14 / 136
第一章
気持ちに蓋をする
しおりを挟む
私は徐々に明るくなり始めた空を見上げ、自分に寄り添うように眠る人と、自分の腕の中で眠る赤子を見下ろす。
日をまたぐ頃にジェダイドに眠るように言ったが、彼は結局それを受け入れず、ぎりぎりまで起きていてくれたが、睡魔に負けて私に凭れ掛かりながら眠りについた。
そして、セラフィナイトも馬車の中で寝かせようと何度かしたが、その度にぐずるので、流石に中の二人を起こすのは拙いと思い、結局は私の方が折れてしまった。
「おやおや、もう起きてたのかい?」
「あ、おはようございます。」
馬車から出て来たマギーおばさんに私は頭を下げる。
「……マラカイト。」
「はい。」
私の顔を見たマギーおばさんは何となく怖いかをする。
「寝てないだろう?」
マギーおばさんの疑問で聞いているはずなのに、断定的な言葉に私は苦笑を浮かべる。
「……子どもは遊ぶのと寝るのが仕事なんだよ。」
「私の今の仕事は護衛なので。」
「……。」
私の言葉にマギーおばさんは大きな溜息を零した。
「マラカイト。」
「はい。」
真剣なマギーおばさんの言葉に私はセラフィナイトの髪を一度撫でて、彼女に顔を向ける。
「お前さんが優秀なのは重々に知っているが、お前さんはまだ十歳なのだろう?」
「この仕事に老いも若きもありません、雇い主の安全を守るのが護衛の役目です。」
「お前さんの仕事に見合うようなお給金は出せないよ。」
「私たちは目的地に向かうまで歩いていくつもりでしたので、むしろ乗せてもらえるだけで、十分どころか私たちの方が支払いをしたいくらいです。」
「……。」
マギーおばさんは額に手を当て、息を吐く。
「お前さんのような子どもはまだまだ親の庇護で護られていて当然なのに……、本当にこの世はうまくできていないのだろうね。」
「私は十分に守られています。」
「……。」
憐れむような目に私は一瞬驚くが、私は本心だった。
こうやって見ず知らずの怪しい子どもの心配をしてくれる数人の大人がいてくれた、そのお陰で私はここまでやって来られた。
それ以上を望んでどうなるのだろう、と私は考える。
「もっと子どもだと自覚してくれればいいのだけどね。」
「色々未熟ですけど?」
「………本当にこの子は。」
私の言葉に呆れたような顔をするマギーおばさんに私は首を傾げる。
「本当にな。」
呆れた声音に私は彼が起きていた事を少し前から気づいていたが、気づいていなかったマギーおばさんは少し驚いたような顔をする。
「おや、起きていたのか。」
「はい、おはようございます。」
礼儀正しいジェダイドに私はやっぱり、彼は彼なのだと懐かしく思う。
「前」の出会った頃の彼は口数が少なかったが、それでも、ちゃんとお礼の言葉も謝罪の言葉も言える人だった。
真っ直ぐにでも、どこか寂しそうな彼に自分は傍に居たいと思った、それは作られたからではなかったと思う、名もない自分がそう願っていたのだと、今ならそう口にできると思う。
でも、当時の自分はそれが作られた気持ちなのか、自分が生み出している気持ちなのか分からなくって、彼に言う事が出来なかった、その為彼は作られた気持ちだと思っていたのか、自分と距離を置いていたように思う。
そんな事を考えてたら、いつの間にか心配そうにのぞき込むジェイドの顔があり、わずかに驚く。
「な、何?」
「ボーとしているが、大丈夫なのか?」
「ちょっと考え事をしていたから。」
「……。」
ジッと見つめられ、何となく気恥ずかしくなり、私は思わず逃げるように顔を背ける。
そして、そこでようやく、マギーおばさんがいなくなっている事に気づく。
「マギーおばさんは?」
「朝食の支度だと言って離れて行った。」
「そうなんだ。」
手伝いに行かないと、と思っている私にジェダイドが話しかけてくる。
「考え事って、何だ。」
「マギーおばさんの村の後どうやって行こうかと。」
「真っ直ぐは無理なのか?」
「無理とは言えないけど、その代り、屋根のない所で寝る事になるし、ずっと歩きっぱなしになるから、それなら、町の移動の馬車に乗ってからの方が早いと思うの。」
「……そうなのか。」
「ええ、地図だったら、確かにまっすぐに行けば早く思うけど、それだと、すぐに無理が来ると思うの。」
