獣人達の発情期

市樺チカ

文字の大きさ
4 / 8

どれだけ交わり続けただろうか。
ユウキの腹は精液で満たされ、抽挿の度に泡立った液体が漏れる。

シーツは既に役割を果たさない程にぐちゃぐちゃで、様々な染みが出来ていた。

「…一旦抜くよ」

少しばかり冷静になったセイが腰を引く。ずるりと肉杭が抜き取られ、呼吸に合わせて開閉する穴からは大量の精液が溢れ出した。

「ユウキ、起きれる?」
「―…、ぅ」

掠れた声を上げ、体を起こす。枕元に用意されたペットボトルを取り、水を飲んだ。渇きが癒され、熱を持っていた頭が少し冷える。

「お風呂とトイレ…。急がないと」
「…あぁ」

気だるい体を起こし、立ち上がる。セイに強く腕を引かれ、寝室を後にした。



手早く用を足し、風呂場へ入る。シャワーで互いの体を濡らしていると、再びセイが震え出した。

「―間に…合わな…っ」

ぶわり、芳醇な香りが狭い風呂場に充満する。ここでは換気することも出来ない。
ユウキはくらくらと目眩がした。


歯が疼く。
震えるセイを壁に押し付け、唇を貪った。舌を絡め、吸い付いて突き出させると、前歯で軽く噛みつく。

「ん、ぁ」

甘い声が漏れ、セイの体が赤く染まる。鱗の浮いた肌を撫で、胸元を舐めた。

「―っん」

ぴくりと体が揺れる。円を描くように乳輪を撫で、尖った先端をやさしく食んだ。

「ふ、ぅ」

セイががくがくと腰を揺らす。行き場の無い肉杭がふるりと震えている。

「えっろ…」

強く肩を掴み、後ろを向かせる。尻たぶを割り開いて後孔を解し、早々に猛りを捩じ込んだ。

「ぁあっ、ぅ」
「―はぁ、悪ぃ…」

痛みに顔を歪める横顔を見、耳を下げて謝る。

「っん、大丈夫…っ、いいよ―」

セイがゆるく腰を動かし始めた。壁に上体を預け、下半身が別の生き物のようにうねり、肉杭を締め付ける。
淫靡な光景に、どくりと胸が鳴った。
感想 0

あなたにおすすめの小説

人気アイドルの俺、なぜかメンバー全員に好かれてます

七瀬
BL
デビュー4年目の人気アイドルグループ「ECLIPSE(エクリプス)」に所属する芹沢 美澄(せりざわみすみ)は、昔からどこか抜けていてマイペースな性格。 歌もダンスも決して一番ではないはずなのに、なぜかファンからもメンバーからも目を離されない存在だった。 世話焼きな幼なじみ、明るく距離の近い同い年、しっかり者で面倒見のいい年上、掴みどころのない自由人、そして無言で隣にいるリーダー——。 気づけば、美澄の周りにはいつも誰かがいて、当たり前のように甘やかされていく。

貧乏Ωが御曹司αの将来のために逃げた話。

ミカン
BL
オメガバース

キサラギムツキ
BL
長い間アプローチし続け恋人同士になれたのはよかったが…………… 攻め視点から最後受け視点。 残酷な描写があります。気になる方はお気をつけください。

繋ぎの婚約を契約通り解消しようとしたら、王宮に溺愛軟禁されました

こたま
BL
エレンは子爵家のオメガ令息として産まれた。年上のアルファの王子殿下と年齢が釣り合うオメガ令息が少なく、他国との縁組も纏まらないため家格は低いが繋ぎとして一応婚約をしている。王子のことは兄のように慕っており、初恋の人ではあるけれど、契約終了時期か王子に想い人が現れた時には解消されるものと考えていた。ところが婚約解消時期の直前に王子宮に軟禁された。結婚を承諾するまでここから出さないと王子から溢れるほどの愛を与えられる。ハッピーエンドオメガバースBLです。

ネガティブなΩがスパダリαから逃げる

ミカン
BL
オメガバース

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

お兄ちゃんができた!!

くものらくえん
BL
ある日お兄ちゃんができた悠は、そのかっこよさに胸を撃ち抜かれた。 お兄ちゃんは律といい、悠を過剰にかわいがる。 「悠くんはえらい子だね。」 「よしよ〜し。悠くん、いい子いい子♡」 「ふふ、かわいいね。」 律のお兄ちゃんな甘さに逃げたり、逃げられなかったりするあまあま義兄弟ラブコメ♡ 「お兄ちゃん以外、見ないでね…♡」 ヤンデレ一途兄 律×人見知り純粋弟 悠の純愛ヤンデレラブ。