月の魔女と呼ばれるまで

空流眞壱

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古代遺跡の出来事

第11話 古代魔法士

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月の魔女とよばれるまで

第11話 古代魔法士

沙更の魂とセーナの魂が8割方結合した結果、セーナの魔力と沙更の知識を併せ持つ形となる。

「流石に、君の知識とセーナの魔力が合わさるのならば古代魔法士を名乗っても問題は無いね」

「古代魔法士?魔法士と何かが違うんですか?」

「古代魔法士は、今の魔法士と違い莫大な魔力を持ち、上級の魔法を操り、神とも戦った古代魔法文明の魔法士のことさ。私もその一人だったがね」

「エーベルさんが古代魔法士・・・。セーナちゃんはその末裔で、魔力が多いってことですか?」

「セーナは先祖還りなのさ。隔世遺伝と言った方がわかりやすいかな?」

「どちらにしろ、昔の遺伝子がセーナちゃんの身体に宿っていると?」

異世界である地球の知識を持ち合わせる沙更としては、エーベルが言うことを理解出来た。人が持つ才能の一端を遺伝子が司っているからだ。

ある程度言っていることを理解してくれているとエーベルは沙更に話したことの理解度から察する。

「やはり、君は聡いな。この世界の人間ならば、高度すぎてこの時点で下手すれば知恵熱を出しているかも知れない話題なのだが、しっかり付いて来ているのが分かる」

「エーベルさん、少なくても異世界の知識です。この世界で使えるかは分かりません。けど、ひな形としては使えそうなので理解をする意味では助かっています」

「魔力が多いと言うことは、魔法士にとってとてつもないアドバンテージになるのは分かるね。魔力が無ければ、魔法を使うことすら出来ない。それ故、高度な魔法をも操ってきたのが我ら古代魔法士さ」

エーベルがそこまで言ったところで、沙更が一つ質問する。

「魔法の属性は、やはり四つですか?それとも7つですか?それとももっとありますか?」

「四属性は、火、水、土、風かい?7つは、光、闇、生命ってところか。実際属性は、それ以外にもある。火、土、風、水、氷、雷、樹木、光、闇、生命、空間、重力、無の13個さ。まあ、氷や雷、樹木は四属性の派生でもあるけれどね」

「へえ、属性13個・・・。古代魔法士の方はこれ全て扱えたんですか?」

「ああ、とは言っても全て扱えた人間は一握りだ。その一握りに、私も入っているけれどね。沙更も同じように、全て扱えるようになるだろう」

エーベルは、それを予言というかそうなると分かって呟く。この時代に、セーナの魔力と同じ程度の魔力を持つ人間はいない。

尚且つ、沙更とセーナの結合時に実は魔力はまた上がっていたのだがこの時の沙更は知らなかった。
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