【完結】ピッツァに嘘はない! 改訂版

櫛田こころ

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第十七章 異界のバカンス旅行

510.神獣の焦り(クラウ視点)

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 ☆      ☆      ☆      ☆      ☆      ☆(クラウ視点)









 カティア……カティア!!

 カティアがいないよ!?

 どこにもいないよ!!

 どこ……どこなの、カティア!!


「クラウ、カティアがいない?」


 創世神様には僕の声が聞こえているから、うんうんするとエディオス達はびっくりしたんだ。


「は? ゼルと一緒だろ?」
「ふゅふゅぅ!(居ないの、いないの!!)」


 エディオスには僕の声が届かないから、ぶるぶるして違うことを伝えたら……エディオス以外の皆もびっくりしてくれた。


「ゼル以外に、四凶しきょう達だって中にいるのに?」


 ファルミアもびっくりしていたけど、指をぱっちんしたんだ。そしたら、きゅーきがすぐに来たんだ!


「……洞窟内で、カティアが消えた」


 僕が言っていることと、同じことを言ってくれた。やっぱり嘘じゃなかったんだ!!


「……カティに何があったの? ゼルは?」
「…………忽然と消えたのみ。セヴィルは他の四凶に伝えてから奥へと探しに」
「……懸命な判断ね」


 僕は……僕らは。

 どうしたらいいのかな。

 カティアは大丈夫かな……。どうすればいいのか、わかんない。

 エディオスとサイノスは、四凶達について行って洞窟の中に入って行ったんだ。創世神様は、アナ達に何か起きたら大変だから……ここにいるんだって。

 僕も行きたいけど……ちょっと大きくなっても、僕にはなんにも出来ない。

 言葉もカティアと創世神様以外わかんないし、ほとんど魔術も使えない。

 でも、だけど。

 カティアの無事が心配なんだ……。じっとは出来ない!

 僕に……もっと、何かが出来ることが。

 力が……欲しいよ!

 強くそう思っていると……僕の身体から、金の光が出てきたんだ!?
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