14 / 171
第一章 出会い
起床
しおりを挟む
サー。光が飛び込んでくる。
「起きろ。朝だぞ。」
「んんっ。」
軽く伸びをして、体を起こす。
「おはよう。」
「おはよう。リベが朝ごはんを用意してくれている。
冷めない内に食べにいくぞ。」
まだ、目蓋がうまく開かない。
「うん。」
「まだ眠いか。って・・・ぷははははっ」
片手間で僕に話しかけていたディグニがこちらを向いた瞬間笑い出す。
「俺は先に行くから、髪型整えてから来た方がいいぞ。」
そういうと、ディグニは部屋を出て行ってしまった。
気になって洗面所にいって鏡をみるとそこにはいがぐり頭の僕がいた。
夜中どれだけ暴れていたのだろう。
触ったら刺さるんじゃないかと思うほどツンツンしている。
何度整えようとしてもピンっと跳ねてくる。
濡らして乾かしてを何十回繰り返してやっと治った。急いで部屋を出る。
そこであることに気付く。道が分からない。
昨日の夜は眠気眼で歩いていたからか道を覚えていなかった。
あてずっぽうで進もうかと思っていた時、一人の男の子が話しかけてきた。
「おはようございます。ビスさんですよね。」
僕よりも背が低いメガネをかけた男の子。
敬語が板についている。第一印象はしっかりしていそうだった。
それに気難しそうな感じもあった。
「お、おはよう。うんそうだよ。君は?」
「モルテです。」
名前に聞き覚えがあった。たしか昨日の夕食の時に聞いたんだった。
「モルテ?ああ、ハウとリベの子か。」
「そうです。朝食を食べに下に向かう途中だったんですが、
一緒にいきませんか?」
非常に助かる提案をしてくれる。正直一人で進んだら迷子になりそうだった。
「本当?助かるよ。実は道がどっちかわからなくて困ってたんだ。」
モルテが苦笑いしている。
「あっ。そうだったんですね。こっちですよ。」
なんだか含みのある言い方だった。
馬鹿にされている感じではないと思うんだけど・・・
気まずい雰囲気が流れる。
昨日のリベの言葉を思い出し、聞いてみる。
「そういえば、モルテはリベの手伝いしているんだってね。
偉いね。どんなことしてるの?」
そういうと、モルテは真顔で答えた。
「そんなことないですよ。当たり前のことをしているだけです。そうですね。具体的には、皿洗いとか、ベルの面倒とかですかね。あとは、人手が足りない時にお客さんの相手をする時もありますね。」
「そ、そっか。大変だね。」
会話が続かない。どうしよう。
そんなことを考えていると、案外早く階段まで辿りついた。
階段を降りるのも、若干足早になっている気がする。
一階に近づくにつれていい匂いがしてくる。
一階に着くとディグニの声がした。
「おう、やっと来たか。モルテもありがとうな。」
「いえ。そんなたいしたことじゃないです。それに上に行く用もあったので。」
「モルテはしっかりしてるな。本当にハウの息子か?」
ディグニは冗談めかしく言う。
なにかモルテが呟いているのが聞こえる。
「冗談でもそんなこと言わないでくださいよ。」と。
「ん?なにか言ったか。」
ディグニには聞こえていなかったらしい。
「なんでもないです。」
貼り付けたような笑顔。シーンと場が鎮まる。それを破ったのはリベだった。
「何してるの?そんなところに突っ立ってないでこっちに座って。
早く食べないと冷めちゃうわよ。」
席に座ると美味しそうなものが目に入ってくる。
ご飯、みそ汁、サラダ、焼き魚。卵と海苔もついている。
いい匂いと程よい湯気の立ち方がお腹の動きを活発にさせた。
「グーー。」
みんなの笑い声が広がる。顔に血液が集まってくるのを感じた。
恥ずかしくて、恥ずかしくてたまらなかった。
「さあ、お腹の虫がまた暴れ出す前に食べましょう。」
そういうとみんな手を合わせて「いただきます。」
というので僕は慌ててみんなの真似をするが、僕の声はワンテンポ遅れていた。
美味しくて、箸が止まらない。ご飯がすぐなくなってしまった。
リベが嬉しそうに聞いてくる。
「ふふふっ。そんなに焦って食べなくても大丈夫よ。
まだ、ご飯あるけど、ビス、おかわりする?」
「うん、お願い。」
リベが鼻歌を歌いながら台所に向かっていった。
