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聖剣の鞘の行方
第126話 王家の血筋
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月の魔女と聖剣
第126話 王家の血筋
緑の光を放ち、柄をリエットに向けて差し出す聖剣キャリバーンを見てガーゼルベルトもウィリアムも驚くしかなかった。聖剣は王家の血を引く者で無ければ反応しない。確かに辺境伯家は薄くだが、王家の血を引いている。だが、その血に反応するとは思ってもいなかったのだ。
実際、辺境伯家には1000年の間に4回王家の姫が降嫁している。一番直近が150年前の事であり、ガーゼルベルトの曾祖母にあたる。公爵家などとは違い、王家の血が濃いわけではなかった。それでも特別なのは、やはりなにかあるのだろう。
それでも聖剣が反応すると言う事は、今の王家よりもリエットが優れていると言う証でもある。リエットの覚醒を促したのは沙更だから、月女神の力が凄すぎると言うしか無い。
「この剣、私に握れと言っているの?」
「聖剣は彼女に渡されたくて、私を選んだのか」
「リエットを聖剣が選ぶとは驚きが過ぎてなにがどうなっているのだ!?」
ウィリアムもガーゼルベルトも聖剣の真意は分からないが、どうやらリエットも選ばれたと言う事だけは確かなようだと言うことだけは理解出来た。
リエットが聖剣キャリバーンをつかむと緑の光がリエットを包み込む。この反応を示すのは、聖剣キャリバーンとしてもかなり久しぶりのことであった。
『シルバール王家の血筋とフィエリス家の血を継ぐ娘か…』
『聖剣の思念が伝わってきているの?』
『ここまで同調出来る血を持つ者を待っていた』
聖剣キャリバーンは、どうやらリエットの存在を待ち焦がれていたようだ。それだけはリエットにも理解出来た。それがなぜかは分からないが、待ってくれていたと言う事だけは伝わってきたから。
『ここまで同調出来る人間が、あの辺境伯と王家の血筋を継ぐ者というのはやはり初代は見通していたのか』
辺境伯フィエリス家と王家の繋がりが深い事も聖剣キャリバーンは承知で、そう思念が飛んでくる。リエットとしては祖先も余程王家から信頼されていたのだろうと理解出来た。一番の忠臣で王家の盾であり、剣であった事実は代わらないのだろう。
『だが、君で良かったのだろう。それに創造主に近いマナを感じる。もし良ければ、引き合わせてはもらえないだろうか?』
『創造主?聖剣を作った人は、古代魔法文明の時代ならもしかして、治癒士様のこと?』
『良ければ、引き合わせては貰えないだろうか』
聖剣キャリバーンは沙更と対面を希望していると言うのをリエットは理解した。聖剣と意思を交わせると言うのも驚きではあったけれど、やはり沙更が鍵を握っているのだろうと思う。
第126話 王家の血筋
緑の光を放ち、柄をリエットに向けて差し出す聖剣キャリバーンを見てガーゼルベルトもウィリアムも驚くしかなかった。聖剣は王家の血を引く者で無ければ反応しない。確かに辺境伯家は薄くだが、王家の血を引いている。だが、その血に反応するとは思ってもいなかったのだ。
実際、辺境伯家には1000年の間に4回王家の姫が降嫁している。一番直近が150年前の事であり、ガーゼルベルトの曾祖母にあたる。公爵家などとは違い、王家の血が濃いわけではなかった。それでも特別なのは、やはりなにかあるのだろう。
それでも聖剣が反応すると言う事は、今の王家よりもリエットが優れていると言う証でもある。リエットの覚醒を促したのは沙更だから、月女神の力が凄すぎると言うしか無い。
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「リエットを聖剣が選ぶとは驚きが過ぎてなにがどうなっているのだ!?」
ウィリアムもガーゼルベルトも聖剣の真意は分からないが、どうやらリエットも選ばれたと言う事だけは確かなようだと言うことだけは理解出来た。
リエットが聖剣キャリバーンをつかむと緑の光がリエットを包み込む。この反応を示すのは、聖剣キャリバーンとしてもかなり久しぶりのことであった。
『シルバール王家の血筋とフィエリス家の血を継ぐ娘か…』
『聖剣の思念が伝わってきているの?』
『ここまで同調出来る血を持つ者を待っていた』
聖剣キャリバーンは、どうやらリエットの存在を待ち焦がれていたようだ。それだけはリエットにも理解出来た。それがなぜかは分からないが、待ってくれていたと言う事だけは伝わってきたから。
『ここまで同調出来る人間が、あの辺境伯と王家の血筋を継ぐ者というのはやはり初代は見通していたのか』
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『だが、君で良かったのだろう。それに創造主に近いマナを感じる。もし良ければ、引き合わせてはもらえないだろうか?』
『創造主?聖剣を作った人は、古代魔法文明の時代ならもしかして、治癒士様のこと?』
『良ければ、引き合わせては貰えないだろうか』
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