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第26話 セキュリティロック??
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藍葉の『ポイ活ファーム』の還元ポイントが、かなり貯まったことで、ひとつ思い当たることがあったのだが。
成樹が同調しているはずの『セキュリティ』について、ロックがかかっていることで必要以上の操作ができなくなってしまっていた。
エラーメッセージも無いことから、これは『あの神』である並行世界側の『美晴』が関係しているかもしれない。もともと、向こうが持ち寄った案件に、成樹が会社に提案した『ポイ活アプリ』を組み込んでいるだけだ。
成樹はもちろんのこと、こちらの美晴も必要以上に接触は不可能。向こうが好き勝手しているわけではないが、制限を設けるくらい簡単なことだ。
つまり、藍葉のチュートリアルを通り越して『見本市』になり得るポイ活は、他のモニターにも急ぐか制約をかけるかのどちらかを決めなければいけないときた。
予想以上に早く進んだのは、向こうの美晴にとって好都合なのか焦りなのか。成樹は一旦情報整理のために、デバイスに使っていたノートPCを閉じておく。
「…………兆し、が来たんか」
まだ具体的な連絡は来ていないが、神側の美晴が何かしらのタイミングで行動を起こすとき。こちら側では『タイミングよく』何かが起こるのだ。
藍葉にアプリのモニターになってもらうタイミングでは、医師との連携がいくつか取れたり、執刀医だけでなく人工骨の予算組も取れたりした。
その前は、この在宅ワークが余裕で可能などの……会社の体制の移り変わりに、世の中とやらの仕事の在り方も変わりつつある動きがあった。それは一度や二度ではない。
加えて、天災などと言える自然災害も増えつつある。そのタイミングで、あの神がアクションを起こして成樹らに『そろそろだ』と告げてくることが多々あったが。
「夢での打ち合わせ……なかったな」
今回については、なんとなくだが『待った』をかけられているような気がした。こっちの美晴とも部下として五年くらい付き合いが出来てわかったが、ここぞと言うときは『何も言わない』が多い。
調整がうまいと言うか、藍葉とのさりげない接触についてのタイミングを合わせやすいの兄抜きにして、他人同士の渡り合いが上手なのだ。愚痴感覚で聞いたが、少し調子を崩していたにも関わらず……持ち直しが早かった。成樹との再会があったお陰だとよく口にするが、それをいじったのは並行世界側の自分だとはあまり自覚がない。
そのように、並行世界側の美晴が調整していれば。
無言の圧に等しいが、成樹でもひと呼吸置くくらいの情報整理くらいは出来た。
「とくれば、ファーム同士の接触はまだ。逆に、インストールぽくして……バージョンアップくらいの調整はええじゃろ」
藍葉が単純にそこへ行き着くのが早いのだが、最近はパソコン教室に通って書類整理へのサポートがしたいと言い出したから……成樹らが向上心をあげる援助が出来て嬉しく思えた。
早いこと彼女なり婚約者なりにしたい恋情が抑えられなくなるが、まだまだ再会して日が浅いので慎重に行きたかったのもある。
先日の、絶品料理をまた口にしたいので、定期的に茶菓子などの差し入れをしつつ交友を復興していきたい。それくらいしないと、まだ笑顔が少しぎこちない藍葉がこちらの懐に飛び込んでくれるとは思えないからだ。
「……カフェイン、コーヒーにするか」
エナジードリンクもそろそろ終いにしようと、スティックコーヒーを淹れて一気飲みするくらいのやる気メーターは上がってきた。PCを開け、次のセキュリティがいじられたのはバージョンアップが完了した二日後だったが。
『そろそろ会いに行け』
などと、空メールでアクションを起こすあたり、次元が違えど根本は悪友そのままだなと苦笑いするしかなかった。
成樹が同調しているはずの『セキュリティ』について、ロックがかかっていることで必要以上の操作ができなくなってしまっていた。
エラーメッセージも無いことから、これは『あの神』である並行世界側の『美晴』が関係しているかもしれない。もともと、向こうが持ち寄った案件に、成樹が会社に提案した『ポイ活アプリ』を組み込んでいるだけだ。
成樹はもちろんのこと、こちらの美晴も必要以上に接触は不可能。向こうが好き勝手しているわけではないが、制限を設けるくらい簡単なことだ。
つまり、藍葉のチュートリアルを通り越して『見本市』になり得るポイ活は、他のモニターにも急ぐか制約をかけるかのどちらかを決めなければいけないときた。
予想以上に早く進んだのは、向こうの美晴にとって好都合なのか焦りなのか。成樹は一旦情報整理のために、デバイスに使っていたノートPCを閉じておく。
「…………兆し、が来たんか」
まだ具体的な連絡は来ていないが、神側の美晴が何かしらのタイミングで行動を起こすとき。こちら側では『タイミングよく』何かが起こるのだ。
藍葉にアプリのモニターになってもらうタイミングでは、医師との連携がいくつか取れたり、執刀医だけでなく人工骨の予算組も取れたりした。
その前は、この在宅ワークが余裕で可能などの……会社の体制の移り変わりに、世の中とやらの仕事の在り方も変わりつつある動きがあった。それは一度や二度ではない。
加えて、天災などと言える自然災害も増えつつある。そのタイミングで、あの神がアクションを起こして成樹らに『そろそろだ』と告げてくることが多々あったが。
「夢での打ち合わせ……なかったな」
今回については、なんとなくだが『待った』をかけられているような気がした。こっちの美晴とも部下として五年くらい付き合いが出来てわかったが、ここぞと言うときは『何も言わない』が多い。
調整がうまいと言うか、藍葉とのさりげない接触についてのタイミングを合わせやすいの兄抜きにして、他人同士の渡り合いが上手なのだ。愚痴感覚で聞いたが、少し調子を崩していたにも関わらず……持ち直しが早かった。成樹との再会があったお陰だとよく口にするが、それをいじったのは並行世界側の自分だとはあまり自覚がない。
そのように、並行世界側の美晴が調整していれば。
無言の圧に等しいが、成樹でもひと呼吸置くくらいの情報整理くらいは出来た。
「とくれば、ファーム同士の接触はまだ。逆に、インストールぽくして……バージョンアップくらいの調整はええじゃろ」
藍葉が単純にそこへ行き着くのが早いのだが、最近はパソコン教室に通って書類整理へのサポートがしたいと言い出したから……成樹らが向上心をあげる援助が出来て嬉しく思えた。
早いこと彼女なり婚約者なりにしたい恋情が抑えられなくなるが、まだまだ再会して日が浅いので慎重に行きたかったのもある。
先日の、絶品料理をまた口にしたいので、定期的に茶菓子などの差し入れをしつつ交友を復興していきたい。それくらいしないと、まだ笑顔が少しぎこちない藍葉がこちらの懐に飛び込んでくれるとは思えないからだ。
「……カフェイン、コーヒーにするか」
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