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8、幽霊の呪い
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(ふわぁぁ……なんてお美しい方なのでしょうか!)
その時、私は背筋がぞくりとするのを感じた。これほどまでに美しい女性をいままで見たことがない。地味なドレスを着ていても彼女の美しさは際立っている。
すべすべの肌に桜貝の色をした厚めの唇。男性の保護欲をあおる可憐さもあって、香り立つような美貌に眩暈がする。
彼女は優雅に立ち上がって挨拶をすると、琴を紡ぐような小さな声をだした。まるで天使が地上に降りてきたよう。けれどもその天使は少々引っ込み思案だったようだ。たどたどしく話しはじめる。
「リチャード様。あの……私はシャーロット・ベルンです。今日はどうしてもリチャード様にご相談したいことがあってヒッグス様に連れてきていただきました。その……あの……」
「あぁ、あんまり緊張しなくても大丈夫ですよ。ゆっくりと話してくださればいいです。時間はいくらでもありますから」
ご主人様が優しくフォローすると、彼女はほっとした顔を見せた。相変わらずの鉄壁の外面だ。でも絶対に面倒なことを押しつけられるのはごめんだと心の中では思っているはず。
ご主人様は美人はお好きではない。その証拠に、どれほど美人だといわれている女性が相手でも、私の前ではけなしたことさえあれ褒めたことは一度もないのだから。
耳にたこができるほど聞かされる方はたまったものではない。
(えっと、でもシャーロット・ベルン様? おかしいですね。こうしてお顔を見せていただいても、ちっとも心当たりがありませんが、こんなお美しい方を忘れてしまうわけありませんし。ご主人様のお話のようですとどこかの貴族の令嬢だと思いますけれど)
何度も言うが私はご主人様の嫌がらせで、貴族名鑑を丸ごと写させられている。なので王国中の貴族のお顔からお名前まで詳しい情報はほとんど頭の中に入っているのだが彼女が誰なのか分らない。
不思議な顔をしていると、ヒッグス様が寄ってきて私の耳に唇を寄せて耳打ちしてくれた。
「エマちゃん、彼女はキーステア公の隠し子だ。あの噂は君も知っているだろう? 僕の叔父が内密に彼女の面倒を見ていたんだ」
そこでようやくその理由が飲み込めた。
『キーステア公の悲恋』は私がまだ貴族令嬢であった頃の事件。ことは十八年前にさかのぼる。キーステア公は幼馴染の伯爵令嬢と愛し合っていたのに、隣国の王とゆかりのあるマーシア様と政略結婚させられた。
その結婚式の前夜、彼らは一度だけ過ちを犯して伯爵令嬢は女の子を授かったという。誰にも知らせずに子供を産んだらしいが、不幸なことに出産時に彼女は亡くなってしまう。
そのことを後日知ったマーシア様は怒り狂って、精神をおかしくされてしまった。その頃ちょうど彼女は妊娠できない体だと判明したらしい。
一度教会で誓った場合、どちらかが死なない限り婚姻は継続される。そうしてその後キーステア公は生まれた子供の顔を見ることもなく、結婚式からきっかり六年後に妻のマーシア様と馬車の事故でお亡くなりになった。
ドラマティックな悲恋の幕切れに、当時この事件を知らないものはいないほど噂になったものだ。
(その子供が今目の前にいるシャーロット様なのだとすれば、父親を失ったときはほんの六歳だったはずですね。ということは今は十八歳ですか)
その馬車の事故があまりにも突然だったので、亡くなった伯爵令嬢の怨念だという人もいれば、妻のマーシア様が悪魔に自分の魂を売ってキーステア公を道連れにしたのだという人もいた。
でもすべては噂で、まさか本当にその娘という女性が存在するとは思ってもみなかった。けれども最近、社交界で彼女が存在するとの噂が密かに流れていたのだという。
そうしてその女性の名前まで……。
「シャーロットは生まれてすぐに微妙な立場に置かれたんだ。彼女を産んですぐに母親が亡くなったのもあって、実家の伯爵家はシャーロットの存在を決して認めようとはしなかった。マーシア様は隣国の王の系譜。両国の政情に忖度したんだろう。それで仕方なく僕の叔父が彼女の面倒を内密にみてきたんだ」
ヒッグス様の叔父といえば諜報部の長官を務めるお方。どちらの国にも遺恨を残さぬよう、彼女の面倒を内密にみていたのだ。
(十歳で貴族令嬢でなくなってメイドになった私よりも、なんてお辛い人生を歩みになっているのでしょうかぁ。うぅ、おかわいそうです。シャーロット様ぁ)
彼女の今までの人生を考えるとつらい気持ちになってくる。
シャーロット様はご主人様に何かを相談しに来たようだが、もじもじしてなかなか口を開かない。そうして助けを求めるように何度も執事の顔を見た。
しびれを切らしたのかヒッグス様が口火を切る。
「リチャード。最近シャーロットの周りで、妙なことばかりが起きているんだ。常識では到底説明できないようなことがね。シャーロットはこれがマーシア様の呪いだと恐れているんだよ。お前ならこれが呪いじゃないという証明を理論的に解決してくれるかと思ってね。得意だろう? そういうの」
ご主人様はしばらく考えた後、憤ったようにつぶやいた。
「こんなにお美しい女性が困っているなんて許しがたいです。それを他の誰でもなく僕に相談してくれるなんて光栄の至り。ですがやはり幽霊となるとにわかには信じられないかな」
「そ、そんな。お美しいだなんて恥ずかしいです」
頬を赤らめてそれを両手で隠そうとしているシャーロット様を、ご主人様が穏やかな笑みで見守っている……でも、私はご主人様の本性を知っている。
(本心ではとても面倒くさいと思っているはず。でも外面のいいご主人様のこと。うまく理由をつけて断るつもりなのに違いないです!)
