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第10章~彼氏彼女の事情~
相談
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4人での食事が終わり、俺と水樹が帰り支度をしていると
「友也さん、今度の休みデートしませんか?」
と水樹と友華さんの前で堂々と誘って来た。
二人の視線に照れながらも
「いいよ。そうしたらまたLINE送るよ」
「はい! 楽しみにしてますね♪」
俺達のやり取りを見ていた二人が
「ヒューッ、見せつけるねぇ」
「あらあら、まあまあ」
と水樹は揶揄うように、友華さんはまるで母親の様な反応をした。
俺は水樹を軽く小突いて
「早く帰ろうぜ」
と言うと
「そうだな、ユウ姉、今日はごちそう様」
と言ってバイクに跨った。
俺も友華さんにお礼を言うと
「ちょっと二人共! 私も作ったんですけどー」
と頬を膨らませて文句を言ってきたので
「沙月のサラダも美味しかったよ。また食べさせてくれな」
「分かりました! もっと腕を磨くので楽しみにしててください」
「ああ、分かった」
俺達のやり取りを見ていた水樹が
「もういいか? 出発するぞ」
「ああ、悪いな」
俺もバイクの後ろに跨る。
「それじゃ、お休み」
「今日はありがとう」
と別れの挨拶を済ませ俺達は桐谷家を後にした。
走りだして少しして水樹に話しかける。
「帰りに何処か寄っていかないか?」
「別に構わないけど、どうかしたか?」
「柚希の事で聞いて貰いたい事があって」
「そういえばそんな事言ってたな。オッケー、適当な所に寄るわ」
「サンキュー」
市街地から国道に出ると自宅とは反対方向へ向かった。
国道を走ること数十分、どうやら目的地に着いたらしい。
遠くに某テレビ局の球体が見える。
どうやらお台場まで来たようだ。
「流石に今の時期だと冷えるな」
「ああ、だけど冬は星が良く見える」
「はは、友也はロマンティストだな」
「揶揄うなよ」
「悪い悪い。んで相談ってのは?」
「ああ、柚希に彼氏が出来たんだ」
この言葉を聞いた水樹はヤレヤレと肩を竦めて
「もしかしてそれで悩んでるのか? まさか友也がシスコンだったとはな」
俺の事をシスコン呼ばわりしてきた。
生憎だが沙月に過保護になっていた奴に言われたくない。
「水樹にそれを言われたくねぇよ。じゃなくて、その相手が問題なんだ」
「相手が? ヤンキーとでも付き合い出したのか?」
水樹の指摘が一般的なんだろうな。
俺も柚希がガラの悪い奴と付き合い出したら心配するだろう。
だけど柚希に関してはそれよりもタチが悪いと言える。
「いや、東大の法学部に通ってる22歳のイケメンなんだ」
「マジか! それの何処が不満なんだ? 年齢とかか」
「相手のステータスが問題なんだ」
まぁ年齢も引っかかるな。
普通に考えて22歳が16歳と付き合うのは世間的にもアウトだろう。
だけど柚希の場合は年齢だけでなく、彼氏の肩書が問題だ。
「どういう事だ?」
柚希を知らない人間からすると理解出来ないだろう。
なので水樹に柚希の自己顕示欲について話しておかなくちゃならない。
「ああ、まずは柚希の事から話さないとな」
柚希の抱えてる自己顕示欲や今までやってきた事を全て話した。
水樹は最初こそ驚いた表情をしていたが、段々と真剣な表情に変わっていった。
「と、まぁこんな感じなんだけど水樹から見てどう思う?」
水樹はやや試案した後
「結構ヤバイかもな」
と言った後
「俺が沙月の事で周りが見えなくなってた様に、柚希ちゃんもそうなってる可能性が高い」
確かに今の柚希は周りが見えていない様に感じる。
その原因はおそらく……
「やっぱり原因は俺だよな」
当初の計画だと俺と楓が付き合って学校一のカップルの妹というステータスだった。
だけど俺が楓ではなくて沙月と付き合った為にその計画が狂った。
そう考えると、やはり俺に責任があるのだろう。
「まぁ、それもあるけど全てが友也の所為じゃない」
俺の考えを否定する言葉が水樹から投げ掛けられた。
たまらず聞き返す。
「どうしてそう思う?」
「確かに友也が楓と付き合わなかった事も原因の一つだろう。だけど友也以上にスペックの高い男に言い寄られたらそっちに考えをシフトしてもおかしくない」
「確かに。柚希ならやりそうだ」
でもそれは彼氏からアプローチを掛けた場合だ。
柚希が自分からスペックの高い男を探してアプローチを掛けた可能性もある。
俺が無言で考え込んでいると
「まぁ何にせよ今は見守るしかないんじゃないか? あまり干渉しても昔の俺みたいになる可能性もあるからな」
柚希に問いただしても素直に話すとは思えないからな。
「……ああ、そうだな。しばらくは様子を見るよ」
まだ付き合い始めたばかりだし、しばらくは様子を見るのが一番なのかもしれない。
「んじゃ結論も出た事だしそろそろ帰るか」
「そうだな。今日はありがとう」
「何言ってるんだ。俺達は親友だろ? 友也が困ってたら力になるさ」
「俺は良い親友に巡り合えたよ」
