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対公爵 対邪神
第175話 辺境大要塞インビジブル建築2
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月の魔女と聖剣
第175話 辺境大要塞インビジブル建築2(3月28日修正)
実際、使っている魔法は二つではないのだがカタリーナ達は気づいていない。
『セーナちゃん、多重魔法展開行ける?』
『沙更お姉ちゃんにあわせればいい?』
『うん、お願い』
セーナと沙更で同調しつつ、魔法を同時展開していく。その数8。しかもすべて古代魔法となれば、普通ならば魔力切れになるどころか枯渇して死にかねないと言うよりも展開できるわけがなかった。
魔法士として、治癒士としても桁外れな沙更だがセーナの魂と同調すれば魔法の展開数も一気に跳ね上がる。神の器を使いこなすには二人の魂が同調する必要がある。人1人の魂では神に届かないと言っているのと同義だが、神はそれだけ遠いのは確かで、亜神に足を踏み入れて尚遠いものであった。
一気に魔法8つを展開しての建築は、領主であったガーゼルベルトや領主のカタリーナの度肝を抜いた。今の魔法士で出来るはずがないことをやってのけているのだから。
「本当にここまでやられてしまうとはな」
「魔法8つの同時展開を見たと言って信じられるものじゃありませんわね」
「やっぱり、幼い治癒士様は凄いです」
ガーゼルベルトやカタリーナとは違って、リエットは素直に賛辞を送る。2人は、沙更が今まで魔法を3つ同時に使うのが手一杯だと思っていたからまさか倍以上の魔法を同時展開出来るとは思ってもいなかった。
リエットはそう言う点、沙更の引き出しが多いことを知っているだけに賛辞を送ったと言うわけだ。
沙更とセーナの同調により、強力な土魔法が一気に要塞を建築していく。頑丈な岩が積み上がり、金属の分厚い扉が作られて要塞として形作っていくのだが、その速度は通常の建築とはかけ離れていた。
岩の壁の高さが10m以上、高さ15mの見張り台4つ、分厚い金属の扉、そして壁には弓矢で攻撃できる様に所々穴が開いているが外から攻撃を受けないようにぱっと見では分かりづらいようになっている。そんな要塞が横1kmほどの長さで構築されているとなれば、頑強と言うしかない。内部も岩造りとあって、火に強い。近くに川があるが、水を引き込んでいる訳ではないので、水攻めも出来ないとなれば攻め落とすには力技しかないと言う事である。
「これだけの要塞を落とすには、兵士がいくらいても足りない上に攻城兵器があっても厳しいだろう」
「攻め落とすには10倍の兵力でも厳しい。それにそれだけの兵士を食わす物資を考えれば、相手の負担は増えるわね」
「物資もそうだが、士気を高く保つのも一苦労だろう。これだけの要塞を攻め落とすのにどれだけかかるやらだ」
作り上げられていく要塞を見て、ウィリアムにガーゼルベルトとカタリーナは、冷静に出来た要塞を攻め落とすのにどうやったら可能かを考えていたがかなりの無理筋だと気付かざるを得なかった。ここまでの要塞は、今までなかっただけに攻め抜くのが非常に大変になることだけは確実であったから。
第175話 辺境大要塞インビジブル建築2(3月28日修正)
実際、使っている魔法は二つではないのだがカタリーナ達は気づいていない。
『セーナちゃん、多重魔法展開行ける?』
『沙更お姉ちゃんにあわせればいい?』
『うん、お願い』
セーナと沙更で同調しつつ、魔法を同時展開していく。その数8。しかもすべて古代魔法となれば、普通ならば魔力切れになるどころか枯渇して死にかねないと言うよりも展開できるわけがなかった。
魔法士として、治癒士としても桁外れな沙更だがセーナの魂と同調すれば魔法の展開数も一気に跳ね上がる。神の器を使いこなすには二人の魂が同調する必要がある。人1人の魂では神に届かないと言っているのと同義だが、神はそれだけ遠いのは確かで、亜神に足を踏み入れて尚遠いものであった。
一気に魔法8つを展開しての建築は、領主であったガーゼルベルトや領主のカタリーナの度肝を抜いた。今の魔法士で出来るはずがないことをやってのけているのだから。
「本当にここまでやられてしまうとはな」
「魔法8つの同時展開を見たと言って信じられるものじゃありませんわね」
「やっぱり、幼い治癒士様は凄いです」
ガーゼルベルトやカタリーナとは違って、リエットは素直に賛辞を送る。2人は、沙更が今まで魔法を3つ同時に使うのが手一杯だと思っていたからまさか倍以上の魔法を同時展開出来るとは思ってもいなかった。
リエットはそう言う点、沙更の引き出しが多いことを知っているだけに賛辞を送ったと言うわけだ。
沙更とセーナの同調により、強力な土魔法が一気に要塞を建築していく。頑丈な岩が積み上がり、金属の分厚い扉が作られて要塞として形作っていくのだが、その速度は通常の建築とはかけ離れていた。
岩の壁の高さが10m以上、高さ15mの見張り台4つ、分厚い金属の扉、そして壁には弓矢で攻撃できる様に所々穴が開いているが外から攻撃を受けないようにぱっと見では分かりづらいようになっている。そんな要塞が横1kmほどの長さで構築されているとなれば、頑強と言うしかない。内部も岩造りとあって、火に強い。近くに川があるが、水を引き込んでいる訳ではないので、水攻めも出来ないとなれば攻め落とすには力技しかないと言う事である。
「これだけの要塞を落とすには、兵士がいくらいても足りない上に攻城兵器があっても厳しいだろう」
「攻め落とすには10倍の兵力でも厳しい。それにそれだけの兵士を食わす物資を考えれば、相手の負担は増えるわね」
「物資もそうだが、士気を高く保つのも一苦労だろう。これだけの要塞を攻め落とすのにどれだけかかるやらだ」
作り上げられていく要塞を見て、ウィリアムにガーゼルベルトとカタリーナは、冷静に出来た要塞を攻め落とすのにどうやったら可能かを考えていたがかなりの無理筋だと気付かざるを得なかった。ここまでの要塞は、今までなかっただけに攻め抜くのが非常に大変になることだけは確実であったから。
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