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第三章~初めての恋愛~
内輪ネタ
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皆にバレない様に柚希から教わった店までを地図アプリで確認しつつ俺が皆を誘導する。
俺が美味しいパスタ屋を知ってると言ったので必然的にそうなる。
まさか俺がリア充を引き連れて歩くとは。
しばらくして目的の店に着いた。
「ここのパスタが美味しいんだよ」
と知ったかぶりで言うが、柚希がオススメするぐらいだから間違いないだろう。
「へ~、いい雰囲気の店だね」
「佐藤すっごーい!」
「友也って実は食通なの?」
皆褒めてくれるが、柚希のオススメに従っただけなので何だか申し訳ない。
申し訳なさを誤魔化す為、皆を先導する。
「たまたま見つけたんだよ。それより早く入ろうぜ」
と言い店内に入る。
店内はアンティーク調でインテリアやテーブルもアンティーク一色で染められていた。
「うわ~すご~い」
「うんうん」
「へ~」
皆がそれぞれ感嘆の声を漏らし、席に案内される。
思わず俺も声が出そうになったが必死に堪えた。
席に着きそれぞれメニューに目を通しながら
「どれも美味そうだな。やるな友也」
「ホントホント、佐藤って実は学校では遊ばないで外で遊んでる系だったの?」
「去年とのギャップがすごいね~」
とまたしても褒めてくる。 っていうか
「及川、なんだそれ。俺は正真正銘のぼっちだったぞ。って言ってて悲しくなってきた」
「「ははは」」
及川の変な誤解を解いたら笑いが起きた。
これが会話で人を笑わすということなのだろうか。
「みんな決まった? 決まったなら注文するけど」
と皆の注文を確認する。
新島が「私は和風パスタね」と言った後、及川が
「私はミートソース!」
と言った時に水樹と新島が同時に笑った。
何で笑ったんだ? と不思議に思っていると
「及川はいつもミートソースだよな。他の食べてる所見た事ないわ」
「佳奈子は相変わらずだね~」
という二人の言葉で漸く理解した。
及川はパスタを食べる時はいつもミートソースしか頼まず、またミートソース頼んでる! どんだけ好きなんだよっていう内輪ネタでの笑いだ。
笑ってる二人に対して及川は
「いいじゃん別に! 好きなんだから」
とふくれっ面になっていた。
その後注文を済ませ、料理が来るまで中居のプレゼントについて話した。
「そういえば中居が欲しがってる物って結局何なの?」
と新島が水樹に問いかける。
「欲しがってるっていうか、あいつ今香水集めしてるらしいんだわ。だからプレゼントなら香水かなって」
と水樹が答えると
「そう言えば毎日違う香水付けてた!」
「佳奈子そんなに中居の匂い嗅いでたの~?」
「そ、そういうんじゃなくて、でも気づくでしょ!」
新島に揶揄われ顔を赤くする及川。
恋する乙女って感じだな。
「でも集めてるんじゃ同じの買っちゃったらどうしよう」
「そこは大丈夫、持ってる香水は聞き出してあるから」
「さっすがタカヒロ、用意周到だね~」
と、またしても会話に着いて行けない。
そしてここで初めて水樹の名前がタカヒロという事を知った。
LINEの名前にはミズキとしか登録されてなかたしな。
ちなみに田口は弘樹だった。
それから間もなくして料理が運ばれてきて食事を済ませ店を出た。
「いや~美味かったな」
「ここは私のお気に入りに追加しよ~」
「ここのミートソース最高だった」
確かに美味しかったな。流石は柚希ですね。
因みに俺はボンゴレを食べた。
「それじゃあそろそろプレゼント買いに行くか」
「そうだね~」
「いよいよだね!」
水樹仕切りの元、プレゼントを買いに駅に隣接してる百貨店に戻る事になった。
百貨店の中を迷いなく進む3人。もしかして何が何階の何処に売ってるか全部覚えてるの?
