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第十八章 バカンスも終わって
598.いい変化へ(フィルザス視点)
しおりを挟む☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆(フィルザス視点)
ちょちょいのちょいちょい!!
カティアの決意が揺るがないうちに、どんどん魔術でセヴィルの私室を改造していく。
ベッドはもともとエディよりちょっと小さいくらいだったし、部屋の構造もおんなじくらい。
そこにカティアの荷物や調度品を増やすのは、そんなにも難しくないさ~!
「ほい、ほい、ほい!」
カティアの荷物は服以外だとあんまりないから、すぐに終わったんだよね? 流石に服はセヴィルのとこと一緒にしなかったけど……それでも少ない。
セヴィルの奥さんにもなるんなら、もっと持ってていいのに。欲がないなあ? と言うことはだ!!
だいたい改造が終わってから、アナとセリカを呼んでカティアと着せ替えごっこしておいでってお願いしたんだー!!
「まあまあ! たしかに、カティアさんの服は少ないと思っていましたの!」
「いつものチュニック以外だと調理用の衣装だし……ドレスも普段使いのも少ないわ」
「シャルロッタも行っておいでー?」
「はい!」
「うぇえ!?」
と言うことで、カティアの服は問題なくなるからいいとして。
あらかた、部屋が整ったら次はセヴィルだ!!
「ね、エディ」
「お?」
女の子側が頑張っているなら、男は僕ら側でやんなくちゃ! エディにこしょこしょしてから、僕らはセヴィルを逃さないように両側で抱えた!
「何をする!?」
「えー? そりゃぁ?」
「男側の着せ替えごっこ?」
「やめろ!?」
「覚悟しろー」
「ろー」
「イシャールも止めろ!?」
「え? 俺参加する側」
「俺もだなあ?」
イシャールもだけど、いつのまにかいたサイノスも結構乗り気だったんで。
これは、と魔術などを使いまくってセヴィルをこれでもかと着せ替えごっこさせたよ!!
前だったら、こう言う遊びをセヴィルはめちゃくちゃ嫌がっていたのに……カティアが黑に来てから、めちゃくちゃ変わった。
無表情で冷徹だとか、あんまり感情を露わにしなかった子が。一丁前に一途に恋をして、ちゃんと御名手まで出来ちゃったんだから。
最近はだけど、なかなかに可愛い子じゃないかと思うようになったんだよね?
(いや~、楽しいなあ?)
こんなにも楽しく、セヴィルと交流出来る日が来るだなんて思わなかったよ。セヴィルが小ちゃい頃は全然可愛い感じじゃなかったのに。
エディの従兄弟で、神王家の家系じゃなきゃ関わろうと思わなかったくらい。
だけど、カティアがこっちに転生して、聖樹水を飲まなきゃ。
セヴィルの御名手だなんて、永久に見つからないんじゃないかと思ってたんだもん。
それが今では。
セヴィルが笑うくらいのいい環境になってる。
他の皆の御名手も見つかったくらいだからね? 良かった良かった。
「フィー! これとかどうだー?」
「んー?」
僕も僕でシアと結ばれたし。
管理者としても、責務を果たそう。
この子たちの子孫を見守るためにも。
まだ先は長いけど……僕と違って、皆はいなくなる側だからね。
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