「何クサい事言ってるんだよ。ほら、早く後ろ乗れ」
水樹の過去を聞いて、柚希の事を相談して。
色々あった一日だったけど、水樹と親友になれて良かった。
こうして長い一日が終わった。
「友也さん、今度の休みデートしませんか?」
と水樹と友華さんの前で堂々と誘って来た。
二人の視線に照れながらも
「いいよ。そうしたらまたLINE送るよ」
「はい! 楽しみにしてますね♪」
俺達のやり取りを見ていた二人が
「ヒューッ、見せつけるねぇ」
「あらあら、まあまあ」
と水樹は揶揄うように、友華さんはまるで母親の様な反応をした。
俺は水樹を軽く小突いて
「早く帰ろうぜ」
と言うと
「そうだな、ユウ姉、今日はごちそう様」
と言ってバイクに跨った。
俺も友華さんにお礼を言うと
「ちょっと二人共! 私も作ったんですけどー」
と頬を膨らませて文句を言ってきたので
「沙月のサラダも美味しかったよ。また食べさせてくれな」
「分かりました! もっと腕を磨くので楽しみにしててください」
「ああ、分かった」
俺達のやり取りを見ていた水樹が
「もういいか? 出発するぞ」
「ああ、悪いな」
俺もバイクの後ろに跨る。
「それじゃ、お休み」
「今日はありがとう」
と別れの挨拶を済ませ俺達は桐谷家を後にした。
走りだして少しして水樹に話しかける。
「帰りに何処か寄っていかないか?」
「別に構わないけど、どうかしたか?」
「柚希の事で聞いて貰いたい事があって」
「そういえばそんな事言ってたな。オッケー、適当な所に寄るわ」
「サンキュー」
市街地から国道に出ると自宅とは反対方向へ向かった。
国道を走ること数十分、どうやら目的地に着いたらしい。
遠くに某テレビ局の球体が見える。
どうやらお台場まで来たようだ。
「流石に今の時期だと冷えるな」
「ああ、だけど冬は星が良く見える」
「はは、友也はロマンティストだな」
「揶揄うなよ」
「悪い悪い。んで相談ってのは?」
「ああ、柚希に彼氏が出来たんだ」
この言葉を聞いた水樹はヤレヤレと肩を竦めて
「もしかしてそれで悩んでるのか? まさか友也がシスコンだったとはな」
俺の事をシスコン呼ばわりしてきた。
生憎だが沙月に過保護になっていた奴に言われたくない。
「水樹にそれを言われたくねぇよ。じゃなくて、その相手が問題なんだ」
「相手が? ヤンキーとでも付き合い出したのか?」
水樹の指摘が一般的なんだろうな。
俺も柚希がガラの悪い奴と付き合い出したら心配するだろう。
だけど柚希に関してはそれよりもタチが悪いと言える。
「いや、東大の法学部に通ってる22歳のイケメンなんだ」
「マジか! それの何処が不満なんだ? 年齢とかか」
「相手のステータスが問題なんだ」
まぁ年齢も引っかかるな。
普通に考えて22歳が16歳と付き合うのは世間的にもアウトだろう。
だけど柚希の場合は年齢だけでなく、彼氏の肩書が問題だ。
「どういう事だ?」
柚希を知らない人間からすると理解出来ないだろう。
なので水樹に柚希の自己顕示欲について話しておかなくちゃならない。
「ああ、まずは柚希の事から話さないとな」
柚希の抱えてる自己顕示欲や今までやってきた事を全て話した。
水樹は最初こそ驚いた表情をしていたが、段々と真剣な表情に変わっていった。
「と、まぁこんな感じなんだけど水樹から見てどう思う?」
水樹はやや試案した後
「結構ヤバイかもな」
と言った後
「俺が沙月の事で周りが見えなくなってた様に、柚希ちゃんもそうなってる可能性が高い」
確かに今の柚希は周りが見えていない様に感じる。
その原因はおそらく……
「やっぱり原因は俺だよな」
当初の計画だと俺と楓が付き合って学校一のカップルの妹というステータスだった。
だけど俺が楓ではなくて沙月と付き合った為にその計画が狂った。
そう考えると、やはり俺に責任があるのだろう。
「まぁ、それもあるけど全てが友也の所為じゃない」
俺の考えを否定する言葉が水樹から投げ掛けられた。
たまらず聞き返す。
「どうしてそう思う?」
「確かに友也が楓と付き合わなかった事も原因の一つだろう。だけど友也以上にスペックの高い男に言い寄られたらそっちに考えをシフトしてもおかしくない」
「確かに。柚希ならやりそうだ」
でもそれは彼氏からアプローチを掛けた場合だ。
柚希が自分からスペックの高い男を探してアプローチを掛けた可能性もある。
俺が無言で考え込んでいると
「まぁ何にせよ今は見守るしかないんじゃないか? あまり干渉しても昔の俺みたいになる可能性もあるからな」
柚希に問いただしても素直に話すとは思えないからな。
「……ああ、そうだな。しばらくは様子を見るよ」
まだ付き合い始めたばかりだし、しばらくは様子を見るのが一番なのかもしれない。
「んじゃ結論も出た事だしそろそろ帰るか」
「そうだな。今日はありがとう」
「何言ってるんだ。俺達は親友だろ? 友也が困ってたら力になるさ」
「俺は良い親友に巡り合えたよ」
「何クサい事言ってるんだよ。ほら、早く後ろ乗れ」
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