147 / 172
日常編
侍女は見た5
しおりを挟む
ユーゴ邸 sideアレクシア
「ママ!コーがする!コーがする!」
「クーも!クーもする!」
「そうねコレット、クリス。それじゃあ一緒に洗いましょう」
「うん!」
「うん!」
「偉いわね2人とも」
「ママのお手伝いするなんてすごいぞー」
私が食後のお茶を入れている最中、クリス坊ちゃまとコレットお嬢様が、流し台で食器を洗っているジネット様の足元で、自分達が食器を洗うと、少し飛び跳ねながら両手を挙げて訴え、それをリリアーナ様とユーゴ様が誉めているが、私は知っている…。
近頃、色々な事を自分でやりたがり、母親たちがしようにも、いやだと言い始めた坊ちゃま達に、ショックを受けたユーゴ様、ジネット様、リリアーナ様が、3人で家族会議をしていたことを…。
これがイヤイヤ期…!となにやら心当たりがあられる様だったが、そういえばお嬢様にも、そのような時期があったと思い出した。
「よーし乗せるよ。それ!」
「えっへ!」
「きゃあ!」
当然坊ちゃま達の背は流し台に届かないため、このためにユーゴ様が自分でお作りになった台に、坊ちゃま達を抱き上げて乗せられていた。
大きな屋敷だけあり、流し台もそれなりに大きいため、3人が並ぶだけの大きさはあるが、
「あわあわー」
「あわー」
「あら。遊んでると、ママが終わらしちゃうわよ?」
「だめ!」
「クーがする!」
「ふふ」
「じゃー」
「じゃーじゃー」
洗剤の泡が面白かったらしく、両手を叩いたりして泡を飛ばしていたお二人だが、ジネット様の言葉にすることを思い出したようで、水の魔石から流れ出している水に、泡が付いている食器を持って行って、泡を洗い流している。
その家族会議での結論は、子供達の自立心の表れだから、最大限尊重しようというものになったようだ。
幸いと言うべきか、長命種はその寿命ゆえか、気の長いものが多いので、坊ちゃま達の気が逸れて遊び半分になっても、当家の皆様は気にすることなくお手伝いをさせていた。
「ありがとうコレット、クリス」
「えっへえっへ!」
「えへへ!」
何と愛らしい坊ちゃまとお嬢様の笑みだろう。
当家の未来は明るい。
◆
「もふもふ-」
「もふもふ…もふもふ…」
「きゅーん」
⦅もっと撫でて!⦆
「にゃー」
⦅首筋希望⦆
屋敷の外で日向ぼっこしていたポチとタマを、ルー様とリン様が撫でていたが、リン様の方は一心不乱にもふもふと呟いている。少し怖い。
そんなリン様だが私は知っている…。
可愛い物好きな彼女は、ソフィア様がユーゴ様に買って貰った、熊のぬいぐるみが自分も欲しくなったようで、後日一人で買いに行き、自分の部屋に飾っているのだ。
そう言えばソフィア様と言えば、ドロテア様が、この歳ならエルフの簡単な薬の勉強をしないとと言って、御自分の薬屋に連れて行き、現在はお勉強中だ。
どうやらエルフの薬は、家庭の親から学ぶのが一般的なようで、今だお忙しいソフィア様の母親に代わり、ドロテア様が教える事となったようだ。
リリアーナ様も覚えがあるようで、エルフの外交官で忙しかった両親との、貴重な触れ合いの時間だったらしく、とても懐かしそうにしていた。それもあって、御自分がクリス御坊ちゃまに教える事を、楽しみにしている様だ。
問題なのはジネット様とコレットお嬢様で、どうやらエルフと同じように、薬を両親が教える所までは一緒なのだが、その上にかなり強力な毒薬も教えるらしく、それを聞いたときのユーゴ様の表情が引き攣っていたのだ。
そのため、リリアーナ様と同じく、コレットお嬢様との勉強の時間を楽しみにしているジネット様に、一体どうしたらと悩なんでおられたが、最終的にはコレットお嬢様の自衛のためと、御自分を納得させたようだ。
「ポチ!タマ!」
「あそぼ!」
⦅クリス!コレット!⦆
⦅千客万来⦆
外用の服と靴を履いた坊ちゃまとお嬢様に、ポチとタマがぴょんと跳ねて喜ぶが、この2人にも秘密がある…。
ソフィア様通訳のもと、サーカスで熊が玉乗りをしたことを坊ちゃま達から聞いた2人は、対抗心をメラメラと燃やして、ユーゴ様に玉を買ってもらい、密かに練習中なのだ。
