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アルフリードの気持ち
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アルが会議が終えた後、私の耳元にそっと囁いた。セイアレス大神官がそんな私たちを見て、満足そうな笑みを浮かべる。そういえば代々聖女は王族と結婚するのが何千年も前からの習わしだって言っていたっけ・・・。
だんだんセイアレス大神官の行動原理が分かってきた気がする。彼の頭の中は神のことで一杯なのだ。神の加護を象徴する聖女や神殿、神官は彼にとって一番優先すべきことらしい。
私はできるだけ誰にも気づかれないように、さりげなく最後に執務室を出るふりをして部屋に残る。ユーリが隣で私の態度に気が付いて、目で何事かと聞いてくる。
「オレが残るように言ったんだ。ユーリス、お前も席を外してくれ。オレはサクラに話がある」
アルがユーリに説明をすると、少し目を伏せながら答えた。
「わかりました、アルフリード王子。ですが護衛の為、部屋の外で待たせていただきます」
なんだかその後ろ姿が寂しそうに見えたので、つい私はユーリに声をかけてしまう。
「いつも私の護衛ありがとう、ユーリ。でも執務室にはアルもいるし警備も万全だから、たまには息抜きしてきたらどう?王城の東棟のあの一番高い塔のてっぺんに登ると、風も冷たくて気持ちいいんだよ。あそこは私の一番お気に入りの場所なの」
アルが呆れたような顔でいう。
「お前、淑女教育に来ていた時あんな場所まで行っていたのか。だが、あそこの塔への入り口は防御魔法が掛かっていたはずなんだがな」
「ふふふ。少し危ないけどあの柵は横から回り込めるのよ。知らなかった?王城に来て淑女教育でストレスがたまる度に、あそこに行ってたの。思い切り叫んだりしても誰も気づかないしね」
私がドヤ顔で自慢そうにいうと、すぐさまアルとユーリにさんざん怒られた。確かに柵を回り込むときには、塔の外壁のかなりの高さがある部分を通らなければいけない。
ドレスでそんな曲芸をするのは確かに大変だったが、運動神経は悪くないと自負しているのでへっちゃらだった。なのに、そんなに二人して怒らなくても・・・
しゅん・・・。
「とにかくサクラ、お前とは話し合っておかないといけないようだな。東塔には防御魔法以外にも防御棘でも付けさせよう。それにどうせ他にもあるんだろう?お気に入りの場所とやらが・・・」
そういってアルが目をのぞき込む。私はすぐに目を逸らしてだんまりを決め込んだ。これ以上お気に入りの場所を取り上げられたら困る。
「アルフリード王子、では私はこれで失礼します」
いいタイミングで、ユーリが執務室を退く。よし!!これでこの件はうやむやになったに違いない。心の中でガッツポーズを決めた。
ユーリが執務室を出て行った瞬間、アルがなんの予告もなしに私を突然抱きしめた。ぐぇっ!息が詰まる・・・。
な・・・なにごとですか?!!
