらまつあやか23歳。
 栄養士をしており、3年お付き合いしている男性がいた。
 相手は27歳で、バリバリの商社マン。
 大きな喧嘩もなく、順風満帆でそろそろ同棲を始めてもいいかも知れないと思っていた。

 そんな中、妊娠。
 少々怖さもあったが、これを機に同棲、結婚。
 彼なら快く返事をしてくれるだろうし、とても優しい父になるだろう。

 前回あってから2週間ぶり、妊娠検査薬を使用して妊娠がほぼ黒になってから1週間。
 ドキドキしながら、今日は外食に来ている。
 もともとお酒はほとんど飲まない私にも、当たり前のようにソフトドリンク以外にアルコールのページも見せながら、今日は何飲む?と聞いてくれる。
 とても優しくてそんなところが大好きだった。


 しかし、結果は違かった。
 妊娠した事を伝えると、動揺して何度も事実であるか確認してきた。そして妊娠検査薬の画像を見せると何故か静かになって何もなかったかのように振る舞われた。


「そろそろ同棲しない?」
「え?…………いや、まだ俺仕事もっと頑張りたいんだよね。もう少し待てる?」


 すでに妊娠していて同棲もない、結婚する気が無いのかも知れないと不安になりながらも終始笑顔のまま彼は帰って行った。
 モヤモヤする自分と、不安になりながら無意識にお腹をさすった。


 そしてその後連絡が途絶える。
 もともと頻回ではなかったにしろ、あまりにも遅い。
 電話も出ない。


 お腹の子の事を認知してもらわなければならないことと、せっかく授かった命をこのままおろすという選択肢を取らないといけないのか毎日悩んだ。


 連絡が取れないので彼のアパートへ行く。
 電気が付いている事を確認してチャイムを押したが出ない。電話もしたが、当たり前に出ない。
 置き手紙をして連絡が欲しい旨を伝えたが、連絡は無かった。


 そしてこのまま中絶期間が徐々に迫ってくると、悪阻と重なって精神もボロボロになってきた。


 彼が帰って来ているであろう時間にアパートに行ってチャイムを押す日々。
 すると警察が程なくしてきた。


「え?なんですか?」
「家の前に知らない人がいるって通報受けてね。事情聞けますか?」
「え?え!?え?」




 パトカーに連れられた。
 3年もお付き合いしていたが、妊娠を知るや連絡が途絶えたとスマホの履歴も全部見せて警察の方にはわかってもらえた。
 犯罪では無いので家庭裁判所か行政に相談するようにとの事であったが、ショックだったのはストーカーだと通報されていたことだ。


「気の毒だけど、これ以上家に押しかけるのはね。何回も来てると聞いているのですが」
「……はい。あの人が父親なのは間違いないんです。3年もお付き合いしていて、こんなことってありますか?!ストーカーって!妊娠してる事を言ったら捨てられるって!女ばっかりこういう目に……うっ……うぅ」
「そうだね。履歴とか見せてもらった限り本当のようだから、今回は申し訳ないけど口頭注意ってだけで帰ってもらうけど、これから毎回家に行くようなら接近禁止命令とか出されちゃう可能性もあるから……」


 男の警察官が諭すようにゆっくり話しかける。
 結構こういうことはあるそうで、相手を間違えてしまったと女性側が泣く泣く受け入れるしか今の法律では難しいそうだ。


「ここからは警察官としてじゃなくて、一個人としてだけど……。今回の事が平松さんの言っていることが全て事実だとしてね、あんな男が父親になって一緒に住んで子育てするってそんな事にならなくて良かったんじゃないかな?……ごめんなさいね。俺も子ども3人いるのよ。正直、腹が立つ。俺嫁さん大好きだからさ。子どもももちろん憎たらしい時あるけど大好きなのね」
「そうですよね。俺もまだ独身ですけど……一緒にならなくて正解かなと。こんな扱い受けて……」


 泣き崩れて話せなくなってしまった私を運転席にいる警察官と、横に座っている中年の警察官が慰めてくれている。


「……ぐっ、ふっ、ぇっ………………私の見る目が無かったって事ですね……」
「……そうは言わないけど、人って色々な人がいるもんでね……。今回たまたまそれにあたっちゃったんだね。お腹の赤ちゃんのことを思って行動していたんだからね。悪阻これから酷くなってくるでしょう?一回車じゃなくて近くの警察署で落ち着くまで話しましょう」


 諭されて彼のアパートからパトカーで管轄の警察署に向かった。




 警察署に着くと個室に通されて、温かいお茶を出してもらった。
 男性の警察官ではなく、今度は女性の警察官。
 淡々と事務手続きと事情を再度とって、母親ダイアル、子どもの事相談センターなど色々な相談窓口を紹介された。
 そして最後にまた彼のアパートに行かない事と、今後連絡をするなら弁護士を通した方がいい事を念押しされた。


 ――あぁ、どうしてこうもこっちが加害者のようになるのか。家の前で騒いだわけでもなく、30分以上彼のアパートの前にいたわけでもない。職場は知らないから連絡しようがないし……。本当に……………………ばかだなぁ。


 女性警察官の話は最後の方上の空。
 自分の不甲斐なさと、未来への不安、産むか中絶するか、自身の子どもの事ばかりが頭の中を駆け巡り何も考えられなくなってしまった。



「はい。はい……。わかりました。お手数おかけしました」
「はい。お体にお気をつけて……」


 警察署を出たのは日を跨いでからだった。


 ――明日、仕事………………。


 その後はもう何も考えなかった。
 頼る親も居ない、行政に行ってみたらお金がないなら中絶しかないと言われる。ひとり親の制度を聞いたが、ひとりで育てられるか自信がない。コールセンターに電話したが、永遠と話中。仕事も休めないし、相手に逃げられたなんて知られたら職場にいれる程メンタルも強くない。




 とうとう悪阻が酷くなり、職場で倒れてしまった。



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