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守護精獣 ドイール
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私は無言で、肩に止まっている小鳥を目で指した。その3メートルはあるだろう竜が、その小鳥を目にした瞬間デレた。もうすっごくデレた。目が垂れ目になっている。竜だが垂れ目だ。
「シューリー!!会いたかったぞ!俺のシューリが523番目の聖女の守護精霊になったと聞いて、聖女の元にくれば会えると思ってきたのだ」
3メートル級の竜が10センチの小鳥を見て、デレている姿はなんともいえないシュールな感じがした。ああ、そこ家宝の花瓶に尻尾が当って割れちゃった!!知らないぞ。絶対この極悪ドSデューク王に弁償させられるから。私は関係ないからね!!
シューリが心底嫌そうに言う。
「貴方、どうしてあたしが行く所、行く所付いてくるの?あたしは火の精霊で、貴方水の精霊でしょう?相性最悪なのよ・・・」
嫌悪感丸出しの表情で呟く。
うわぁ。嫌いな人に付きまとわれるその嫌悪感。わかるわぁ。だって今の私がそうだもの・・・。・・・とばかりに未だ私の上にのしかかったまま、その上半身だけを動かして巨大な竜を見て固まっているデューク王を見る。
竜がそんなシューリの絶対零度の冷たい視線をものともせずに、私に話しかけた。
「聖女ユリカ。俺もお主の守護精霊になる。さすればシューリと一緒にいられるからな」
笑顔でおっしゃるので、もちろん即答した。
「結構です。間に合ってます。必要ないです。お帰りください」
「・・・・・・・・・!!!!!?????」
竜が竜なんだけど、鳩が豆鉄砲を食らったような顔になる。
「分かっているのか・・・俺は水の精霊なんだぞ。その俺が守護精霊になってやると言っているのに、どこが不満なんだ」
「・・じゃ聞くけど、貴方何ができるの?」
「水の精霊だからな、海の水を操って洪水を起こしたり川を作ったり、水に関することなら何でもできる」
ドヤ顔でのたまう。
「それ・・・ただの災害じゃないの。却下」
私の答えに焦った竜はまだまだ続けて言う。
「干ばつのときに雨を降らして人間を助けることもできるぞ。断じて災害ではない・・・」
私はすぐさま反論を開始する。
「そーれーがーダメなんです!!!干ばつのときにそうやって精霊が雨を降らせたりするから、人間が考えるのをやめてしまうんです。精霊の助けが無ければ、ため池をつくろうとか井戸を掘ろうとか、はたまたペットボトル飲料を貯蔵するとかいくらでも案はあるんです。貴方みたいな精霊が人間の進歩を遅らせているんです!!!」
ほほほ、何度も言うが・・・適当なことをもっともらしく言うのは得意分野だ。
巨大な竜が固まっている。あれ?精霊の声が聞こえないはずのデューク王や近衛兵までもが、茫然自失になっている。
しまった言いすぎたか、でもこれ以上お荷物を抱えるわけにはいかない。もううちには2匹もペットがいるのだ。これ以上は飼いきれない。
「・・・どうしても、俺を守護精霊にしてくれないのか?」
巨大な竜が体を縮めこませて、しゅんとしてのたまう。
うぅ。わたし結構、動物の可哀想な様子には弱いんだよねぇ。そうかこのこ野良竜なのかもしれない。私が拾ってあげなきゃ野垂れ死にしちゃうとか・・・。
だんだん可哀想になってきたので、なんとか妥協点を探ってみた。でもこの黒光りする鱗がねぇ。どう考えても、もふもふ、ふわふわ、の感触じゃないことは分かる。
でもこの鱗・・・。触ってみたらもしかして・・・。
私は手を伸ばして竜に触れたいと言う仕草をすると、すぐに竜は私の意を察したらしくその鱗がびっしり生えた翼をこちらに広げて近づけた。触ってみると、どこかで触ったことのある感触・・・。少し固いけど冷んやりしていて・・・これって・・・まさか・・!!
おおおーーー!!これは!!分かった!!こいつの使い道!!
でもなにかに変化してもらわないと、この図体でかすぎる。
悩んでいる私の脳裏に桃太郎が浮かんできた。犬と雉と猿だっけ・・・。犬と鳥はもう間に合っているから残りは・・・・。猿・・・・いやそれは勘弁して欲しい・・・。
「分かりました。その姿では目立ちすぎるので小さくなってください。そうですね羽のある生き物・・・鷲はどうでしょうか。今日から貴方は日本国で産出された希少種の末裔、日本黒鱗鷲です。でも私の就寝時には元の姿に戻って、夏限定で氷枕になってください!!!」
ほっほっほ!!こりゃいいや。これで私は敷布団に、掛け布団、夏を乗り切るための氷枕を手に入れた。これで城を放り出されても生活には困らないだろう。
竜は満面の笑顔になって、その場で飛び跳ねた。城全体に大きな地震が来たかのように揺れる。
「ありがとう。ユイカ。俺の名前はドイールだ。お前になら俺の名前を呼んでもらってもいい」
「分かった。よろしくね。ドイール・・・」
返事をしながら、はっと気づく。私の上に未だまたがっていらっしゃるデューク王がこっちを見ている。
やばい!また居候を増やしてしまった。しかもドイールは家宝のお高い花瓶まで壊している。当時は私の守護精霊ではなかったにせよ、このドS鬼畜王が見逃してくれるはずが無い。エリョリーナ王女の婚約破棄もまだ果たせていないのに、これ以上弱みを握られると私のセカンドバージンが危ない。こんなイケメンにセカンドバージンを奪われるぐらいなら、死んだほうがましだ。
そんな私の考えを見透かしたように、デューク王が壁ドンならぬ布団ドンをかましてきた。突然ベットに押し倒されてマットレスが振動する。壁ドンを90度回転させた状態を想像していただけるといい。
「ふふふ。また増えちゃったようだね。今度は水の守護精霊だって?」
いやぁ!!近い・・近い・・甘ったるい息と柔らかい黄金色の髪が顔にあたっている。
「あのぉ!!エリョリーナ王女の婚約破棄。デューク王がなにかをしたりという方向じゃない案にしますから、お見逃しくださいーーー!!それに私、夜の技術は最低なんです。マグロを通り越して死体やらゾンビとやらになっちゃうんでトラウマ物ですよ。お試しにならないほうがよろしいかとーー!!!!」
私は頭の中が混乱した状態で、思いつく限りの抵抗をしてみた。
「ゾンビはいいんじゃないか・・・?」
デューク王がポツリと呟いた。
ああ・・この人ドS鬼畜王だった。ゾンビ大好き男だった。
「分かった。そこまでお前が言うなら考えてやろう。私も嫌がる女を無理強いするよりは、嫌がる女を精神的に追い詰めて、嫌なのに自らねだらせるような状況に追い込んだ女を抱くほうが好みだ。エリョリーナ王女の婚約破棄のほう頼むぞ。早くしないとエリョリーナ王女をさっさと細切れにして、ブレダ王国に送りつけてしまうぞ。それでもいいのか?」
あれ?あれ?さらっとなんかものすごい鬼畜ドS宣言入りましたけど・・・。しかも最後の方はどうして私の方が脅されている形になっているのだ???
まあいい。元彼といいデューク王といい結局私はどの世界に行っても、ドS鬼畜野郎のおもちゃに認定される運命らしい。
仕方ない、約束したからには頑張ろう。いざとなったらボッシュ王国を出れば済むことだ。私には護衛にもなる布団と掛け布団と氷枕が揃っている。野宿はばっちりだ。
「シューリー!!会いたかったぞ!俺のシューリが523番目の聖女の守護精霊になったと聞いて、聖女の元にくれば会えると思ってきたのだ」
3メートル級の竜が10センチの小鳥を見て、デレている姿はなんともいえないシュールな感じがした。ああ、そこ家宝の花瓶に尻尾が当って割れちゃった!!知らないぞ。絶対この極悪ドSデューク王に弁償させられるから。私は関係ないからね!!
シューリが心底嫌そうに言う。
「貴方、どうしてあたしが行く所、行く所付いてくるの?あたしは火の精霊で、貴方水の精霊でしょう?相性最悪なのよ・・・」
嫌悪感丸出しの表情で呟く。
うわぁ。嫌いな人に付きまとわれるその嫌悪感。わかるわぁ。だって今の私がそうだもの・・・。・・・とばかりに未だ私の上にのしかかったまま、その上半身だけを動かして巨大な竜を見て固まっているデューク王を見る。
竜がそんなシューリの絶対零度の冷たい視線をものともせずに、私に話しかけた。
「聖女ユリカ。俺もお主の守護精霊になる。さすればシューリと一緒にいられるからな」
笑顔でおっしゃるので、もちろん即答した。
「結構です。間に合ってます。必要ないです。お帰りください」
「・・・・・・・・・!!!!!?????」
竜が竜なんだけど、鳩が豆鉄砲を食らったような顔になる。
「分かっているのか・・・俺は水の精霊なんだぞ。その俺が守護精霊になってやると言っているのに、どこが不満なんだ」
「・・じゃ聞くけど、貴方何ができるの?」
「水の精霊だからな、海の水を操って洪水を起こしたり川を作ったり、水に関することなら何でもできる」
ドヤ顔でのたまう。
「それ・・・ただの災害じゃないの。却下」
私の答えに焦った竜はまだまだ続けて言う。
「干ばつのときに雨を降らして人間を助けることもできるぞ。断じて災害ではない・・・」
私はすぐさま反論を開始する。
「そーれーがーダメなんです!!!干ばつのときにそうやって精霊が雨を降らせたりするから、人間が考えるのをやめてしまうんです。精霊の助けが無ければ、ため池をつくろうとか井戸を掘ろうとか、はたまたペットボトル飲料を貯蔵するとかいくらでも案はあるんです。貴方みたいな精霊が人間の進歩を遅らせているんです!!!」
ほほほ、何度も言うが・・・適当なことをもっともらしく言うのは得意分野だ。
巨大な竜が固まっている。あれ?精霊の声が聞こえないはずのデューク王や近衛兵までもが、茫然自失になっている。
しまった言いすぎたか、でもこれ以上お荷物を抱えるわけにはいかない。もううちには2匹もペットがいるのだ。これ以上は飼いきれない。
「・・・どうしても、俺を守護精霊にしてくれないのか?」
巨大な竜が体を縮めこませて、しゅんとしてのたまう。
うぅ。わたし結構、動物の可哀想な様子には弱いんだよねぇ。そうかこのこ野良竜なのかもしれない。私が拾ってあげなきゃ野垂れ死にしちゃうとか・・・。
だんだん可哀想になってきたので、なんとか妥協点を探ってみた。でもこの黒光りする鱗がねぇ。どう考えても、もふもふ、ふわふわ、の感触じゃないことは分かる。
でもこの鱗・・・。触ってみたらもしかして・・・。
私は手を伸ばして竜に触れたいと言う仕草をすると、すぐに竜は私の意を察したらしくその鱗がびっしり生えた翼をこちらに広げて近づけた。触ってみると、どこかで触ったことのある感触・・・。少し固いけど冷んやりしていて・・・これって・・・まさか・・!!
おおおーーー!!これは!!分かった!!こいつの使い道!!
でもなにかに変化してもらわないと、この図体でかすぎる。
悩んでいる私の脳裏に桃太郎が浮かんできた。犬と雉と猿だっけ・・・。犬と鳥はもう間に合っているから残りは・・・・。猿・・・・いやそれは勘弁して欲しい・・・。
「分かりました。その姿では目立ちすぎるので小さくなってください。そうですね羽のある生き物・・・鷲はどうでしょうか。今日から貴方は日本国で産出された希少種の末裔、日本黒鱗鷲です。でも私の就寝時には元の姿に戻って、夏限定で氷枕になってください!!!」
ほっほっほ!!こりゃいいや。これで私は敷布団に、掛け布団、夏を乗り切るための氷枕を手に入れた。これで城を放り出されても生活には困らないだろう。
竜は満面の笑顔になって、その場で飛び跳ねた。城全体に大きな地震が来たかのように揺れる。
「ありがとう。ユイカ。俺の名前はドイールだ。お前になら俺の名前を呼んでもらってもいい」
「分かった。よろしくね。ドイール・・・」
返事をしながら、はっと気づく。私の上に未だまたがっていらっしゃるデューク王がこっちを見ている。
やばい!また居候を増やしてしまった。しかもドイールは家宝のお高い花瓶まで壊している。当時は私の守護精霊ではなかったにせよ、このドS鬼畜王が見逃してくれるはずが無い。エリョリーナ王女の婚約破棄もまだ果たせていないのに、これ以上弱みを握られると私のセカンドバージンが危ない。こんなイケメンにセカンドバージンを奪われるぐらいなら、死んだほうがましだ。
そんな私の考えを見透かしたように、デューク王が壁ドンならぬ布団ドンをかましてきた。突然ベットに押し倒されてマットレスが振動する。壁ドンを90度回転させた状態を想像していただけるといい。
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いやぁ!!近い・・近い・・甘ったるい息と柔らかい黄金色の髪が顔にあたっている。
「あのぉ!!エリョリーナ王女の婚約破棄。デューク王がなにかをしたりという方向じゃない案にしますから、お見逃しくださいーーー!!それに私、夜の技術は最低なんです。マグロを通り越して死体やらゾンビとやらになっちゃうんでトラウマ物ですよ。お試しにならないほうがよろしいかとーー!!!!」
私は頭の中が混乱した状態で、思いつく限りの抵抗をしてみた。
「ゾンビはいいんじゃないか・・・?」
デューク王がポツリと呟いた。
ああ・・この人ドS鬼畜王だった。ゾンビ大好き男だった。
「分かった。そこまでお前が言うなら考えてやろう。私も嫌がる女を無理強いするよりは、嫌がる女を精神的に追い詰めて、嫌なのに自らねだらせるような状況に追い込んだ女を抱くほうが好みだ。エリョリーナ王女の婚約破棄のほう頼むぞ。早くしないとエリョリーナ王女をさっさと細切れにして、ブレダ王国に送りつけてしまうぞ。それでもいいのか?」
あれ?あれ?さらっとなんかものすごい鬼畜ドS宣言入りましたけど・・・。しかも最後の方はどうして私の方が脅されている形になっているのだ???
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