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第十六章 異界のバカンスのために
490.美味しいものの出来上がり(クラウ視点)
しおりを挟む☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆(クラウ視点)
おっきく?
僕が?
ディシャスのお兄ちゃんみたいに?
(……なりたい!!)
お兄ちゃんくらいは、カティアと一緒に居られないかもだから……嫌だけど。
おっきくなって、色々出来るようになりたい!
たとえば……しゃべるとか!
今だとカティアとか創世神様に念話しか送れないから……みんなとお話出来ないんだ。
ファルミアやセリカやサイノスとかも、もっとお話したいな~。
おやつの結晶をガジガジしながら……そんなことを考えてた。
すると、カティアの方から……大きな音が聞こえてきたんだ!!
ジュワアアアアアアアア!!
なんだろうなんだろう?
お料理?
何か作っているのは見てたけど。
美味しいもの?
ピッツァ?
けど、生地を伸ばしてーはお願いされなかったし?
パンツェロッティにしては……匂いがしない?
「出来た!」
カティアが声を上げたので、結晶をごっくんしてから飛んでいくと……大きな茶色の何かを持ってた。
なんだろう??
いい匂いがする!!
「へー? これどうやって食べるの?」
「ファルミアと仕込んでた、オーラルソースのタルタルソース。あとはお酢ですね。塩もいいですけど、そこは好みで。ファルミアにはリモニの果汁が必要ですねー」
「そんなにも?」
「あとは……これに、お芋を素揚げしたのを。こっちは岩塩で十分美味しくなります」
「凄い! 僕らだけの食べ放題だね!」
「……とりあえずは」
美味しいもの!!
僕も食べれる!!
食べたい食べたい!!
がぶがぶしたい!!
早く食べたいよー!!
「ふゅふゅぅ(食べたい!)」
「……君。結晶食べたじゃない?」
「ふゅぅ(美味しいものは食べたい!)」
カティアの作ってくれた、美味しいものは全部食べたい!!
手足と翼をバタバタすると……二人とも、『はー』って息を吐いたんだよね?
本当のこと言っただけだもん!!
「……食欲大魔王ですね」
「面白い言い方だね?」
「こっちに魔王っています?」
「僕が居るのに許す?」
「……魔の森は?」
「あそこは、あれで必要な場所なんだ」
「……管理は?」
「あ、そう言う意味ではあの子は『王』だね?」
カティア達がよくわかんないお話してるけど。
早く食べたいよぉおおお!!!!
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