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第34話 誰かを守れるような力
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「なるほどなあ」
わたしの話を一通り聞いてくれたお兄さんは、ダイニングテーブルの上にお茶の入った湯呑を置いた。色々話したせいで、喉が渇いたような気がするけれど、夢の中なんだからこれは気のせいかもしれない。
「まあ、悪い人間はいるよ。救いようのない悪というか……きっと、どんな世界であろうともそれは変わらないだろうね」
お兄さんはわたしの向かい側に腰を下ろし、そっと苦笑して見せる。
まあ、解ってるんだけどね。
どんな世界だったとしても……うん、仕方ないって思うけど、でも。
「せっかくスローライフできそうな世界に生まれ変わったのに、ってちょっと悔しいというか。平和に暮らせたらって思うのに」
「スローライフか、確かに魅力的だ。ストレスのない生活って……楽だろうね」
ふと、お兄さんの声が柔らかく変化した。お茶を啜る彼の表情を見ていると、だんだんわたしも『こんな話をしている場合じゃない』って考えられるようになる。
そう。
夢を見ていられる時間は限られているんだから貴重だ。わたしの愚痴だけで終わらせてしまうなんてもったいない。
できれば、お兄さんのことだって知りたいし。
「もしかしてお兄さん、記憶を取り戻しました?」
わたしは思わず、そう訊いてみる。さっき彼は、ストレスのない生活が楽だろうと言った。
それはつまり。
「ストレスのある生活を送ってたとか? だからそういう風に思うんじゃないかな、って」
「なるほど……」
少しだけお兄さんは首を傾げて、そっと肩を竦める。「まだ思い出してはいないけど、そうかもしれないって思う。自分でもよく解らないんだけれど、今、こうしてのんびりしていることが『久しぶりだな』って直感で解る。だからここから動きたくないんだろうね」
――そうか……。
わたしは小さく頷いた後、つい本音が口をついて出てきてしまう。
「どんな理由があったとしても、ずっとここでお兄さんとのんびり話ができるのは嬉しいかなあ」
「え?」
「え、いや、その」
わたしは両手をぱたぱたと振り回しつつ、軽い調子の冗談にしか思われないような言葉を選ぶ。「ここ、幽霊もいないし! のんびりできるし! スローライフだってできるはず!」
「なるほど?」
お兄さんはそこでくすくすと笑い、揶揄うような視線をわたしに向けた。「そんなに幽霊は嫌い?」
「嫌い! 見えなくても怖い! 怖いと感じたらすぐ傍にいるって聞いたよ?」
「まあ、日本産の幽霊は怖いイメージがあるよね」
「日本産」
「井戸から這い出てきたり、暗闇で蹲ってたり」
「ひー?」
「でも、ファンタジー世界に転生しているのであれば、そんな怖い幽霊には会わずに済むんじゃないかな? きっと、静香ちゃんが生きてる世界で出る幽霊は、どこかのアトラクションとかで出てきそうな、ドレスでも着た美人だよ」
なるほど!
と、一瞬だけ納得しそうになったわたし。
しかし、安心はできない。むしろ、ファンタジー世界なんだから何でもありなんじゃないか。脅かすことしかできない幽霊じゃなくて、もっと怖いことをしてくる可能性だってある。
それに、日本にいた時だって海外の幽霊は怖いって思ったことがあった。確か、階段をブリッジで降りてくる……あれ? それは幽霊だっけ? 悪魔付きじゃなかった?
いやいやいや、それよりも。
ファンタジー世界での幽霊……もしくはモンスターっていったら吸血鬼とかゾンビとかかな?
それはそれで怖いじゃん! 戦闘能力が高そうだし!
わたしの頭の中は妄想で埋め尽くされる。
「じゃあ、お兄さんがわたしを守ってくださいよ」
そこで我に返ったわたしは、唇を尖らせた。
「え?」
「ファンタジー世界だっていうなら、きっとこの夢の中もそうでしょ? だったら、わたしが幽霊に襲われそうになった時、世界を飛び越えて助けにきてくださいってば」
「まあ、行けるものなら行くよね」
くくく、という彼の笑い声。
それを聞くと文句も言えなくなってしまうというか、笑われることも嬉しいというか、内心ではわたしも笑いたくなっているのだけれど。
こうなったら、冗談ついでにもっと言ってしまえ。
そう、冗談だよ?
