31 / 365
古代遺跡の出来事
閑話1 ミリア
しおりを挟む
月の魔女とよばれるまで
閑話1 ミリア
今回はセーナ(沙更)視点ではありません。ミリアの視点になります。
リーダーたちに連れられてやってきた古代遺跡だったけど、鉄の短剣じゃ厳しいだろうなあと思ってたけどそんなレベルじゃなかった。
途中の罠とかはなんとか外せたけれど、Cランクの盗賊が来る場所じゃないのはひしひし感じてた。罠解除大を持つあたしの腕でギリギリなんだよ?本当、他のCランクの盗賊じゃこのレベルの罠はそうそう解除出来ない。
一つでも罠が凶悪なのだったら、その時点でパーティーごと壊滅する可能性が高くなる事を考えると背筋がぞっとする。この四人で、一年近くやってきたから下手に死なせられない。
そう考えて、いろいろと気を張る。背後からの気配には一層の注意を払う。背後から仕掛けられたら、ヘレナじゃ抑えきれないのを分かっているから。
奥へ行く度に、やっぱり力不足なのを理解するしかなかった。最下層で、サイクロプスとオーガを相手にした時には、リーダーもガレムも鉄の武器だけに苦戦を強いられてしまった。
盗賊のあたしじゃ、オーガやサイクロプスに対抗出来ない。なんとか時間を稼ぐのがやっと。それでも、オーガの爪の一撃で吹っ飛ばされて肩から脇腹までの大怪我を負ってしまった。
リーダーとガレム、ヘレナ自身も怪我を負った事からあたしがヒールを受けるわけにいかなかった。そういう点、あたしが自分の命を重く思ってなかったんだと思う。孤児だからかもしれないけれど、人が死ぬのを何度も見てきたからそう思うのかもしれない。何というか冷めて見ている感じがしていた。
死ぬ時くらいは、一人が良いと思いつつももしかしたら手助けしてくれる人がいるかもと思ってリーダーたちから離れた。
そのことが、あたしにとって大切な人との出会いになるなんて思ってもみなかったけど。
血を流しつつも歩くあたしを見て、助けてくれた女の子がセーナちゃん。途方もない魔力の持ち主で、あたしの大怪我もあっさりと治してくれた。
あたしがリーダーたちも助けて欲しいと言ったら、お姉さんが頼む人なら治療しましょうかって言ってくれた優しい子。
セーナちゃんを連れて戻ったら、怪我が治っていることにリーダーたちが驚いた顔をしたけど、確かにあれだけの怪我をあっさり治しちゃう治癒魔法の持ち主がこんな女の子って時点で凄いんだよね。
ガレムなんて、最初胡散臭いって顔をしてたけど、リーダーの怪我をあっさり治してくれたのと自分の怪我すらあっさり治されちゃったから、セーナちゃんの事を信じる気になったみたい。
リーダーはそういう点、あたしの怪我を治していた時点でこちらに害意はないのを分かっていたみたいだけどね。セーナちゃん以外に、無償で治癒魔法を使う人なんて見たことがなかったし。
そういう点で、ガレムが警戒したんだろうとは思うけど、あたしの怪我を治してくれて、みんなの怪我まで治してくれてる時点で、治療費を払うなら結構な金額になってるの気付いているのかな?