そんな時、彼女の執事のリアムさんが間に入った。
「エマーソン教授、申し訳ありません。お嬢様は動揺されていますので、執事の私が代わりにお話ししてもよろしいでしょうか?」
「――リアム」
シャーロット様が、あからさまにホッとした顔で彼を仰ぎ見る。よほど執事のことを全面的に信頼しているのだろう。
気の弱い美貌のご令嬢に仕えるしっかり者の執事。よくあるパターンだ。しかもご主人様と違って誠実そうな好青年。とても好感が持てる。
(ご主人様よりも随分若そうですね。なのにこれほど身分の高い方の執事を任されているということは、よほど優秀なのに違いありません。茶褐色の髪に緑の瞳がとても神秘的で素敵です! こんな男性と同じお屋敷で働けるといいです)
いい男に思わず見惚れてしまう。ヒッグス様の隣にいるリアム様を見てぽうっとしてると、ご主人様がわざと私の目線を遮るように体を目の前に寄せた。私はこっそりと頬を膨らませる。
(ご主人様ったらいつもそうです。またいつもの嫌がらせですね!)
「いったい誰がどうやって行ったことなのかさっぱり分からないのです。でもとにかくこの幽霊の呪い騒動にシャーロット様はおびえていらっしゃいます。どうにかして解決していただけるとありがたいのですが」
リアムさんの呪いという言葉に、思わずぞくりとする。私は幽霊の類がこの世で二番目に嫌いなのだ。もちろん一番目は意地悪なご主人様なのだが。
というかご主人様の嫌がらせで、毎年ハロウィンの夜にはエンドレスで怖ーいお話を聞かされる。そのトラウマが根強く残っているのだ。
(やっぱりご主人様が一番悪いんです!)
そうしてまた私は一人で憤慨する。
それからリアムさんは分かりやすく状況を整理して説明してくれた。彼の説明によると、ことが起こり始めたのは三か月ほど前から。
その時、私は背筋がぞくりとするのを感じた。これほどまでに美しい女性をいままで見たことがない。地味なドレスを着ていても彼女の美しさは際立っている。
すべすべの肌に桜貝の色をした厚めの唇。男性の保護欲をあおる可憐さもあって、香り立つような美貌に眩暈がする。
彼女は優雅に立ち上がって挨拶をすると、琴を紡ぐような小さな声をだした。まるで天使が地上に降りてきたよう。けれどもその天使は少々引っ込み思案だったようだ。たどたどしく話しはじめる。
「リチャード様。あの……私はシャーロット・ベルンです。今日はどうしてもリチャード様にご相談したいことがあってヒッグス様に連れてきていただきました。その……あの……」
「あぁ、あんまり緊張しなくても大丈夫ですよ。ゆっくりと話してくださればいいです。時間はいくらでもありますから」
ご主人様が優しくフォローすると、彼女はほっとした顔を見せた。相変わらずの鉄壁の外面だ。でも絶対に面倒なことを押しつけられるのはごめんだと心の中では思っているはず。
ご主人様は美人はお好きではない。その証拠に、どれほど美人だといわれている女性が相手でも、私の前ではけなしたことさえあれ褒めたことは一度もないのだから。
耳にたこができるほど聞かされる方はたまったものではない。
(えっと、でもシャーロット・ベルン様? おかしいですね。こうしてお顔を見せていただいても、ちっとも心当たりがありませんが、こんなお美しい方を忘れてしまうわけありませんし。ご主人様のお話のようですとどこかの貴族の令嬢だと思いますけれど)
何度も言うが私はご主人様の嫌がらせで、貴族名鑑を丸ごと写させられている。なので王国中の貴族のお顔からお名前まで詳しい情報はほとんど頭の中に入っているのだが彼女が誰なのか分らない。
不思議な顔をしていると、ヒッグス様が寄ってきて私の耳に唇を寄せて耳打ちしてくれた。
「エマちゃん、彼女はキーステア公の隠し子だ。あの噂は君も知っているだろう? 僕の叔父が内密に彼女の面倒を見ていたんだ」
そこでようやくその理由が飲み込めた。
『キーステア公の悲恋』は私がまだ貴族令嬢であった頃の事件。ことは十八年前にさかのぼる。キーステア公は幼馴染の伯爵令嬢と愛し合っていたのに、隣国の王とゆかりのあるマーシア様と政略結婚させられた。
その結婚式の前夜、彼らは一度だけ過ちを犯して伯爵令嬢は女の子を授かったという。誰にも知らせずに子供を産んだらしいが、不幸なことに出産時に彼女は亡くなってしまう。
そのことを後日知ったマーシア様は怒り狂って、精神をおかしくされてしまった。その頃ちょうど彼女は妊娠できない体だと判明したらしい。
