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第2章 老人との出会い
老人
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俺たちは今、みすぼらしいおじいさんの前に立っていた。なぜかって⁉ヒルさんに紹介されたんだ。この人なら情報を持っているかもしれないと。昨日の夜ヒルさんに聞いたのだ。”情報は集まってる?”と。それがすべてのはじまりだった。
俺は腕を真っ赤にしながら、夕食を取っていた。まだヒリヒリ痛んでくる。
「っ。はあ。なんであんなに俺が持たなくちゃいけなかったんだよ。風呂に入るのも億劫だ。」
「ロガ、なんか言った?」
「いえ、何も言ってません。」
そんなやり取りをしているとヒルさんが割って入ってくる。
「二人とも楽しそうだね。」
「ははっ。そう見えます?それより、ヒルさんの方は情報集まってる?こっちは前に話した通り手詰まりで・・・」
そう問うとヒルさんの顔は険しいものになった。
「集まってるよ。・・・って言いたいところだけどごめんね。全然なんだ。」
最初の言葉に少し期待をしてしまった。”そっか”と返事をするとヒルさんは慌てて話し出す。
「あっ。でもあのおじいさんなら知ってるかもよ。」
「あのおじいさんって誰ですか?」
俺より先にディタが問いかけていた。ディタも気になるらしい。
「最近ここにやってきた人なんだけどね。町はずれに野宿している人がいるんだよ。確か名前は”フォルク”さんだったかな。噂ではあの本に書かれているダンジョンをいくつか攻略したとか。」
「本当?」
そういっておきながら、それなら何でヒルさんが聞いて来ないんだろうと思ってしまう。こんなに好奇心旺盛なヒルさんが聞きにいかないはずがない。
「それが本当なら、明日行ってみないとね。」
ディタはもうノリノリだった。行く気満々である。
「うーん。でも、あの人、気難しいからな。挑むんだったら覚悟しておいた方がいいよ。」
俺は喉に引っかかっているものを取りたくて質問した。
「ヒルさん一つ聞いてもいいですか?」
「ん?いいよ。」
「もしかして、ヒルさん聞きに行ってます?」
「はははっ。ばれたか。」
ヒルさんは口から下を出していわゆる”テヘペロ”というやつをやっていた。それにしても、ヒルさんの舌は細長かった。いや、うん。ヒルさんがやるとなんだか獲物を狙っているように見える。正直見たくなかったのが本音だ。
「もう惨敗だったよ。全然答えてくれないんだ。”お前に話すことはない”ってね。でも、君たちならもしかして、と思ってね。行くか行かないかは君たちに任せるよ。」
そういってヒルさんは台所に消えていく。
「どうする?ロガ。」
ディタも冷静になったのか、そう投げかけてきた。
「どうするも何も。今手がかりがない状態だからな。少しでも手がかりになることは俺はやっておきたいと思ってる。いいかな?」
「ロガがそういうならいいわよ。」
ディタはあっさり了承してくれる。まあ、ディタからすればどっちでもよかったのだろう。聞きにいかないのであれば他の手を考えるだけだしな。あくまで一つの手に過ぎない。
「じゃあ、決まりだな。そうと決まれば早く寝て明日に備えないとな。」
そういって俺は食堂を出ようとする。
「ちょっとまって。忘れてることあるわよ。」
ディタは神妙な面持ちだった。何か忘れてることってあったっけ?俺が首を傾げているのに訝しく思ったのかこう続けた。
「あなたわざとじゃないでしょうね。・・・はあ、お風呂よ。お風呂。時間どうする?」
「ああ、そういえば決めてなかったな。」
ディタに言われて初めて気づいた。そういえばそういうこともあった。
「お、思い出すな‼早く決めるわよ。」
そんな午前中の出来事が嘘のようなにぎやかな夜だった。
俺は腕を真っ赤にしながら、夕食を取っていた。まだヒリヒリ痛んでくる。
「っ。はあ。なんであんなに俺が持たなくちゃいけなかったんだよ。風呂に入るのも億劫だ。」
「ロガ、なんか言った?」
「いえ、何も言ってません。」
そんなやり取りをしているとヒルさんが割って入ってくる。
「二人とも楽しそうだね。」
「ははっ。そう見えます?それより、ヒルさんの方は情報集まってる?こっちは前に話した通り手詰まりで・・・」
そう問うとヒルさんの顔は険しいものになった。
「集まってるよ。・・・って言いたいところだけどごめんね。全然なんだ。」
最初の言葉に少し期待をしてしまった。”そっか”と返事をするとヒルさんは慌てて話し出す。
「あっ。でもあのおじいさんなら知ってるかもよ。」
「あのおじいさんって誰ですか?」
俺より先にディタが問いかけていた。ディタも気になるらしい。
「最近ここにやってきた人なんだけどね。町はずれに野宿している人がいるんだよ。確か名前は”フォルク”さんだったかな。噂ではあの本に書かれているダンジョンをいくつか攻略したとか。」
「本当?」
そういっておきながら、それなら何でヒルさんが聞いて来ないんだろうと思ってしまう。こんなに好奇心旺盛なヒルさんが聞きにいかないはずがない。
「それが本当なら、明日行ってみないとね。」
ディタはもうノリノリだった。行く気満々である。
「うーん。でも、あの人、気難しいからな。挑むんだったら覚悟しておいた方がいいよ。」
俺は喉に引っかかっているものを取りたくて質問した。
「ヒルさん一つ聞いてもいいですか?」
「ん?いいよ。」
「もしかして、ヒルさん聞きに行ってます?」
「はははっ。ばれたか。」
ヒルさんは口から下を出していわゆる”テヘペロ”というやつをやっていた。それにしても、ヒルさんの舌は細長かった。いや、うん。ヒルさんがやるとなんだか獲物を狙っているように見える。正直見たくなかったのが本音だ。
「もう惨敗だったよ。全然答えてくれないんだ。”お前に話すことはない”ってね。でも、君たちならもしかして、と思ってね。行くか行かないかは君たちに任せるよ。」
そういってヒルさんは台所に消えていく。
「どうする?ロガ。」
ディタも冷静になったのか、そう投げかけてきた。
「どうするも何も。今手がかりがない状態だからな。少しでも手がかりになることは俺はやっておきたいと思ってる。いいかな?」
「ロガがそういうならいいわよ。」
ディタはあっさり了承してくれる。まあ、ディタからすればどっちでもよかったのだろう。聞きにいかないのであれば他の手を考えるだけだしな。あくまで一つの手に過ぎない。
「じゃあ、決まりだな。そうと決まれば早く寝て明日に備えないとな。」
そういって俺は食堂を出ようとする。
「ちょっとまって。忘れてることあるわよ。」
ディタは神妙な面持ちだった。何か忘れてることってあったっけ?俺が首を傾げているのに訝しく思ったのかこう続けた。
「あなたわざとじゃないでしょうね。・・・はあ、お風呂よ。お風呂。時間どうする?」
「ああ、そういえば決めてなかったな。」
ディタに言われて初めて気づいた。そういえばそういうこともあった。
「お、思い出すな‼早く決めるわよ。」
そんな午前中の出来事が嘘のようなにぎやかな夜だった。
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