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最終章~自己顕示欲~
終焉
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景山が倒れた事で、水樹達を拘束していた連中が景山に駆け寄ろうとする。
しかしそれを阻止して水樹と田口の見事なコンビネーションで二人を倒した。
景山一人に満身創痍の俺と違って流石だな。
二人が男達を倒すのを見届け、他に敵は居ないか周囲を観察するが他に敵は居なかった。
これで漸く二人を解放出来る。
ソッと二人に近づき縄と猿ぐつわを外すと
「うえぇぇん、友也ざん”~ごべんなざい~」
「うう~っ、お兄ちゃ~ん、死んじゃうかとおぼっだ~」
二人して号泣しながら俺に抱き付いてきた。
優しく頭を撫でながら
「遅くなってごめん、無事でよかった」
と言うと、二人は更に号泣してしまった。
そんな俺達を見た水樹が
「友也、ありがとう。沙月を助けてくれて」
と深々と頭を下げた。
「何言ってるんだよ、そもそも水樹が居なかったら間に合わなかったよ」
「そう言ってくれると助かる」
そしてもう一人の立役者の田口は興奮気味に
「佐藤君やっぱパないわ~。最後のってクロスカウンターっしょ! カッコ良かったわ~」
「はは、そうなのか? 無我夢中だったから分からないや。っいて!」
笑って頬を動かしたら痛みが走った。
手で触ってみると出血していた。
どうやら景山の最後の一撃が掠った所からの出血らしい。
手の甲で血を拭っていると水樹と田口が慌てて駆け寄ってきた。
「悪い友也。安心して友也の傷の事忘れてた」
「佐藤君ちょっと痛いけど我慢してね」
田口が刺された左腕を上に持ち上げる。
「いてててっ」
「もうちょっと我慢してね」
そういって傷口を塞ぐ様に俺が付けていたマフラーでぐるぐる巻きにしてキツク縛られた。
「一応の応急処置だから後でちゃんと医者に診て貰ってね」
「サンキュー。田口ってこんな事も出来たんだな」
「昔俺もヤンチャしてたからさ。その時に先輩から教わったんだよね~」
「それは怖いな。これからは敬語で話します」
「ちょ、それはやめてって~。今まで通りイジってよ~」
俺の応急処置が終わったタイミングで柚希と沙月が涙を流しながら
「お兄ちゃんごめんなさい、私の所為で……」
「友也さん……助けに来てくれてありがとうございます」
柚希は自分の所為だと俯き、沙月はお礼を言いながら抱き付く。
沙月は精神的にも大丈夫だろうが、柚希は責任を背負い込んでしまっている。
このままだと柚希は立ち直れないと思い、優しく諭す様に話しかける。
「柚希、今回の事は確かに柚希が景山と付き合った事が始まりだけど、それが全てじゃない。景山の執着が酷かっただけだからそんなに気に病むな」
「でも……私が安易に付き合わなければこんな事には……」
「そうだな。そこは反省点かもしれない。でもそれだけだ。キッチリと反省してそれをこれから活かしていけばいい。大丈夫、俺もついてるから」
「……うん」
コクリッと小さく頷く。
これで柚希の自責の念が軽くなってくれればいいのだが。
「それじゃあ皆心配してるだろうし帰ろうか」
「友也は病院直行な。今の姿を新島や水瀬に見せたらどうなるか分かんねぇ」
「はは、そうだな……っとと!」
身体がフラつき、倒れそうになるのを両脇から水樹と田口に支えられた。
「悪い」
「無茶すんなよ」
「佐藤君は頑張りすぎでしょ~」
二人に支えられながら体育倉庫を出ると
「お兄ちゃん危ない!」
「友也さん危ない!」
俺達の後ろを歩いていた二人が叫ぶ。
振り返ると倒れていた筈の景山がナイフを振りかざしていた。
俺は咄嗟に水樹と田口を突き飛ばす。
「友也!」
「佐藤君!」
二人を突き飛ばした事で防御が間に合わない。
もうダメか! と目を瞑るがいつまでたっても衝撃が来ない。
恐る恐る目を開けると、そこにはナイフを持つ手首を掴んでいる真弓さんの姿があった。
「ふう、間一髪だったな」
「真弓さん!」
真弓さんは軽く俺に笑顔を向けると、景山を睨み付けた。
「お前の悪巧みは此処までだ」
「っ! どうしてアンタが……」
「コイツはウチの従業員だからな。守るのは当然だろう」
「アンタはいつもそうやって……いっいででで!」
突然景山が痛み出したと思ったら真弓さんが握っている手首をギリギリッと締め付けていた。
あまりの激痛に景山は膝をつきナイフも手から零れ落ちた。
そして遠くからサイレンが聞こえてくる。
真弓さんはようやく握っていた手を離して
「お前はもう終わりだよ」
「うるさい! 親父に頼めばもみ消してくれるんだよぉ!」
「なるほどな。今までそうやって逃げてきたのか」
「覚えてろよ! 今度はあのファミレスごと無くしてやる!」
痛みで苦悶の表情をしながら啖呵を切る。
このままじゃ景山の言う通りになって、また柚希達を危険な目に遇わせてしまうかもしれない。
どうにかして景山の復讐を止めないと!
