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第十七章 異界のバカンス旅行
505.次の催し物
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イベントの説明はファルミアがしてくれることになった。
今回のバカンスだと、ファルミアが主に計画してくれてたみたい。妊婦さんだから、出来ることが限られていたようで。
「私は参加出来なかったけど、カティに聞いていたの。神域での収穫祭と少し似せたわ。洞窟の中にいくつかチェックポイントがあるわ。そこにちょっとした謎解きがあって、答えて行けば奥に進める仕組みよ。正解は四凶が近くで待機しているから確認して?」
ふむふむ。たしかに、神域でフィーさんが提案した遊びとちょっと似てる?
と言うより、地球での屋外アドベンチャー感覚?
ファルミアやユティリウスさんは主催者側なので参加せず。
僕らは……フィーさんは、クラウとペアで。他は恋人同士だった……そりゃそうか?
「頑張ろうね、クラウ!」
「ふゅ!(はーい!)」
「ちなみに、一番の組には景品があるわよ?」
「「おお!?」」
「頑張りますわ!」
「ええ!」
景品とくれば、やる気出ちゃうから仕方がない。
僕とセヴィルさんはと言うと。
「……ゆっくり行こう」
「そうですね」
相変わらずの、のんびりマイペースで行きますともー!
くじで順番は決まって、僕らはちょうど一番最後だった。
誰が一番早いかは、ファルミアが自作でストップウォッチのような魔術が使えるので……タイム制でいくらしい。
一番最初は、サイノスさんとアナさんだった。
「一番を狙いますわ!」
「……まあ、ほどほどにな?」
そして、皆で移動した洞窟の入り口なんだけど……海岸の端っこにあって、外からだと中が真っ暗にしか見えない。
この中が、本当に綺麗な石がたくさんある場所だとは分かりにくい。
でも、ちょっと楽しみだ。
「はーい。リュシア達。蝋燭を持って?」
そして、ちょっと肝試しのようなイベントだからと、魔術で灯りをつけるんじゃなく……普通の蝋燭を設置した受け皿を持つことに。火は消えないように細工はしてあるんだって。魔法はやっぱ便利!
「んじゃ、行ってくるぜ」
「行ってきますわー!」
おふたりが仲良く蝋燭のお皿を持って中に入っていくと……まるで吸い込まれるように姿が見えなくなった。
(……大丈夫かなあ?)
天然記念物の場所だし……何か起こることもないよね?
とりあえず、待つしかないや。
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