Red Crow

紅姫

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隔絶の都とゼロの騎士➉

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Side ユウィリエ

ナイフを向けられたというのにシリルはニタニタとした笑みを崩そうとはしなかった。

「おやおや、ナイフなど向けて物騒な……。
 コチラには先生がいるんですよ?」

「……」

シリルはそれで私を脅しているつもりのようだ。
確かにシリルの側にはアリスがいる。
だが、アリスを助けてシリルを殺すことなど容易い。


一瞬で終わらせてやる……。


と、ナイフを持つ手に力を込めて動き出そうとした。













ーーその時。













シュンッーー

私の顔の脇を何かが通り過ぎていった。





「………ぁ……?」

「え?」

「………!」


困惑した声を出したのはキムとジャレッドだった。
私も思わず目を見開く。


「う………ぇ……?」


多分一番状況を理解していないのは、当事者であるシリルだったのではないだろうか。

彼の身につけていた豪奢な服の胸元。
ちょうど心臓の位置には






ーー金色に輝く矢が刺さっていた。







「う……」

「シリルさん!!」

小さなうめき声を出し、口からだらりと血を流しながら後ろへ倒れたシリルにアリスを拘束していたキムが駆け寄る。

「シリルさん!!シリルさんっ!!」

必死に声をかけているが、シリルが返事をする気配はない。
アサシンの直感的に『死んでいる』と私は察した。





その光景から目を離し、私は後ろを振り返る。
後ろには誰もいない。
先程、足音はしなかった。
近距離で撃ったものではないと分かっている。
だから、視線をさらに遠くへと飛ばす。



そして私は見つけた。




グラディアの中央に建つ、もはや塔と呼ぶべき城。
私とアリスが招待された城の天辺。
私達が踏み込むことを許されなかった場所に一人の人影が見えた。

顔はもちろん見えない。
男か女かもわからない。
ただ、その人物が手に持つ何かが陽の光に反射し輝く光は見える。
その光はシリルの胸に刺さる矢と同じ輝きを放っている。


(アイツだ)