と考えていたら、ある事を思い出した。
「真弓さん、ちょっと待っててください」
「おい、何処に行くんだ!」
俺はもう一度体育倉庫の中に入り、柚希達が縛られていた場所に向かう。
そしてある物を持って真弓さんの元に戻る。
「真弓さん、コレ使えないですかね?」
「何だそれは?」
「景山が体育倉庫の中を一部始終録画していたビデオカメラです」
「なるほどぉ」
俺が言い終えると真弓さんは悪魔の様な笑みを浮かべながらビデオカメラを手に取る。
「景山、今度こそお終いだな。自分で用意したカメラが決定的な証拠になるとはなぁ」
「そ、それがどうした! 親父に頼めばそんな物!」
「安心しろ、お前の父親も一緒に地獄に付き合ってくれるぞ」
「はぁ? 何言ってやがる!」
「この動画を動画配信サイトに流したらどうなるか位は分かるだろ?」
「お、おい! 冗談だろ?」
「私の事はお前が良く知ってると思うがな」
「なっ……あぁ……」
真弓さんの言葉を受けて、景山は力なくうな垂れる。
しかし真弓さんもえげつない方法を思いつく。
これからはあまり揶揄わないようにしよう。
そして警察が到着し、景山達は現行犯で逮捕された。
しかしそれを阻止して水樹と田口の見事なコンビネーションで二人を倒した。
景山一人に満身創痍の俺と違って流石だな。
二人が男達を倒すのを見届け、他に敵は居ないか周囲を観察するが他に敵は居なかった。
これで漸く二人を解放出来る。
ソッと二人に近づき縄と猿ぐつわを外すと
「うえぇぇん、友也ざん”~ごべんなざい~」
「うう~っ、お兄ちゃ~ん、死んじゃうかとおぼっだ~」
二人して号泣しながら俺に抱き付いてきた。
優しく頭を撫でながら
「遅くなってごめん、無事でよかった」
と言うと、二人は更に号泣してしまった。
そんな俺達を見た水樹が
「友也、ありがとう。沙月を助けてくれて」
と深々と頭を下げた。
「何言ってるんだよ、そもそも水樹が居なかったら間に合わなかったよ」
「そう言ってくれると助かる」
そしてもう一人の立役者の田口は興奮気味に
「佐藤君やっぱパないわ~。最後のってクロスカウンターっしょ! カッコ良かったわ~」
「はは、そうなのか? 無我夢中だったから分からないや。っいて!」
笑って頬を動かしたら痛みが走った。
手で触ってみると出血していた。
どうやら景山の最後の一撃が掠った所からの出血らしい。
手の甲で血を拭っていると水樹と田口が慌てて駆け寄ってきた。
「悪い友也。安心して友也の傷の事忘れてた」
「佐藤君ちょっと痛いけど我慢してね」
田口が刺された左腕を上に持ち上げる。
「いてててっ」
「もうちょっと我慢してね」
そういって傷口を塞ぐ様に俺が付けていたマフラーでぐるぐる巻きにしてキツク縛られた。
「一応の応急処置だから後でちゃんと医者に診て貰ってね」
「サンキュー。田口ってこんな事も出来たんだな」
「昔俺もヤンチャしてたからさ。その時に先輩から教わったんだよね~」
「それは怖いな。これからは敬語で話します」
「ちょ、それはやめてって~。今まで通りイジってよ~」
俺の応急処置が終わったタイミングで柚希と沙月が涙を流しながら
「お兄ちゃんごめんなさい、私の所為で……」
「友也さん……助けに来てくれてありがとうございます」
柚希は自分の所為だと俯き、沙月はお礼を言いながら抱き付く。
沙月は精神的にも大丈夫だろうが、柚希は責任を背負い込んでしまっている。
このままだと柚希は立ち直れないと思い、優しく諭す様に話しかける。
「柚希、今回の事は確かに柚希が景山と付き合った事が始まりだけど、それが全てじゃない。景山の執着が酷かっただけだからそんなに気に病むな」
