悠介君の片想い

むふ

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妄想小説

2.小説:雨に濡れて※

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※これは悠介が妄想で自分と、翔太君をモデルにイチャイチャしたいも思って書いた小説です。
 届かぬ愛はせめて妄想の世界へ。

 ーーーーーーーーーーーーー 

 
 大学の講義が終わって、現在午後の3時くらい。
 雲一つない、晴天、青空、ザ、良い天気。
 そう数秒前まで。
 中庭を囲うように通路があり、屋根があるため濡れはしなかったが、こんなにいきなり天気は変わるものなのかと呆気に取られてしまった。

 晴天だった空は今はザーザーとうるさいくらい荒れていて、先ほどまで中庭いた人たちは一目散に建物に入って行った。
 口々に傘持ってこなかったと、通り過ぎる生徒が会話しているのを耳にした。 
 そして僕、悠は、なんと素晴らしいことにビニール傘を持っている。


 昨日の天気予報を間違って見たとは、誰にも言いません。


 ーーそういえば、翔君も講義終わる頃じゃなかったかな?
 傘持ってなかったら、相合い傘で帰ろう。



 あ、今更になるけど、この小説を始めて見る方に説明しましょう。

 僕の彼は、翔君と言います。
 身長が180cm、塩顔イケメン、ちょっと眠そうな二重が可愛くて、クールでモテて、スポーツができて、頭良くて、でもあんまり他人に興味がなさそうで、僕はいつも自分はちゃんと好かれているのか不安になってしまうけど、実は愛されているなーと実感することもしばしば。
 そんな僕は翔君にメロメロです。

 方や僕は、モサいほどモサくはないけど、身長が170cmで高くもないし、スポーツも得意ってほどでもないし、頭も良いってわけでもないし、イケメンでもない。眼鏡をかけた陽キャラ、陰キャラの中間みたいな人。
 ただ最近は、実は自分は少し運が良い部類の人間なんじゃないかって思う時もある。
 今日みたいに、突然の雨でも傘を持ってるくらいには。






 「翔君、傘購買で買ってくる?」


 ふふふ、とほんわか周りに花を飛ばしながら、恋人のイケメンクールな翔君に一緒に帰ろうとお誘いのメッセージを送ってから10分もしない間に、彼は現れた。
 そして案の定、傘は無し。
 相合い傘で帰るんだと悠はルンルンしていたが、翔君が少しでも濡れてしまうのも嫌だと思い立ち購買に行くことを提案した。


 「んー、悠の傘で帰る」
 「でも、濡れちゃうよ?」
 「相合い傘、俺してみたい」



 そんな愛する彼の要望を聞かない恋人がどこにいますか。
 傘は背の高い翔君が持ってくれており、僕が濡れないように傘を僕の方に傾けてくれる。


 「翔君、肩濡れちゃってるよ」
 「良いの。俺の方が早く家につくから」
 「……ぁりがとう」


 シトシトと雨が降る中、傘の中では桃色お花畑。僕は翔君の優しさに、照れまくりのキュンキュンしまくりで前に抱いたリュックに顔を埋めた。


 他愛もない話をしながら歩みを進めていると、あっという間に駅まであと少しとなってしまった。この相合い傘はもうすぐ終わってしまう。


 ーー明日は平日だけど、まだ翔君といたいな。


 「……翔君、あのねっ」


 ザバッー!!!と強い音と共に、突風に吹かれ傘は大破。先程までシトシトと降っていた雨は、洗面器に溜めた水を一気にかけられたような雨に打たれ全身ずぶ濡れ。


 「悠走るよ!」




 慌てて駅構内に入っても、全身ずぶ濡れは変わらず靴の中までぐっちょり。
 髪からはポタポタ水滴が垂れて、髪をかき揚げる翔君がとても色っぽかった。


 「びっくりしたね。ビチャビチャになっちゃった」
 「うん。びっくり……」


 へへへ、なんて笑う僕の事を翔君は見るな否や、ギョっとして腕を引いてズンズン歩き出してしまった。


 「ぁ!ぇ?!……翔君っ」


 僕の戸惑った声には反応せず、駆け込み乗車ギリギリで、電車に乗った。
 周りを見ると僕と翔君のように全身ずぶ濡れの人もチラホラ皆んな酷い雨だったなんて話しているのが聞こえる。