「リベのご飯が美味しいのはわかるが、食べ過ぎるなよ。
みんなも食べるんだからな。」
ディグニに注意されてしまった。
「う、うん。わかったよ。」
「あら、いいのよ。別に、そんなこと気にせず好きなだけ食べて。」
ディグニと話していると、リベが僕の茶碗を持って戻ってくる。
「こんなに美味しそうに食べてくれたら、作り甲斐があるわ。
ハウもモルテも黙々と食べるんだもん。
美味しいって聞いても返事はあるけど心がこもってないし・・・
最初の頃はあんなに美味しい美味しいっていって食べてくれたのに。」
リベがモルテに視線を送る。モルテはリベの視線に答えた。
「美味しいなぁ。お母さんのご飯は。いくらでも食べられちゃう。」
ディグニと二人で苦笑いをする。
なんてわかりやすいゴマ擂りだろうか。僕でもわかってしまう。
「あら、そう。じゃあ、モルテもご飯おかわりする?」
「うーん。食べたいのはやまやまなんだけど、
そろそろ行かないといけないから。」
そういうと、そそくさと食器を片付けて二階に向かってしまう。
「はあ。」とリベが溜息を着く。リベは遠い目をしていた。
「口が達者になっちゃって。喜んでいいのかしら。
もうちょっと子どもらしくいてくれたらなんて思っちゃうのは贅沢かな。」
「俺はリベやハウの前では充分子どもっぽく見えるけどな。」
「そうかしら。でも、うーん。まあ、そういうことにしておくわ。」
リベは何か納得がいかないようだったが、ディグニを一瞥して口を噤んだ。
話が一段落したみたいだったので、僕は気になっていたことを聞いてみた。
「ねぇ、ハウはどうしたの?」
僕の疑問にディグニが答えてくれる。
「二日酔いらしい。」
「二日酔い?」
今度はリベが答えてくれた。
「お酒を飲みすぎると次の日頭が痛くなったりするの。
あの後、お酒をしこたま飲んでね。ディグニがいった後大変だったんだから。
まあ、今日は仕事夜からみたいだから大丈夫だと思うけど。」
僕は箸が止まってしまう。
大人たちが楽しそうにお酒を飲んでいたので、
どんなに良いものなんだろうと思ってみんなの目を盗んで
お酒の泡を舐めてしまったのだ。結論苦くておいしくなかった。
それにそんなことが起きるなんて。
そんな様子をディグニに見られてしまった。
「おい、ビス。もしかして昨日酒飲んだか。」
「ちょっとだけ泡舐めちゃった。」
「ああ、ハウみたいになるぞ。」
血の気が引いていく。するとリベがディグニを窘める。
「もう。怖がらせないの。泡を少し舐めたぐらいじゃどうにも
ならないから安心して。ほら、私とディグニは何ともないでしょ。
二日酔いになるのは飲みすぎた時だけよ。」
僕はディグニを睨みつける。
安堵もあったが、ディグニに嘘をつかれたことに少し腹が立ったからだ。
「ははは。すまん、すまん。」
「起きろ。朝だぞ。」
「んんっ。」
軽く伸びをして、体を起こす。
「おはよう。」
「おはよう。リベが朝ごはんを用意してくれている。
冷めない内に食べにいくぞ。」
まだ、目蓋がうまく開かない。
「うん。」
「まだ眠いか。って・・・ぷははははっ」
片手間で僕に話しかけていたディグニがこちらを向いた瞬間笑い出す。
「俺は先に行くから、髪型整えてから来た方がいいぞ。」
そういうと、ディグニは部屋を出て行ってしまった。
気になって洗面所にいって鏡をみるとそこにはいがぐり頭の僕がいた。
夜中どれだけ暴れていたのだろう。
触ったら刺さるんじゃないかと思うほどツンツンしている。
何度整えようとしてもピンっと跳ねてくる。
濡らして乾かしてを何十回繰り返してやっと治った。急いで部屋を出る。
そこであることに気付く。道が分からない。
昨日の夜は眠気眼で歩いていたからか道を覚えていなかった。
あてずっぽうで進もうかと思っていた時、一人の男の子が話しかけてきた。
「おはようございます。ビスさんですよね。」
僕よりも背が低いメガネをかけた男の子。
敬語が板についている。第一印象はしっかりしていそうだった。
それに気難しそうな感じもあった。
「お、おはよう。うんそうだよ。君は?」
「モルテです。」
名前に聞き覚えがあった。たしか昨日の夕食の時に聞いたんだった。
