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第35話 合間に少し異界側①
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「それを、熊の神と協力したのが?」
「私にとって、ほとんど母に近い。……世代は」
「世代は、って!? おばあちゃん!!? 今、現実側でお姉ちゃんたちが頑張っているのって!!?」
「……すまん、AKIRA。おそらく、あれは祖母君らの『演出』に過ぎん」
「えぇえええぇ」
天啓と称して、宣言させて。
五条が木乃伊化するまでの無茶をさせるように見せて。
これから、何十光年も後世に伝えるために甚大な被害を起こすように見せていることすら『演出』だというのが。
異界側に到着し、とりあえず就任した『編集長』となったAKIRAには……五条だった成の余裕っぷりがわかった気がしたのだった。
「ああ、言っておくが。政も成も全貌は知らん。というか、ネタバレはほとんどしてないんだよ」
「なんで!!?」
あれだけ苦労してまで、わざわざ『演出』に関わっているのに。歴史の全貌を秘密にされている意味がわからないでいると、祖母はどこからか取り出した扇で口元を隠した。
「考えてみなさい。『全部』組み立てるのだぞ?」
「全部??」
「お前はマチャと確実に繋がる。では、それ以降『一度も別れもせずに結婚まで』の相手が出来ると思うか?? ここいら百二十年分の離婚率を考えてみて」
日本以上に、海外の方が離婚率が多いとされているのはよく聞く。さらに、結婚する性別もある程度は『男女統一』しないと遺伝し情報の感染病が起きたりなかったり。
それらの『情報』をAKIRAとして受け入れた編集長の自分として、その場で深く土下座をしたのであった。
「……娯楽の同一性障害はともかく、遺伝病はマズイです」
「ある程度、だ。海外勢のパートナーシップもすべてが良好ではないからな? とりあえず、六世代くらいは落ち着かねば」
「我々側も、実は次のカプセルに進出してない。それまでの編集なのだ」
「え゛!?」
戦争終結後の社会情勢調査のやり直しから、始めた方が良かったとも思われたが。
個体差があり過ぎて、ひとつのカプセルでの終結がこの年月までかかったのも『編集下手』だったと祖母は語ってくれたのだった。
「私にとって、ほとんど母に近い。……世代は」
「世代は、って!? おばあちゃん!!? 今、現実側でお姉ちゃんたちが頑張っているのって!!?」
「……すまん、AKIRA。おそらく、あれは祖母君らの『演出』に過ぎん」
「えぇえええぇ」
天啓と称して、宣言させて。
五条が木乃伊化するまでの無茶をさせるように見せて。
これから、何十光年も後世に伝えるために甚大な被害を起こすように見せていることすら『演出』だというのが。
異界側に到着し、とりあえず就任した『編集長』となったAKIRAには……五条だった成の余裕っぷりがわかった気がしたのだった。
「ああ、言っておくが。政も成も全貌は知らん。というか、ネタバレはほとんどしてないんだよ」
「なんで!!?」
あれだけ苦労してまで、わざわざ『演出』に関わっているのに。歴史の全貌を秘密にされている意味がわからないでいると、祖母はどこからか取り出した扇で口元を隠した。
「考えてみなさい。『全部』組み立てるのだぞ?」
「全部??」
「お前はマチャと確実に繋がる。では、それ以降『一度も別れもせずに結婚まで』の相手が出来ると思うか?? ここいら百二十年分の離婚率を考えてみて」
日本以上に、海外の方が離婚率が多いとされているのはよく聞く。さらに、結婚する性別もある程度は『男女統一』しないと遺伝し情報の感染病が起きたりなかったり。
それらの『情報』をAKIRAとして受け入れた編集長の自分として、その場で深く土下座をしたのであった。
「……娯楽の同一性障害はともかく、遺伝病はマズイです」
「ある程度、だ。海外勢のパートナーシップもすべてが良好ではないからな? とりあえず、六世代くらいは落ち着かねば」
「我々側も、実は次のカプセルに進出してない。それまでの編集なのだ」
「え゛!?」
戦争終結後の社会情勢調査のやり直しから、始めた方が良かったとも思われたが。
個体差があり過ぎて、ひとつのカプセルでの終結がこの年月までかかったのも『編集下手』だったと祖母は語ってくれたのだった。
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