「そうだな、セラがいるしな。」
「……。」
ジェダイドの言葉に私は思わず苦笑いを浮かべる。
言えない、セラフィナイトは精霊なので、人と違い、自然の気を取り込む事が出来れば回復が早い、そして、私はある程度鍛えているので、一週間くらいなら不眠不休でもガタが来ないだろう。
でも、良い所のお坊ちゃんのジェダイドはそうもいかない、こうやって馬車に乗っているからある程度の疲労で済んでいるが、多分歩いていれば口もきけない程になっているだろう。
「何だ?」
「ううん、何でもない。」
想像以上の事態に私は口で適当に言った事を真剣に検討しなくてはならないだろうと思う。
「朝ごはんの準備を手伝わないと。」
「おい、休めよ。」
「好きでしているの、セラフィナイトをよろしくね。」
私はジェダイドにセラフィナイトを預け、朝食の支度をしているマギーおばさんの方まで向かう。
「マラカイト。」
呼び止められ、私は足を止める。
「少しでも不調があるのなら絶対に言え。」
心配しているのだと理解し、私は初めての感情に戸惑う。
暖かいような、気恥ずかしいような、でも悪くない感情、前からわずかに確かにあった感情だったが、ここまで明らかになったのは初めてで、私は戸惑う。
「だ、大丈夫――。」
「大丈夫かも知れないがそれも、言え。」
頷いた方がいいと思った、でも、私は何故か頷けなった。
彼は守る存在。
彼を支えるのは私。
でも、私は誰にも支える訳にはいかない。
だって私は「 」だから。
ハッとなり、私は表情を消す。
「マラカイト?」
私の纏う空気が変わった事に気づいたのか、ジェダイドは心配そうにのぞき込む。
「私は大丈夫、強いから。」
そう言い残し、私は先ほど感じた感情に蓋をする。
私は「 」それは前も今も変わらない。
彼は「 」が触れていい人ではない、だから、私は一人で立たなければならない。
もっと、力が欲しい。
もっと、知識が欲しい。
一人で立って居られて、それでもって彼を守れる自分になりたい。
目に見えない傷を負った少女は周りの負の目にしか目を向けない。
温かいものに気づいていても、彼女は自分を「 」だと信じて疑わないので、受け入れられない。
もどかしいものを感じる少年は彼女の華奢で小さな背を見る事しか出来ない。
拒絶の意思を見せる背に、縋りつきたい、でも、縋りつけば、彼女は母のような母性で自分を受け入れるのだと本能で悟っているのか、彼はそうはしない。
彼が望んでいるのは彼女の隣なのだ。
険しくこんな道に少女と少年は互いを思ってながらもすれ違う事しか出来ないでいた。
日をまたぐ頃にジェダイドに眠るように言ったが、彼は結局それを受け入れず、ぎりぎりまで起きていてくれたが、睡魔に負けて私に凭れ掛かりながら眠りについた。
そして、セラフィナイトも馬車の中で寝かせようと何度かしたが、その度にぐずるので、流石に中の二人を起こすのは拙いと思い、結局は私の方が折れてしまった。
「おやおや、もう起きてたのかい?」
「あ、おはようございます。」
馬車から出て来たマギーおばさんに私は頭を下げる。
「……マラカイト。」
「はい。」
私の顔を見たマギーおばさんは何となく怖いかをする。
「寝てないだろう?」
マギーおばさんの疑問で聞いているはずなのに、断定的な言葉に私は苦笑を浮かべる。
「……子どもは遊ぶのと寝るのが仕事なんだよ。」
「私の今の仕事は護衛なので。」
「……。」
私の言葉にマギーおばさんは大きな溜息を零した。
「マラカイト。」
「はい。」
真剣なマギーおばさんの言葉に私はセラフィナイトの髪を一度撫でて、彼女に顔を向ける。
「お前さんが優秀なのは重々に知っているが、お前さんはまだ十歳なのだろう?」
「この仕事に老いも若きもありません、雇い主の安全を守るのが護衛の役目です。」
「お前さんの仕事に見合うようなお給金は出せないよ。」
「私たちは目的地に向かうまで歩いていくつもりでしたので、むしろ乗せてもらえるだけで、十分どころか私たちの方が支払いをしたいくらいです。」
「……。」
マギーおばさんは額に手を当て、息を吐く。
「お前さんのような子どもはまだまだ親の庇護で護られていて当然なのに……、本当にこの世はうまくできていないのだろうね。」
