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第47話 ニヤついてしまう
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「……きしょい」
「そう言わないでくださいよー」
まあ、変にニヤけた顔をしてしまうのは仕方がないかも?
さっき、那湖ちゃんを家に送って……帰り際に、とうとうキスしちゃった。ボクは仕方ないにしても、初経験の那湖ちゃんは顔真っ赤で可愛かったぁ。
またしてあげたくなっちゃうけど、にまにまが止まらない。一旦落ち着こうかと陸音さんの店に戻ったんだけどさ? キモいと言われるくらいに、顔にしまりがないのを突かれちゃった。
「那湖とセットで、ほわほわ空気出すのはまだいい。だが! お前のニマニマはやめろ! きしょい!!」
「えー? ただ幸せオーラ出してるだけなのにぃ?」
「生ぬるい! きしょい!!」
自分が彼女と若干の遠距離恋愛だから……っと言うか、ボクと那湖ちゃんのような付き合い立てとは違うからね? でも、羨ましくも……あるのかな? と思っておくことにしよう。
今日はさっさと退散することにして、コーヒーもテイクアウトにしてもらった。
下の店はオープンしておくけど、那湖ちゃんとチュッてした時に浮かんだイメージを形にしたくて……千砂さんから相続した著作権の作品を奥の事務スペースで眺めることにした。
タブレットで流れるデザインの数々は、まるでミルキーウェイ。天の川の如く、星の集合体が形を成したかのように何千何万とデータがフォルダに入っている。
これ全部……をふたりで分けるとは言え、今年からの収入に加算されるにしても。
「ちゃんと、税理士さん雇っても余裕なくらいあるなあ……」
那湖ちゃんの今の家の家賃も……分散化するようにすれば、余裕で払える額。だけども、お互いの仕事のスタイルを踏みにじりたくないのもある。
ご飯も三食食べて、寝て起きて。
適度の仕事をしたらのんびり。数百年前だと考えられなかった、大人たちの事情でボクも引きこもりだったけど……これでいいんだなあ。
「日常生活のスパイス……としたら、旅行?」
那湖ちゃんの自炊バーサーカーは、また百年かけての矯正中としても。
旅行はたしか嫌いじゃ無かったはずだし……千砂さんとこの相続契約書が届いて、お金入ってきたら考えますか。
それと、ペアリングはあげたから……その先もいっしょに相談したいしね?
「そう言わないでくださいよー」
まあ、変にニヤけた顔をしてしまうのは仕方がないかも?
さっき、那湖ちゃんを家に送って……帰り際に、とうとうキスしちゃった。ボクは仕方ないにしても、初経験の那湖ちゃんは顔真っ赤で可愛かったぁ。
またしてあげたくなっちゃうけど、にまにまが止まらない。一旦落ち着こうかと陸音さんの店に戻ったんだけどさ? キモいと言われるくらいに、顔にしまりがないのを突かれちゃった。
「那湖とセットで、ほわほわ空気出すのはまだいい。だが! お前のニマニマはやめろ! きしょい!!」
「えー? ただ幸せオーラ出してるだけなのにぃ?」
「生ぬるい! きしょい!!」
自分が彼女と若干の遠距離恋愛だから……っと言うか、ボクと那湖ちゃんのような付き合い立てとは違うからね? でも、羨ましくも……あるのかな? と思っておくことにしよう。
今日はさっさと退散することにして、コーヒーもテイクアウトにしてもらった。
下の店はオープンしておくけど、那湖ちゃんとチュッてした時に浮かんだイメージを形にしたくて……千砂さんから相続した著作権の作品を奥の事務スペースで眺めることにした。
タブレットで流れるデザインの数々は、まるでミルキーウェイ。天の川の如く、星の集合体が形を成したかのように何千何万とデータがフォルダに入っている。
これ全部……をふたりで分けるとは言え、今年からの収入に加算されるにしても。
「ちゃんと、税理士さん雇っても余裕なくらいあるなあ……」
那湖ちゃんの今の家の家賃も……分散化するようにすれば、余裕で払える額。だけども、お互いの仕事のスタイルを踏みにじりたくないのもある。
ご飯も三食食べて、寝て起きて。
適度の仕事をしたらのんびり。数百年前だと考えられなかった、大人たちの事情でボクも引きこもりだったけど……これでいいんだなあ。
「日常生活のスパイス……としたら、旅行?」
那湖ちゃんの自炊バーサーカーは、また百年かけての矯正中としても。
旅行はたしか嫌いじゃ無かったはずだし……千砂さんとこの相続契約書が届いて、お金入ってきたら考えますか。
それと、ペアリングはあげたから……その先もいっしょに相談したいしね?
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