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極星騎士団と王都冒険者ギルド
第47話 王都近郊でのオーク大発生2
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月の魔女と聖剣
第47話 王都近郊でのオーク大発生2
見栄とメンツが優先されがちだが、今回ばかりはそれを優先させている場合ではなかった。王都自体も城塞都市ではあるが千年以上前のもので修復もままならなかったりしている。はっきり言うとウエストエンドよりも防御力に関しては劣る為、オーク達の侵攻には心許ないと言うのが本音のところであった。
騎士で対処出来ない問題となれば、冒険者ギルドに話が来るのは当然のこと。だが、受けられる冒険者がいないのでは話にならない。
そこの点をエリィは憂慮したのだろう。だから、王都で実績のないパウエル達に頼らざるを得なくなってしまった。少なくてもBランク以上の冒険者がいないと言うのも問題がありすぎで、本当ならば誰かしら残っていなければならなかった。
それほど遠征先のモンスターが大物だと言うことでもある。それだけに、こちらに救援は望めない。普通ならBランク冒険者5人だけのパーティーが受ける案件ではない。緊急依頼で王都の冒険者全体で動かなければならない位の非常事態になってしまっている。
が、それでもこれだけの大事となってしまえばそうも言っていられなかった。遠征に言った冒険者を責めるわけではないが、リエットの護衛として行った先でこうなるとは誰も予想していなかった。少なくても王都の民を守れるのは冒険者だけになってしまっていたのは計算外であったから。
「出来る限り、報酬は上乗せすると約束します。だから、受けてほしいのです」
エリィとして、ここでパウエル達に断られたら誰にも受けてもらえないのは分かりきっていた。他の冒険者たちにはこの案件にかめるだけの実力がなかったからだ。オークだけならまだしもそれの上級種やロード級などを相手にすることになるのが明白。それだけに、実力のある冒険者以外はお断りであった。
エリィの言葉に、困った顔をするパウエル。いきなり命を張る羽目になるとは予想していなかった。無茶は一年前に押し通しすぎているだけに、遠慮したいのも分からなくはない。それでも、既に沙更は受ける気でいた。
「パウエルさん、慎重になるのも分かりますが今回ばかりはどうしようもないと思います。エリィさんだけじゃなく、王都に来ているリエット様たちの為にも頑張れませんか?」
「セーナちゃんは受ける気か?」
「守れる人がいるのならば、受けるべきだと思うのです。王都の貴族達が腐っていても、騎士団がへたれていても守るべき者は変わらない。そうじゃありませんか?」
「リーダー、腹くくれよ。セーナちゃんにそこまで言われちゃどうにもならんだろうが」
「リーダー、変に慎重になりすぎてるよ。セーナちゃんが動くなら、どちらにしろ動くことになるでしょ?」
「神官として、今回のことを見逃せないと思うわ。少しでも手を差し伸べてあげたい」
3人にも言われてしまっては、パウエルも頷くしかない。気持ちの整理がついてなかっただけで、沙更が動くのならば動くのは決まったと言って良い。1人で行かせるわけには行かないからだ。
「ああ、そこまで言われたら動かないわけにはいかないな。今回のこと受けさせて貰います。それと動くのは明日で、今日は報告しなければいけないところがある。それでも構わないか?」
パウエルの言葉に、エリィはほっとした表情を浮かべつつも頷く。本当はすぐに動いてくれる方が良いが、それを無理強いするのは話が別だと分かっていた。
本当なら、ギルドマスターが出張る案件なのだが他のことで手一杯でエリィが責任者としてこの案件を受ける形となっている。頼りにならないとは言わないが、居てほしい時にはいないイメージが強かった。
冒険者ギルドで、オーク大発生の依頼を受けるとすぐに宰相であるガーゼルベルトの屋敷に戻る。極星騎士団のこともあるから、すぐに報告を入れておく必要があったからだ。
第47話 王都近郊でのオーク大発生2
見栄とメンツが優先されがちだが、今回ばかりはそれを優先させている場合ではなかった。王都自体も城塞都市ではあるが千年以上前のもので修復もままならなかったりしている。はっきり言うとウエストエンドよりも防御力に関しては劣る為、オーク達の侵攻には心許ないと言うのが本音のところであった。
騎士で対処出来ない問題となれば、冒険者ギルドに話が来るのは当然のこと。だが、受けられる冒険者がいないのでは話にならない。
そこの点をエリィは憂慮したのだろう。だから、王都で実績のないパウエル達に頼らざるを得なくなってしまった。少なくてもBランク以上の冒険者がいないと言うのも問題がありすぎで、本当ならば誰かしら残っていなければならなかった。
それほど遠征先のモンスターが大物だと言うことでもある。それだけに、こちらに救援は望めない。普通ならBランク冒険者5人だけのパーティーが受ける案件ではない。緊急依頼で王都の冒険者全体で動かなければならない位の非常事態になってしまっている。
が、それでもこれだけの大事となってしまえばそうも言っていられなかった。遠征に言った冒険者を責めるわけではないが、リエットの護衛として行った先でこうなるとは誰も予想していなかった。少なくても王都の民を守れるのは冒険者だけになってしまっていたのは計算外であったから。
「出来る限り、報酬は上乗せすると約束します。だから、受けてほしいのです」
エリィとして、ここでパウエル達に断られたら誰にも受けてもらえないのは分かりきっていた。他の冒険者たちにはこの案件にかめるだけの実力がなかったからだ。オークだけならまだしもそれの上級種やロード級などを相手にすることになるのが明白。それだけに、実力のある冒険者以外はお断りであった。
エリィの言葉に、困った顔をするパウエル。いきなり命を張る羽目になるとは予想していなかった。無茶は一年前に押し通しすぎているだけに、遠慮したいのも分からなくはない。それでも、既に沙更は受ける気でいた。
「パウエルさん、慎重になるのも分かりますが今回ばかりはどうしようもないと思います。エリィさんだけじゃなく、王都に来ているリエット様たちの為にも頑張れませんか?」
「セーナちゃんは受ける気か?」
「守れる人がいるのならば、受けるべきだと思うのです。王都の貴族達が腐っていても、騎士団がへたれていても守るべき者は変わらない。そうじゃありませんか?」
「リーダー、腹くくれよ。セーナちゃんにそこまで言われちゃどうにもならんだろうが」
「リーダー、変に慎重になりすぎてるよ。セーナちゃんが動くなら、どちらにしろ動くことになるでしょ?」
「神官として、今回のことを見逃せないと思うわ。少しでも手を差し伸べてあげたい」
3人にも言われてしまっては、パウエルも頷くしかない。気持ちの整理がついてなかっただけで、沙更が動くのならば動くのは決まったと言って良い。1人で行かせるわけには行かないからだ。
「ああ、そこまで言われたら動かないわけにはいかないな。今回のこと受けさせて貰います。それと動くのは明日で、今日は報告しなければいけないところがある。それでも構わないか?」
パウエルの言葉に、エリィはほっとした表情を浮かべつつも頷く。本当はすぐに動いてくれる方が良いが、それを無理強いするのは話が別だと分かっていた。
本当なら、ギルドマスターが出張る案件なのだが他のことで手一杯でエリィが責任者としてこの案件を受ける形となっている。頼りにならないとは言わないが、居てほしい時にはいないイメージが強かった。
冒険者ギルドで、オーク大発生の依頼を受けるとすぐに宰相であるガーゼルベルトの屋敷に戻る。極星騎士団のこともあるから、すぐに報告を入れておく必要があったからだ。
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