「私は十分に守られています。」
「……。」
憐れむような目に私は一瞬驚くが、私は本心だった。
こうやって見ず知らずの怪しい子どもの心配をしてくれる数人の大人がいてくれた、そのお陰で私はここまでやって来られた。
それ以上を望んでどうなるのだろう、と私は考える。
「もっと子どもだと自覚してくれればいいのだけどね。」
「色々未熟ですけど?」
「………本当にこの子は。」
私の言葉に呆れたような顔をするマギーおばさんに私は首を傾げる。
「本当にな。」
呆れた声音に私は彼が起きていた事を少し前から気づいていたが、気づいていなかったマギーおばさんは少し驚いたような顔をする。
「おや、起きていたのか。」
「はい、おはようございます。」
礼儀正しいジェダイドに私はやっぱり、彼は彼なのだと懐かしく思う。
「前」の出会った頃の彼は口数が少なかったが、それでも、ちゃんとお礼の言葉も謝罪の言葉も言える人だった。
真っ直ぐにでも、どこか寂しそうな彼に自分は傍に居たいと思った、それは作られたからではなかったと思う、名もない自分がそう願っていたのだと、今ならそう口にできると思う。
でも、当時の自分はそれが作られた気持ちなのか、自分が生み出している気持ちなのか分からなくって、彼に言う事が出来なかった、その為彼は作られた気持ちだと思っていたのか、自分と距離を置いていたように思う。
そんな事を考えてたら、いつの間にか心配そうにのぞき込むジェイドの顔があり、わずかに驚く。
「な、何?」
「ボーとしているが、大丈夫なのか?」
「ちょっと考え事をしていたから。」
「……。」
ジッと見つめられ、何となく気恥ずかしくなり、私は思わず逃げるように顔を背ける。
そして、そこでようやく、マギーおばさんがいなくなっている事に気づく。
「マギーおばさんは?」
「朝食の支度だと言って離れて行った。」
「そうなんだ。」
手伝いに行かないと、と思っている私にジェダイドが話しかけてくる。
「考え事って、何だ。」
「マギーおばさんの村の後どうやって行こうかと。」
「真っ直ぐは無理なのか?」
「無理とは言えないけど、その代り、屋根のない所で寝る事になるし、ずっと歩きっぱなしになるから、それなら、町の移動の馬車に乗ってからの方が早いと思うの。」
「……そうなのか。」
「ええ、地図だったら、確かにまっすぐに行けば早く思うけど、それだと、すぐに無理が来ると思うの。」
「そうだな、セラがいるしな。」
「……。」
ジェダイドの言葉に私は思わず苦笑いを浮かべる。
言えない、セラフィナイトは精霊なので、人と違い、自然の気を取り込む事が出来れば回復が早い、そして、私はある程度鍛えているので、一週間くらいなら不眠不休でもガタが来ないだろう。
でも、良い所のお坊ちゃんのジェダイドはそうもいかない、こうやって馬車に乗っているからある程度の疲労で済んでいるが、多分歩いていれば口もきけない程になっているだろう。
「何だ?」
「ううん、何でもない。」
想像以上の事態に私は口で適当に言った事を真剣に検討しなくてはならないだろうと思う。
「朝ごはんの準備を手伝わないと。」
「おい、休めよ。」
「好きでしているの、セラフィナイトをよろしくね。」
私はジェダイドにセラフィナイトを預け、朝食の支度をしているマギーおばさんの方まで向かう。
「マラカイト。」
呼び止められ、私は足を止める。
「少しでも不調があるのなら絶対に言え。」
心配しているのだと理解し、私は初めての感情に戸惑う。
暖かいような、気恥ずかしいような、でも悪くない感情、前からわずかに確かにあった感情だったが、ここまで明らかになったのは初めてで、私は戸惑う。
「だ、大丈夫――。」
「大丈夫かも知れないがそれも、言え。」
頷いた方がいいと思った、でも、私は何故か頷けなった。
彼は守る存在。
彼を支えるのは私。
でも、私は誰にも支える訳にはいかない。
だって私は「 」だから。
ハッとなり、私は表情を消す。
「マラカイト?」
私の纏う空気が変わった事に気づいたのか、ジェダイドは心配そうにのぞき込む。
「私は大丈夫、強いから。」
そう言い残し、私は先ほど感じた感情に蓋をする。
私は「 」それは前も今も変わらない。