私が固まったままでいると、アルが辛そうな声で絞り出すようにいう。
「サクラ・・・すまない。お前には聖女であることをゆっくり受け入れてもらいたかったんだが、そんな状況ではなくなった。これ以上セイアレスを黙らせておくのも限界だった。襲撃者はかなりの使い手だ。王国一の神官が束になっても、かすり傷一つ負わせられなかったそうだ。だから・・・」
「アル!」
私はアルの言葉を途中で中断させた。襲撃者の狙いは私だ。王城を攻めてくるであろう襲撃者に怯えていたのは私だけじゃなかったんだ。私は安心させるように、両手をアルの背中に回して、ぽんぽんとたたきながら言った。
「大丈夫。私はこの世界で生き延びる気、満々だから!!襲撃者に土下座してでも生き残るわよ。なんてったって、田舎でのんびり子沢山の夢はまだ叶えてないんだからね!そうだ!よくあるベタな展開で死んだふりをするのはどうかしら。血糊をべったりつけてうまいタイミングで倒れこむの!!」
「・・・・・・」
未だ沈黙を続けるアルに向かって、私はできるだけ軽い調子でしゃべり続ける。
「もしかして襲撃者たちはお腹がものすごーく痛くて病院に行かなきゃいけない時に、時が止まっちゃって一人で痛みに悶え苦しんだとかで、怒っているだけかもしれないし・・・。奇跡的に完成したドミノを並べ終わった時、時間が戻ってまた最初からやり直しになったとか・・・。その場合は、なんとか謝りたおして理解してもらうから心配しないで!!」
私を無言のまま抱きしめているアルがゆっくりと震えだした。もしかして泣いているのだろうか・・・。私は不安になって、慰めるようにアルの背中を両手で撫でた。するとアルが突然大声で笑いだした。
「ふっ・・はっはっはっはは!!」
さすがに私もムッとして、両手を胸に当ててアルを押し返そうとしたが、私の力ではびくともしない。アルったら騎士でもないのに無駄に筋肉ついてるんだから!!未だに笑い続けるアルに我慢ならなくなった私は、目の前にある胸にシャツの上から嚙みついてやった。
「っつ!!!」
小さな悲鳴が頭の上で聞こえる。ざまあみろ、私を笑った罰だ!
するとアルが私をきつく抱きしめていた腕の力を緩めて体を離した。相当痛かったのだろうか・・・私の目を睨むように見つめている。こっちだって、負けないぞ!!とばかりに私も睨み返した。
「そ・・そんな怒った顔したって謝らないからね・・・」
「初めてだ・・・」
「・・・な・・・何が・・・?」
「女に胸を噛まれたことだ・・・」
な・・・なんかすごく卑猥に聞こえる!!確かに間違いではないのだが、言葉にすると威力が半端ない・・!!私は耳まで真っ赤になって言い返した。
「アルが悪いんだからね!大体、いつも勝手に抱きついてくるし、そういうのは困るの!!」
アルが無言でシャツのボタンを一つずつ外していき、胸を露にする。そこには左胸の筋肉の上に、ひらがなの『こ』の字型に歯形が薄っすらと付いていた。や・・・やばい。思ったより強く噛みすぎたようだ。
「や・・だって、初めて噛んだから加減が分からなかったのよ。ごめんなさい。でもアルだって・・・・ひゃっ!!」
言い訳をしていたら、突然アルが私のドレスの肩口を広げて左胸の上を同じように噛んだのだ!!鋭い痛みを左胸に感じる。
一体何をするんだ、この男は!!
私は慌ててアルが噛んだ部分を確認すると、そこにはアルの左胸と同じように歯形が付いていた。私が責める様にアルの顔を見ると、いたずらっ子のような笑いを浮かべていった。
「これでおあいこだろう」
ぬけぬけと言いおってーー!!この悪ガキめーー!!私は怒り心頭でアルに言った。
「こんな場所おあいこじゃないわよ!!アルの方はシャツで見えないからいいけど、私はドレスの端から歯形が見えちゃってるもん!」
なんとか首元のドレスを引っ張り上げようとしても、今日着ているドレスは首元がかなり開いたドレスなので、歯形の隅がどうしても見えてしまう。
「なんだ・・もっと下の方が良かったのか?」
アルがにやにやしながらいう。私はさらに真っ赤になって言い返した。
「もう、結構です!!これでおあいこだからね!!話はこれでお終いなの?だったら私部屋に戻らせてもらうわね」
私はアルに背を向けると扉の方に向かって足を進めた。すると途中でアルがまた後ろから抱きついてきた。もう!!勝手に抱きつくのは止めてって言ってる傍から・・・!!私が文句を言おうと口を開いた瞬間、アルがいった。
「前にも言っただろう。オレがお前といられる時間は限られている。だからせめてもう少しここにいて欲しい。それと・・・約束をしてほしいんだ」
アルの声が少し震えているのが分かって、文句をいうことは諦めた。
「・・・なにを・・?」
アルは私の頭の上に顎を当てて、愛しそうに頬を髪に押し当てながらいまだに震える声でいう。
「オレたちになにがあっても、自分から死を選ぶようなことは絶対にしないでほしい。お前の命と引き換えに生きながらえても、オレは一生幸せになんかなれない・・・」
そういえば何度かアルに言ったことがあったっけ。私の力が悪用されそうになったら、自分で死を選ぶって・・・。アルは自分たちが襲撃者に殺されそうになったら、私が自らの命と引き換えに助けるんじゃないかと、恐れていたんだね。確かに私なら状況次第でそうするかも・・・。私一人の命で大勢が助かるなら、大勢の命と引き換えに私だけ助かるよりもずっといい。
・・・でも、今はアルやユーリ、アイシス様・・・たくさんの騎士様達に大事にされて、私の命は私だけのものでは無くなっている。私が死んだらみんなきっと悲しむ。私は決意を込めてはっきりといった。
「・・・約束する。絶対に諦めない!!殺されても死なないように頑張る!だから心配しないで!でもアルだって約束してね!絶対に死なないって!」
アルは私を抱きしめる腕に力を込めると、優しい声で言った。
「約束する。サクラ、しばらくこのままでいてくれないか・・・。もう少し充電しておきたい。お前はいつもユーリスとばかりいるからな。こういう機会でもないと、二人きりになれない」
私はそのままアルに抱きしめられていた。時々大きな手が私の頭を撫でてくれる。アルは本当に私の事が好きなんだなぁ。ぎこちない愛情表現だけど、確かに感じる。
でも私はアルと同じ愛情を彼に抱いているのかといったら、そうではない。アルもユーリも大好きだけど、それが愛かといわれると躊躇してしまう。私はいつか二人のうちのどちらかを選ぶ時が来るのだろうか?それとも全然別の誰かと恋に落ちたりするのだろうか?
そんなことを考えながら、アルの体温を体中で感じていた。
だんだんセイアレス大神官の行動原理が分かってきた気がする。彼の頭の中は神のことで一杯なのだ。神の加護を象徴する聖女や神殿、神官は彼にとって一番優先すべきことらしい。
私はできるだけ誰にも気づかれないように、さりげなく最後に執務室を出るふりをして部屋に残る。ユーリが隣で私の態度に気が付いて、目で何事かと聞いてくる。
「オレが残るように言ったんだ。ユーリス、お前も席を外してくれ。オレはサクラに話がある」
アルがユーリに説明をすると、少し目を伏せながら答えた。
「わかりました、アルフリード王子。ですが護衛の為、部屋の外で待たせていただきます」
なんだかその後ろ姿が寂しそうに見えたので、つい私はユーリに声をかけてしまう。
「いつも私の護衛ありがとう、ユーリ。でも執務室にはアルもいるし警備も万全だから、たまには息抜きしてきたらどう?王城の東棟のあの一番高い塔のてっぺんに登ると、風も冷たくて気持ちいいんだよ。あそこは私の一番お気に入りの場所なの」
アルが呆れたような顔でいう。
「お前、淑女教育に来ていた時あんな場所まで行っていたのか。だが、あそこの塔への入り口は防御魔法が掛かっていたはずなんだがな」
「ふふふ。少し危ないけどあの柵は横から回り込めるのよ。知らなかった?王城に来て淑女教育でストレスがたまる度に、あそこに行ってたの。思い切り叫んだりしても誰も気づかないしね」
私がドヤ顔で自慢そうにいうと、すぐさまアルとユーリにさんざん怒られた。確かに柵を回り込むときには、塔の外壁のかなりの高さがある部分を通らなければいけない。
ドレスでそんな曲芸をするのは確かに大変だったが、運動神経は悪くないと自負しているのでへっちゃらだった。なのに、そんなに二人して怒らなくても・・・
しゅん・・・。
「とにかくサクラ、お前とは話し合っておかないといけないようだな。東塔には防御魔法以外にも防御棘でも付けさせよう。それにどうせ他にもあるんだろう?お気に入りの場所とやらが・・・」
そういってアルが目をのぞき込む。私はすぐに目を逸らしてだんまりを決め込んだ。これ以上お気に入りの場所を取り上げられたら困る。
「アルフリード王子、では私はこれで失礼します」
いいタイミングで、ユーリが執務室を退く。よし!!これでこの件はうやむやになったに違いない。心の中でガッツポーズを決めた。
ユーリが執務室を出て行った瞬間、アルがなんの予告もなしに私を突然抱きしめた。ぐぇっ!息が詰まる・・・。
な・・・なにごとですか?!!
私が固まったままでいると、アルが辛そうな声で絞り出すようにいう。
「サクラ・・・すまない。お前には聖女であることをゆっくり受け入れてもらいたかったんだが、そんな状況ではなくなった。これ以上セイアレスを黙らせておくのも限界だった。襲撃者はかなりの使い手だ。王国一の神官が束になっても、かすり傷一つ負わせられなかったそうだ。だから・・・」
「アル!」
私はアルの言葉を途中で中断させた。襲撃者の狙いは私だ。王城を攻めてくるであろう襲撃者に怯えていたのは私だけじゃなかったんだ。私は安心させるように、両手をアルの背中に回して、ぽんぽんとたたきながら言った。
「大丈夫。私はこの世界で生き延びる気、満々だから!!襲撃者に土下座してでも生き残るわよ。なんてったって、田舎でのんびり子沢山の夢はまだ叶えてないんだからね!そうだ!よくあるベタな展開で死んだふりをするのはどうかしら。血糊をべったりつけてうまいタイミングで倒れこむの!!」
「・・・・・・」
未だ沈黙を続けるアルに向かって、私はできるだけ軽い調子でしゃべり続ける。
「もしかして襲撃者たちはお腹がものすごーく痛くて病院に行かなきゃいけない時に、時が止まっちゃって一人で痛みに悶え苦しんだとかで、怒っているだけかもしれないし・・・。奇跡的に完成したドミノを並べ終わった時、時間が戻ってまた最初からやり直しになったとか・・・。その場合は、なんとか謝りたおして理解してもらうから心配しないで!!」
私を無言のまま抱きしめているアルがゆっくりと震えだした。もしかして泣いているのだろうか・・・。私は不安になって、慰めるようにアルの背中を両手で撫でた。するとアルが突然大声で笑いだした。
「ふっ・・はっはっはっはは!!」
さすがに私もムッとして、両手を胸に当ててアルを押し返そうとしたが、私の力ではびくともしない。アルったら騎士でもないのに無駄に筋肉ついてるんだから!!未だに笑い続けるアルに我慢ならなくなった私は、目の前にある胸にシャツの上から嚙みついてやった。
「っつ!!!」
小さな悲鳴が頭の上で聞こえる。ざまあみろ、私を笑った罰だ!
するとアルが私をきつく抱きしめていた腕の力を緩めて体を離した。相当痛かったのだろうか・・・私の目を睨むように見つめている。こっちだって、負けないぞ!!とばかりに私も睨み返した。
「そ・・そんな怒った顔したって謝らないからね・・・」
「初めてだ・・・」
「・・・な・・・何が・・・?」
「女に胸を噛まれたことだ・・・」
な・・・なんかすごく卑猥に聞こえる!!確かに間違いではないのだが、言葉にすると威力が半端ない・・!!私は耳まで真っ赤になって言い返した。
「アルが悪いんだからね!大体、いつも勝手に抱きついてくるし、そういうのは困るの!!」
アルが無言でシャツのボタンを一つずつ外していき、胸を露にする。そこには左胸の筋肉の上に、ひらがなの『こ』の字型に歯形が薄っすらと付いていた。や・・・やばい。思ったより強く噛みすぎたようだ。
「や・・だって、初めて噛んだから加減が分からなかったのよ。ごめんなさい。でもアルだって・・・・ひゃっ!!」
言い訳をしていたら、突然アルが私のドレスの肩口を広げて左胸の上を同じように噛んだのだ!!鋭い痛みを左胸に感じる。
一体何をするんだ、この男は!!
私は慌ててアルが噛んだ部分を確認すると、そこにはアルの左胸と同じように歯形が付いていた。私が責める様にアルの顔を見ると、いたずらっ子のような笑いを浮かべていった。
「これでおあいこだろう」
ぬけぬけと言いおってーー!!この悪ガキめーー!!私は怒り心頭でアルに言った。
「こんな場所おあいこじゃないわよ!!アルの方はシャツで見えないからいいけど、私はドレスの端から歯形が見えちゃってるもん!」
なんとか首元のドレスを引っ張り上げようとしても、今日着ているドレスは首元がかなり開いたドレスなので、歯形の隅がどうしても見えてしまう。
「なんだ・・もっと下の方が良かったのか?」
アルがにやにやしながらいう。私はさらに真っ赤になって言い返した。
「もう、結構です!!これでおあいこだからね!!話はこれでお終いなの?だったら私部屋に戻らせてもらうわね」
私はアルに背を向けると扉の方に向かって足を進めた。すると途中でアルがまた後ろから抱きついてきた。もう!!勝手に抱きつくのは止めてって言ってる傍から・・・!!私が文句を言おうと口を開いた瞬間、アルがいった。
「前にも言っただろう。オレがお前といられる時間は限られている。だからせめてもう少しここにいて欲しい。それと・・・約束をしてほしいんだ」
アルの声が少し震えているのが分かって、文句をいうことは諦めた。
「・・・なにを・・?」
アルは私の頭の上に顎を当てて、愛しそうに頬を髪に押し当てながらいまだに震える声でいう。
「オレたちになにがあっても、自分から死を選ぶようなことは絶対にしないでほしい。お前の命と引き換えに生きながらえても、オレは一生幸せになんかなれない・・・」
そういえば何度かアルに言ったことがあったっけ。私の力が悪用されそうになったら、自分で死を選ぶって・・・。アルは自分たちが襲撃者に殺されそうになったら、私が自らの命と引き換えに助けるんじゃないかと、恐れていたんだね。確かに私なら状況次第でそうするかも・・・。私一人の命で大勢が助かるなら、大勢の命と引き換えに私だけ助かるよりもずっといい。
・・・でも、今はアルやユーリ、アイシス様・・・たくさんの騎士様達に大事にされて、私の命は私だけのものでは無くなっている。私が死んだらみんなきっと悲しむ。私は決意を込めてはっきりといった。
「・・・約束する。絶対に諦めない!!殺されても死なないように頑張る!だから心配しないで!でもアルだって約束してね!絶対に死なないって!」
アルは私を抱きしめる腕に力を込めると、優しい声で言った。
「約束する。サクラ、しばらくこのままでいてくれないか・・・。もう少し充電しておきたい。お前はいつもユーリスとばかりいるからな。こういう機会でもないと、二人きりになれない」
私はそのままアルに抱きしめられていた。時々大きな手が私の頭を撫でてくれる。アルは本当に私の事が好きなんだなぁ。ぎこちない愛情表現だけど、確かに感じる。
でも私はアルと同じ愛情を彼に抱いているのかといったら、そうではない。アルもユーリも大好きだけど、それが愛かといわれると躊躇してしまう。私はいつか二人のうちのどちらかを選ぶ時が来るのだろうか?それとも全然別の誰かと恋に落ちたりするのだろうか?
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