一度教会で誓った場合、どちらかが死なない限り婚姻は継続される。そうしてその後キーステア公は生まれた子供の顔を見ることもなく、結婚式からきっかり六年後に妻のマーシア様と馬車の事故でお亡くなりになった。
ドラマティックな悲恋の幕切れに、当時この事件を知らないものはいないほど噂になったものだ。
(その子供が今目の前にいるシャーロット様なのだとすれば、父親を失ったときはほんの六歳だったはずですね。ということは今は十八歳ですか)
その馬車の事故があまりにも突然だったので、亡くなった伯爵令嬢の怨念だという人もいれば、妻のマーシア様が悪魔に自分の魂を売ってキーステア公を道連れにしたのだという人もいた。
でもすべては噂で、まさか本当にその娘という女性が存在するとは思ってもみなかった。けれども最近、社交界で彼女が存在するとの噂が密かに流れていたのだという。
そうしてその女性の名前まで……。
「シャーロットは生まれてすぐに微妙な立場に置かれたんだ。彼女を産んですぐに母親が亡くなったのもあって、実家の伯爵家はシャーロットの存在を決して認めようとはしなかった。マーシア様は隣国の王の系譜。両国の政情に忖度したんだろう。それで仕方なく僕の叔父が彼女の面倒を内密にみてきたんだ」
ヒッグス様の叔父といえば諜報部の長官を務めるお方。どちらの国にも遺恨を残さぬよう、彼女の面倒を内密にみていたのだ。
(十歳で貴族令嬢でなくなってメイドになった私よりも、なんてお辛い人生を歩みになっているのでしょうかぁ。うぅ、おかわいそうです。シャーロット様ぁ)
彼女の今までの人生を考えるとつらい気持ちになってくる。
シャーロット様はご主人様に何かを相談しに来たようだが、もじもじしてなかなか口を開かない。そうして助けを求めるように何度も執事の顔を見た。
しびれを切らしたのかヒッグス様が口火を切る。
「リチャード。最近シャーロットの周りで、妙なことばかりが起きているんだ。常識では到底説明できないようなことがね。シャーロットはこれがマーシア様の呪いだと恐れているんだよ。お前ならこれが呪いじゃないという証明を理論的に解決してくれるかと思ってね。得意だろう? そういうの」
ご主人様はしばらく考えた後、憤ったようにつぶやいた。
「こんなにお美しい女性が困っているなんて許しがたいです。それを他の誰でもなく僕に相談してくれるなんて光栄の至り。ですがやはり幽霊となるとにわかには信じられないかな」
「そ、そんな。お美しいだなんて恥ずかしいです」
頬を赤らめてそれを両手で隠そうとしているシャーロット様を、ご主人様が穏やかな笑みで見守っている……でも、私はご主人様の本性を知っている。
(本心ではとても面倒くさいと思っているはず。でも外面のいいご主人様のこと。うまく理由をつけて断るつもりなのに違いないです!)
そんな時、彼女の執事のリアムさんが間に入った。
「エマーソン教授、申し訳ありません。お嬢様は動揺されていますので、執事の私が代わりにお話ししてもよろしいでしょうか?」
「――リアム」
シャーロット様が、あからさまにホッとした顔で彼を仰ぎ見る。よほど執事のことを全面的に信頼しているのだろう。
気の弱い美貌のご令嬢に仕えるしっかり者の執事。よくあるパターンだ。しかもご主人様と違って誠実そうな好青年。とても好感が持てる。
(ご主人様よりも随分若そうですね。なのにこれほど身分の高い方の執事を任されているということは、よほど優秀なのに違いありません。茶褐色の髪に緑の瞳がとても神秘的で素敵です! こんな男性と同じお屋敷で働けるといいです)
いい男に思わず見惚れてしまう。ヒッグス様の隣にいるリアム様を見てぽうっとしてると、ご主人様がわざと私の目線を遮るように体を目の前に寄せた。私はこっそりと頬を膨らませる。
(ご主人様ったらいつもそうです。またいつもの嫌がらせですね!)
「いったい誰がどうやって行ったことなのかさっぱり分からないのです。でもとにかくこの幽霊の呪い騒動にシャーロット様はおびえていらっしゃいます。どうにかして解決していただけるとありがたいのですが」
リアムさんの呪いという言葉に、思わずぞくりとする。私は幽霊の類がこの世で二番目に嫌いなのだ。もちろん一番目は意地悪なご主人様なのだが。
というかご主人様の嫌がらせで、毎年ハロウィンの夜にはエンドレスで怖ーいお話を聞かされる。そのトラウマが根強く残っているのだ。
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