とあるカップルの日常

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頭痛 凛目線

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凛「隆、頭痛い」

今日はお家デートの日だった。
とは言え、幼なじみなので割と家は近い。

隆「大丈夫?もう帰る?」

私は頭を押さえながらうずくまる。

凛「……そうする」

モソモソと帰る支度を始め、送る、と言われ、今日はいい、と言った。

隆「帰る途中で倒れられたら困る」

凛「家まで歩いて5分もかからないよ」

本当に大丈夫、と迷惑そうな顔をして、隆は諦める。
始終心配されながら、見送られた。

凛「お母さん、頭痛いから薬ある?」

お母さんはいつもの薬箱にあるわよー。と言い、忙しそうに家事をする。
薬箱を見ると頭痛薬は入ってない。
諦めて寝ようかと思ったが、この痛みが続くと思ったら到底寝れそうにない。
仕方ないのでお母さんに少し出てくるとだけ言い、財布を持ち家を出た。

凛「…いつもこれだった気がする」

ドラッグストアにつき、いつも使用している頭痛薬を見つける。

店員さん「いらっしゃいませ、頭痛薬お探しですか?」

凛「あ、大丈夫です!いつも使ってるやつあるので!」

店員さんに声をかけられ、逃げるようにしてレジに走る。

店員さん「ありがとうございましたー」

凛「水も買えばよかった……」

途中の公園に立ち寄り、ベンチに座る。
少し走ったせいか頭痛が酷くなっている。

凛「この近くにコンビニあったっけ…」

記憶を巡らせ、3分くらいで着くあった気がする……。

凛「着いた…」

水を買い、お店を出る。

隆「凛…?」

隆の声が聞こえて、気が抜けたように地面に座り込んだ。

隆「家にいると思った。なんで外にいるの?」

手を差し伸べられて、介助されながら起こされる。

凛「家に薬なくて…でもすごく痛くて、今飲もうと思って」

隆「そっか。とりあえず家に帰ろうか。」

薬を飲み、家に送られた。
部屋に入り、眠った。

---次の日---

パチィィィン!パチィィィン!パチィィィン!

凛「やああああ!いたいー!!!」

隆の膝の上でお尻を叩かれている。
いつもなら初めは弱く叩いてくれるのに、今日は初めから叩く強さが強い。

隆「薬ないなら連絡して。体調悪いのに外出たら悪化するでしょ」

パチィィィン!パチィィィン!パチィィィン!
パチィィィン!パチィィィン!パチィィィン!
パチィィィン!パチィィィン!パチィィィン!

凛「いたっ!!ごめんなさいー!!」

連続で叩かれ、我慢できずお尻を庇いそうになる。

パチィィィン!パチィィィン!パチィィィン!
パチィィィン!パチィィィン!パチィィィン!
パチィィィン!パチィィィン!パチィィィン!

隆「凛……手」

凛「隆ー、ごめんなざぃー」

お尻をかばってしまった手を背中にグッと拘束される。

隆「うん。何が悪いと思ったの?」

パチィィィン!パチィィィン!パチィィィン!
パチィィィン!パチィィィン!パチィィィン!
パチィィィン!パチィィィン!パチィィィン!

凛「やああああ、いだぃー!!」

パチィィィン!パチィィィン!パチィィィン!
パチィィィン!パチィィィン!パチィィィン!
パチィィィン!パチィィィン!パチィィィン!

隆「薬がなかったら俺に連絡してくれても良かったんじゃない?体調不良なのに外に出なくてもいいと思う」

凛「次から!!次からそうしますぅー!!!」

隆「なら、あと10回ね」

パチィィィン!パチィィィン!パチィィィン!
パチィィィン!パチィィィン!パチィィィン!
パチィィィン!パチィィィン!パチィィィン!
バシィィィィィンっっ!!!

凛「いたいー!!!」

隆「おわり!」

赤く染ったお尻に冷たいタオルが乗せられ、隆がよく頑張ったね、と頭を撫でてくる。
気持ち良くなり、眠りに落ちた。
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