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第八章 不可思議な罠達③
第4話 ゲームとは?②
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けど、さっきのフロアで罠を感知したと言うような嘘はつけないし、どうしたら……と思っていると。
【挑戦者には、射的をしていただきます】
アナウンスの声が、ゴーレムから聞こえてきた。説明してくれるようで、ちょっとホッと出来た。僕らはゴーレムの説明を聞こうと、一旦『ジュウ』はテーブルに置いた。
【手本を見せます。この武器、『銃』には殺傷力などは特にありません。弓矢のように飛ぶ弾……こちらを装填して、奥の棚にある景品を獲得していただきます】
ゴーレムが見せてくれた『たま』と言うのは、丸い玉とかじゃなくて……お酒とかのふたに使うコルクのふたに見えた。お酒は飲めない年齢だけど、あのパーティーに居た頃はこき使われ……お酌とか無理矢理させられていたなあ?
ゴーレムは、その『たま』を『ジュウ』の細い筒の先にはめ込み、クロスボウのように構えた。
パァン!!
ゴーレムが、指を引っ掛けていた箇所を手前に引いただけで、すごい大きな音が出た!? 思わず、耳を塞いでしまうくらい。僕とマシュさんは塞いでいたけど、ジェフさんは動じていなくて僕らに棚を見るように指を向けていた。
「あそこ」
ジェフさんが指した方向には、クマの人形が棚の上で転んでいた。つまりは、ゴーレムの繰り出したジュウで倒れたと言うこと。
あのちっさなコルクのふたみたいなので、出来るの!? そこそこ距離あるよね!!?
【挑戦者三名。弾はひとりにつき十まで。それぞれ一度でも景品を獲得すれば、試練はクリアです。これは……ダンジョンマスターの温情です】
「「「ダンジョンマスター(ですの)!!?」」」
さすがに、最後の言葉には僕もだけどジェフさん達も驚きを隠せなかった。僕、フランツを見つけたダンジョンはともかく……こんな大きなダンジョン攻略は初めてだから……ダンジョンマスターがいるだなんて思わなかった。
『きゅぅううう!』
僕らがぽかんとしていたら、何故かマシュさんの頭に乗っていたクダウサギが鳴き出した。
まさかね? と思うけど。とりあえずは優遇してもらったこの試練とやらを攻略しなくちゃ!!
「殺傷力がないからって……こりゃ、扱いが難しそうだなあ??」
ジェフさんがそう言いつつも、嬉しそうにジュウを触ってたまを筒に入れてみた。早速挑戦してみる感じだ。
お手本の音には驚いたけど、これを見ておかなくちゃ攻略のためにはならない。僕はジェフさんと棚を交互に見ておくことにした。
ジェフさんは、上の階でのように気迫を高めていきながら……ジュウの引く箇所を手前に引いた!!
パァン!!
音が鳴って、僕は目でたまを追ったけど……ジェフさんのは、1回目はクダウサギの人形をかすっただけで終わった。
「…………むず」
冒険者として有名人のジェフさんがそう言うくらいだから、僕とかマシュさんは大丈夫だろうか!!?
とりあえず、二回目まで精神統一したいからとジェフさんは一旦離脱して、僕が挑戦することにした。
「……たまをつけて。前に??」
弓矢はあんまり扱ったことはないけど、さっきのお手本とジェフさんの構えを意識して……標的は、ジェフさんが狙ってたクダウサギの人形にしよう。
【肩の力入り過ぎや。リラックス、リラックス~】
『そんなのでいいの??』
【剣とそこは似た感じや】
フランツがアドバイスをくれたので、それ通りにジュウを撃ってみれば……。
「え??」
「まあ!!」
大きな音が聞こえた後……クダウサギの人形が後ろに倒れたのだった!?
【挑戦者には、射的をしていただきます】
アナウンスの声が、ゴーレムから聞こえてきた。説明してくれるようで、ちょっとホッと出来た。僕らはゴーレムの説明を聞こうと、一旦『ジュウ』はテーブルに置いた。
【手本を見せます。この武器、『銃』には殺傷力などは特にありません。弓矢のように飛ぶ弾……こちらを装填して、奥の棚にある景品を獲得していただきます】
ゴーレムが見せてくれた『たま』と言うのは、丸い玉とかじゃなくて……お酒とかのふたに使うコルクのふたに見えた。お酒は飲めない年齢だけど、あのパーティーに居た頃はこき使われ……お酌とか無理矢理させられていたなあ?
ゴーレムは、その『たま』を『ジュウ』の細い筒の先にはめ込み、クロスボウのように構えた。
パァン!!
ゴーレムが、指を引っ掛けていた箇所を手前に引いただけで、すごい大きな音が出た!? 思わず、耳を塞いでしまうくらい。僕とマシュさんは塞いでいたけど、ジェフさんは動じていなくて僕らに棚を見るように指を向けていた。
「あそこ」
ジェフさんが指した方向には、クマの人形が棚の上で転んでいた。つまりは、ゴーレムの繰り出したジュウで倒れたと言うこと。
あのちっさなコルクのふたみたいなので、出来るの!? そこそこ距離あるよね!!?
【挑戦者三名。弾はひとりにつき十まで。それぞれ一度でも景品を獲得すれば、試練はクリアです。これは……ダンジョンマスターの温情です】
「「「ダンジョンマスター(ですの)!!?」」」
さすがに、最後の言葉には僕もだけどジェフさん達も驚きを隠せなかった。僕、フランツを見つけたダンジョンはともかく……こんな大きなダンジョン攻略は初めてだから……ダンジョンマスターがいるだなんて思わなかった。
『きゅぅううう!』
僕らがぽかんとしていたら、何故かマシュさんの頭に乗っていたクダウサギが鳴き出した。
まさかね? と思うけど。とりあえずは優遇してもらったこの試練とやらを攻略しなくちゃ!!
「殺傷力がないからって……こりゃ、扱いが難しそうだなあ??」
ジェフさんがそう言いつつも、嬉しそうにジュウを触ってたまを筒に入れてみた。早速挑戦してみる感じだ。
お手本の音には驚いたけど、これを見ておかなくちゃ攻略のためにはならない。僕はジェフさんと棚を交互に見ておくことにした。
ジェフさんは、上の階でのように気迫を高めていきながら……ジュウの引く箇所を手前に引いた!!
パァン!!
音が鳴って、僕は目でたまを追ったけど……ジェフさんのは、1回目はクダウサギの人形をかすっただけで終わった。
「…………むず」
冒険者として有名人のジェフさんがそう言うくらいだから、僕とかマシュさんは大丈夫だろうか!!?
とりあえず、二回目まで精神統一したいからとジェフさんは一旦離脱して、僕が挑戦することにした。
「……たまをつけて。前に??」
弓矢はあんまり扱ったことはないけど、さっきのお手本とジェフさんの構えを意識して……標的は、ジェフさんが狙ってたクダウサギの人形にしよう。
【肩の力入り過ぎや。リラックス、リラックス~】
『そんなのでいいの??』
【剣とそこは似た感じや】
フランツがアドバイスをくれたので、それ通りにジュウを撃ってみれば……。
「え??」
「まあ!!」
大きな音が聞こえた後……クダウサギの人形が後ろに倒れたのだった!?
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