ちょっと本音も交じってるかもしれないけど、冗談だからね?
「せっかくわたし、凄く可愛い子に生まれ変わったことだし、守ってやりたいなあ、って思ったりしません? 世の中には光源氏計画って言葉があるんですよ。わたし、今だって可愛い顔してるんだから、大人になったら凄いですよ?」
勢いに任せてそう言うと、お兄さんはさらに楽しそうに笑う。
「自分で言うかなあ」
「だって本当だもん」
「もん?」
「本当だし」
「まあ、静香ちゃんが美少女なのは認めるよ。大人になったら美人になるだろうってことも。でも、それ以前に角生えてるし人間じゃないよね?」
「人間じゃない子は駄目ですか」
「いや、駄目じゃないよ? って、何が駄目なの」
「お、おにーさんの、れ、恋愛対象としては?」
「何故そこでどもるかなあ」
お兄さんが思わず、といった様子でシャツの胸元を掴む。わたしの可愛らしさに怖気づいたか?
でも、笑ってくれてちょっと安心した。
変な顔をされたら立ち直れなかったかもしれないし。
「わたし、こんな見た目だけど中身は大人だよ」
また唇を尖らせながら言うと、お兄さんがわたしの頬を軽くつまんで引いた。
「大人の静香ちゃんの頬はよく伸びるらしい」
「むー」
ぷるぷると首を横に動かして彼の手を振り払うと、わたしはテーブルに頬杖をついて目を細めて見せた。不満げなわたしに何を考えたのか解らないけれど、お兄さんはまじまじとわたしを見つめたまま笑みを消した。
「真面目な話だけど、俺は誰かを守れるような力がない……気がする」
「気のせいだよ」
反射的にそう返したわたしの言葉に、お兄さんは目を白黒させた。
「気のせいかな?」
「気のせい気のせい。人間、思い込みって怖いよね。マイナス感情は抱かない方がいいんじゃないかな。やればできる、って考えていればその通りになる。下を向いて歩けば障害があっても避けられて安全かもしれないけど、やっぱり、上を向いて歩こうって偉い人も言ってるし、転んだっていいんだよ。立ち上がればそれで解決、転んだ時にできた怪我もいつか治るし」
「そうか……」
お兄さんは少しだけ、呆気に取られたような表情をしていた。
予想外のことを言われた、と驚いている感じ。
でも、だんだん彼の目に今までとは違う輝きが浮かぶのも解った。面白そうにわたしを見つめ、またわたしの頬に手を伸ばして、むに、と引いた。
「伸びるね」
「ちょっとー」
「静香ちゃん」
「むー?」
「君を守ってあげたいな」
「ふお?」
わたしはその場で硬直し、お兄さんの顔を見つめ続ける。
「どうやったら君の生きている世界に行けるだろう? 目印はないのかな? どのドアが君のいる世界なのか知りたい」
真剣にそう言ったお兄さんの言葉がわたしの頭の中に浸透するまで、ほんの数秒。でも、みるみるうちに顔に血が上るような感覚が沸き上がり、嬉しさに胸が沸き立つ。
「目印、作れたら作るー!」
「え、本当?」
「やればできる子だから、わたし! 色々調べてみる!」
「そうか。楽しみにしてる」
お兄さんがそう笑いながらわたしの頬から手を離す。
わたしは思わず椅子から飛び降りて、浮かれてぐるぐる歩き回る。
わたしがいるのは魔法と魔術がある世界なんだ。そしてわたしは神様らしいんだから、何かできることがあるはずだ。お兄さんをわたしの世界に呼び寄せる方法だってきっと見つかる。
そんなことを考えていたせいだろうか、お兄さんが少しだけ難しい表情で何か考え込んでいたのは気づかなかった。
随分と後になってから、彼がこの時、過去の記憶の断片を取り戻していたのだと聞いた。そしてそれは、彼にとってつらい記憶だったのだ。
わたしの話を一通り聞いてくれたお兄さんは、ダイニングテーブルの上にお茶の入った湯呑を置いた。色々話したせいで、喉が渇いたような気がするけれど、夢の中なんだからこれは気のせいかもしれない。
