【完結】ピッツァに嘘はない! 改訂版

櫛田こころ

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第十八章 バカンスも終わって

571.改めて作っていく

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 ◆◇◆









 服装とかだけど、流石に以前のなんでもチュニックにずっといるわけにもいかず。コロネさんたちが仕立ててくださったワンピースで日常生活は過ごしています。

 料理の時の、あの青いコックスーツは新品を仕立てていただき、リューアルした料理人の僕となったわけだ! ピッツァの仕込みも気合を入れてしていくとも!!


「今日は何のピッツァにしようかな~」


 セヴィルさんやエディオスさんたちのために作るから、量はあればあるだけ良い。けど、夏場だからさっぱり仕立てもいいな……ハーブもといヘルネはたっぷりあるから、フレッシュに仕立てよう!

 でも、エディオスさんやサイノスさんの好みだとこってりも欲しそうだから、そっちは燻製肉で補おうか?

 セヴィルさんは、どれも美味しいって言ってくれるから作り甲斐があるし。セヴィルさんを思い出すと、あの美形さんとこの先結婚するんだと言うのが込み上がってくる。ワタワタしちゃうけど、リアルなんだと悶えちゃう!! 今はマリウスさんの厨房室お借りしてるから、クラウとフィーさんくらいしかいないけど。


「カティア? 考え事?」
「ふゅ(ぽわぽわ~)」
「……色々実感してただけです」
「セヴィルのか? まあ、エディの後だから……早くて来年じゃない? 先に公表もあるけど」
「うぅう」


 そう、帰還して数日経つけど……レストラーゼさんたちには既に伝達済み。むしろ今更かと言われちゃったけどね? でも、僕の体が前世同様に大きくなってからだとセヴィルさんには言ってもらってたから仕方がない。こんな豪特急だとは予想してなかったが。

 とにかく、今はピッツァ作りに専念しよう。リゾートでの収穫物もあるので、シーフードピッツァも改めて作る予定だ。


「その身体になったら、料理しやすいだろ?」


 イシャールさんは、シャルロッタさんを説得して中層からこっちに来ている。成長した僕だからこそ、もっと料理技術が上がっているかもしれないのを見たいからだって。僕はそんなにも変わってないと思うけどな?


「まあ、背丈がある分調理台の前に立つのは楽ですけど」
「……蒼の世界じゃいつから料理してたんだ?」
「うーん。最初にお会いした外見くらいから」
「……ガチかよ」
「ガチです」


 その頃に、セヴィルさんとお会いしてなかったら今の僕との繋がりもなかっただろうし。クロノソティスさんとレイアークさんにも感謝だ。


(あ、思い出した)


 一個だけ忘れてたことがあったので、フィーさんを呼び止めた。


「? どしたの?」
「クロノさんとレイアークさんに、改めてお礼のピッツァを送れないかと」
「えぇえ? レイ兄様はいいけど、クロノ兄様にも?」
「そんなにも嫌なんですか?」
「似過ぎて気持ち悪いから嫌」
「……本人の前で言うんですか?」
「どーせ筒抜けだからいいの。ま、いいよ。なんとかしてあげる。なんだかんだで僕もシアのことがあるから世話になったし」
「シア? 誰だ?」
「フィーさんの奥さんです」
「ぶ!? いつ婚姻したんだよ!!?」
「海行ってる時~」
「レストのじい様に言ってなかったじゃねぇか!?」
「忘れてたー」


 うっかりうっかりなのは、フィーさんもなので。あと、サフィーナさんのことも思い出せたので、フィーさんに追加をお願いしたら……青ざめる勢いで『急いで作ろう!』とお昼ご飯とは別に仕込むことになりましたー。
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