後、治癒魔法を使えるからかヘレナの機嫌が非常に悪かったけど、途中でセーナちゃんが余りにも規格外だってことに気付いたみたいで顔が青くなってた。ヒール四回唱えてるのに、魔力が削れてる感じが一切無かったからだと思う。実際、同じ事を他の治癒士が出来るわけがないと思ったのは内緒。
セーナちゃんが使う治癒魔法をハイヒールだってヘレナは言っていたけど、セーナちゃん的にはあれでヒールなんだって言ってた。後で、エーベルさんに知恵とか技術とか教えてもらっていたって聞いて、納得してしまったんだけどね。
それに、あたしたちの依頼を聞いて最深部まで案内してくれて、途中に出たモンスターも高威力の魔法で次々と迎撃していくのを見て、リーダーやガレムが驚いた顔をしていたっけ。ヘレナも治癒魔法と攻撃魔法を両方使える人間って驚いていたけど。
あたしはセーナちゃんを命の恩人だからと気にしていなかった。だって、あれだけの魔力を持つなら攻撃魔法も持っていて当然だし、一人でモンスターを排除するのに魔法を使っていないわけが無かったから。
それにしても、セーナちゃんはあたしに大切な物を預けすぎだと思う。白の直刀を渡された時、実はドキドキだったんだから。魔力で形成された白い直刀って言う剣。もの凄いオーラを出してて、あたしが持っても良いのかななんて思ったりもしたけど、セーナちゃんに是非になんて言われたら預かるしかなかった。
魔方陣が描かれた扉をセーナちゃんが開けてくれた時に思ったんだ。セーナちゃんに会ってなければ、この依頼達成できなかったんだってことに。魔方陣の扉は、セーナちゃんの魔力じゃないと反応しなかった。
それは、セーナちゃんがいなければ最深部にいけなかったってこと。そして、扉を開けて入った部屋でセーナちゃんがあたしたちに休んでくださいって言って、一人奥の部屋に行った。
そんなセーナちゃんが気になって、リーダーたちが少し眠りに入ったところで次の部屋への扉を開けた。そこで見たエーベルさんは古代魔法士の残留思念?って言ってたかな?セーナちゃんよりは魔力が劣るけど、凄い力を持つ人だった。
あたしを見て、セーナちゃんを助けてやって欲しいと言われた。あたしの恩人だから、その言葉に頷いたけれど他にもいろいろと事情があるみたい。だけど、それらを聞いたとしてもあたしが、セーナちゃんの側に居たいと言う気持ちに揺らぎはない。
そんな思いで居たからか、エーベルさんがあたしの力を引き出してくれて幻影の衣って言う服まで作ってくれた。
力自体、今までとは全然誓う感じを全身から感じてしまっていてちょっと持てあまし気味だった。それを見ていたセーナちゃんが気になったのか、しきりに休んでくださいって言われたけれど幻影の衣が気になって着替えてみた。
その時に、誰も見てないからあっさりと上を脱いでしまったのだけどセーナちゃんが少し目で抗議してきたから今度はそうしないことにしようと思う。あたしの身体はそんなに見ても良い物じゃ無いと思うんだけど、そういうところが余りよく分かってないんだよね。
いつも近くに、美人でスタイルの良いヘレナが居るからあたしは引き立て役だと思って、自分のことをそこまで顧みていなかったけれど、セーナちゃん曰くそれなりにスタイルが良いのだそうだ。少なくてもかわいいと綺麗の間らしい。と言われても、あたし自身首をかしげてしまうのだけれど。
いろいろとあたしが気にしていなかったことに気付いてくれるセーナちゃん。そんなセーナちゃんの側に、あたしはずっと居たいと思っていた。
閑話1 ミリア
今回はセーナ(沙更)視点ではありません。ミリアの視点になります。
リーダーたちに連れられてやってきた古代遺跡だったけど、鉄の短剣じゃ厳しいだろうなあと思ってたけどそんなレベルじゃなかった。
途中の罠とかはなんとか外せたけれど、Cランクの盗賊が来る場所じゃないのはひしひし感じてた。罠解除大を持つあたしの腕でギリギリなんだよ?本当、他のCランクの盗賊じゃこのレベルの罠はそうそう解除出来ない。