しかもそれだけではなく、何故か最後の演目であった、空中飛行にまで習得しようと躍起になっており、ポチは4足から炎を噴き出して、タマの方は空気中の水分を凍らして足場とし、それを連続で行う事で、疑似的に空中に浮き続けているように見せようとしている。
尤も2人とも、精霊体になれば飛行呪文を唱えて一瞬で行えるのだが、自分の精霊体の姿が怖い事を自覚しているようで、あくまで今のままの、炎と氷を出す能力で何とかしようとしている。
2人の頑張りが実る事を祈ろう。
「あ、絨毯が来ましたよ、コレットちゃんクリスくんー」
「む。最近よく来るな」
こちらにふわふわと漂いながらやって来る、絨毯に宿ったブラウニー。ユーゴ様曰く、ブラシ中尉にも秘密がある…。
「ちゅーい!えへへ!」
「ちゅい!えっへ!」
シュルリと器用にお坊ちゃま達を自分に乗せた中尉だが、実は最近、坊ちゃま達の遊び相手ナンバーワンの座を狙っている様だ。
それにはポチとタマを含め、この屋敷の誰も気づいていないが、ブラウニーの総指揮を執るシルキーの私には分かる。
今現在も、中尉の野望は水面下でヒッソリと進められている。
「えへへ!」
「えっへえっへ!」
しかしその事は言うまい。坊ちゃま達が笑顔で遊んでいることに変わりないのだ。
今日も私は、秘密を抱いて生きている。
「ママ!コーがする!コーがする!」
「クーも!クーもする!」
「そうねコレット、クリス。それじゃあ一緒に洗いましょう」
「うん!」
「うん!」
「偉いわね2人とも」
「ママのお手伝いするなんてすごいぞー」
私が食後のお茶を入れている最中、クリス坊ちゃまとコレットお嬢様が、流し台で食器を洗っているジネット様の足元で、自分達が食器を洗うと、少し飛び跳ねながら両手を挙げて訴え、それをリリアーナ様とユーゴ様が誉めているが、私は知っている…。
近頃、色々な事を自分でやりたがり、母親たちがしようにも、いやだと言い始めた坊ちゃま達に、ショックを受けたユーゴ様、ジネット様、リリアーナ様が、3人で家族会議をしていたことを…。
これがイヤイヤ期…!となにやら心当たりがあられる様だったが、そういえばお嬢様にも、そのような時期があったと思い出した。
「よーし乗せるよ。それ!」
「えっへ!」
「きゃあ!」
当然坊ちゃま達の背は流し台に届かないため、このためにユーゴ様が自分でお作りになった台に、坊ちゃま達を抱き上げて乗せられていた。
大きな屋敷だけあり、流し台もそれなりに大きいため、3人が並ぶだけの大きさはあるが、
「あわあわー」
「あわー」
「あら。遊んでると、ママが終わらしちゃうわよ?」
「だめ!」
「クーがする!」
「ふふ」
「じゃー」
「じゃーじゃー」
洗剤の泡が面白かったらしく、両手を叩いたりして泡を飛ばしていたお二人だが、ジネット様の言葉にすることを思い出したようで、水の魔石から流れ出している水に、泡が付いている食器を持って行って、泡を洗い流している。
その家族会議での結論は、子供達の自立心の表れだから、最大限尊重しようというものになったようだ。
幸いと言うべきか、長命種はその寿命ゆえか、気の長いものが多いので、坊ちゃま達の気が逸れて遊び半分になっても、当家の皆様は気にすることなくお手伝いをさせていた。
「ありがとうコレット、クリス」
「えっへえっへ!」
「えへへ!」
何と愛らしい坊ちゃまとお嬢様の笑みだろう。
当家の未来は明るい。
◆
「もふもふ-」
「もふもふ…もふもふ…」
「きゅーん」
⦅もっと撫でて!⦆
「にゃー」
⦅首筋希望⦆
屋敷の外で日向ぼっこしていたポチとタマを、ルー様とリン様が撫でていたが、リン様の方は一心不乱にもふもふと呟いている。少し怖い。
そんなリン様だが私は知っている…。
可愛い物好きな彼女は、ソフィア様がユーゴ様に買って貰った、熊のぬいぐるみが自分も欲しくなったようで、後日一人で買いに行き、自分の部屋に飾っているのだ。
そう言えばソフィア様と言えば、ドロテア様が、この歳ならエルフの簡単な薬の勉強をしないとと言って、御自分の薬屋に連れて行き、現在はお勉強中だ。
どうやらエルフの薬は、家庭の親から学ぶのが一般的なようで、今だお忙しいソフィア様の母親に代わり、ドロテア様が教える事となったようだ。
リリアーナ様も覚えがあるようで、エルフの外交官で忙しかった両親との、貴重な触れ合いの時間だったらしく、とても懐かしそうにしていた。それもあって、御自分がクリス御坊ちゃまに教える事を、楽しみにしている様だ。
問題なのはジネット様とコレットお嬢様で、どうやらエルフと同じように、薬を両親が教える所までは一緒なのだが、その上にかなり強力な毒薬も教えるらしく、それを聞いたときのユーゴ様の表情が引き攣っていたのだ。
そのため、リリアーナ様と同じく、コレットお嬢様との勉強の時間を楽しみにしているジネット様に、一体どうしたらと悩なんでおられたが、最終的にはコレットお嬢様の自衛のためと、御自分を納得させたようだ。
「ポチ!タマ!」
「あそぼ!」
⦅クリス!コレット!⦆
⦅千客万来⦆
外用の服と靴を履いた坊ちゃまとお嬢様に、ポチとタマがぴょんと跳ねて喜ぶが、この2人にも秘密がある…。
ソフィア様通訳のもと、サーカスで熊が玉乗りをしたことを坊ちゃま達から聞いた2人は、対抗心をメラメラと燃やして、ユーゴ様に玉を買ってもらい、密かに練習中なのだ。
しかもそれだけではなく、何故か最後の演目であった、空中飛行にまで習得しようと躍起になっており、ポチは4足から炎を噴き出して、タマの方は空気中の水分を凍らして足場とし、それを連続で行う事で、疑似的に空中に浮き続けているように見せようとしている。
尤も2人とも、精霊体になれば飛行呪文を唱えて一瞬で行えるのだが、自分の精霊体の姿が怖い事を自覚しているようで、あくまで今のままの、炎と氷を出す能力で何とかしようとしている。
2人の頑張りが実る事を祈ろう。
「あ、絨毯が来ましたよ、コレットちゃんクリスくんー」
「む。最近よく来るな」
こちらにふわふわと漂いながらやって来る、絨毯に宿ったブラウニー。ユーゴ様曰く、ブラシ中尉にも秘密がある…。
「ちゅーい!えへへ!」
「ちゅい!えっへ!」
シュルリと器用にお坊ちゃま達を自分に乗せた中尉だが、実は最近、坊ちゃま達の遊び相手ナンバーワンの座を狙っている様だ。
それにはポチとタマを含め、この屋敷の誰も気づいていないが、ブラウニーの総指揮を執るシルキーの私には分かる。
今現在も、中尉の野望は水面下でヒッソリと進められている。
「えへへ!」
「えっへえっへ!」
しかしその事は言うまい。坊ちゃま達が笑顔で遊んでいることに変わりないのだ。
今日も私は、秘密を抱いて生きている。
0
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます
七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。
「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」
そう言われて、ミュゼは城を追い出された。
しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。
そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
辺境の最強魔導師 ~魔術大学を13歳で首席卒業した私が辺境に6年引きこもっていたら最強になってた~
日の丸
ファンタジー
ウィーラ大陸にある大国アクセリア帝国は大陸の約4割の国土を持つ大国である。
アクセリア帝国の帝都アクセリアにある魔術大学セルストーレ・・・・そこは魔術師を目指す誰もが憧れそして目指す大学・・・・その大学に13歳で首席をとるほどの天才がいた。
その天才がセレストーレを卒業する時から物語が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる