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古代遺跡の出来事
第24話 エーベルとの再会と過去の説明(2019年2月15日修正)
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月の魔女とよばれるまで
第24話 エーベルとの再会と過去の説明(2019年2月15日修正)
沙更は冒険者たちと一端別れて、魔方陣の部屋に戻ってきた。
部屋は、セーナがマナバーストで邪教の集団を吹っ飛ばした状態のままで、強固な結界が無ければこの部屋自体崩壊していたかも知れないと思う。
それでも、魔方陣に込められた残留思念というかエーベルに出会えたことは、沙更に取って非常にありがたいことだと思えた。モンスターと戦うための魔法と知恵をもらえたのだから。
「また、魔方陣に魔力を込めたら会えるのかな?」
沙更は、魔方陣に魔力を込めていく。また会いたいという思いを込めて。
その願いに応えるように、魔力が満ちた魔方陣から聞きたい声が聞こえてきた。
「また、魔力を込めたのかい?沙更、私にまだ用があると言うのかな?」
そう言って現れたエーベルに、沙更は笑みを浮かべる。
「魔法を教えてくれたことと知恵を教えてくたことで人助けが出来ました。そのお礼と思っている以上に私の魔力って多いみたいなんですが、セーナちゃんの魔力が多かったからだけじゃないんですよね?」
お礼を言いつつもエーベルに疑問をぶつける。その疑問に、エーベルは笑みを浮かべて答えてくれた。
「セーナの魔力量の時点で、古代魔法士に匹敵する魔力量なんだけどね。沙更、君とセーナの魂が結合した時にそれ以上の魔力を感じなかったかい?それが答えさ」
「もしかして、私とセーナちゃんの魂の結合がさらなる魔力を持つ結果になったと言うことですか?」
「そこまで感じ取っているのなら、沙更とセーナの魂の相性は相当良かったんだろうね。元々一つだったのを二つに分けていたのだから、そうなるのも当然なんだろう。今の沙更の魔力は私よりも多いんだ」
エーベルは今の沙更の魔力に対して、古代魔法士の自分よりも多いと告げた。その事実に沙更は、驚くしかない。
「えっ、私の魔力って人間を越えてしまっていませんか?」
「沙更が、もし私と同じ時代に生きていたら筆頭になっていただろう。私も魔力は多いけれど、沙更ほどじゃない。っと、折角戻ってきてくれたんだ。沙更に教えておかなければならないことがある」
エーベルは魔力の件をそこで締めくくったところに、別の話を切り出した。
「セーナと君に分けられた理由だが、君の魂はある神のものなんだよ。月女神と呼ばれていた彼女の魂を分けなければ、人間に復讐すると思ったんだ。あのアホどもは」
「えっ、月女神って邪神って話なんじゃ?それに、それじゃあ私とセーナちゃんを合わせた時点で神の器を持つことになりませんか?」
「そうか、沙更にはその話をしていなかったね。それに、沙更とセーナの魂が結合しただけじゃ彼女の器にはなりきれないが、それは後で話そう。そう、彼女は人間に邪神と思われているが古代文明が吹っ飛んだのも人間が何千万人と死んだこともなにもかも人間の欲の所為なんだ。月女神と敵対し、月をこの地に落としたのは人間だ。なので、自業自得と言うしかない。それに、彼女は自分の命を狙われていたがそれでも人間を憎むことは無かった」
「エーベルさん、そのことを知っていると言うことはもしかして月女神と関わりが?」
「ああ、彼女の親友だったのさ。彼女の魂を割った馬鹿どもからその魂を助け出して転生させた。が、転生させた先でもこうなるとは思ってなかった。数千年経ったとしてもアホどもはアホどもだったわけだ。一つ言うけれど、人間を嫌いになったわけじゃない」
エーベルはそこまで話すと沙更は驚いた顔をした。女神の親友を人間が担っていて、別の人間が月女神を殺して魂まで割ったなんて、どれだけひどいことをすれば気が済むのだろうと思ってしまう。そんな沙更を見つつもエーベルは続きを話す。
「彼女は、この世界に残った最後の神だった。他の神は別の世界へと移住していったけれど、彼女だけは残ってくれた。それなのに、月女神を殺したアホどもは彼女を殺せば神になれると思っていた。人間が神になろうなんて、どれだけの時間をかけなければならないか分かっていなかったんだよ」
「人間が神に?その時点で傲慢そのものです。その思考になった時点で神になる資格があるとは思えないのに」
「沙更は異世界の知識があるから分かるんだろうが、あのアホどもはそこまで考えてやしなかった。そして、起こったのが月の落下であり、それによって古代魔法文明は滅んだ。人間も数千万人が死に、魔法も衰退していったのさ」
そこまで言うとエーベルは、沙更に腕輪を差し出した。話している間に、魔力で生成した物のようだ。
「沙更、君を守る腕輪だ。私は、ここを離れることが出来ない。そして、直に君を守ることも出来ない。生きていないのだから仕方が無いと言うべきなのだろうが、心配性でもあってね。月女神を助けられなかった悔いもあるし、受け取って欲しいんだが」
沙更としては、いろいろと助けてくれたエーベルが差し出した腕輪を受け取らないと言う選択が出来るわけがない。その腕輪がものすごい力を放っているのを感じていたからだ。エーベルが差し出した腕輪を受け取ると同時に、腕輪は沙更の左上腕部に填まって動かなくなった。
「エーベルさん、私を守る力としてこれを作ったんですか?」
「本当なら私が持っていた物を譲れれば、それが一番良かったんだろうけれどそれが出来ない以上これくらいしか出来なくてね。マジックプラチナの腕輪だ。斥力場を作り、君の前に展開する魔法の盾だ。エンシェントドラゴンのブレスでも防ぐことが出来る代物だよ」
エンシェントドラゴンのブレスに対応可能という時点で、どれだけの品か沙更は理解してしまう。欲しがる人間は一杯いるだろうと言うことも。
「エーベルさん、この腕輪はそれだけの力を持つと言うことですか?」
「ああ、昔私が竜退治をしていたころの愛用品をこの場に再現した。竜と龍は違う物なのは沙更は知っているだろう?」
「えっと、私が生きていた国で敬われていたのが龍でした。竜は邪悪な物というイメージでしたけど、それで合っていますか?」
「沙更の認識で間違っては居ないよ。竜が相手でも防げるほどの守りの力を込めた品さ。君にしか使えない。私と同等以上の魔力の持ち主で無ければ扱うことが出来ないからね。下手に奪おうとしたら、その力に弾かれるしまうようになっているよ」
既に、所持制限を付けられているとは沙更も思っていなくて驚きの表情を浮かべる。エーベルの話は過去の話で、本当の話なのだろうと思う。そして、多分この事実は隠蔽されていることも感じ取った。
月女神が邪神なのも、文明が滅んだのも人間の所為。だけれど、当事者たちは責任を逃れるためにその事を月女神になすりつけただろうと思ったからだった。
「沙更とセーナの魂が結合したことで、神の器が復活するのも時間の問題だろうと思う。が、月女神は多分沙更とセーナに干渉しないだろう。そもそも、彼女は人間を恨んですらいないんだ。人間が神を不要と判断したと感じていたようでね」
「なんと言うか、月女神様は人間を見守っていただけなんでしょうね。もう見守らなくて良いって言われたと感じたのかなって思います」
「その認識が当たっているよ。もう他の神は居なかったし、それに古代魔法文明が成熟した頃には神が現れることも無くなっていた。だから、彼女は殺された時に人間に困難に打ち勝つ強さを見たと思う。それが偽りだったと知らずにね」
「そう考えると月女神様って相当優しい神様なんでしょうね。自分が殺されても恨まないあたり、相当良い神様なのは感じられます。普通なら祟りそうなのに」
沙更がそう言うとエーベルは苦笑を浮かべる。相当変わっていたのだろうとも思う。
「彼女は、そう言う意味じゃ変わり者だったんだよ。神の器が現れれば、多分今以上に人間離れすることになるはずだ。今ですら、不老に疲労しない身体と体内魔力活性化のスキルが現れている。その時点でも人間と言えない部分がある。そして、その魔力を欲しがるアホどもが群がってくるだろう」
「そう言われるとものすごく嫌な感じです。神を殺すのも人間ならば、人間を滅ぼすのも人間ですか、業が深い気がします」
沙更の言葉に、エーベルは苦笑を浮かべた。沙更の言葉を理解した上で、跳ね返ってきていることに気付いたからだ。
「神を殺したことで、古代魔法文明は滅び、魔法は衰退していっている。それに、月がなくなったことでこの星に被害が出てしまった。もし、月が復活すればもう少し住みやすい星になると思う」
月女神を殺したことでの弊害は、途方もないほどあるようだ。自分勝手に神を殺したことの業は、とてつもなく深いと言うことらしい。
第24話 エーベルとの再会と過去の説明(2019年2月15日修正)
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お礼を言いつつもエーベルに疑問をぶつける。その疑問に、エーベルは笑みを浮かべて答えてくれた。
「セーナの魔力量の時点で、古代魔法士に匹敵する魔力量なんだけどね。沙更、君とセーナの魂が結合した時にそれ以上の魔力を感じなかったかい?それが答えさ」
「もしかして、私とセーナちゃんの魂の結合がさらなる魔力を持つ結果になったと言うことですか?」
「そこまで感じ取っているのなら、沙更とセーナの魂の相性は相当良かったんだろうね。元々一つだったのを二つに分けていたのだから、そうなるのも当然なんだろう。今の沙更の魔力は私よりも多いんだ」
エーベルは今の沙更の魔力に対して、古代魔法士の自分よりも多いと告げた。その事実に沙更は、驚くしかない。
「えっ、私の魔力って人間を越えてしまっていませんか?」
「沙更が、もし私と同じ時代に生きていたら筆頭になっていただろう。私も魔力は多いけれど、沙更ほどじゃない。っと、折角戻ってきてくれたんだ。沙更に教えておかなければならないことがある」
エーベルは魔力の件をそこで締めくくったところに、別の話を切り出した。
「セーナと君に分けられた理由だが、君の魂はある神のものなんだよ。月女神と呼ばれていた彼女の魂を分けなければ、人間に復讐すると思ったんだ。あのアホどもは」
「えっ、月女神って邪神って話なんじゃ?それに、それじゃあ私とセーナちゃんを合わせた時点で神の器を持つことになりませんか?」
「そうか、沙更にはその話をしていなかったね。それに、沙更とセーナの魂が結合しただけじゃ彼女の器にはなりきれないが、それは後で話そう。そう、彼女は人間に邪神と思われているが古代文明が吹っ飛んだのも人間が何千万人と死んだこともなにもかも人間の欲の所為なんだ。月女神と敵対し、月をこの地に落としたのは人間だ。なので、自業自得と言うしかない。それに、彼女は自分の命を狙われていたがそれでも人間を憎むことは無かった」
「エーベルさん、そのことを知っていると言うことはもしかして月女神と関わりが?」
「ああ、彼女の親友だったのさ。彼女の魂を割った馬鹿どもからその魂を助け出して転生させた。が、転生させた先でもこうなるとは思ってなかった。数千年経ったとしてもアホどもはアホどもだったわけだ。一つ言うけれど、人間を嫌いになったわけじゃない」
エーベルはそこまで話すと沙更は驚いた顔をした。女神の親友を人間が担っていて、別の人間が月女神を殺して魂まで割ったなんて、どれだけひどいことをすれば気が済むのだろうと思ってしまう。そんな沙更を見つつもエーベルは続きを話す。
「彼女は、この世界に残った最後の神だった。他の神は別の世界へと移住していったけれど、彼女だけは残ってくれた。それなのに、月女神を殺したアホどもは彼女を殺せば神になれると思っていた。人間が神になろうなんて、どれだけの時間をかけなければならないか分かっていなかったんだよ」
「人間が神に?その時点で傲慢そのものです。その思考になった時点で神になる資格があるとは思えないのに」
「沙更は異世界の知識があるから分かるんだろうが、あのアホどもはそこまで考えてやしなかった。そして、起こったのが月の落下であり、それによって古代魔法文明は滅んだ。人間も数千万人が死に、魔法も衰退していったのさ」
そこまで言うとエーベルは、沙更に腕輪を差し出した。話している間に、魔力で生成した物のようだ。
「沙更、君を守る腕輪だ。私は、ここを離れることが出来ない。そして、直に君を守ることも出来ない。生きていないのだから仕方が無いと言うべきなのだろうが、心配性でもあってね。月女神を助けられなかった悔いもあるし、受け取って欲しいんだが」
沙更としては、いろいろと助けてくれたエーベルが差し出した腕輪を受け取らないと言う選択が出来るわけがない。その腕輪がものすごい力を放っているのを感じていたからだ。エーベルが差し出した腕輪を受け取ると同時に、腕輪は沙更の左上腕部に填まって動かなくなった。
「エーベルさん、私を守る力としてこれを作ったんですか?」
「本当なら私が持っていた物を譲れれば、それが一番良かったんだろうけれどそれが出来ない以上これくらいしか出来なくてね。マジックプラチナの腕輪だ。斥力場を作り、君の前に展開する魔法の盾だ。エンシェントドラゴンのブレスでも防ぐことが出来る代物だよ」
エンシェントドラゴンのブレスに対応可能という時点で、どれだけの品か沙更は理解してしまう。欲しがる人間は一杯いるだろうと言うことも。
「エーベルさん、この腕輪はそれだけの力を持つと言うことですか?」
「ああ、昔私が竜退治をしていたころの愛用品をこの場に再現した。竜と龍は違う物なのは沙更は知っているだろう?」
「えっと、私が生きていた国で敬われていたのが龍でした。竜は邪悪な物というイメージでしたけど、それで合っていますか?」
「沙更の認識で間違っては居ないよ。竜が相手でも防げるほどの守りの力を込めた品さ。君にしか使えない。私と同等以上の魔力の持ち主で無ければ扱うことが出来ないからね。下手に奪おうとしたら、その力に弾かれるしまうようになっているよ」
既に、所持制限を付けられているとは沙更も思っていなくて驚きの表情を浮かべる。エーベルの話は過去の話で、本当の話なのだろうと思う。そして、多分この事実は隠蔽されていることも感じ取った。
月女神が邪神なのも、文明が滅んだのも人間の所為。だけれど、当事者たちは責任を逃れるためにその事を月女神になすりつけただろうと思ったからだった。
「沙更とセーナの魂が結合したことで、神の器が復活するのも時間の問題だろうと思う。が、月女神は多分沙更とセーナに干渉しないだろう。そもそも、彼女は人間を恨んですらいないんだ。人間が神を不要と判断したと感じていたようでね」
「なんと言うか、月女神様は人間を見守っていただけなんでしょうね。もう見守らなくて良いって言われたと感じたのかなって思います」
「その認識が当たっているよ。もう他の神は居なかったし、それに古代魔法文明が成熟した頃には神が現れることも無くなっていた。だから、彼女は殺された時に人間に困難に打ち勝つ強さを見たと思う。それが偽りだったと知らずにね」
「そう考えると月女神様って相当優しい神様なんでしょうね。自分が殺されても恨まないあたり、相当良い神様なのは感じられます。普通なら祟りそうなのに」
沙更がそう言うとエーベルは苦笑を浮かべる。相当変わっていたのだろうとも思う。
「彼女は、そう言う意味じゃ変わり者だったんだよ。神の器が現れれば、多分今以上に人間離れすることになるはずだ。今ですら、不老に疲労しない身体と体内魔力活性化のスキルが現れている。その時点でも人間と言えない部分がある。そして、その魔力を欲しがるアホどもが群がってくるだろう」
「そう言われるとものすごく嫌な感じです。神を殺すのも人間ならば、人間を滅ぼすのも人間ですか、業が深い気がします」
沙更の言葉に、エーベルは苦笑を浮かべた。沙更の言葉を理解した上で、跳ね返ってきていることに気付いたからだ。
「神を殺したことで、古代魔法文明は滅び、魔法は衰退していっている。それに、月がなくなったことでこの星に被害が出てしまった。もし、月が復活すればもう少し住みやすい星になると思う」
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