一つでも罠が凶悪なのだったら、その時点でパーティーごと壊滅する可能性が高くなる事を考えると背筋がぞっとする。この四人で、一年近くやってきたから下手に死なせられない。
そう考えて、いろいろと気を張る。背後からの気配には一層の注意を払う。背後から仕掛けられたら、ヘレナじゃ抑えきれないのを分かっているから。
奥へ行く度に、やっぱり力不足なのを理解するしかなかった。最下層で、サイクロプスとオーガを相手にした時には、リーダーもガレムも鉄の武器だけに苦戦を強いられてしまった。
盗賊のあたしじゃ、オーガやサイクロプスに対抗出来ない。なんとか時間を稼ぐのがやっと。それでも、オーガの爪の一撃で吹っ飛ばされて肩から脇腹までの大怪我を負ってしまった。
リーダーとガレム、ヘレナ自身も怪我を負った事からあたしがヒールを受けるわけにいかなかった。そういう点、あたしが自分の命を重く思ってなかったんだと思う。孤児だからかもしれないけれど、人が死ぬのを何度も見てきたからそう思うのかもしれない。何というか冷めて見ている感じがしていた。
死ぬ時くらいは、一人が良いと思いつつももしかしたら手助けしてくれる人がいるかもと思ってリーダーたちから離れた。
そのことが、あたしにとって大切な人との出会いになるなんて思ってもみなかったけど。
血を流しつつも歩くあたしを見て、助けてくれた女の子がセーナちゃん。途方もない魔力の持ち主で、あたしの大怪我もあっさりと治してくれた。
あたしがリーダーたちも助けて欲しいと言ったら、お姉さんが頼む人なら治療しましょうかって言ってくれた優しい子。
セーナちゃんを連れて戻ったら、怪我が治っていることにリーダーたちが驚いた顔をしたけど、確かにあれだけの怪我をあっさり治しちゃう治癒魔法の持ち主がこんな女の子って時点で凄いんだよね。
ガレムなんて、最初胡散臭いって顔をしてたけど、リーダーの怪我をあっさり治してくれたのと自分の怪我すらあっさり治されちゃったから、セーナちゃんの事を信じる気になったみたい。
リーダーはそういう点、あたしの怪我を治していた時点でこちらに害意はないのを分かっていたみたいだけどね。セーナちゃん以外に、無償で治癒魔法を使う人なんて見たことがなかったし。
そういう点で、ガレムが警戒したんだろうとは思うけど、あたしの怪我を治してくれて、みんなの怪我まで治してくれてる時点で、治療費を払うなら結構な金額になってるの気付いているのかな?
後、治癒魔法を使えるからかヘレナの機嫌が非常に悪かったけど、途中でセーナちゃんが余りにも規格外だってことに気付いたみたいで顔が青くなってた。ヒール四回唱えてるのに、魔力が削れてる感じが一切無かったからだと思う。実際、同じ事を他の治癒士が出来るわけがないと思ったのは内緒。
セーナちゃんが使う治癒魔法をハイヒールだってヘレナは言っていたけど、セーナちゃん的にはあれでヒールなんだって言ってた。後で、エーベルさんに知恵とか技術とか教えてもらっていたって聞いて、納得してしまったんだけどね。
それに、あたしたちの依頼を聞いて最深部まで案内してくれて、途中に出たモンスターも高威力の魔法で次々と迎撃していくのを見て、リーダーやガレムが驚いた顔をしていたっけ。ヘレナも治癒魔法と攻撃魔法を両方使える人間って驚いていたけど。
あたしはセーナちゃんを命の恩人だからと気にしていなかった。だって、あれだけの魔力を持つなら攻撃魔法も持っていて当然だし、一人でモンスターを排除するのに魔法を使っていないわけが無かったから。
それにしても、セーナちゃんはあたしに大切な物を預けすぎだと思う。白の直刀を渡された時、実はドキドキだったんだから。魔力で形成された白い直刀って言う剣。もの凄いオーラを出してて、あたしが持っても良いのかななんて思ったりもしたけど、セーナちゃんに是非になんて言われたら預かるしかなかった。
魔方陣が描かれた扉をセーナちゃんが開けてくれた時に思ったんだ。セーナちゃんに会ってなければ、この依頼達成できなかったんだってことに。魔方陣の扉は、セーナちゃんの魔力じゃないと反応しなかった。