香水売り場に着くと、早速及川が商品を手に取り吟味していく。
水樹と新島もそれぞれ商品を見ている。
俺はこういう場所に初めて来たのでどうしたらいいか分からなかったので、目についた商品のサンプルを嗅いだりしていた。
しばらくして及川が水樹を呼んでアドバイスを受けている。
その様子を眺めているといつの間にか隣に来ていた新島が
「課題クリアおめでとう」
と言ってきた。完全に素になっている訳ではないが、新島から褒められるとは思わなかった。
「あ、ありがとう」
何故かどもってしまった。
「あのパスタ屋を選ぶなんてさすが柚希ちゃんだね」
「やっぱりバレてたか」
「当たり前でしょ。あの店は知る人ぞ知る名店なんだから去年までの友也君じゃ知らないはずだもの」
隠れた名店って訳か。
ってか褒めるか貶すかどっちかにして欲しい。
「それよりも明日空いてる?」
「別にやる事はないな」
「なら明日私に付き合って」
「つ、付き合うって……」
「買い物に付き合ってって意味」
「ああ、そうか。わかった」
「それじゃあ明日も今日と同じ時間に同じ場所で待ち合わせって事で」
「わ、わかった」
俺達の会話が終わると、丁度買い物が終わった及川と水樹が合流する。
「良いのは買えた?」
「多分。水樹のアドバイス通りに選んだから」
と新島と及川が話していると水樹が隣に来て
「新島と何はなしてたんだ? もしかして口説いてた?」
と的外れな事を言ってきたので
「そんな訳ないだろ。ただの雑談だよ」
と言うと、「ふ~ん」と意味深な反応を見せたが直ぐにいつもの水樹に戻り
「誕プレも買ったしこれからどうする?」
と俺達に意見を求める。
すると新島が
「この後用事があるから私は帰るね」
と言い
「それじゃまだ早いけど解散にするか」
という水樹の言葉で解散となった。
俺の初めてのグループ行動がやっと終わり一安心した所で思い出す。
明日は新島の買い物に付き合わなきゃならないのかぁ。
ってかこれって俗に言うデートってことじゃないのか?
いや買い物に行くだけだし、いや、でも……。
と、帰りは明日の事で混乱していた。
俺が美味しいパスタ屋を知ってると言ったので必然的にそうなる。
まさか俺がリア充を引き連れて歩くとは。
しばらくして目的の店に着いた。
「ここのパスタが美味しいんだよ」
と知ったかぶりで言うが、柚希がオススメするぐらいだから間違いないだろう。
「へ~、いい雰囲気の店だね」
「佐藤すっごーい!」
「友也って実は食通なの?」
皆褒めてくれるが、柚希のオススメに従っただけなので何だか申し訳ない。
申し訳なさを誤魔化す為、皆を先導する。
「たまたま見つけたんだよ。それより早く入ろうぜ」
と言い店内に入る。
店内はアンティーク調でインテリアやテーブルもアンティーク一色で染められていた。
「うわ~すご~い」
「うんうん」
「へ~」
皆がそれぞれ感嘆の声を漏らし、席に案内される。
思わず俺も声が出そうになったが必死に堪えた。
席に着きそれぞれメニューに目を通しながら
「どれも美味そうだな。やるな友也」
「ホントホント、佐藤って実は学校では遊ばないで外で遊んでる系だったの?」
「去年とのギャップがすごいね~」
とまたしても褒めてくる。 っていうか
「及川、なんだそれ。俺は正真正銘のぼっちだったぞ。って言ってて悲しくなってきた」
「「ははは」」
及川の変な誤解を解いたら笑いが起きた。
これが会話で人を笑わすということなのだろうか。
「みんな決まった? 決まったなら注文するけど」
と皆の注文を確認する。
新島が「私は和風パスタね」と言った後、及川が
「私はミートソース!」
と言った時に水樹と新島が同時に笑った。
何で笑ったんだ? と不思議に思っていると
「及川はいつもミートソースだよな。他の食べてる所見た事ないわ」
「佳奈子は相変わらずだね~」
という二人の言葉で漸く理解した。
