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非公式会議
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非公式会議には、アルフリードと、騎士団総長のクラウス・ルイス・ダイクレール、宰相のリュースイ・ダン・ボロヌイエールと、王太子付き補佐官のルーク・ジャン・ドレーラル、第5隊隊長のユーリス・シグリス・ダイクレールとウェースプ王国でも指折りの重鎮が集まっていた。
そこに表向きはセシリア・デラ・ルベージュこと、私、クラシマ サクラが参加した。
「はじめまして、倉島 桜といいます。お目にかかれて光栄です」と夜会に参加するために特訓した成果を披露した。
どうだ、マナーは完璧なはず。日本国民代表として、恥ずかしい真似はできない。
私はドヤ顔で、顔を上げた。
いっせいに私に視線が注がれているのを目の当たりにする。ううううう。緊張するぅ。
やはり国の重要人物の集まりだけあって、皆一様ににこやかな顔で迎えてくれたが、体から発せられる威圧感はものすごかった。この重圧感の中でもいつもどおりの余裕の表情で、彼らの質問に受け答えするユーリを尊敬のこもった眼で見つめる。
アルとユーリはあの時の事を一部始終語って聞かせた。
アルとエルドレッド王子との戦いや、その後に行われたセイアレスとの攻防。私も知らなかった事実に驚かされる。
ユーリとセイアレスの戦いにいたってはユーリの圧勝だったようで、もしかしてこの国で一番強い騎士様なのではないかと思って、複雑な表情になる。
私そんな人に愛されてるの・・・?
「私がセイアレス大神官に勝てたのは、その前に殿下が傷を負わせてくれていたからです。それが無ければ、もっと苦戦したでしょう・・」
うーん。模範解答。アルが戦闘力をそいでなかったとしても、苦戦しただけで勝ってたよね。
ユーリ・・・。そういう言い方だよね。
ユーリのほうを見ていると、アルが私を見つめているのに気がついた。
そういえば私アルにも、あのとき告白されてたかも・・・。なんだったっけ。
お前が好きだ。君がクラマの時から気持ちは変わっていない・・・とかなんとか。
やばい。こんな時に思い出すことじゃない!!顔が一瞬で真っ赤になった。
幸い、誰もユーリとセイアレスとの戦闘内容に興味深々で、私が思い出しデレで真っ赤になったことには気づかなかったようだ。ずーっと私を見ていたアルをのぞいて・・・。
その後、私の番になったのでセイアレスに噛み付いてやったこととか、エルドレッドに剣の勝負で勝った事とかを、意気揚々に語った。
私は武勇伝を語ったつもりでいたのだが、他の方々はそうは取らなかったようだった。私がセイアレスにぶたれたところとか、エルドレッドに蹴られて肋骨を折ったこととかに話題が集中し、ものすごく真っ青になって憐憫の眼で見られる。
「そりゃあ、痛かったですけど、怪我しているところに狙いを定めて肉を抉る位に噛み付いてやりましたし、エルドレッド王子様にも作戦勝ちで二太刀も浴びせてやりましたし。どちらかといえば私の攻撃のほうが、勝っていたと思うんです!!」
私が力説すればするほど、皆が引いていくのがわかる。
あー。どこを間違ったんだろう。もういいや、諦めよう。
そうそうに私は、ユーリに向けられたような賞賛の目を向けられることを諦めた。
「それでアルフリード殿下とサクラ様は、過去に戻られたおかげで命が助かった・・・いうことなのですね。時間を巻き戻したせいで、一度は死んだエルドレッド王子とセイアレス大神官も現在生きていると・・・」
宰相が俄かには信じがたいといった表情で言った。
「3種の宝飾は、今現在誰が所有しているのですか?」
騎士団団長クラウスが神妙な面持ちで聞く。アルフリードがそれに答える。
「現在、オレが腕輪を、ユーリス騎士隊長がネックレスを・・・。そして指輪はサクラ、お前が持っているんだろう?」
私は答えるかわりに頷き、服の中にしまっておいたそれを机に置いた。この指輪を指にはめる訳にはいかなかったし、かといって失くしてしまうと困る。
「・・・しかし、サクラ様の今後の処遇が問題ですね。セイアレス大神官はサクラ様が聖女であることに、未だ気が付いていないということでしょう?大神官が出した裁定に意義を申し立てることはできません。聖女はいまだユイカ様ということになっています」
ルーク補佐官が困惑した顔で言う。