「でも……私が安易に付き合わなければこんな事には……」
「そうだな。そこは反省点かもしれない。でもそれだけだ。キッチリと反省してそれをこれから活かしていけばいい。大丈夫、俺もついてるから」
「……うん」
コクリッと小さく頷く。
これで柚希の自責の念が軽くなってくれればいいのだが。
「それじゃあ皆心配してるだろうし帰ろうか」
「友也は病院直行な。今の姿を新島や水瀬に見せたらどうなるか分かんねぇ」
「はは、そうだな……っとと!」
身体がフラつき、倒れそうになるのを両脇から水樹と田口に支えられた。
「悪い」
「無茶すんなよ」
「佐藤君は頑張りすぎでしょ~」
二人に支えられながら体育倉庫を出ると
「お兄ちゃん危ない!」
「友也さん危ない!」
俺達の後ろを歩いていた二人が叫ぶ。
振り返ると倒れていた筈の景山がナイフを振りかざしていた。
俺は咄嗟に水樹と田口を突き飛ばす。
「友也!」
「佐藤君!」
二人を突き飛ばした事で防御が間に合わない。
もうダメか! と目を瞑るがいつまでたっても衝撃が来ない。
恐る恐る目を開けると、そこにはナイフを持つ手首を掴んでいる真弓さんの姿があった。
「ふう、間一髪だったな」
「真弓さん!」
真弓さんは軽く俺に笑顔を向けると、景山を睨み付けた。
「お前の悪巧みは此処までだ」
「っ! どうしてアンタが……」
「コイツはウチの従業員だからな。守るのは当然だろう」
「アンタはいつもそうやって……いっいででで!」
突然景山が痛み出したと思ったら真弓さんが握っている手首をギリギリッと締め付けていた。
あまりの激痛に景山は膝をつきナイフも手から零れ落ちた。
そして遠くからサイレンが聞こえてくる。
真弓さんはようやく握っていた手を離して
「お前はもう終わりだよ」
「うるさい! 親父に頼めばもみ消してくれるんだよぉ!」
「なるほどな。今までそうやって逃げてきたのか」
「覚えてろよ! 今度はあのファミレスごと無くしてやる!」
痛みで苦悶の表情をしながら啖呵を切る。
このままじゃ景山の言う通りになって、また柚希達を危険な目に遇わせてしまうかもしれない。
どうにかして景山の復讐を止めないと!
と考えていたら、ある事を思い出した。
「真弓さん、ちょっと待っててください」
「おい、何処に行くんだ!」
俺はもう一度体育倉庫の中に入り、柚希達が縛られていた場所に向かう。
そしてある物を持って真弓さんの元に戻る。
「真弓さん、コレ使えないですかね?」
「何だそれは?」
「景山が体育倉庫の中を一部始終録画していたビデオカメラです」
「なるほどぉ」
俺が言い終えると真弓さんは悪魔の様な笑みを浮かべながらビデオカメラを手に取る。
「景山、今度こそお終いだな。自分で用意したカメラが決定的な証拠になるとはなぁ」
「そ、それがどうした! 親父に頼めばそんな物!」
「安心しろ、お前の父親も一緒に地獄に付き合ってくれるぞ」
「はぁ? 何言ってやがる!」
「この動画を動画配信サイトに流したらどうなるか位は分かるだろ?」
「お、おい! 冗談だろ?」
「私の事はお前が良く知ってると思うがな」
「なっ……あぁ……」
真弓さんの言葉を受けて、景山は力なくうな垂れる。
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これからはあまり揶揄わないようにしよう。
そして警察が到着し、景山達は現行犯で逮捕された。
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