【完結】ピッツァに嘘はない! 改訂版

櫛田こころ

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第十七章 異界のバカンス旅行

560.神同士の結婚事情

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 ◆◇◆









「わーい、ありがと!!」


 とりあえず、朝の騒動から切り替えて……フィーさんの結婚お祝いをスタートすることにしました。

 と言っても、事情を聞いていなかったエディオスさんとかが詰め寄って色々聞き出して……ちょこっと乱闘騒ぎまでいったけど。

 エディオスさんとしても、一応幼馴染みに思ってた姿の変わらない神様が結婚となったら、色々複雑に思ったかもね? 今では苦笑いしながらビール飲んでいるんだもん。


「つか、お前の嫁さんどこにいんだよ? 会えねぇのか?」
「んー? 僕自身も今は直接会えないからね。お互いの世界管理が優先だし」
「……実の妹ってマジか?」
「双子みたいな存在だよ。僕以上に綺麗で可愛いけど」


 となると、フィーさんの女の子バージョン?

 中学生じゃなくて、今のフィーさんの方だったら……すっごい美女だろう。想像しやすいしお似合いだけど、神様だから近親婚って認められているのかな?

 フィーさんは僕とファルミアが作った、ピッツァを含めるイタリアン料理に舌鼓を打っているからか、どんどん食べていた。


「世界管理か? お前さんに昔聞いた話だと……徐々に世界の幅を広めるためだったか?」
「そう聞いたことはあるな」
「そーそー、だからずっとは一緒に居られない。次世代の子どもを産むかどうかでそれは変わっていくけど」
「世代交代ってことですか?」
「んー。僕も父様とかに会ったの……数万年前だから、記憶薄いんだよね」
「その割に、祖父神には会う回数が多いようだけれど?」
「じい様は特殊。神々の頂点だからね」
「……フィルドさんですか」


 レストラーゼさんを彷彿とさせるような、お茶目さんな人だなあってイメージが僕には根付いているんだよね? フィーさんに聞くと、『あー……』って苦笑いされた。


「レストがたまたまだったかもしれないけど、神の自我のかけらを移植されたとも考えられる。じい様の術は特殊だから、僕も確定は難しい」
「「「へー?」」」
「術の精度も高いから、可能性はあるよ」


 あくまで可能性なので、断定は出来ないと言うことです。

 僕はジェノベーゼのピッツァを食べながら、お城に帰ったらレストラーゼさんに僕の今の姿を見せたら……どんな反応をされるか想像したけど。

 少し前の大きさに成長した時であのリアクションだったから……今のも見せたらひっくり返りそう。

 それは覚悟することにして、今は美味しいご飯を食べて忘れておくことにしましたとさ。
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