その人物がシリルを撃ったのだ。
この距離から……的確に胸を射抜き……殺したのだ。




「ユウ……」

近くで聞こえた声にハッとして視線を動かす。
困惑した様子で私を見つめるアリス。

「アリス…すまないが、他の先生を呼んできて、このことを知らせてきてくれ。
 ジャレッドとキムのことは連れ出しておくから」

「わ、わかった」

駈けていくアリスを見送り、ジャレッドが縛られていた鎖を解き、次いで未だシリルの体を揺すっているキムを引き剥がして私は物置小屋から出た。

フッと視線を塔に戻したとき、天辺にいたはずの人物の姿はもう見えなかった。














ーー数時間後


「失礼しますよ」

部屋に入ってきた男に静かにいった。




あの後、アリスが連れてきた教師たちはシリルの姿を見て息を呑み、そして、胸に刺さる矢を見てサーッと血の気の引けたような顔をした。

近くにいた私達に事情を聞くでもなく、兎に角来てくださいと連れて来られたのは、学校内の一室。

ここで待っててください。
困っていることを隠しもしない声で校長は言ったあと何処かへかけていってしまった。

そしてやってきたのがこの男である。



軍人のようだった。
身なりがハービニー国で着せられた軍服に近い。
ただ、色は真っ白一色。
装飾品すらも白い。

服装に反して男は漆黒に近い黒髪と瞳をしていた。
キリリとした顔立ち。
40数歳に見えるが、若い頃はそれなりにモテたのではないだろうか。


「はじめまして、俺はグラディア軍警察部隊のトレイシー・エルズバーグです」

「警察部隊?」

アリスが首を傾げた。
私も初めて聞く言葉だったが、キムやジャレッドは特に疑問に思っていないところを見ると、グラディアでは普通の役職なのだろう。

「…他の国で言う国際警察のようなものです」

「なるほど」

隔絶の都、と呼ばれるグラディアだ。
独自の警察制度があって不思議はない。

「お話、聞かせてもらいますよ」

目を細めながらトレイシーは言った。















❁❁❁❁❁

「納得行かねぇ…」

城の中のあてがわれた部屋の中で私は呟いた。

「そうだよね……ボクもそう思うよ」

アリスも納得がいかない様子で私を見た。


あの後、私達は取り調べを受けた。
ーーいや、あれはもはや取り調べとは言えないだろう。


「あれじゃ、ただの雑談だ」


警察部隊と名乗ったトレイシーは、確かに何があったのか話は聞いてきた。
ただ、それだけだった。

質問をしてくるわけでも、お前は何を言っているんだと顔をしかめるわけでもなく「そうですか」と短く答えて、全員の話を聞くとさっさと部屋から出ていこうとしたのだ。

私は思わず彼を引き止めて、それでいいのかと問うたが、彼は首を傾げて見せるだけで、私達に何かを聞くことすらしなかった。


「あれじゃ…ただ取り調べをしたっていう事実を作っただけのように感じるよね。何か裏があるんじゃないかな……」


アリスは顔をしかめる。
アリスがミール国へやってきた経緯を考えれば、その考えに至るのは普通と言えるだろう。

「ユウが見た、この城の天辺にいた人物っていうのも気になるよね」

「あぁ、この城には限られた人物しか入れないはずだし、最上階に行くための階段も同様だ。
つまりあの弓を打った人物は、かなりの地位のある人物と言えるわけだ。
だが、そうならそうで…やり過ぎとはいえ、人を助けただけなのだから隠す理由はないはずだ。
何故わざわざ隠すのか…」




ーーーコンコンッ




アリスと二人で首を傾げていれば、扉がノックされた。
私達は顔を見合わせる。
基本的にこの城の従者達は呼ばなければ部屋を訪ねてくることはない。
だが、私達はどちらも従者を呼んだ覚えはない。


「……」

「…人の気配はある」

扉の前に誰かがいるのは確実だ。
開けるか否か……。


ーーーコンコンッ
ーーーコンコンッ


まるで催促するように扉が叩かれる。
私はできるだけ下がっているようにアリスに手で示し、いつでもナイフが抜ける状態を保ちながら、にこやかな笑みを貼り付けて扉を開けた。

「すみません、二人とも眠ってしまってて……。
 おまたせしました」

「………」

扉の前に立っていたのは、どこかで見たことのあるような気がする……会ったことのない人物だった。

短く刈り込まれた薄茶色の髪。
切れ長の瞳は冷ややかに私のことを見下ろしていた。
腰に下げられているのは細身の直刀。
黒を基調とした軍服には、将校の印だろうか銀色チャームがついている。XVI?16……?

「中に入っても?」

瞳同様、冷ややかな声が言った。
スッと扉の脇に避けて手を示せば、彼は躊躇いなく部屋の中へと足を踏み入れ、ソファの前に立ちこそすれど座ろうとはしなかった。

「あの、な…」

「手短に話す」

何か?と彼に近づきながら続けようとした私の声を遮るように男は口を開いた。

「あの無能の件は悪かった。
 が、お前たちには関係ないことだから忘れてくれ」

無能の件?
関係ない?
忘れろ?

