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最終章 目覚める神
第327話 月の魔女と呼ばれて1
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月の魔女とよばれるまで
第327話 月の魔女と呼ばれて1
エンシェントゲート跡地で、ギルドマスターダイスと合流してモンスターの氾濫が終わった事を告げるとギルドマスターダイスは驚いた顔をした。
「はあ!?一万にも及ぶモンスターの群れをどうにかしたと言う事か?」
「まあ、ギルドマスターがそう思うのも当然だと思うけどもういないものはいないの。それでなくても、あんな大きいものが空を昇ったのだから、モンスターがいきなり消えてもおかしくはないってこと」
ダイスの言葉に、ミリアがそう言う。流石に月が昇るのは、この世界のどこからでも見る事が出来た。それ故に、その論理に抗えない。しかも、月の淡い光が見えたのもまた確か。その力が凄いのものなのかと言えば、わからないと言うのがギルドマスターダイスの本音ではあったが。
月女神本体を見ているミリア達と見ていないダイスでは、認識に齟齬が出るのも当然であった。
「とにかくだ。モンスターの氾濫が終わったと言う証拠がない。まあ、まだ残っていると言う証拠もないわけだが…。うん、ガレムお前その斧どうした!?聖鋼の斧だと!?」
「あー、やっぱ気付くか。これ目立つよなあ」
「目立つよなーじゃねえよ。何処で手に入れたそんな代物!!」
興奮気味のダイスに、苦笑を浮かべたのは沙更だ。聖鋼は、ミスリルと並ぶ人気武器素材であるだけにミスリルを使っているとは言え興味が出るのは当然だった。
「ちょっとやっちゃった?」
沙更が苦笑を浮かべるとヘレナがすかさず突っ込む。
「セーナちゃん、聖鋼はAランク冒険者でもなかなか手に入らないの。そんな物をあっさり作っちゃって!!」
そのやりとりを聞いていて、ダイスは沙更を見る。
「毎度ながら、嬢ちゃんは凄すぎだな。そういやあ、ガレム。お前が古代の鋼の斧はどうした?」
「だから、モンスターの群れと戦ってて斧が壊れた。そしたら、セーナちゃんが直してくれたんだよ。直ったらこうなってた」
「はあ!?確かに嬢ちゃんが修復魔法を使えるのは知ってるし、素材を変化させるのも知ってるが本当か!?」
その辺りはやはり、驚きの方が上と言う事のようだ。
そんな問答をしつつ、エンシェントゲートを破棄した件についての話に及ぶとダイスの表情が変わった。
「あの馬鹿が、勝手に突っ走りやがって。辺境伯に許可を取らずに、冒険者ギルドだけが先走るってどれだけまずいか分かってねえのか?」
そう言って、頭を抱える。実際、荒野の狼を防壁にして逃げ出したと言うことになる。しかも、エンシェントゲートの人を巻き添いにしてとなれば、罪の重さも分かろうと言うもの。ここを防衛の拠点にするのは、カタリーナも同意していたのだから尚更悪い。
「ったく、下手に仕事を増やしやがって…。全く面倒だぜ」
ダイスのあからさまな態度に、沙更としても苦笑を浮かべる。言いたい理由は非常によく分かるし、上司なのだから行動する前に報告は入れるべきだったとは思う。突っ走りすぎて、町の人すら巻き込んだとなれば弁明の余地はなかった。
第327話 月の魔女と呼ばれて1
エンシェントゲート跡地で、ギルドマスターダイスと合流してモンスターの氾濫が終わった事を告げるとギルドマスターダイスは驚いた顔をした。
「はあ!?一万にも及ぶモンスターの群れをどうにかしたと言う事か?」
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ダイスの言葉に、ミリアがそう言う。流石に月が昇るのは、この世界のどこからでも見る事が出来た。それ故に、その論理に抗えない。しかも、月の淡い光が見えたのもまた確か。その力が凄いのものなのかと言えば、わからないと言うのがギルドマスターダイスの本音ではあったが。
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「とにかくだ。モンスターの氾濫が終わったと言う証拠がない。まあ、まだ残っていると言う証拠もないわけだが…。うん、ガレムお前その斧どうした!?聖鋼の斧だと!?」
「あー、やっぱ気付くか。これ目立つよなあ」
「目立つよなーじゃねえよ。何処で手に入れたそんな代物!!」
興奮気味のダイスに、苦笑を浮かべたのは沙更だ。聖鋼は、ミスリルと並ぶ人気武器素材であるだけにミスリルを使っているとは言え興味が出るのは当然だった。
「ちょっとやっちゃった?」
沙更が苦笑を浮かべるとヘレナがすかさず突っ込む。
「セーナちゃん、聖鋼はAランク冒険者でもなかなか手に入らないの。そんな物をあっさり作っちゃって!!」
そのやりとりを聞いていて、ダイスは沙更を見る。
「毎度ながら、嬢ちゃんは凄すぎだな。そういやあ、ガレム。お前が古代の鋼の斧はどうした?」
「だから、モンスターの群れと戦ってて斧が壊れた。そしたら、セーナちゃんが直してくれたんだよ。直ったらこうなってた」
「はあ!?確かに嬢ちゃんが修復魔法を使えるのは知ってるし、素材を変化させるのも知ってるが本当か!?」
その辺りはやはり、驚きの方が上と言う事のようだ。
そんな問答をしつつ、エンシェントゲートを破棄した件についての話に及ぶとダイスの表情が変わった。
「あの馬鹿が、勝手に突っ走りやがって。辺境伯に許可を取らずに、冒険者ギルドだけが先走るってどれだけまずいか分かってねえのか?」
そう言って、頭を抱える。実際、荒野の狼を防壁にして逃げ出したと言うことになる。しかも、エンシェントゲートの人を巻き添いにしてとなれば、罪の重さも分かろうと言うもの。ここを防衛の拠点にするのは、カタリーナも同意していたのだから尚更悪い。
「ったく、下手に仕事を増やしやがって…。全く面倒だぜ」
ダイスのあからさまな態度に、沙更としても苦笑を浮かべる。言いたい理由は非常によく分かるし、上司なのだから行動する前に報告は入れるべきだったとは思う。突っ走りすぎて、町の人すら巻き込んだとなれば弁明の余地はなかった。
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