「まあ、悪い人間はいるよ。救いようのない悪というか……きっと、どんな世界であろうともそれは変わらないだろうね」
お兄さんはわたしの向かい側に腰を下ろし、そっと苦笑して見せる。
まあ、解ってるんだけどね。
どんな世界だったとしても……うん、仕方ないって思うけど、でも。
「せっかくスローライフできそうな世界に生まれ変わったのに、ってちょっと悔しいというか。平和に暮らせたらって思うのに」
「スローライフか、確かに魅力的だ。ストレスのない生活って……楽だろうね」
ふと、お兄さんの声が柔らかく変化した。お茶を啜る彼の表情を見ていると、だんだんわたしも『こんな話をしている場合じゃない』って考えられるようになる。
そう。
夢を見ていられる時間は限られているんだから貴重だ。わたしの愚痴だけで終わらせてしまうなんてもったいない。
できれば、お兄さんのことだって知りたいし。
「もしかしてお兄さん、記憶を取り戻しました?」
わたしは思わず、そう訊いてみる。さっき彼は、ストレスのない生活が楽だろうと言った。
それはつまり。
「ストレスのある生活を送ってたとか? だからそういう風に思うんじゃないかな、って」
「なるほど……」
少しだけお兄さんは首を傾げて、そっと肩を竦める。「まだ思い出してはいないけど、そうかもしれないって思う。自分でもよく解らないんだけれど、今、こうしてのんびりしていることが『久しぶりだな』って直感で解る。だからここから動きたくないんだろうね」
――そうか……。
わたしは小さく頷いた後、つい本音が口をついて出てきてしまう。
「どんな理由があったとしても、ずっとここでお兄さんとのんびり話ができるのは嬉しいかなあ」
「え?」
「え、いや、その」
わたしは両手をぱたぱたと振り回しつつ、軽い調子の冗談にしか思われないような言葉を選ぶ。「ここ、幽霊もいないし! のんびりできるし! スローライフだってできるはず!」
「なるほど?」
お兄さんはそこでくすくすと笑い、揶揄うような視線をわたしに向けた。「そんなに幽霊は嫌い?」
「嫌い! 見えなくても怖い! 怖いと感じたらすぐ傍にいるって聞いたよ?」
「まあ、日本産の幽霊は怖いイメージがあるよね」
「日本産」
「井戸から這い出てきたり、暗闇で蹲ってたり」
「ひー?」
「でも、ファンタジー世界に転生しているのであれば、そんな怖い幽霊には会わずに済むんじゃないかな? きっと、静香ちゃんが生きてる世界で出る幽霊は、どこかのアトラクションとかで出てきそうな、ドレスでも着た美人だよ」
なるほど!
と、一瞬だけ納得しそうになったわたし。
しかし、安心はできない。むしろ、ファンタジー世界なんだから何でもありなんじゃないか。脅かすことしかできない幽霊じゃなくて、もっと怖いことをしてくる可能性だってある。
それに、日本にいた時だって海外の幽霊は怖いって思ったことがあった。確か、階段をブリッジで降りてくる……あれ? それは幽霊だっけ? 悪魔付きじゃなかった?
いやいやいや、それよりも。
ファンタジー世界での幽霊……もしくはモンスターっていったら吸血鬼とかゾンビとかかな?
それはそれで怖いじゃん! 戦闘能力が高そうだし!
わたしの頭の中は妄想で埋め尽くされる。
「じゃあ、お兄さんがわたしを守ってくださいよ」
そこで我に返ったわたしは、唇を尖らせた。
「え?」
「ファンタジー世界だっていうなら、きっとこの夢の中もそうでしょ? だったら、わたしが幽霊に襲われそうになった時、世界を飛び越えて助けにきてくださいってば」
「まあ、行けるものなら行くよね」
くくく、という彼の笑い声。
それを聞くと文句も言えなくなってしまうというか、笑われることも嬉しいというか、内心ではわたしも笑いたくなっているのだけれど。
こうなったら、冗談ついでにもっと言ってしまえ。
そう、冗談だよ?
ちょっと本音も交じってるかもしれないけど、冗談だからね?
「せっかくわたし、凄く可愛い子に生まれ変わったことだし、守ってやりたいなあ、って思ったりしません? 世の中には光源氏計画って言葉があるんですよ。わたし、今だって可愛い顔してるんだから、大人になったら凄いですよ?」
勢いに任せてそう言うと、お兄さんはさらに楽しそうに笑う。
「自分で言うかなあ」
「だって本当だもん」
「もん?」
「本当だし」
「まあ、静香ちゃんが美少女なのは認めるよ。大人になったら美人になるだろうってことも。でも、それ以前に角生えてるし人間じゃないよね?」
「人間じゃない子は駄目ですか」
「いや、駄目じゃないよ? って、何が駄目なの」
「お、おにーさんの、れ、恋愛対象としては?」
「何故そこでどもるかなあ」
お兄さんが思わず、といった様子でシャツの胸元を掴む。わたしの可愛らしさに怖気づいたか?
でも、笑ってくれてちょっと安心した。
変な顔をされたら立ち直れなかったかもしれないし。
「わたし、こんな見た目だけど中身は大人だよ」
また唇を尖らせながら言うと、お兄さんがわたしの頬を軽くつまんで引いた。
「大人の静香ちゃんの頬はよく伸びるらしい」
「むー」
ぷるぷると首を横に動かして彼の手を振り払うと、わたしはテーブルに頬杖をついて目を細めて見せた。不満げなわたしに何を考えたのか解らないけれど、お兄さんはまじまじとわたしを見つめたまま笑みを消した。
「真面目な話だけど、俺は誰かを守れるような力がない……気がする」
「気のせいだよ」
反射的にそう返したわたしの言葉に、お兄さんは目を白黒させた。
「気のせいかな?」
「気のせい気のせい。人間、思い込みって怖いよね。マイナス感情は抱かない方がいいんじゃないかな。やればできる、って考えていればその通りになる。下を向いて歩けば障害があっても避けられて安全かもしれないけど、やっぱり、上を向いて歩こうって偉い人も言ってるし、転んだっていいんだよ。立ち上がればそれで解決、転んだ時にできた怪我もいつか治るし」
「そうか……」
お兄さんは少しだけ、呆気に取られたような表情をしていた。
予想外のことを言われた、と驚いている感じ。
でも、だんだん彼の目に今までとは違う輝きが浮かぶのも解った。面白そうにわたしを見つめ、またわたしの頬に手を伸ばして、むに、と引いた。
「伸びるね」
「ちょっとー」
「静香ちゃん」
「むー?」
「君を守ってあげたいな」
「ふお?」
わたしはその場で硬直し、お兄さんの顔を見つめ続ける。
「どうやったら君の生きている世界に行けるだろう? 目印はないのかな? どのドアが君のいる世界なのか知りたい」
真剣にそう言ったお兄さんの言葉がわたしの頭の中に浸透するまで、ほんの数秒。でも、みるみるうちに顔に血が上るような感覚が沸き上がり、嬉しさに胸が沸き立つ。
「目印、作れたら作るー!」
「え、本当?」
「やればできる子だから、わたし! 色々調べてみる!」
「そうか。楽しみにしてる」
お兄さんがそう笑いながらわたしの頬から手を離す。
わたしは思わず椅子から飛び降りて、浮かれてぐるぐる歩き回る。
わたしがいるのは魔法と魔術がある世界なんだ。そしてわたしは神様らしいんだから、何かできることがあるはずだ。お兄さんをわたしの世界に呼び寄せる方法だってきっと見つかる。
そんなことを考えていたせいだろうか、お兄さんが少しだけ難しい表情で何か考え込んでいたのは気づかなかった。
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