それは、セーナちゃんがいなければ最深部にいけなかったってこと。そして、扉を開けて入った部屋でセーナちゃんがあたしたちに休んでくださいって言って、一人奥の部屋に行った。
そんなセーナちゃんが気になって、リーダーたちが少し眠りに入ったところで次の部屋への扉を開けた。そこで見たエーベルさんは古代魔法士の残留思念?って言ってたかな?セーナちゃんよりは魔力が劣るけど、凄い力を持つ人だった。
あたしを見て、セーナちゃんを助けてやって欲しいと言われた。あたしの恩人だから、その言葉に頷いたけれど他にもいろいろと事情があるみたい。だけど、それらを聞いたとしてもあたしが、セーナちゃんの側に居たいと言う気持ちに揺らぎはない。
そんな思いで居たからか、エーベルさんがあたしの力を引き出してくれて幻影の衣って言う服まで作ってくれた。
力自体、今までとは全然誓う感じを全身から感じてしまっていてちょっと持てあまし気味だった。それを見ていたセーナちゃんが気になったのか、しきりに休んでくださいって言われたけれど幻影の衣が気になって着替えてみた。
その時に、誰も見てないからあっさりと上を脱いでしまったのだけどセーナちゃんが少し目で抗議してきたから今度はそうしないことにしようと思う。あたしの身体はそんなに見ても良い物じゃ無いと思うんだけど、そういうところが余りよく分かってないんだよね。
いつも近くに、美人でスタイルの良いヘレナが居るからあたしは引き立て役だと思って、自分のことをそこまで顧みていなかったけれど、セーナちゃん曰くそれなりにスタイルが良いのだそうだ。少なくてもかわいいと綺麗の間らしい。と言われても、あたし自身首をかしげてしまうのだけれど。
いろいろとあたしが気にしていなかったことに気付いてくれるセーナちゃん。そんなセーナちゃんの側に、あたしはずっと居たいと思っていた。
0
あなたにおすすめの小説
死ぬはずだった令嬢が乙女ゲームの舞台に突然参加するお話
みっしー
恋愛
病弱な公爵令嬢のフィリアはある日今までにないほどの高熱にうなされて自分の前世を思い出す。そして今自分がいるのは大好きだった乙女ゲームの世界だと気づく。しかし…「藍色の髪、空色の瞳、真っ白な肌……まさかっ……!」なんと彼女が転生したのはヒロインでも悪役令嬢でもない、ゲーム開始前に死んでしまう攻略対象の王子の婚約者だったのだ。でも前世で長生きできなかった分今世では長生きしたい!そんな彼女が長生きを目指して乙女ゲームの舞台に突然参加するお話です。
*番外編も含め完結いたしました!感想はいつでもありがたく読ませていただきますのでお気軽に!
異世界もふもふ食堂〜僕と爺ちゃんと魔法使い仔カピバラの味噌スローライフ〜
山いい奈
ファンタジー
味噌蔵の跡継ぎで修行中の相葉壱。
息抜きに動物園に行った時、仔カピバラに噛まれ、気付けば見知らぬ場所にいた。
壱を連れて来た仔カピバラに付いて行くと、着いた先は食堂で、そこには10年前に行方不明になった祖父、茂造がいた。
茂造は言う。「ここはいわゆる異世界なのじゃ」と。
そして、「この食堂を継いで欲しいんじゃ」と。
明かされる村の成り立ち。そして村人たちの公然の秘め事。
しかし壱は徐々にそれに慣れ親しんで行く。
仔カピバラのサユリのチート魔法に助けられながら、味噌などの和食などを作る壱。
そして一癖も二癖もある食堂の従業員やコンシャリド村の人たちが繰り広げる、騒がしくもスローな日々のお話です。
『異世界に転移した限界OL、なぜか周囲が勝手に盛り上がってます』
宵森みなと
ファンタジー
ブラック気味な職場で“お局扱い”に耐えながら働いていた29歳のOL、芹澤まどか。ある日、仕事帰りに道を歩いていると突然霧に包まれ、気がつけば鬱蒼とした森の中——。そこはまさかの異世界!?日本に戻るつもりは一切なし。心機一転、静かに生きていくはずだったのに、なぜか事件とトラブルが次々舞い込む!?