 そして僕は何故かそこまで混んでも無いのに出入口の端っこにピッタリと寄せられ、目の前に向かい合うように翔君が立っている。翔君は腕をドアと手すりに伸ばしているため、僕は動けない状態。そこまで混んでる訳じゃ無いけど、いつも他の人から守ってくれる。痴漢にあったことがあるから。でも今日は特に凄く距離が近い。そして機嫌悪いのか、眉間に皺を寄せている?


 ーーどうしたんだろ。


 「あの、翔君?」
 「次で降りるよ」
 「ぇ?僕まだ先の駅だよ?」


 困惑していると、すぐ次の駅に着いてしまい腕を引かれて電車から降りてしまった。
 この駅は翔君の住んでいるアパートがある駅。ここで降りたということは、向かうところは翔君の家だろう。

 翔君の家は駅から徒歩数分。
 走れば2分くらい。
 改札を出てみると、雨は弱くなっているものの、傘をさして歩いている人が多く駅に併設されているコンビニへ傘を買った方が良いのではないかと思うくらいだった。


 「翔君。傘買いに行く?」
 「……。いや、走る」


 いつもクールな翔君。今日はなんだか、先程から機嫌が悪そうというか、何を考えているのかわからない。


 「いくよ」




 走ること数分。
 靴の中もぐっしょり。再度雨に濡れたところ、走った為に息が上がり、体温も上がって蒸れてきている気がする。
 僕は肩で息をしているのに、翔君は涼しそうな顔。

 アパートに着くと玄関先で待っててと言われて、足早に翔君はお風呂場に入って行った。
 戻ってきた翔君の手にはタオル。


 ーー優しいっ。


 「翔君。何か、怒ってる?」

 持ってきたタオルで僕の頭を少し乱暴に拭いて、脱衣所まで連れてこられた。
 鏡の前に立たされたが、翔君は無言。
 何がしたいのかわからない。


 「……翔君?」
 「Tシャツ、透けてる」


 鏡に映る自分をもう一度見てみると、白いTシャツが濡れてものの見事に乳首が透けていた。
 先程まで息が上がっていて少し暑いくらいだったのに、今は少し冷えたせいか乳首が立って更に目立っている。


 「あっ……」

 顔に一気に熱が集中した。
 サッと胸元を隠す様に胸元に手を置いた。


 「駅にいた人が、悠のことエロい目で見てた」


 ムスッと眉間に皺を寄せて、不機嫌全開。
 悠を誰かに見られる事も嫌なのに、更に下心丸出しの下賤な視線に晒されるなんてもっての外だった。


 「誰も見ないよっ……、それに、翔君だって濡れて服がぴったりしてるよ」

 恥ずかしくなって俯いたが、すぐ翔君の服も透けたり乳首が浮いていることは無かったが、体の線が薄っすら見えてなんとも言えないエロさがあった。

 「俺は別に良いの。乳首も浮いてないし」
 「……だめだよ。エロいもん」

 
 そう言って僕はピタッと体に張り付いた翔君の服を撫でた。
 お臍、腹筋、胸筋、乳首がありそうなところとどんどん手を這わせていった。


 「……ん」


 ちょうど乳首に指が当たったらしい。
 翔君は目を細めて小さく揺れた。


 「ほら、エロい。だから翔君も他の人に見られちゃダメなの。僕が嫌なの」

 
 片手だけだった手は、両手になり片方の乳首も服の上から嬲った。
 優しくさすり、円を描き、指先で引っ掛けるようにすると形がはっきりしてきた。


 「ん、ふっ……、悠の方がダメだよっ。見ていいのは俺だけ」
 「ひっ、んんっ」


 白いシャツから浮いていた乳首に手が当てががわれた。
 正面を向いてお互いの乳首の形を確かめた。
 翔君が爪でひっかいたら僕も翔君のをひっかく。
 そんなことしているうちにそういう雰囲気になってしまうのは必然で、いつの間にやら顔はどんどん近くなり、雨に濡れた髪も乾かさず床に落ちたタオルも拾わずキスをした。


