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フィリエス家の内情と戦
第246話 孤児院での迎撃戦1
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月の魔女とよばれるまで
第246話 孤児院での迎撃戦1
刺客が放たれる可能性を示唆すれば、リエットの表情が悪くなるのは当然のことだった。そもそもからして、父親に好かれているとは決して思っていないだけに、消しに来るだろうとは思ってはいた。
が、孤児院に来た当日に来るとは流石に思っては居なかった。
想定していなかったのはリエットだけで、沙更とミリアは来るだろうと踏んでいた。と言うより、リエットを売った父親がどんな行動を取るだろうと思えば推測出来る気がしたからだ。
(入らない娘に邪魔されたと思えば消しに来るのがセオリーでしょうか?)
(そこは同意かな?それにしても、リエット様って親に恵まれてないのね。あたしは、親を知らないけれどこんな親だったら嫌だなあって思う)
(リエット様の場合は特殊過ぎます。お母さんの方に会ってみないとなんとも言えないですね)
沙更としては、リエットの母親に会うまではその判断を保留することにしている。父親だけならば確かにかなりの外道と認識していた。それはミリアも同じで、外道という認識しか無い。
強いて言えば、荒野の狼のメンバー全員その認識で統一されていた。盗賊に実の娘を売る親が外道でないわけがないからだ。
「今夜から警戒態勢で、孤児院に迷惑が掛からないようには難しいですね」
「余りお騒がせしないようにしたいけど、難しいかなあ」
「どちらにしろ、迎撃戦になるのならば孤児院から離れるのはなしだろうな」
「だよな。ちびどもを叩き起こすのは主義じゃねえ。スマートにやるのは難しいが頑張ってみるしかないだろうよ」
「夜間戦闘となるとわたくしじゃお荷物になりかねないわ。治癒魔法もセーナちゃんに負けるし…」
確かに神官のヘレナは、夜間戦闘に慣れていなかった。沙更はそれを分かって、パウエルに任せることにした。そう言う立ち回りは、確実にパウエルが得意だからと回復役が必要なのはパウエルだからだ。
「ヘレナさんは、パウエルさんと組んでください。ガレムさんはどうします?」
沙更の問いに、ガレムはミリアの側に寄る。
「俺はミリアとセーナちゃんの方に居るぜ。どちらにしろ、二人で抑える気だろう?なら、俺がそっちに付かないわけがないだろうが」
ガレムは戦闘になりやすいところを確実に分かって参加する。理性を得たとは言え、バトルジャンキーの時の感覚を失った訳では無いからだろう。
強いて、パワーファイターなガレムは暗殺者との相性が悪い。だが、理性を得た今ではそれなりに動けるようになっている。だから、そこまでの心配はいらないだろうと沙更は踏んだ。
暗殺者との相性が一番良いのはミリアで、御庭番の職業を得ているだけに暗殺者との戦いでは先手を取りやすかった。職業的系統が近いから、行動も読みやすいと言うことのようだ。
第246話 孤児院での迎撃戦1
刺客が放たれる可能性を示唆すれば、リエットの表情が悪くなるのは当然のことだった。そもそもからして、父親に好かれているとは決して思っていないだけに、消しに来るだろうとは思ってはいた。
が、孤児院に来た当日に来るとは流石に思っては居なかった。
想定していなかったのはリエットだけで、沙更とミリアは来るだろうと踏んでいた。と言うより、リエットを売った父親がどんな行動を取るだろうと思えば推測出来る気がしたからだ。
(入らない娘に邪魔されたと思えば消しに来るのがセオリーでしょうか?)
(そこは同意かな?それにしても、リエット様って親に恵まれてないのね。あたしは、親を知らないけれどこんな親だったら嫌だなあって思う)
(リエット様の場合は特殊過ぎます。お母さんの方に会ってみないとなんとも言えないですね)
沙更としては、リエットの母親に会うまではその判断を保留することにしている。父親だけならば確かにかなりの外道と認識していた。それはミリアも同じで、外道という認識しか無い。
強いて言えば、荒野の狼のメンバー全員その認識で統一されていた。盗賊に実の娘を売る親が外道でないわけがないからだ。
「今夜から警戒態勢で、孤児院に迷惑が掛からないようには難しいですね」
「余りお騒がせしないようにしたいけど、難しいかなあ」
「どちらにしろ、迎撃戦になるのならば孤児院から離れるのはなしだろうな」
「だよな。ちびどもを叩き起こすのは主義じゃねえ。スマートにやるのは難しいが頑張ってみるしかないだろうよ」
「夜間戦闘となるとわたくしじゃお荷物になりかねないわ。治癒魔法もセーナちゃんに負けるし…」
確かに神官のヘレナは、夜間戦闘に慣れていなかった。沙更はそれを分かって、パウエルに任せることにした。そう言う立ち回りは、確実にパウエルが得意だからと回復役が必要なのはパウエルだからだ。
「ヘレナさんは、パウエルさんと組んでください。ガレムさんはどうします?」
沙更の問いに、ガレムはミリアの側に寄る。
「俺はミリアとセーナちゃんの方に居るぜ。どちらにしろ、二人で抑える気だろう?なら、俺がそっちに付かないわけがないだろうが」
ガレムは戦闘になりやすいところを確実に分かって参加する。理性を得たとは言え、バトルジャンキーの時の感覚を失った訳では無いからだろう。
強いて、パワーファイターなガレムは暗殺者との相性が悪い。だが、理性を得た今ではそれなりに動けるようになっている。だから、そこまでの心配はいらないだろうと沙更は踏んだ。
暗殺者との相性が一番良いのはミリアで、御庭番の職業を得ているだけに暗殺者との戦いでは先手を取りやすかった。職業的系統が近いから、行動も読みやすいと言うことのようだ。
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