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第六章
第六章「体育祭」7
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涼也は痛む頭を押さえていた。
「何でだ……。」
カシャカシャと写真を撮る女子の群れ。
それを見ている男子どもは引いている。
「雪美さんに送ってる?」
「ええ、実況付きで好評よ。」
「よっしゃー。」
「……。」
何故二人三脚でここまで盛り上がるのかと涼也は頭がさらに痛くなる。
同性同士の二人三脚で先ほど女子の部は終わったのだが、男子の部になったとたんクラスメートの女子たちは盛り上がり出した。
「うわー、密着。」
「うんうん。」
「おっ、凸凹コンビ意外に早いじゃん。」
「みんなみんな、もうそろそろ、本命よ。」
「よっしゃーっ!」
騒ぐ女子の言葉にとうとう涼也は頭を抱えて落ち込む。
「……従姉が悪影響を与えている現場をこの目で見ないといけないって、何と言う苦行だ……。」
どうしてこうなった。
「前」の時はこんな事にはならなかった。
確かに雪美は女子に人気があったのは確かだった。
雪美が化粧をすればそれをこぞって、真似をしていた。
雪美が読書をすればそれを読む人も増えた。
「ん?」
涼也は色々考えて汗をだらだらと流す。
「えっと、つまりは昔も今も女子に影響力があった?」
分かってしまいたくなかった事実に涼也は顔を引きつらせる。
今回、雪美はアレになってしまった。
だから、クラスの女子はアレに染まってしまったと言う事だろうか。
「マズイ……、つーか、俺の所為じゃないよな……。」
何が切っ掛けでああなってしまったのかは分からないが、涼也はアレになった原因が自分にない事を切実に祈った。
というか、アレになった原因が自分だったら半分死ぬ。
精神的に死ぬ。
「きゃああああああああああああああっ!」
「よっしゃあああああっ!」
「大本命来たあああああああああああああああああっ!」
女子の発狂した叫び声に涼也はハッとなる。
そして、顔を上げれば普通に二人三脚をする碧と樹の姿があった。
思っていたよりもなかなかのコンビなのか無言の癖に一番をキープしている。
しかし、途中碧が何かに足を取られたと思ったら、樹が舌打ちをしながら彼を支える場面があった。
その時女子は沸き、二人三脚をしている二人は口論しながら無事一着でゴールにたどり着いたのだった。
「おい、樹支えてくれたのはマジ助かったけど、何だよ舌打ちって。」
「ああ?てめぇがちゃんとやればオレは余計な体力を削られなかったからだよ。」
「んだと。」
「つーか、てめぇは感謝の言葉ひとつまともに言えないのかよ。」
「……。」
「本当に可愛げがねぇな。」
「男に可愛げ何て求める方が最初から無駄なんだよ。」
まともな事を言う碧に涼也は頷きたくなるが、それよりも先に、女子が恐ろしい反応をしているので、涼也は呆気に取られてしまった。
「大丈夫よ、碧、あんたはそこらへんの女子よりも、女っぽい容姿しているし。」
「つーか、受け何だから可愛いに決まっているし。」
「というか、その反応マジ最高。」
「よし、雪美さんに送信。」
「あっ、こっちは画像送ったよ。」
「了解、音声もオッケーよ。」
「ふふふ、これで、次のお話しも期待大ね。」
「うんうん、やっぱ樹×碧は良いよね。」
「あっ、でも、最近はあっちもいいけど?」
「あー、確かにノーマークだったけど、平凡×強面もいいわね。」
「ねー。」
涼也はこれ以上女子の話を聞きたくなかったので、こっそりと席を外すことにしたのだった。
「何でだ……。」
カシャカシャと写真を撮る女子の群れ。
それを見ている男子どもは引いている。
「雪美さんに送ってる?」
「ええ、実況付きで好評よ。」
「よっしゃー。」
「……。」
何故二人三脚でここまで盛り上がるのかと涼也は頭がさらに痛くなる。
同性同士の二人三脚で先ほど女子の部は終わったのだが、男子の部になったとたんクラスメートの女子たちは盛り上がり出した。
「うわー、密着。」
「うんうん。」
「おっ、凸凹コンビ意外に早いじゃん。」
「みんなみんな、もうそろそろ、本命よ。」
「よっしゃーっ!」
騒ぐ女子の言葉にとうとう涼也は頭を抱えて落ち込む。
「……従姉が悪影響を与えている現場をこの目で見ないといけないって、何と言う苦行だ……。」
どうしてこうなった。
「前」の時はこんな事にはならなかった。
確かに雪美は女子に人気があったのは確かだった。
雪美が化粧をすればそれをこぞって、真似をしていた。
雪美が読書をすればそれを読む人も増えた。
「ん?」
涼也は色々考えて汗をだらだらと流す。
「えっと、つまりは昔も今も女子に影響力があった?」
分かってしまいたくなかった事実に涼也は顔を引きつらせる。
今回、雪美はアレになってしまった。
だから、クラスの女子はアレに染まってしまったと言う事だろうか。
「マズイ……、つーか、俺の所為じゃないよな……。」
何が切っ掛けでああなってしまったのかは分からないが、涼也はアレになった原因が自分にない事を切実に祈った。
というか、アレになった原因が自分だったら半分死ぬ。
精神的に死ぬ。
「きゃああああああああああああああっ!」
「よっしゃあああああっ!」
「大本命来たあああああああああああああああああっ!」
女子の発狂した叫び声に涼也はハッとなる。
そして、顔を上げれば普通に二人三脚をする碧と樹の姿があった。
思っていたよりもなかなかのコンビなのか無言の癖に一番をキープしている。
しかし、途中碧が何かに足を取られたと思ったら、樹が舌打ちをしながら彼を支える場面があった。
その時女子は沸き、二人三脚をしている二人は口論しながら無事一着でゴールにたどり着いたのだった。
「おい、樹支えてくれたのはマジ助かったけど、何だよ舌打ちって。」
「ああ?てめぇがちゃんとやればオレは余計な体力を削られなかったからだよ。」
「んだと。」
「つーか、てめぇは感謝の言葉ひとつまともに言えないのかよ。」
「……。」
「本当に可愛げがねぇな。」
「男に可愛げ何て求める方が最初から無駄なんだよ。」
まともな事を言う碧に涼也は頷きたくなるが、それよりも先に、女子が恐ろしい反応をしているので、涼也は呆気に取られてしまった。
「大丈夫よ、碧、あんたはそこらへんの女子よりも、女っぽい容姿しているし。」
「つーか、受け何だから可愛いに決まっているし。」
「というか、その反応マジ最高。」
「よし、雪美さんに送信。」
「あっ、こっちは画像送ったよ。」
「了解、音声もオッケーよ。」
「ふふふ、これで、次のお話しも期待大ね。」
「うんうん、やっぱ樹×碧は良いよね。」
「あっ、でも、最近はあっちもいいけど?」
「あー、確かにノーマークだったけど、平凡×強面もいいわね。」
「ねー。」
涼也はこれ以上女子の話を聞きたくなかったので、こっそりと席を外すことにしたのだった。
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