「モルテ?ああ、ハウとリベの子か。」
「そうです。朝食を食べに下に向かう途中だったんですが、
一緒にいきませんか?」
非常に助かる提案をしてくれる。正直一人で進んだら迷子になりそうだった。
「本当?助かるよ。実は道がどっちかわからなくて困ってたんだ。」
モルテが苦笑いしている。
「あっ。そうだったんですね。こっちですよ。」
なんだか含みのある言い方だった。
馬鹿にされている感じではないと思うんだけど・・・
気まずい雰囲気が流れる。
昨日のリベの言葉を思い出し、聞いてみる。
「そういえば、モルテはリベの手伝いしているんだってね。
偉いね。どんなことしてるの?」
そういうと、モルテは真顔で答えた。
「そんなことないですよ。当たり前のことをしているだけです。そうですね。具体的には、皿洗いとか、ベルの面倒とかですかね。あとは、人手が足りない時にお客さんの相手をする時もありますね。」
「そ、そっか。大変だね。」
会話が続かない。どうしよう。
そんなことを考えていると、案外早く階段まで辿りついた。
階段を降りるのも、若干足早になっている気がする。
一階に近づくにつれていい匂いがしてくる。
一階に着くとディグニの声がした。
「おう、やっと来たか。モルテもありがとうな。」
「いえ。そんなたいしたことじゃないです。それに上に行く用もあったので。」
「モルテはしっかりしてるな。本当にハウの息子か?」
ディグニは冗談めかしく言う。
なにかモルテが呟いているのが聞こえる。
「冗談でもそんなこと言わないでくださいよ。」と。
「ん?なにか言ったか。」
ディグニには聞こえていなかったらしい。
「なんでもないです。」
貼り付けたような笑顔。シーンと場が鎮まる。それを破ったのはリベだった。
「何してるの?そんなところに突っ立ってないでこっちに座って。
早く食べないと冷めちゃうわよ。」
席に座ると美味しそうなものが目に入ってくる。
ご飯、みそ汁、サラダ、焼き魚。卵と海苔もついている。
いい匂いと程よい湯気の立ち方がお腹の動きを活発にさせた。
「グーー。」
みんなの笑い声が広がる。顔に血液が集まってくるのを感じた。
恥ずかしくて、恥ずかしくてたまらなかった。
「さあ、お腹の虫がまた暴れ出す前に食べましょう。」
そういうとみんな手を合わせて「いただきます。」
というので僕は慌ててみんなの真似をするが、僕の声はワンテンポ遅れていた。
美味しくて、箸が止まらない。ご飯がすぐなくなってしまった。
リベが嬉しそうに聞いてくる。
「ふふふっ。そんなに焦って食べなくても大丈夫よ。
まだ、ご飯あるけど、ビス、おかわりする?」
「うん、お願い。」
リベが鼻歌を歌いながら台所に向かっていった。
「リベのご飯が美味しいのはわかるが、食べ過ぎるなよ。
みんなも食べるんだからな。」
ディグニに注意されてしまった。
「う、うん。わかったよ。」
「あら、いいのよ。別に、そんなこと気にせず好きなだけ食べて。」
ディグニと話していると、リベが僕の茶碗を持って戻ってくる。
「こんなに美味しそうに食べてくれたら、作り甲斐があるわ。
ハウもモルテも黙々と食べるんだもん。
美味しいって聞いても返事はあるけど心がこもってないし・・・
最初の頃はあんなに美味しい美味しいっていって食べてくれたのに。」
リベがモルテに視線を送る。モルテはリベの視線に答えた。
「美味しいなぁ。お母さんのご飯は。いくらでも食べられちゃう。」
ディグニと二人で苦笑いをする。
なんてわかりやすいゴマ擂りだろうか。僕でもわかってしまう。
「あら、そう。じゃあ、モルテもご飯おかわりする?」
「うーん。食べたいのはやまやまなんだけど、
そろそろ行かないといけないから。」
そういうと、そそくさと食器を片付けて二階に向かってしまう。
「はあ。」とリベが溜息を着く。リベは遠い目をしていた。
「口が達者になっちゃって。喜んでいいのかしら。
もうちょっと子どもらしくいてくれたらなんて思っちゃうのは贅沢かな。」
「俺はリベやハウの前では充分子どもっぽく見えるけどな。」
「そうかしら。でも、うーん。まあ、そういうことにしておくわ。」
リベは何か納得がいかないようだったが、ディグニを一瞥して口を噤んだ。
話が一段落したみたいだったので、僕は気になっていたことを聞いてみた。
「ねぇ、ハウはどうしたの?」
僕の疑問にディグニが答えてくれる。
「二日酔いらしい。」
「二日酔い?」
今度はリベが答えてくれた。
「お酒を飲みすぎると次の日頭が痛くなったりするの。
あの後、お酒をしこたま飲んでね。ディグニがいった後大変だったんだから。
まあ、今日は仕事夜からみたいだから大丈夫だと思うけど。」
僕は箸が止まってしまう。
大人たちが楽しそうにお酒を飲んでいたので、
どんなに良いものなんだろうと思ってみんなの目を盗んで
お酒の泡を舐めてしまったのだ。結論苦くておいしくなかった。
それにそんなことが起きるなんて。
そんな様子をディグニに見られてしまった。
「おい、ビス。もしかして昨日酒飲んだか。」
「ちょっとだけ泡舐めちゃった。」
「ああ、ハウみたいになるぞ。」
血の気が引いていく。するとリベがディグニを窘める。
「もう。怖がらせないの。泡を少し舐めたぐらいじゃどうにも
ならないから安心して。ほら、私とディグニは何ともないでしょ。
二日酔いになるのは飲みすぎた時だけよ。」
僕はディグニを睨みつける。
安堵もあったが、ディグニに嘘をつかれたことに少し腹が立ったからだ。
「ははは。すまん、すまん。」
0
あなたにおすすめの小説
男装の薬師は枯れぬ花のつぼみを宿す
天岸 あおい
ファンタジー
久遠の花と呼ばれる優秀な薬師の一族。
そんな彼らを守り続けていた、守り葉と呼ばれし者たち。
守り葉として育てられた子供・みなもだったが、ある日隠れ里を襲われ、生き別れた姉・いずみや仲間たちとの再会を夢見て薬師として生きながら、行方を捜していた。
そんなみなもの元へ現れた、瀕死の重傷を負った青年レオニード。
彼との出会いがみなもの運命の歯車を動かしていく―――。
男装の麗人で、芯が強くて自分の手を汚すことを厭わない主人公と、そんな一筋縄ではいかない主人公を一途に想う、寡黙で真面目な青年の物語。
R18ではありませんが、後半は大人向けの展開になっています。
※他サイトで公開していたものを改題・改稿しております。
※今作は非BLです。期間限定で掲載致します。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
『魔力ゼロの欠陥品』と蔑まれた伯爵令嬢、卒業パーティーで婚約破棄された瞬間に古代魔法が覚醒する ~虐げられ続けた三年間、倍返しでは足りない~
スカッと文庫
恋愛
「貴様のような無能、我が国の王妃には相応しくない。婚約を破棄し、学園から追放する!」
王立魔道学園の卒業パーティー。きらびやかなシャンデリアの下、王太子エドワードの声が冷酷に響いた。彼の隣には、愛くるしい表情で私を嵌めた男爵令嬢、ミナが勝ち誇ったように寄り添っている。
伯爵令嬢のリリアーヌは、入学以来三年間、「魔力ゼロの欠陥品」として学園中の嘲笑を浴び続けてきた。
婚約者であるエドワードからは一度も顧みられず、同級生からはゴミのように扱われ、ミナの自作自演による「いじめ」の濡れ衣まで着せられ……。
それでも、父との「力を隠せ」という約束を守るため、泥を啜るような屈辱に耐え抜いてきた。
――だが、国からも学園からも捨てられた今、もうその約束を守る必要はない。
「さようなら、皆様。……私が消えた後、この国がどうなろうと知ったことではありませんわ」
リリアーヌが身につけていた「魔力封印の首飾り」を自ら引き千切った瞬間、会場は漆黒の魔力に包まれた。
彼女は無能などではない。失われた「古代魔法」をその身に宿す、真の魔道の主だったのだ。
絶望する王太子たちを余目に、隣国の伝説の魔術師アルベルトに拾われたリリアーヌ。
彼女の、残酷で、甘美な復讐劇が今、幕を開ける――。
アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。
ふとした事でスキルが発動。
使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。
