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第148話 式神らを
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徒歩や電車で向かっても、間に合わないでしょう。
であれば、ここはひとつ……と、国綱さんが蘇芳の術を扱って、顕現させたものを使うまでです。
『式神』というものを。
『顕れたまえ!』
強い声とともに、陣から顕現されたのは……銀色に輝く巨大な虎でした。私が身体や記憶を失う前では、よく知っていた存在。
陰陽道などでは、顕現と維持が難しいとされていた最高クラスの式神が一柱。風などを司る……式神のひとつです。
【……少しぶりか、主よ】
陣の上に降り立った銀色の虎は、国綱さんと私を交互に見ました。
「ああ。色々あったが、翠羽は無事だ。それと、今この子の学校が危ない。急いで向かう必要がある」
【御意。狭間でも、その氣は感じていた】
「お邪魔しますね、白虎さん!」
【応】
国綱さんと彼の背に乗り、すぐに出発しましたが……前方では、国綱さんが他の式神を召集される儀式をされていました。
「朱雀! 騰蛇!」
赤と黒の人魂のような存在から、手足が伸びて人のような形へ。
宙に浮いていた彼らは、それぞれ美しい男性体となりました。
【【久しいな、主よ】】
「先に、翠羽の学校に行ってくれ。被害を最小限にしたい」
【【御意】】
彼らは国綱さんの命令を受け取り、瞬時に姿を消して……行ってしまわれました。属性は似ているようで違いますが……火を扱う彼らはきっと不可思議な存在を何とかしてくれるでしょう。
(……間に合って、ください!)
被害が最小限……国綱さんはそうおっしゃいましたが。
出来れば……誰も死んでほしくないです。甘い考えかもしれませんが。
であれば、ここはひとつ……と、国綱さんが蘇芳の術を扱って、顕現させたものを使うまでです。
『式神』というものを。
『顕れたまえ!』
強い声とともに、陣から顕現されたのは……銀色に輝く巨大な虎でした。私が身体や記憶を失う前では、よく知っていた存在。
陰陽道などでは、顕現と維持が難しいとされていた最高クラスの式神が一柱。風などを司る……式神のひとつです。
【……少しぶりか、主よ】
陣の上に降り立った銀色の虎は、国綱さんと私を交互に見ました。
「ああ。色々あったが、翠羽は無事だ。それと、今この子の学校が危ない。急いで向かう必要がある」
【御意。狭間でも、その氣は感じていた】
「お邪魔しますね、白虎さん!」
【応】
国綱さんと彼の背に乗り、すぐに出発しましたが……前方では、国綱さんが他の式神を召集される儀式をされていました。
「朱雀! 騰蛇!」
赤と黒の人魂のような存在から、手足が伸びて人のような形へ。
宙に浮いていた彼らは、それぞれ美しい男性体となりました。
【【久しいな、主よ】】
「先に、翠羽の学校に行ってくれ。被害を最小限にしたい」
【【御意】】
彼らは国綱さんの命令を受け取り、瞬時に姿を消して……行ってしまわれました。属性は似ているようで違いますが……火を扱う彼らはきっと不可思議な存在を何とかしてくれるでしょう。
(……間に合って、ください!)
被害が最小限……国綱さんはそうおっしゃいましたが。
出来れば……誰も死んでほしくないです。甘い考えかもしれませんが。
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