何を言っているのか分からない私と私と同様に意味がわからずコチラに助けを求める様子のアリス。

男の目は冷ややかに私とアリスの間を見つめている。

その顔を見ながら私は思う。
そうだ……コイツ……。


「あんた、シリルの父親か?」


顔立ちがよく似てる。
ただ、人を小馬鹿にしたようなとはいえど目に感情の宿っていたシリルと違い、彼の目にはなんの感情も見えない。



「わたしは、クェンティン=エリュ・シックスティーン。子供はいない。
 いるのは…出来の悪い、無能だけだ」



冷ややかな……とても冷たい声。

「話はそれだけだ」

言うだけ言って私の脇を通り過ぎようとするクェンティンの手を掴んだ。

「!」

「あんた、悲しくないのか?
 息子が死んだんだろ?」

驚いた様子で私を見る彼と目を合わせながら問うが、すぐに感情の失った顔をして彼は冷たく言い放つ。


「悲しいわけ無いだろ。
 死んだのはアイツが無能だったから、ただそれだけ。
 もともと出来が悪いことは知っていた」


心から…本心で言っていることが、聞き返さなくてもわかる。
それでも、言わずにはいられない。

「あんたの血が流れる子供だぞ?」

「だからなんだ」

「アイツはあんたの事を自慢してたんだぞ?」

「だからなんだ」

「アイツは…あんたの背中を追いかけていたんだぞ?」

私の矢継ぎ早な質問にクェンティンは顔をしかめながら、辟易したように告げる。



「だからなんだと言うんだ」



掴んでいた手から力が抜ける。
スッと私の手から逃れた彼は、私の掴んでいた部分を手で軽く叩き、服の襟を正して、さっさと部屋から出ていった。


パタンッーー


ドアの閉まるその音がやけに響いて聞こえた。

「ユウ……」

そっと私に近づいてきて、不安そうな様子でアリスが私の名前を呼ぶ。

「やっぱり……この国おかしいよ……」

「あぁ…わかってる」

「どうする……?」

「……」


どうする、か…。

はっきり言って、他国の問題に口を挟むべきではない。ましてや、ココは隔絶の都。独自の文化だと言いきられれば何も言い返せない。

だが……ジャレッドやレオ、ユーゴ、マルティーナたちの顔が浮かぶ。

この国のすべての人物がおかしい訳じゃない。
なら……。


「アリス」

「ん?」

「私はこれから……この国を探る」

「うん。ボクも……」

「お前は普通にしていてくれ」

「え?」

「お前は今まで通り、学校へ行き教鞭をとっていてくれ。そっちのほうが怪しまれない」

「でも……!」

「大丈夫、私がなんとかする。
 だから……」

「だから?」








「もし、私の姿が消えたとしても決して動揺するな。
 大丈夫、絶対に死にはしない」













❁❁❁❁❁

草木も眠る丑三つ時。
私はベランダに立っていた。

ヒューッと強い風が吹いている。
髪が揺れてうざったいが、致し方なし。

私はずっと上まで続く城の壁を見上げた。
窓の縁。
壁にも多少の凹凸が見える。

「よし……」

私は目の前の窓の縁に足をかけて、不安定なその壁をよじ登った。



階段で行けないのなら…外側から。
壁をよじ登って屋上へ向かうほかない。
窓の付近では一度止まり、中の様子をうかがう。
時間も時間だ。
誰もが寝息を立てている。


確実に1つ、1つと壁をよじ登る。
上に行くにつれて風の力が強くなる。
吹き飛ばされればさすがの私でも死は免れない。
死ぬわけにはいかないのだから、慎重に慎重に、でも早く壁を登り続けた。



何十分登っただろうか。
ようやく天辺の縁に手が届いた。
ぐっと力を入れて体を持ち上げ、私は屋上へと足を踏み入れた。



だだっ広い空間。
ビュービューと風のふく中に、一人の人物が見えた。




女だ。
月明かりの下で光る腰より下まで伸びる髪は、透明に近い白髪。
血をそのまま塗ったような…赤茶色の瞳。
その腰から伸びる細身の剣。
クェンティンと同じ型の軍服。
軍服に輝くチャームはⅢ……。



女の手が動き、腰の剣に伸びる。
次の瞬間、



ーー目の前に女が居た。



ヒュッーー
横一線に、鞘から引き出されるとともに動かされた細剣を既のところで避ける。

速い……近づいてくるのが見えなかった。
避けた勢いのままに女と距離を取り、ナイフを手に取る。

また女が距離を詰めてくる。
早い動き……だが


「一度見たら、順応は可能だ」


カキンッ!!