⭐︎注意⭐︎
女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。
私の存在
戒月冷音
恋愛
私は、一生懸命生きてきた。
何故か相手にされない親は、放置し姉に顎で使われてきた。
しかし15の時、小学生の事故現場に遭遇した結果、私の生が終わった。
しかし、別の世界で目覚め、前世の知識を元に私は生まれ変わる…
貧乏奨学生の子爵令嬢は、特許で稼ぐ夢を見る 〜レイシアは、今日も我が道つき進む!~
みちのあかり
ファンタジー
同じゼミに通う王子から、ありえないプロポーズを受ける貧乏奨学生のレイシア。
何でこんなことに? レイシアは今までの生き方を振り返り始めた。
第一部(領地でスローライフ)
5歳の誕生日。お父様とお母様にお祝いされ、教会で祝福を受ける。教会で孤児と一緒に勉強をはじめるレイシアは、その才能が開花し非常に優秀に育っていく。お母様が里帰り出産。生まれてくる弟のために、料理やメイド仕事を覚えようと必死に頑張るレイシア。
お母様も戻り、家族で幸せな生活を送るレイシア。
しかし、未曽有の災害が起こり、領地は借金を負うことに。
貧乏でも明るく生きるレイシアの、ハートフルコメディ。
第二部(学園無双)
貧乏なため、奨学生として貴族が通う学園に入学したレイシア。
貴族としての進学は奨学生では無理? 平民に落ちても生きていけるコースを選ぶ。
だが、様々な思惑により貴族のコースも受けなければいけないレイシア。お金持ちの貴族の女子には嫌われ相手にされない。
そんなことは気にもせず、お金儲け、特許取得を目指すレイシア。
ところが、いきなり王子からプロポーズを受け・・・
学園無双の痛快コメディ
カクヨムで240万PV頂いています。
「無能」と捨てられた少女は、神の愛し子だった――。 凍てつく北の地で始まる、聖獣たちと冷徹公爵による「世界一過保護な」逆転生活。
秦江湖
恋愛
魔法適性「鑑定」がすべてを決める、黄金の国ルミナリス。 名門ベルグラード公爵家の末娘アデリーンは、十五歳の鑑定式で、前代未聞の『鑑定不能(黒の沈黙)』を叩き出してしまう。
「我が家の恥さらしめ。二度とその顔を見せるな」
第一王子からは婚約破棄を突きつけられ、最愛の三人の兄たちからも冷酷な言葉とともに、極寒の地「ノースガル公国」へ追放を言い渡されたアデリーン。
着の身着のままで雪原に放り出された彼女が出会ったのは、一匹の衰弱した仔狼――それは、人間には決して懐かないはずの『伝説の聖獣』だった。
「鑑定不能」の正体は、魔力ゼロなどではなく、聖獣と心を通わせる唯一の力『調律師』の証。
行き倒れたアデリーンを救ったのは、誰もが恐れる氷の公爵ゼノスで……。
「こんなに尊い存在を捨てるとは、黄金の国の連中は正気か?」
「聖獣も、私も……お前を離すつもりはない」
氷の公爵に拾われ、聖獣たちに囲まれ、これまでの不遇が嘘のような「極上溺愛」を享受するアデリーン。
一方で、彼女を捨てた黄金の国は、聖獣の加護を失い崩壊の危機に直面していた。
慌ててアデリーンを連れ戻そうとする身勝手な王族たち。
しかし、彼らの前には「復讐」の準備を終えたアデリーンの兄たちが立ちはだかる。
「遅いよ。僕らのかわいい妹を泣かせた罪、一生かけて償ってもらうからね」
これは、すべてを失った少女が、真の居場所と愛を見つけるまでの物語。
婚約破棄されたスナギツネ令嬢、実は呪いで醜くなっていただけでした
宮之みやこ
恋愛
細すぎる一重の目に、小さすぎる瞳の三百眼。あまりの目つきの悪さに、リュシエルが婚約者のハージェス王子に付けられたあだ名は『スナギツネ令嬢』だった。
「一族は皆美形なのにどうして私だけ?」
辛く思いながらも自分にできる努力をしようと頑張る中、ある日ついに公の場で婚約解消を言い渡されてしまう。どうやら、ハージェス王子は弟のクロード王子の婚約者であるモルガナ侯爵令嬢と「真実の愛」とやらに目覚めてしまったらしい。
(この人たち、本当に頭がおかしいんじゃないのかしら!?)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる