24 / 91
三章 平和って良いですね
二十四話
しおりを挟む
「これは………【能力閲覧】ってスキルが生えたのか。それから、【育成】ってスキルもあるな」
鑑定宝珠で見たステータスと同じような数字が並んでいる。違う点といえば、ツクモのステータスがちゃんと数値化されている事と、残りSPという物があることか。それからツクモに進化なるものが追加されてるな。
恐らく、これは【能力閲覧】ってスキルのおかげで自分と従魔のステータスが見えるようになったんだろう。
「便利だな、これ。触れたりはするんだろうか?」
ふと疑問に思い、触ってみることにした。何処でも良かったけど、残りSPの所に指をやってみた。単純に何か気になったからね。
画面が切り替わり、各ステータスの数字の後ろに+と-のマークが現れた。+は濃い黒で、-は薄いグレーっぽい色だ。その後ろには「最大」の文字がある。
そして、一番下には「やり直す」と「確定」って書いてあるな。
「これって、任意でステータスをいじれるって事だよなぁ」
授業では、ステータスはジョブ取得後のレベルアップ時に、ジョブに合ったステータスが上がるのと、スキルが生えた時に対応したステータスが上がると教わった
後はステータスの上がるアイテムや、装備している間だけボーナスがつく武具はあるな。
もし、任意でステータスを上げることが出来るなら、なんかズルしてるみたいだ。
「って言っても、危険な目には極力あいたくないから、強くなれるならなりたいけどな」
俺は試しに筋力の数字をいじってみる。
+を押すと、数字は2に変わり、後ろの-が+と同じように濃い黒色になった。残りSPは当然58だ。
今度は-を触ると数字はまた1に戻り、-の色も元の色に戻る。もう一度-を押しても、数字は変わらない。当たり前かもしれないけど、数字を最初のものより下げる事はできいんだろうな。
次に「最大」を押してみる。残りSPが0になり、筋力が60になる。
「この状態で変わってるのかな?」
疑問に思ったから、近くにあった少し大きめの石を持ち上げてみる。思った以上に軽く感じるな。ステータスが1上がる毎に5%身体能力が上がるらしいので、60であれば通常の3倍になっている計算だ。
キャンセルしてもう一度持ち上げてみると、やっぱり重く感じるな。
「この仮段階ですでに変わるんだな。お試ししながら決めても良いのかもしれないな」
「ちぅ」
「あ、ゴメン。いけない、ちょっと時間が経っちゃったね。反対側も見てみて何も無いようなら皆の所に戻ろうか」
「ちぅ」
考え込んでいたら、少し時間が経ち過ぎたようだ。
その間、放っておかれたツクモは少し寂しそうにしていた。頭を撫でてご機嫌をとると、嬉しそうに鳴いて俺の肩に上ってきた。
あまり遅いと吉根たちにも心配かけるかもしれないから、新しいスキルの検証は後にして偵察に戻る。
森ゾーンには入らず、境目周辺を見回って何匹かエネミーを駆除してツクモの非常食を確保。
一度森に踏み入ろうとしたけど、それだけで【危険察知】が僅かに反応したので、やはりやめておいた。
あらかた見て回ったので、俺達はみんなの所に戻ることにした。
鑑定宝珠で見たステータスと同じような数字が並んでいる。違う点といえば、ツクモのステータスがちゃんと数値化されている事と、残りSPという物があることか。それからツクモに進化なるものが追加されてるな。
恐らく、これは【能力閲覧】ってスキルのおかげで自分と従魔のステータスが見えるようになったんだろう。
「便利だな、これ。触れたりはするんだろうか?」
ふと疑問に思い、触ってみることにした。何処でも良かったけど、残りSPの所に指をやってみた。単純に何か気になったからね。
画面が切り替わり、各ステータスの数字の後ろに+と-のマークが現れた。+は濃い黒で、-は薄いグレーっぽい色だ。その後ろには「最大」の文字がある。
そして、一番下には「やり直す」と「確定」って書いてあるな。
「これって、任意でステータスをいじれるって事だよなぁ」
授業では、ステータスはジョブ取得後のレベルアップ時に、ジョブに合ったステータスが上がるのと、スキルが生えた時に対応したステータスが上がると教わった
後はステータスの上がるアイテムや、装備している間だけボーナスがつく武具はあるな。
もし、任意でステータスを上げることが出来るなら、なんかズルしてるみたいだ。
「って言っても、危険な目には極力あいたくないから、強くなれるならなりたいけどな」
俺は試しに筋力の数字をいじってみる。
+を押すと、数字は2に変わり、後ろの-が+と同じように濃い黒色になった。残りSPは当然58だ。
今度は-を触ると数字はまた1に戻り、-の色も元の色に戻る。もう一度-を押しても、数字は変わらない。当たり前かもしれないけど、数字を最初のものより下げる事はできいんだろうな。
次に「最大」を押してみる。残りSPが0になり、筋力が60になる。
「この状態で変わってるのかな?」
疑問に思ったから、近くにあった少し大きめの石を持ち上げてみる。思った以上に軽く感じるな。ステータスが1上がる毎に5%身体能力が上がるらしいので、60であれば通常の3倍になっている計算だ。
キャンセルしてもう一度持ち上げてみると、やっぱり重く感じるな。
「この仮段階ですでに変わるんだな。お試ししながら決めても良いのかもしれないな」
「ちぅ」
「あ、ゴメン。いけない、ちょっと時間が経っちゃったね。反対側も見てみて何も無いようなら皆の所に戻ろうか」
「ちぅ」
考え込んでいたら、少し時間が経ち過ぎたようだ。
その間、放っておかれたツクモは少し寂しそうにしていた。頭を撫でてご機嫌をとると、嬉しそうに鳴いて俺の肩に上ってきた。
あまり遅いと吉根たちにも心配かけるかもしれないから、新しいスキルの検証は後にして偵察に戻る。
森ゾーンには入らず、境目周辺を見回って何匹かエネミーを駆除してツクモの非常食を確保。
一度森に踏み入ろうとしたけど、それだけで【危険察知】が僅かに反応したので、やはりやめておいた。
あらかた見て回ったので、俺達はみんなの所に戻ることにした。
10
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
他人の寿命が視える俺は理を捻じ曲げる。学園一の美令嬢を助けたら凄く優遇されることに
千石
ファンタジー
【第17回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞】
魔法学園4年生のグレイ・ズーは平凡な平民であるが、『他人の寿命が視える』という他の人にはない特殊な能力を持っていた。
ある日、学園一の美令嬢とすれ違った時、グレイは彼女の余命が本日までということを知ってしまう。
グレイは自分の特殊能力によって過去に周りから気味悪がられ、迫害されるということを経験していたためひたすら隠してきたのだが、
「・・・知ったからには黙っていられないよな」
と何とかしようと行動を開始する。
そのことが切っ掛けでグレイの生活が一変していくのであった。
他の投稿サイトでも掲載してます。
※表紙の絵はAIが生成したものであり、著作権に関する最終的な責任は負いかねます。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
合成師
盾乃あに
ファンタジー
里見瑠夏32歳は仕事をクビになって、やけ酒を飲んでいた。ビールが切れるとコンビニに買いに行く、帰り道でゴブリンを倒して覚醒に気付くとギルドで登録し、夢の探索者になる。自分の合成師というレアジョブは生産職だろうと初心者ダンジョンに向かう。
そのうち合成師の本領発揮し、うまいこと立ち回ったり、パーティーメンバーなどとともに成長していく物語だ。
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる