月の魔女と呼ばれるまで

空流眞壱

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古代遺跡の出来事

第一話 邪教の集団と邪神の眷属(1月21日一部修正)

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月の魔女と呼ばれるまで
第一話(1月21日修正)

星でも北西の外れの島国シルバール王国。

千年王国であり、この星で一番古い歴史を持つ国である。

その国の一番北西に位置する寂れた開拓村に一人の少女が生まれた。

名をセーナ。開拓村の青年夫婦から生まれたこの子は、生まれながらにして類い稀なる魔力の持ち主であった。

母親が魔法士であったが父親は剣士であった為、母親の気質を多く受け継いだようだった。

開拓村の事、セーナの事は近くの開拓村にも聞こえていたがそれが元で何かがあるわけではなく、生まれてから五年近くの月日があっと言う間に経っていった。

セーナが生まれて四年と半年が過ぎた頃、開拓村の側に古代遺跡が発見された。月が星にぶつかる前に作られたと思われる異質な遺跡は、開拓村に冒険者を呼ぶことになる。

しかし、その遺跡が古代遺跡の近くになる開拓村に不幸を呼ぶことになるとはこの時誰も思っていなかった。

「古代遺跡が発掘されただと!?」

「はい、しかも最奥から古代の魔方陣が破壊されずに残っているとの同士からの連絡がありました」

「なに!?古代遺跡に古代の魔方陣があるだと!?その魔方陣について探ってこい。もしかしたら、もしかするかもしれん」

月女神を討った後に出来た月女神を復活させる為に作られた邪教。その集団が動き出す。

邪神となりし、月女神を復活させ月を戻すために。

太古の昔から、月女神を復活させる為だけに動いてきた闇の集団が動くと同時に強大な何かも動き出す。

「御方の復活が近い。あの遺跡にある魔方陣は、神に対応するはず。古代魔法士が作り上げた対神の為のもの。ならば、神に対応しないはずがない!」

月女神の従者であり、邪神となりし月女神の眷属。それも邪教の集団と共に動き出した。

邪教の集団も月女神の眷属も太古からその存在が認められ、太古から国家から睨まれ迫害されてきた。が、それすら乗り越えて存在する彼らの技量はかなりの物。

下手な冒険者ではあっさりと返り討ちに遭うほどの腕を持つ彼らは、冒険者たちから冒険者キラーで闇の世界で名をはせるほどだ。

一国家を相手取り、互角に戦ったことすらある。猛者の集まり。

月女神の眷属に至っては、国家を破滅に追い込んだことすらある。今の人間に、慈悲のかけらも持たないのは反逆者の末裔だからだ。

邪教の集団と月女神の眷属が、開拓村のセーナのことを突き止めるまでそこまで時間はかからなかった。

が、古代遺跡の魔方陣解析に時間がかかったことでそれまでの間手出しをされなかったのだ。
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