彼は「 」が触れていい人ではない、だから、私は一人で立たなければならない。
もっと、力が欲しい。
もっと、知識が欲しい。
一人で立って居られて、それでもって彼を守れる自分になりたい。
目に見えない傷を負った少女は周りの負の目にしか目を向けない。
温かいものに気づいていても、彼女は自分を「 」だと信じて疑わないので、受け入れられない。
もどかしいものを感じる少年は彼女の華奢で小さな背を見る事しか出来ない。
拒絶の意思を見せる背に、縋りつきたい、でも、縋りつけば、彼女は母のような母性で自分を受け入れるのだと本能で悟っているのか、彼はそうはしない。
彼が望んでいるのは彼女の隣なのだ。
険しくこんな道に少女と少年は互いを思ってながらもすれ違う事しか出来ないでいた。
0
あなたにおすすめの小説
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
聖女を追放した国は、私が祈らなくなった理由を最後まで知りませんでした
藤原遊
ファンタジー
この国では、人の悪意や欲望、嘘が積み重なると
土地を蝕む邪気となって現れる。
それを祈りによって浄化してきたのが、聖女である私だった。
派手な奇跡は起こらない。
けれど、私が祈るたびに国は荒廃を免れてきた。
――その役目を、誰一人として理解しないまま。
奇跡が少なくなった。
役に立たない聖女はいらない。
そう言われ、私は静かに国を追放された。
もう、祈る理由はない。
邪気を生み出す原因に目を向けず、
後始末だけを押し付ける国を守る理由も。
聖女がいなくなった国で、
少しずつ異変が起こり始める。
けれど彼らは、最後まで気づかなかった。
私がなぜ祈らなくなったのかを。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
混血の私が純血主義の竜人王子の番なわけない
三国つかさ
恋愛
竜人たちが通う学園で、竜人の王子であるレクスをひと目見た瞬間から恋に落ちてしまった混血の少女エステル。好き過ぎて狂ってしまいそうだけど、分不相応なので必死に隠すことにした。一方のレクスは涼しい顔をしているが、純血なので実は番に対する感情は混血のエステルより何倍も深いのだった。
お妃さま誕生物語
すみれ
ファンタジー
シーリアは公爵令嬢で王太子の婚約者だったが、婚約破棄をされる。それは、シーリアを見染めた商人リヒトール・マクレンジーが裏で糸をひくものだった。リヒトールはシーリアを手に入れるために貴族を没落させ、爵位を得るだけでなく、国さえも手に入れようとする。そしてシーリアもお妃教育で、世界はきれいごとだけではないと知っていた。
小説家になろうサイトで連載していたものを漢字等微修正して公開しております。
老聖女の政略結婚
那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。
六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。
しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。
相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。
子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。
穏やかな余生か、嵐の老後か――
四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。
没落領地の転生令嬢ですが、領地を立て直していたら序列一位の騎士に婿入りされました
藤原遊
ファンタジー
魔力不足、財政難、人手不足。
逃げ場のない没落領地を託された転生令嬢は、
“立て直す”以外の選択肢を持たなかった。
領地経営、改革、そして予想外の縁。
没落から始まる再建の先で、彼女が選ぶ未来とは──。
※完結まで予約投稿しました。安心してお読みください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる