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第十八章 バカンスも終わって
576.知られて次に
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「カティアちゃん」
お城に帰ってきて数日も経った頃、シャルロッタさんが僕の部屋に来られた。物凄く真剣なお顔で。
これは、もしや?
「どうされましたか?」
「……まずはありがとう」
「はい?」
「申し込まれたの。……料理長から結婚を」
「おめでとうございます!」
やっぱり、イシャールさんだから即行動されたんだね!
どんなプロポーズをされたか内容を聞いたら、イシャールさんにしてはなかなかに乙女チックな演出だった。花束掲げてひざまずくって、全女性の憧れのシチュエーションじゃまいか!?
「もちろん、受けたわ。嬉しかったから……」
「良かったです!」
「で、だけど」
「はい?」
「カティアちゃん、閣下の御名手って本当なの!?」
イシャールさん言っちゃったかぁ! けど、前の子どもの体だった時ならともかく。今の成長し切った姿なら堂々と言っていいからね。シャルロッタさんにはお世話になっているし、ここは打ち明けよう。
「……はい。セヴィルさんとは御名手です」
「いつ? まさか、城に連れて来られた理由って」
「は、半分くらいはその理由で」
こちらでの名前を引き出すためって理由までは言えないけど、間違ってはいない。もう半分は居住地をフィーさんが提案してくれたからだけど。
「……そう。まあ、お似合いだし閣下があれだけベタ惚れだった理由もわかったわ。申し込みはされたの?」
「い、一応」
「え? ちゃんとしたのはまだなの?」
「先に、エディオスさんたちがご結婚されてから……みたいなところがあるらしく」
「えぇ? 陛下がセリカ嬢と?!」
「この間皆さんの前で大胆に」
「あの方らしいわね」
「ですね」
とりあえず、結婚ラッシュになりそうだけど。いいことだらけだから良かった良かった。
僕も他人事じゃないが、まずは優先すべき事を進めなきゃだからね。
勉強はカイツさんご指導は変わらず、増えたのはダンスレッスンやマナーとかだけど。
レッスンがセリカさんと一緒なのがありがたかった! ひとりじゃ大変だから!!
「はい、次は右にターン」
「は、はい」
「そのあとは左に」
「うぅう」
半月後に、エディオスさんが神王妃をセリカさんにすると正式に公表するので……お披露目パーティーだから僕も今度はちゃんと参加と言うことになり。
ついでに、セヴィルさんと御名手になったことも公表するんだって!! お姉さんとかの視線が釘付け間違いないけど……変な妬みの視線がないか怖いよぉ!!
怖いけど、毎日を忙しく過ごしていったので……当日を迎えるのはあっと言う間でしたぁ!?
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