そこにアルフリードが王子らしい威厳ある声でいった。
「そのことだが、サクラはクラマとして騎士訓練場で働き続けたいらしい」
「「「・・・・・・・!!!!!?」」」
皆が一斉にアルフリードを見て、その次に本当なのかといった表情で私に視線を移す。
私は目を丸くして、なんとか数回肯定の為に頷いた。
「訓練場にはユーリス騎士隊長がいるから大丈夫だろう。ユーリスが仕事で出征するときは王城でセシリアとして過ごせばいい」
「その場合のセシリア様の待遇は、どうなさいますか?」
ルーク補佐官がすかさず口をはさむ。
未婚の令嬢を王城に度々迎えると言うのだ。皆が納得するだけの理由がいる。
しかも夜会でセシリアはユーリス騎士隊長の恋人として、社交界で認知されているのだ。どういう口実を作ろうか、皆で悩んだ。
宰相が一番に口を開いた。
「ユーリス騎士隊長の恋人として、出征時には婚姻を結ぶときのための行儀見習いで来ている事にすればよろしいのでは?ルベージュ子爵は中立派ですが、幸いつながりがありますので頼めばセシリア様を公式にルベージュ子爵の縁者であるということにしてくれるはずです」
クラウス騎士団団長が感心した面持ちで返事をする。
「そうだな、貴族の娘が行儀見習いといった形で王城に来ることはままある。ダイクレール公爵家の嫁ともなれば、当然の事として受け入れられやすいだろう」
ダイクレール公爵家の嫁!!!!?行儀見習い!!!!?
なんかサラッと言いましたけど、それって夜会に参加するときにやったあの特訓よりも、もっと大変な行儀作法や何やらを学ぶって事ですか?!!
それは拷問ですぅ・・・!!
アルが泣きそうな顔になった私を見て、無表情の中に少し分かりにくい微笑みを混ぜてから話す。
「王城で行儀作法を習っておけば、いざという時にも役に立つだろう。たとえば将来王妃になることもあるかもしれないからな」
その台詞に反応したユーリス様が、挑戦的な面持ちでアルフリードを見据える。
私は近い将来必ず来る、行儀作法の特訓に戦々恐々として会話に集中していなかったので、アルの言ったことを聞き逃したが、他の方々は違ったようで場の空気が凍りついたようになったが私は気がつかなかった。
「えーっと。じゃ私はこの世界の仮の姿として、雑用係のクラマであり、ユーリス様の恋人のセシリアでもあるということですね。それでもってその本体はサクラだということでよろしいですか?」
自分で言ってて混乱してくる。
皆の生暖かい目が注がれる。私、変なこと言ったかな?
気を取り直したように、クラウス騎士団団長が私に尋ねる。
「ところで、イワノフの奇跡は聖女の起こした奇跡だと皆が思っている。その点についてはどう思っているのですか?自分の成果なのに、聖女のユイカのお陰だと思われることはいいのですか?」
「イワノフ町でのことは、私は時を止めただけで大魔獣を退治したのはアルフリード王子と、ユーリス様です。どちらかといえば、私は足手まといになってたといいますか・・・」
あの時の上腕に刺さった針金のことを思い出して、急に恥ずかしくなる。
「それに自分が本物の聖女だと名乗り出るつもりは全くありませんし、むしろ聖女になりたくないんです。ゆいかちゃんさえそれでよければ、そのまま聖女はゆいかちゃんってことでいいです」
ルーク補佐官が続けて質問する。
「聖女の力を度々貸していただく事になるかもしれませんが、その点は・・・?」
そこは皆、気になっていたようで一斉に私のほうを真剣な表情で見る。
「・・・私の力が王国の役に立つと言うならば、使っていただいても構いませんが・・・」
ちらっとアルのほうを向いて言う。
「これはアルフリード王子にもお伝えしたのですが、もしこの能力が悪事に使われるならば、私は自分で自分の命を絶つつもりです」
一瞬、場の空気に緊張が走ったのが見て取れたが、これだけは言っておかなければいけないことなので、目をそらさずに言い切った。
自分勝手な言い分だと、みんな怒り出すのかと思って構えていたら、宰相のリュースイが堰を切ったように笑い始めた。
「はっはっはっ!!サクラ様は思ったとうりの人柄のようだ。聖女様が貴方のような人で良かった」
それにつられて皆が笑い始める。なんとか受け入れてくれたようで、安心する。
この非公式会議でたくさんの事を話し合って決めた。聖女の能力に関しての書物は王城の奥深くに秘蔵される事になった。
