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最終章 目覚める神
第334話 ウエストエンド帰還
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月の魔女とよばれるまで
第334話 ウエストエンド帰還
ギルド支部長をウエストエンドに護送することになり、ゼオンがその場を離れる。エンシェントゲートの一件で、迷惑を被った側のパウエルたちはこれでほっとしていた。
クルシスでやる事を終えたこともあり、ウエストエンドに戻る事にした。
沙更のエアウォークで加速して、クルシスからウエストエンドを二時間半ほどで駆け抜けると見知った町ウエストエンドが見えてくる。ここまで戻ってくれば、モンスターに遭遇する事もない。
それに、ウエストエンド周辺のモンスターなら今のパウエル達なら苦労する事なく駆逐出来るだけに、出たら出たでと言ったところなのだ。
「こうやって、ウエストエンドが見えてくると帰ってこれたんだって思うよ」
「まあな、流石にあの数だ。死ぬのを覚悟してたんだがなあ」
「ミリアお姉さんとガレムさんやパウエルさんとヘレナさんを死なせるわけには行きませんから。確かにマイティアップがパワーアップしたのは予想外でしたけど」
「どちらにしろ、またもや俺たちはセーナちゃんに救われたわけだ。前回よりもやらかし具合がひどいから、ルーカさんに驚かれそうだな」
「ギルドマスターのダイスさんにあれだけ驚かれたのですから、ルーカさんも同じでしょう。もしかしたらカタリーナ様にも呼ばれるかもしれませんし」
「多分呼ばれると思うよ。モンスターの氾濫を最前線でやり合ったのあたし達だけだし」
事実が事実だけに、カタリーナからも聞かれるだろうと言う事は沙更も理解していた。全てを話す事は出来ないが、それでも既にモンスターは排除済みだと教えておかなければならない。
それが、シルバール王国に取ってどれだけの事態になるのかと言うのは置いておくことにする。下手に英雄だなんだと言われても沙更として困ってしまうから。そうだとしても、貴族や王族は褒美を出さなければならないから、そこも困ることになるかも知れない。
どちらにしろ、少なくてもシスターヴァレリーや孤児達を悲しませることにはならないと言う事だけでも良かったと思う。
ウエストエンドに戻ってくると衛兵達が沙更たちを待っていた。既にカタリーナから出向くようにと言われていたらしい。
「申し訳ありませんが、カタリーナ様の命なので辺境伯の屋敷まで来て貰えませんでしょうか?」
「カタリーナ様からでしたら、こちらが断るような事は致しません。それに伺う予定でもありましたので」
衛兵の言葉にパウエルが答える。どちらにしろ、呼ばれていたのならこちらから予定を考慮したりしなくて済むのが大きかった。
パウエルたちがウエストエンドを歩いていると平民たちの表情が良くなっているのが分かった。重税も解除されて、暮らしに不安が無くなったからだろう。そういう点でもカタリーナの後押しをしたのは良かったと思う。
重税で苦しんで居た時よりもウエストエンドに活気があるのは、ここ出身のミリアにとっても嬉しいことであったからほっとした表情を浮かべていた。
第334話 ウエストエンド帰還
ギルド支部長をウエストエンドに護送することになり、ゼオンがその場を離れる。エンシェントゲートの一件で、迷惑を被った側のパウエルたちはこれでほっとしていた。
クルシスでやる事を終えたこともあり、ウエストエンドに戻る事にした。
沙更のエアウォークで加速して、クルシスからウエストエンドを二時間半ほどで駆け抜けると見知った町ウエストエンドが見えてくる。ここまで戻ってくれば、モンスターに遭遇する事もない。
それに、ウエストエンド周辺のモンスターなら今のパウエル達なら苦労する事なく駆逐出来るだけに、出たら出たでと言ったところなのだ。
「こうやって、ウエストエンドが見えてくると帰ってこれたんだって思うよ」
「まあな、流石にあの数だ。死ぬのを覚悟してたんだがなあ」
「ミリアお姉さんとガレムさんやパウエルさんとヘレナさんを死なせるわけには行きませんから。確かにマイティアップがパワーアップしたのは予想外でしたけど」
「どちらにしろ、またもや俺たちはセーナちゃんに救われたわけだ。前回よりもやらかし具合がひどいから、ルーカさんに驚かれそうだな」
「ギルドマスターのダイスさんにあれだけ驚かれたのですから、ルーカさんも同じでしょう。もしかしたらカタリーナ様にも呼ばれるかもしれませんし」
「多分呼ばれると思うよ。モンスターの氾濫を最前線でやり合ったのあたし達だけだし」
事実が事実だけに、カタリーナからも聞かれるだろうと言う事は沙更も理解していた。全てを話す事は出来ないが、それでも既にモンスターは排除済みだと教えておかなければならない。
それが、シルバール王国に取ってどれだけの事態になるのかと言うのは置いておくことにする。下手に英雄だなんだと言われても沙更として困ってしまうから。そうだとしても、貴族や王族は褒美を出さなければならないから、そこも困ることになるかも知れない。
どちらにしろ、少なくてもシスターヴァレリーや孤児達を悲しませることにはならないと言う事だけでも良かったと思う。
ウエストエンドに戻ってくると衛兵達が沙更たちを待っていた。既にカタリーナから出向くようにと言われていたらしい。
「申し訳ありませんが、カタリーナ様の命なので辺境伯の屋敷まで来て貰えませんでしょうか?」
「カタリーナ様からでしたら、こちらが断るような事は致しません。それに伺う予定でもありましたので」
衛兵の言葉にパウエルが答える。どちらにしろ、呼ばれていたのならこちらから予定を考慮したりしなくて済むのが大きかった。
パウエルたちがウエストエンドを歩いていると平民たちの表情が良くなっているのが分かった。重税も解除されて、暮らしに不安が無くなったからだろう。そういう点でもカタリーナの後押しをしたのは良かったと思う。
重税で苦しんで居た時よりもウエストエンドに活気があるのは、ここ出身のミリアにとっても嬉しいことであったからほっとした表情を浮かべていた。
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