甲高い音が響く。
横一線に繰り出された剣にナイフをぶつける。
そのまま、女の身を押そうとする。



が……。
女はピクリとも動きやしなかった。



重い!
見た目の華奢具合から見るに……これは……。
この女、力の込め方が上手い!

来れては埒が明かない。
私はまた女から距離をとる。
私と女の視線が交わる。
その目にはなんの感情も読み取れない。
クェンティンと同じ瞳だった。


相手の動きを探るように見つめる。
私とこれほどまでに渡り合える存在は師匠や774のメンバーを除けば初めてだった。



キーーンッーーー



耳障りな音が聞こえた。
何かの音波のような、ひどく甲高い音。
それは下から……屋上の下の部屋、最上階の部屋から聞こえてきているようだった。


私と女の視線が下を向く。
女はまるで聞き入るようにの音を聞き、そして次の瞬間、また私との間合いを詰めた。



カキンッー
咄嗟にナイフを構えて女の剣を受け止める。
が、そうすることが分かっていたように女はその剣に力を込めた。


「なっ!?」

ズズッ……と体が押される。
先程よりも強い力。
華奢に見えるこの女のどこにこんな力があるというのだと思う程に強い。
私はあっという間に屋上の端へ追いやられる。



あと一歩でも押されればーー落ちる。




どうにか足に力を入れて踏みとどまる。




が、
運命というのは時に残酷なものである。







ブワッと感じたのは、強い向かい風。
ギリギリで耐えていた身体は揺らぎ、そして……。




「ッ!!」




私の身体は下へと向かって落ちた。





重力に逆らわず、落ちる身体。
必死にどこかに掴まろうと手を伸ばす。
あと少しで掴まれそうなのに届かない。
このままでは地面に落ちる、そう思った
その時ーーー。









ガシッ
腹部を何かに掴まれ、そのまま身体が浮上する。

聞こえてきたのは、バサバサという何かの放つ音。







ハッと視線を向ければ、そこに居たのは……

雄大な羽根をのびのびと伸ばし羽ばたかせながら、夜闇の中を優麗に羽ばたく竜の姿だった。







飛竜ーー
物語の挿絵などではよく見かける、今でも何処かで生きていると言われ、昔、多くの国がその存在を探し求めたとされる伝説の存在。

まさかグラディアに存在していたのか。
飛竜を見ながら私は思う。


何故、私を助けた?
飛竜は伝説と呼ばれるほどに、人前に姿を現さない存在とされている。
なのに、なぜ?



「あ……」
呆然と飛竜を見る私の目がそれを捉える。

飛竜の背中、とでも呼ぶべきところに跨るその存在を私は確かに見たのだ。


「誰だ、オマエ……」


私の声が聞こえたのか、その存在が私をみた。
月の光の影になり、その存在の顔は見えない。
が、私の方へ体が傾き、手が伸ばされるのがわかる。


その手は私の首元へと伸び、そして……


「ガッ……」
ストンッと避ける間もなく鋭い痛みとともに首元へと打ち付けられた。


意識が落ちる瞬間

「今は寝ておけ」

と、何処かで聞いた声がそういったのを聞いた。
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感想 11

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みんなの感想(11件)

さと
2020.10.12 さと

更新嬉しいです!
これからも続き楽しみにしてます♪

2020.10.12 紅姫

お久しぶりです。
まさか二年ほど経っても待っててくださる方がいるとは思わず放置してしまってました。
楽しみにしてくださってありがとうございます

解除
ななし
2020.10.12 ななし

更新ありがとうございます!

2020.10.12 紅姫

感想ありがとうございます。
更新遅くなり申し訳ありませんでした。

解除
さと
2020.08.29 さと

お話の続き楽しみにしています(*˙˘˙*)

解除

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