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古代遺跡の出来事
第五話 邪神復活の儀式
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月の魔女と呼ばれるまで
第五話 邪神復活の儀式
古代遺跡最深部にある巨大な魔方陣。古代文明が使ったとされるものだ。
かつては、この魔方陣を使い人々の暮らしを豊かにしたりしていたが、今は邪神を復活させる儀式を行っていた。
「この娘の魔力を魔方陣に注ぎ込むようにしろ、人形薬は既に飲ませたな?」
「はい、エビルプリーストマイター様。人形薬は少女に投入済みで、後は魔方陣に魔力を注ぎ込むだけです」
邪教の集団の現時点のリーダー、マイター。人間として、数百歳を超える年月を生きる人間の枠を超えた男だ。
「我が悲願がもうすぐ成就する。血塗られた魔方陣で邪神を復活させ、この世を数千年前と同じく大戦の炎で地獄に落としてやれる。その瞬間を早くみたいものだ」
邪教の集団、強いて言うなら現代で言うところのテロリストの集まり。力で、全てを支配するのが目的であり邪神復活はその内の手段の一つだった。
人形薬は、飲ませた人間を一日自分の意識とは別に動かせる禁忌の薬。作るのに相当な額のお金が必要なのだが、邪教の集団の資金力からすれば微々たるもの。
徐々に、セーナから魔力を注ぎ込まれていく魔方陣。徐々に真紅に染まる魔方陣は、どこまでおどろおどろしいものを生み出すのだろうか。
魔方陣に着々とセーナの魔力が込められていく。完全に真紅に染まった魔方陣が現れたのは、数十分後。
その様子に、徐々にマイターの表情が歓喜の色で覆われていく。
(そうだ、これでいい。これで、長く抱いていた夢が野望が叶う!!)
邪神復活の為の魔力が込められた魔方陣に、マイターが触った時点で魔方陣の疑似音声が警告を発した。セーナが込めていた魔力が一瞬途切れたことが問題だったようだ。
既に、セーナの魔力は枯渇しており人形薬を使っている事を鑑みてもかなり危険な状態になっていた。
「魔方陣に込めた魔力とは別の魔力を検知。魔方陣を悪用する人間として、認識。排除します」
「なっ、まさかこの魔方陣は!?古代魔法士の疑似人格が宿ると言うのか!?」
「魔方陣起動者を保護するために、結界起動。魔方陣の悪用を防ぐ為、込められた魔力でマナバーストを発動します。魔方陣の周囲に居る者は早急に待避してください」
魔方陣が警告を発すると同時に、セーナの周りに結界を張り巡らせた後にマナバーストが発動。
セーナが持つ膨大な魔力量を爆発力に変換した為、部屋全体を爆発で巻き込む。
その爆発により、邪教の集団はマイター以下十数人を失うこととなったのだ。邪教の集団としては、かなりの痛手であり、この失敗が報告されるまでにかなりの時間を使うことになる。
第五話 邪神復活の儀式
古代遺跡最深部にある巨大な魔方陣。古代文明が使ったとされるものだ。
かつては、この魔方陣を使い人々の暮らしを豊かにしたりしていたが、今は邪神を復活させる儀式を行っていた。
「この娘の魔力を魔方陣に注ぎ込むようにしろ、人形薬は既に飲ませたな?」
「はい、エビルプリーストマイター様。人形薬は少女に投入済みで、後は魔方陣に魔力を注ぎ込むだけです」
邪教の集団の現時点のリーダー、マイター。人間として、数百歳を超える年月を生きる人間の枠を超えた男だ。
「我が悲願がもうすぐ成就する。血塗られた魔方陣で邪神を復活させ、この世を数千年前と同じく大戦の炎で地獄に落としてやれる。その瞬間を早くみたいものだ」
邪教の集団、強いて言うなら現代で言うところのテロリストの集まり。力で、全てを支配するのが目的であり邪神復活はその内の手段の一つだった。
人形薬は、飲ませた人間を一日自分の意識とは別に動かせる禁忌の薬。作るのに相当な額のお金が必要なのだが、邪教の集団の資金力からすれば微々たるもの。
徐々に、セーナから魔力を注ぎ込まれていく魔方陣。徐々に真紅に染まる魔方陣は、どこまでおどろおどろしいものを生み出すのだろうか。
魔方陣に着々とセーナの魔力が込められていく。完全に真紅に染まった魔方陣が現れたのは、数十分後。
その様子に、徐々にマイターの表情が歓喜の色で覆われていく。
(そうだ、これでいい。これで、長く抱いていた夢が野望が叶う!!)
邪神復活の為の魔力が込められた魔方陣に、マイターが触った時点で魔方陣の疑似音声が警告を発した。セーナが込めていた魔力が一瞬途切れたことが問題だったようだ。
既に、セーナの魔力は枯渇しており人形薬を使っている事を鑑みてもかなり危険な状態になっていた。
「魔方陣に込めた魔力とは別の魔力を検知。魔方陣を悪用する人間として、認識。排除します」
「なっ、まさかこの魔方陣は!?古代魔法士の疑似人格が宿ると言うのか!?」
「魔方陣起動者を保護するために、結界起動。魔方陣の悪用を防ぐ為、込められた魔力でマナバーストを発動します。魔方陣の周囲に居る者は早急に待避してください」
魔方陣が警告を発すると同時に、セーナの周りに結界を張り巡らせた後にマナバーストが発動。
セーナが持つ膨大な魔力量を爆発力に変換した為、部屋全体を爆発で巻き込む。
その爆発により、邪教の集団はマイター以下十数人を失うこととなったのだ。邪教の集団としては、かなりの痛手であり、この失敗が報告されるまでにかなりの時間を使うことになる。
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