3種の宝飾は、腕輪は今までどうりアルフリード王子が、指輪はユーリス騎士隊長が・・・。そしてネックレスは皆は宰相にといったが、年寄りには急に時間が止まったりすると心臓に良くないとおっしゃって固辞されたので、クラウス騎士団団長がつける事になった。
あまり3種の宝飾が一箇所に集中するのも良くないとのことで、いつもアルフリード王子の傍にいるルーク補佐官が候補から除外されたからだ。
そこに表向きはセシリア・デラ・ルベージュこと、私、クラシマ サクラが参加した。
「はじめまして、倉島 桜といいます。お目にかかれて光栄です」と夜会に参加するために特訓した成果を披露した。
どうだ、マナーは完璧なはず。日本国民代表として、恥ずかしい真似はできない。
私はドヤ顔で、顔を上げた。
いっせいに私に視線が注がれているのを目の当たりにする。ううううう。緊張するぅ。
やはり国の重要人物の集まりだけあって、皆一様ににこやかな顔で迎えてくれたが、体から発せられる威圧感はものすごかった。この重圧感の中でもいつもどおりの余裕の表情で、彼らの質問に受け答えするユーリを尊敬のこもった眼で見つめる。
アルとユーリはあの時の事を一部始終語って聞かせた。
アルとエルドレッド王子との戦いや、その後に行われたセイアレスとの攻防。私も知らなかった事実に驚かされる。
ユーリとセイアレスの戦いにいたってはユーリの圧勝だったようで、もしかしてこの国で一番強い騎士様なのではないかと思って、複雑な表情になる。
私そんな人に愛されてるの・・・?
「私がセイアレス大神官に勝てたのは、その前に殿下が傷を負わせてくれていたからです。それが無ければ、もっと苦戦したでしょう・・」
うーん。模範解答。アルが戦闘力をそいでなかったとしても、苦戦しただけで勝ってたよね。
ユーリ・・・。そういう言い方だよね。
ユーリのほうを見ていると、アルが私を見つめているのに気がついた。
そういえば私アルにも、あのとき告白されてたかも・・・。なんだったっけ。
お前が好きだ。君がクラマの時から気持ちは変わっていない・・・とかなんとか。
やばい。こんな時に思い出すことじゃない!!顔が一瞬で真っ赤になった。
幸い、誰もユーリとセイアレスとの戦闘内容に興味深々で、私が思い出しデレで真っ赤になったことには気づかなかったようだ。ずーっと私を見ていたアルをのぞいて・・・。
その後、私の番になったのでセイアレスに噛み付いてやったこととか、エルドレッドに剣の勝負で勝った事とかを、意気揚々に語った。
私は武勇伝を語ったつもりでいたのだが、他の方々はそうは取らなかったようだった。私がセイアレスにぶたれたところとか、エルドレッドに蹴られて肋骨を折ったこととかに話題が集中し、ものすごく真っ青になって憐憫の眼で見られる。
「そりゃあ、痛かったですけど、怪我しているところに狙いを定めて肉を抉る位に噛み付いてやりましたし、エルドレッド王子様にも作戦勝ちで二太刀も浴びせてやりましたし。どちらかといえば私の攻撃のほうが、勝っていたと思うんです!!」
私が力説すればするほど、皆が引いていくのがわかる。
あー。どこを間違ったんだろう。もういいや、諦めよう。
そうそうに私は、ユーリに向けられたような賞賛の目を向けられることを諦めた。
「それでアルフリード殿下とサクラ様は、過去に戻られたおかげで命が助かった・・・いうことなのですね。時間を巻き戻したせいで、一度は死んだエルドレッド王子とセイアレス大神官も現在生きていると・・・」
宰相が俄かには信じがたいといった表情で言った。
「3種の宝飾は、今現在誰が所有しているのですか?」
騎士団団長クラウスが神妙な面持ちで聞く。アルフリードがそれに答える。
「現在、オレが腕輪を、ユーリス騎士隊長がネックレスを・・・。そして指輪はサクラ、お前が持っているんだろう?」
私は答えるかわりに頷き、服の中にしまっておいたそれを机に置いた。この指輪を指にはめる訳にはいかなかったし、かといって失くしてしまうと困る。
「・・・しかし、サクラ様の今後の処遇が問題ですね。セイアレス大神官はサクラ様が聖女であることに、未だ気が付いていないということでしょう?大神官が出した裁定に意義を申し立てることはできません。聖女はいまだユイカ様ということになっています」
ルーク補佐官が困惑した顔で言う。
そこにアルフリードが王子らしい威厳ある声でいった。
「そのことだが、サクラはクラマとして騎士訓練場で働き続けたいらしい」
「「「・・・・・・・!!!!!?」」」
