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新たなる住処
第154話 孤児院の重病人5
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月の魔女とよばれるまで
第154話 孤児院の重病人5
沙更が作り出した光に浄化された水は、少女の身体に入っていく。水分として吸収された浄化された水は、徐々に少女の中にあるウィルスを片っ端から戦って倒していく。
浄化された水は異世界の薬よりも無害で、尚且つ対ウィルスとしては最高の能力を持つに至っていた。光ならず、聖なる力まで付与されたことで、ウィルスにとっては天敵となった。
強いて言うならば、元々強い魔力を持つ沙更の魔力水に光と聖なる属性を付け足した物を飲ませた時点で、この少女は特別な存在になったことを意味していた。
今まで吸収されて居なかった強大な魔力を身体に取り込むことは毒になる。が、そこは聖なる属性が魔力の特性を中和していく。そして、自然と魔力を吸い込んだ身体は魔力に馴染んでいく。
水を飲ませた少女は、同世代とは比べものにならないほどの魔力を持つことになるのだが、それは後の話。
聖なる力と光の力により、病気の元であるウィルスを駆逐していく。初めて使ったとは言え、途方もないほどの効果を上げる。
が、これは子供のうちにしか使えない荒技でもあった。大人にはこの方法は使えない。なぜなら、大人の場合一気に魔力を流し込んだ時点で拒否反応が出てしまう可能性があった。
それで無くても、神が居なくなった世界に魔力は失われる一方。それだけに、親和性がどんどん低くなっていっているのは致し方の無い話であった。
しばらく、少女の顔を観察していた沙更だがある程度少女の表情に苦しさが無くなっていくのを実感していた。
(ごめん、かなりの荒技になっちゃった。貴女を救うためとは言え、一気に魔力を引き上げる形になってごめんね。後で恨まれるとは思う。だから、許して欲しいとは私からは言わないでおくね)
沙更として、少女に恨まれると思っていた。一気に魔力を引き上げたことで、彼女が異端になってしまうからだ。これほどの魔力を持つ少女は多分他には居ない。
沙更を除けば、子供のうちでこれほどの魔力を持つことになった人間は多分いないと思ったから。沙更の100分の1とは言え、それでも十分凄い魔力の持ち主になってしまう。
そもそも、沙更の魔力量は人間に持ち得ないほどの莫大な量なだけにその100分の1でも危険水準ギリギリなのだが。
「ミリアお姉さん、先に言いますけどごめんなさい。この子に光と聖なる属性の水を与えたことで、人間として限界ギリギリの魔力を与えてしまいました」
「もう、セーナちゃんったらそうしないと救えなかったんでしょう?だったら、あたしがそれを怒るのって違うと思うんだけど?」
ミリアは、ある意味理解していると言って良い。病魔にとりつかれた状態で生き延びさせる為にはかなりの無茶をする必要性があるということを。
そして、その無茶に寝ている少女は耐えたと言うこと。だからこそ、劇的に回復していっているのだと。助けてと頼んだのはこちらなのだから、救ってくれた事にお礼を言うことはあっても非難することはしないと決めていたから。
そう言う面でも、ミリアは沙更の事を理解しているし、許容してくれていると言う現れであった。
第154話 孤児院の重病人5
沙更が作り出した光に浄化された水は、少女の身体に入っていく。水分として吸収された浄化された水は、徐々に少女の中にあるウィルスを片っ端から戦って倒していく。
浄化された水は異世界の薬よりも無害で、尚且つ対ウィルスとしては最高の能力を持つに至っていた。光ならず、聖なる力まで付与されたことで、ウィルスにとっては天敵となった。
強いて言うならば、元々強い魔力を持つ沙更の魔力水に光と聖なる属性を付け足した物を飲ませた時点で、この少女は特別な存在になったことを意味していた。
今まで吸収されて居なかった強大な魔力を身体に取り込むことは毒になる。が、そこは聖なる属性が魔力の特性を中和していく。そして、自然と魔力を吸い込んだ身体は魔力に馴染んでいく。
水を飲ませた少女は、同世代とは比べものにならないほどの魔力を持つことになるのだが、それは後の話。
聖なる力と光の力により、病気の元であるウィルスを駆逐していく。初めて使ったとは言え、途方もないほどの効果を上げる。
が、これは子供のうちにしか使えない荒技でもあった。大人にはこの方法は使えない。なぜなら、大人の場合一気に魔力を流し込んだ時点で拒否反応が出てしまう可能性があった。
それで無くても、神が居なくなった世界に魔力は失われる一方。それだけに、親和性がどんどん低くなっていっているのは致し方の無い話であった。
しばらく、少女の顔を観察していた沙更だがある程度少女の表情に苦しさが無くなっていくのを実感していた。
(ごめん、かなりの荒技になっちゃった。貴女を救うためとは言え、一気に魔力を引き上げる形になってごめんね。後で恨まれるとは思う。だから、許して欲しいとは私からは言わないでおくね)
沙更として、少女に恨まれると思っていた。一気に魔力を引き上げたことで、彼女が異端になってしまうからだ。これほどの魔力を持つ少女は多分他には居ない。
沙更を除けば、子供のうちでこれほどの魔力を持つことになった人間は多分いないと思ったから。沙更の100分の1とは言え、それでも十分凄い魔力の持ち主になってしまう。
そもそも、沙更の魔力量は人間に持ち得ないほどの莫大な量なだけにその100分の1でも危険水準ギリギリなのだが。
「ミリアお姉さん、先に言いますけどごめんなさい。この子に光と聖なる属性の水を与えたことで、人間として限界ギリギリの魔力を与えてしまいました」
「もう、セーナちゃんったらそうしないと救えなかったんでしょう?だったら、あたしがそれを怒るのって違うと思うんだけど?」
ミリアは、ある意味理解していると言って良い。病魔にとりつかれた状態で生き延びさせる為にはかなりの無茶をする必要性があるということを。
そして、その無茶に寝ている少女は耐えたと言うこと。だからこそ、劇的に回復していっているのだと。助けてと頼んだのはこちらなのだから、救ってくれた事にお礼を言うことはあっても非難することはしないと決めていたから。
そう言う面でも、ミリアは沙更の事を理解しているし、許容してくれていると言う現れであった。
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