【完結済】悪役令嬢の妹様
紫
ファンタジー
星守 真珠深(ほしもり ますみ)は社畜お局様街道をひた走る日本人女性。
そんな彼女が現在嵌っているのが『マジカルナイト・ミラクルドリーム』というベタな乙女ゲームに悪役令嬢として登場するアイシア・フォン・ラステリノーア公爵令嬢。
ぶっちゃけて言うと、ヒロイン、攻略対象共にどちらかと言えば嫌悪感しかない。しかし、何とかアイシアの断罪回避ルートはないものかと、探しに探してとうとう全ルート開き終えたのだが、全ては無駄な努力に終わってしまった。
やり場のない気持ちを抱え、気分転換にコンビニに行こうとしたら、気づけば悪楽令嬢アイシアの妹として転生していた。
―――アイシアお姉様は私が守る!
最推し悪役令嬢、アイシアお姉様の断罪回避転生ライフを今ここに開始する!
※長編版をご希望下さり、本当にありがとうございます<(_ _)>
既に書き終えた物な為、激しく拙いですが特に手直し他はしていません。
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
※小説家になろう様にも掲載させていただいています。
※作者創作の世界観です。史実等とは合致しない部分、異なる部分が多数あります。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体等とは一切関係がありません。
※実際に用いられる事のない表現や造語が出てきますが、御容赦ください。
※リアル都合等により不定期、且つまったり進行となっております。
※上記同理由で、予告等なしに更新停滞する事もあります。
※まだまだ至らなかったり稚拙だったりしますが、生暖かくお許しいただければ幸いです。
※御都合主義がそこかしに顔出しします。設定が掌ドリルにならないように気を付けていますが、もし大ボケしてたらお許しください。
※誤字脱字等々、標準てんこ盛り搭載となっている作者です。気づけば適宜修正等していきます…御迷惑おかけしますが、お許しください。
黒豚辺境伯令息の婚約者
ツノゼミ
ファンタジー
デイビッド・デュロックは自他ともに認める醜男。
ついたあだ名は“黒豚”で、王都中の貴族子女に嫌われていた。
そんな彼がある日しぶしぶ参加した夜会にて、王族の理不尽な断崖劇に巻き込まれ、ひとりの令嬢と婚約することになってしまう。
始めは同情から保護するだけのつもりが、いつの間にか令嬢にも慕われ始め…
ゆるゆるなファンタジー設定のお話を書きました。
誤字脱字お許しください。
追放された万能聖魔導師、辺境で無自覚に神を超える ~俺を無能と言った奴ら、まだ息してる?~
たまごころ
ファンタジー
王国一の聖魔導師アレンは、嫉妬した王子の策略で「無能」と断じられ、国を追放された。
辿り着いた辺境の村で、アレンは「ただの治癒師」として静かに暮らそうとするが――。
壊れた街を再生し、疫病を一晩で根絶し、魔王の眷属まで癒しながら、本人はただの村医者のつもり。
その結果、「あの無能が神を超えた」と噂が広がり、王と勇者は頭を抱えることに。
ざまぁとスカッとが止まらない、無自覚最強転生ファンタジー開幕!
召喚とか聖女とか、どうでもいいけど人の都合考えたことある?
浅海 景
恋愛
水谷 瑛莉桂(みずたに えりか)の目標は堅実な人生を送ること。その一歩となる社会人生活を踏み出した途端に異世界に召喚されてしまう。召喚成功に湧く周囲をよそに瑛莉桂は思った。
「聖女とか絶対ブラックだろう!断固拒否させてもらうから!」
ナルシストな王太子や欲深い神官長、腹黒騎士などを相手に主人公が幸せを勝ち取るため奮闘する物語です。
退屈令嬢のフィクサーな日々
ユウキ
恋愛
完璧と評される公爵令嬢のエレノアは、順風満帆な学園生活を送っていたのだが、自身の婚約者がどこぞの女生徒に夢中で有るなどと、宜しくない噂話を耳にする。
直接関わりがなければと放置していたのだが、ある日件の女生徒と遭遇することになる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる