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第3章 祭壇の謎
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結果を言うと、凍えることはなかった。逆に熱い。それに、ジャリドの姿は目の前に存在する。ただ、前の姿よりも縮んでいるように見えた。
「ディタ、魔法を解いても大丈夫だ。ジャリドの攻撃も止まっているし、体も縮んでいるようだ。俺たちの魔法は確実の効いてる。」
「だったら、このまま続けたほうが・・・」
「ダメだ。俺たちが自分たちの魔法で倒れたら元も子もないだろう。」
「そ、そうね。わかったわ。」
とは言ったもののどうするか。ジャリドは溶けていてるとはいえこのままにしてしまえば、また復活してしまうだろう。早く手を打たないと。
「ロガ、あそこ見て。」
「え?どこだよ。」
ディタの方を向くと、ジャリドへと指を指していた。その先を追うと、そこには鼻があった。いや、もともとあったのだが、さっきとは色が違う気がする。ただ、色が違うのはそこだけだった。
「考えて無駄なことはわかってる。行動あるのみだ‼」
俺は全速力で走りだした。そして飛んだ。言葉の如く。
「いけ~‼ロガー‼」
ディタの声がする。俺の頭は今冴えていた。色々な情報が入ってくる。近づくにつれ寒さが感じられる。そして徐々に氷におおわれてしまう鼻。俺に向かってくる手。そして、大きく開かれた口。ただ、それが俺に放たれることも、触れることも敵うこともなかった。
「フレイムソード‼」
思い切りジャリドの鼻に叩きつける。微かにバリッという音が聞こえたかと思うとジャリドの体中にその音が広がった。ただ、そのあと氷が落ちる音はしなかった。
「おりゃああああああ‼」
そして、ジャリドは白い湯気となり消えていった。
俺は魔法を振るい、空中に留まっていた。
「や、やった。・・・って、うわわわわわ~。こうなること考えてなかったー‼」
俺は地面に向かって真っ逆さま。どうすればいい?どうすれば?
「ロガ、これを受け取って~‼」
「ひええええええええ‼」
俺はディタが投げてきたものを何かわからず受け取った。そこには目をぐるぐる回したレクスがいた。
「こいつをどうしろと!?」
ふとあの時のことを思い出す。ただ、うまくいくかわからない。
「ああ、もう。おい、起きろ‼レクス。」
「ふぇ?な、何?」
「いいから飛べ‼」
その瞬間、目の前が真っ白になった。目を閉じたわけでも、意識が飛んだわけでもない。文字通りの意味だ。微かにできた粉雪の山、それが舞ったのだ。ただ、それがクッションになるわけでもなく舞ったそれだけ。グヘッ
「いってー‼・・・でも、助かった。」
「んんんん、んんん‼」
そしてどこからともなく声が聞こえてくる。
「ディタ、魔法を解いても大丈夫だ。ジャリドの攻撃も止まっているし、体も縮んでいるようだ。俺たちの魔法は確実の効いてる。」
「だったら、このまま続けたほうが・・・」
「ダメだ。俺たちが自分たちの魔法で倒れたら元も子もないだろう。」
「そ、そうね。わかったわ。」
とは言ったもののどうするか。ジャリドは溶けていてるとはいえこのままにしてしまえば、また復活してしまうだろう。早く手を打たないと。
「ロガ、あそこ見て。」
「え?どこだよ。」
ディタの方を向くと、ジャリドへと指を指していた。その先を追うと、そこには鼻があった。いや、もともとあったのだが、さっきとは色が違う気がする。ただ、色が違うのはそこだけだった。
「考えて無駄なことはわかってる。行動あるのみだ‼」
俺は全速力で走りだした。そして飛んだ。言葉の如く。
「いけ~‼ロガー‼」
ディタの声がする。俺の頭は今冴えていた。色々な情報が入ってくる。近づくにつれ寒さが感じられる。そして徐々に氷におおわれてしまう鼻。俺に向かってくる手。そして、大きく開かれた口。ただ、それが俺に放たれることも、触れることも敵うこともなかった。
「フレイムソード‼」
思い切りジャリドの鼻に叩きつける。微かにバリッという音が聞こえたかと思うとジャリドの体中にその音が広がった。ただ、そのあと氷が落ちる音はしなかった。
「おりゃああああああ‼」
そして、ジャリドは白い湯気となり消えていった。
俺は魔法を振るい、空中に留まっていた。
「や、やった。・・・って、うわわわわわ~。こうなること考えてなかったー‼」
俺は地面に向かって真っ逆さま。どうすればいい?どうすれば?
「ロガ、これを受け取って~‼」
「ひええええええええ‼」
俺はディタが投げてきたものを何かわからず受け取った。そこには目をぐるぐる回したレクスがいた。
「こいつをどうしろと!?」
ふとあの時のことを思い出す。ただ、うまくいくかわからない。
「ああ、もう。おい、起きろ‼レクス。」
「ふぇ?な、何?」
「いいから飛べ‼」
その瞬間、目の前が真っ白になった。目を閉じたわけでも、意識が飛んだわけでもない。文字通りの意味だ。微かにできた粉雪の山、それが舞ったのだ。ただ、それがクッションになるわけでもなく舞ったそれだけ。グヘッ
「いってー‼・・・でも、助かった。」
「んんんん、んんん‼」
そしてどこからともなく声が聞こえてくる。
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