皆が一斉にアルフリードを見て、その次に本当なのかといった表情で私に視線を移す。
私は目を丸くして、なんとか数回肯定の為に頷いた。
「訓練場にはユーリス騎士隊長がいるから大丈夫だろう。ユーリスが仕事で出征するときは王城でセシリアとして過ごせばいい」
「その場合のセシリア様の待遇は、どうなさいますか?」
ルーク補佐官がすかさず口をはさむ。
未婚の令嬢を王城に度々迎えると言うのだ。皆が納得するだけの理由がいる。
しかも夜会でセシリアはユーリス騎士隊長の恋人として、社交界で認知されているのだ。どういう口実を作ろうか、皆で悩んだ。
宰相が一番に口を開いた。
「ユーリス騎士隊長の恋人として、出征時には婚姻を結ぶときのための行儀見習いで来ている事にすればよろしいのでは?ルベージュ子爵は中立派ですが、幸いつながりがありますので頼めばセシリア様を公式にルベージュ子爵の縁者であるということにしてくれるはずです」
クラウス騎士団団長が感心した面持ちで返事をする。
「そうだな、貴族の娘が行儀見習いといった形で王城に来ることはままある。ダイクレール公爵家の嫁ともなれば、当然の事として受け入れられやすいだろう」
ダイクレール公爵家の嫁!!!!?行儀見習い!!!!?
なんかサラッと言いましたけど、それって夜会に参加するときにやったあの特訓よりも、もっと大変な行儀作法や何やらを学ぶって事ですか?!!
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アルが泣きそうな顔になった私を見て、無表情の中に少し分かりにくい微笑みを混ぜてから話す。
「王城で行儀作法を習っておけば、いざという時にも役に立つだろう。たとえば将来王妃になることもあるかもしれないからな」
その台詞に反応したユーリス様が、挑戦的な面持ちでアルフリードを見据える。
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自分で言ってて混乱してくる。
皆の生暖かい目が注がれる。私、変なこと言ったかな?
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「ところで、イワノフの奇跡は聖女の起こした奇跡だと皆が思っている。その点についてはどう思っているのですか?自分の成果なのに、聖女のユイカのお陰だと思われることはいいのですか?」
「イワノフ町でのことは、私は時を止めただけで大魔獣を退治したのはアルフリード王子と、ユーリス様です。どちらかといえば、私は足手まといになってたといいますか・・・」
あの時の上腕に刺さった針金のことを思い出して、急に恥ずかしくなる。
「それに自分が本物の聖女だと名乗り出るつもりは全くありませんし、むしろ聖女になりたくないんです。ゆいかちゃんさえそれでよければ、そのまま聖女はゆいかちゃんってことでいいです」
ルーク補佐官が続けて質問する。
「聖女の力を度々貸していただく事になるかもしれませんが、その点は・・・?」
そこは皆、気になっていたようで一斉に私のほうを真剣な表情で見る。
「・・・私の力が王国の役に立つと言うならば、使っていただいても構いませんが・・・」
ちらっとアルのほうを向いて言う。
「これはアルフリード王子にもお伝えしたのですが、もしこの能力が悪事に使われるならば、私は自分で自分の命を絶つつもりです」
一瞬、場の空気に緊張が走ったのが見て取れたが、これだけは言っておかなければいけないことなので、目をそらさずに言い切った。
自分勝手な言い分だと、みんな怒り出すのかと思って構えていたら、宰相のリュースイが堰を切ったように笑い始めた。
「はっはっはっ!!サクラ様は思ったとうりの人柄のようだ。聖女様が貴方のような人で良かった」
それにつられて皆が笑い始める。なんとか受け入れてくれたようで、安心する。
この非公式会議でたくさんの事を話し合って決めた。聖女の能力に関しての書物は王城の奥深くに秘蔵される事になった。
3種の宝飾は、腕輪は今までどうりアルフリード王子が、指輪はユーリス騎士隊長が・・・。そしてネックレスは皆は宰相にといったが、年寄りには急に時間が止まったりすると心臓に良くないとおっしゃって固辞されたので、クラウス騎士団団長がつける事になった。
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