 「んふっ、んっ、翔君気持ちい……」
 「はぁ、んっ。うん。気持ちいね」


 絡み合う舌を吸って、唇を噛んで、鼻から抜ける息にまた朦朧とした。
 僕は立っていられなくなって、洗面台のふちにお尻を預けた。
 少し後ろに下がった僕の足を間に挟むように、翔君が固くなったモノを僕のモノに押し付けてきた。
 ゆっくりゆっくり腰が上下に動く。


 「あっ、翔君のかたい……。こすれて、んんっ」
 「悠も腰引けてないで、こすりつけて……」


 僕は一つの事をやると、他の事が同時にできない。不器用な人間なのです。
 一生懸命翔君の乳首にいたずらしているから、腰を動かすなんてそんな高度なことできません。


 「……んぁっ、難しいよ。翔君のいじれなくなっちゃう」
 「じゃあ、悠だけ気持ちよくなっちゃうね」

 
 優しく耳元で呟く翔君。デロデロに甘やかされて、気持ちよくなりたいけど、僕にだってプライドってものがあるんだ!

 ガッと翔君の腰に手を回して、腰の密着度を高める。
 乳首は結局同時では無理だから一生懸命腰を押し付けて、僕のモノの先端が翔君の物の筋を這うように下からストロークしてみた。


 「んんっ、ぁ、良いよ悠。乳首はしょうがないけど、代わりに俺が悠の気持ちよくしてあげるからね」

 魔性の男め。僕が一生懸命腰を振っているのに余裕を見せ、僕の耳をなめたり、息が付けなくなるほど深いキスをしたり、その上、乳首への刺激は怠らない。
 なんて器用な男なんだ。
 そんな翔君も好き。


 「あぁ、ぁっ、ぁ、翔君、だめっ、そろそろ……んっ、でちゃ」
 「はぁ、ぁ、ん。そうだね。俺もそろそろかな」


 翔君は僕がそろそろ限界だというと、腰を少し引いてズボンを下げてくれようとした。
 だけどそんなこと僕はお構いなしさ。
 というか、もう少々飛んでいて、無我夢中で腰を押し付けた。


 「悠?ズボン脱がないとっ」
 「ぁ、ぁ、あっ、翔君きもちいよっ、ぁ、でちゃぅ。僕でちゃうっ」

 
 ズボンに手をかけてくれていた翔君なんて気にせず、一心不乱に腰を押し付け、雨に濡れたからか僕の我慢汁かわからないシミを翔君に擦り付けて、翔君の首に顔を埋めた。
 翔君も諦めたのか、僕の耳を舐めて自身も僕の動きに合わせて気持ちい所を押し付けてくれているようだった。

 「ん、悠はいけないな……、ぁ、俺もイクっ」
 「あぁ、ぁっ、……ひっ、ぅっ」


 ほぼ同時にビクビクと体を震わせて、肩で息をついた。


 ~~♪
 ちょうどお風呂が沸いたメロディーが流れて、僕の意識は急浮上。
 ズボン履いたまま、イッてしまった!


 「翔君っ、パンツとズボン履いたまま……」
 「ふふっ、そうだね。悠がズボンを脱がせる暇もくれなかったからね」


 顔が真っ赤になってしまって、俯くしかなかった。


「ちょうどお風呂沸いたから、洗濯しようか」
「はい」

 しょぼんと小さくなる僕の頬にキスをして、一緒にお風呂に入るよ。あとお仕置きね。なんて、僕の顔はゆでだこだよ!


 この後お風呂での出来事はおわかりでしょう。
 終わるころには洗濯物の乾燥も終わっていました。
 
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