及川はパスタを食べる時はいつもミートソースしか頼まず、またミートソース頼んでる! どんだけ好きなんだよっていう内輪ネタでの笑いだ。
笑ってる二人に対して及川は
「いいじゃん別に! 好きなんだから」
とふくれっ面になっていた。
その後注文を済ませ、料理が来るまで中居のプレゼントについて話した。
「そういえば中居が欲しがってる物って結局何なの?」
と新島が水樹に問いかける。
「欲しがってるっていうか、あいつ今香水集めしてるらしいんだわ。だからプレゼントなら香水かなって」
と水樹が答えると
「そう言えば毎日違う香水付けてた!」
「佳奈子そんなに中居の匂い嗅いでたの~?」
「そ、そういうんじゃなくて、でも気づくでしょ!」
新島に揶揄われ顔を赤くする及川。
恋する乙女って感じだな。
「でも集めてるんじゃ同じの買っちゃったらどうしよう」
「そこは大丈夫、持ってる香水は聞き出してあるから」
「さっすがタカヒロ、用意周到だね~」
と、またしても会話に着いて行けない。
そしてここで初めて水樹の名前がタカヒロという事を知った。
LINEの名前にはミズキとしか登録されてなかたしな。
ちなみに田口は弘樹だった。
それから間もなくして料理が運ばれてきて食事を済ませ店を出た。
「いや~美味かったな」
「ここは私のお気に入りに追加しよ~」
「ここのミートソース最高だった」
確かに美味しかったな。流石は柚希ですね。
因みに俺はボンゴレを食べた。
「それじゃあそろそろプレゼント買いに行くか」
「そうだね~」
「いよいよだね!」
水樹仕切りの元、プレゼントを買いに駅に隣接してる百貨店に戻る事になった。
百貨店の中を迷いなく進む3人。もしかして何が何階の何処に売ってるか全部覚えてるの?
香水売り場に着くと、早速及川が商品を手に取り吟味していく。
水樹と新島もそれぞれ商品を見ている。
俺はこういう場所に初めて来たのでどうしたらいいか分からなかったので、目についた商品のサンプルを嗅いだりしていた。
しばらくして及川が水樹を呼んでアドバイスを受けている。
その様子を眺めているといつの間にか隣に来ていた新島が
「課題クリアおめでとう」
と言ってきた。完全に素になっている訳ではないが、新島から褒められるとは思わなかった。
「あ、ありがとう」
何故かどもってしまった。
「あのパスタ屋を選ぶなんてさすが柚希ちゃんだね」
「やっぱりバレてたか」
「当たり前でしょ。あの店は知る人ぞ知る名店なんだから去年までの友也君じゃ知らないはずだもの」
隠れた名店って訳か。
ってか褒めるか貶すかどっちかにして欲しい。
「それよりも明日空いてる?」
「別にやる事はないな」
「なら明日私に付き合って」
「つ、付き合うって……」
「買い物に付き合ってって意味」
「ああ、そうか。わかった」
「それじゃあ明日も今日と同じ時間に同じ場所で待ち合わせって事で」
「わ、わかった」
俺達の会話が終わると、丁度買い物が終わった及川と水樹が合流する。
「良いのは買えた?」
「多分。水樹のアドバイス通りに選んだから」
と新島と及川が話していると水樹が隣に来て
「新島と何はなしてたんだ? もしかして口説いてた?」
と的外れな事を言ってきたので
「そんな訳ないだろ。ただの雑談だよ」
と言うと、「ふ~ん」と意味深な反応を見せたが直ぐにいつもの水樹に戻り
「誕プレも買ったしこれからどうする?」
と俺達に意見を求める。
すると新島が
「この後用事があるから私は帰るね」
と言い
「それじゃまだ早いけど解散にするか」
という水樹の言葉で解散となった。
俺の初めてのグループ行動がやっと終わり一安心した所で思い出す。
明日は新島の買い物に付き合わなきゃならないのかぁ。
ってかこれって俗に言うデートってことじゃないのか?
いや買い物に行くだけだし、いや、でも……。
と、帰りは明日の事で混乱していた。
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